イナズマイレブンGO はぐれ者の炎   作:神炎

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ホーリーロードに向けて練習をしていた雷門イレブン
だが、黒月の言動に賛同出来ない天城達
それを実力を示した黒月
その一方で、松風は神童の元に向かっていて説得をしていた
いつもの練習が終わった後、黒月は自主練をしていた
それはシュートの精度とコントロールだった
1時間も行っていて100回以上も打っていた
そこに松風・西園・神童の3人が河川敷に訪れていた
一緒にサッカーをしようと松風が神童を連れてきたのだ
黒月は自主練を終えた為帰ろうとしたが松風の説得によって付き合う事に
この事がきっかけになりホーリーロードを勝ち抜けるのか
未だに不穏を隠せない雷門中




【ホーリーロード開幕!幕開け!天河原中】

いつも通り練習をしている黒月達

円堂は黒月達をミーティング室に集めた

 

円堂「集まったな。ホーリーロード初戦、【天河原中】が相手になる」

 

そう言い、モニターにはスタメンになるメンバーが映し出された

入部したての松風・西園、そして黒月が入っていた

 

「俺達一年もやっぱりスタメンなんですね」

 

円堂「一年だとしても、勝つ為なら試合に出す。ホーリーロードってのはそういう事だ」

 

本気で勝つ為に、円堂は一年の黒月達を使う

それが本当のサッカーの有るべきもの

でも

 

剣城「フィフスセクターからの勝敗指示が来てたと思いますけど」

 

上級生は驚く

ホーリーロード初戦

それに勝敗指示があるのだ

それも

 

剣城「次の天河原中との試合、0−2で雷門中の負けだ」

 

その言葉の後、黒月が立ち上がる

 

「負け…か。けど関係ない、サッカーは競い合って勝ちに向かって行く、それに俺はここで諦めるつもりはない。それは松風や円堂さんも同じ、何故ならそれがサッカーだからだ」

 

剣城「これはフィフスセクターの指示だ。それは許されない」

 

「許す許されないは関係ない!俺は俺の為す事をやる」

 

意志が堅い

黒月の意思は、まるで宝石の様な堅いもの

 

円堂「黒月の言う通りだ。たとえフィフスセクターからの指示があっても、俺は勝つつもりだ」

 

その後、三国達がフィフスセクターの通りにすると話した

あの雷門はもう無いのだろう

そう思わせてしまう様に

 

「それなら戦える人だけで戦うだけです。正直キーパーである今の三国さんじゃあ心許ないので、その方が有り難いですけど」

 

三国「っ………」

 

神童「……黒月」

 

それから練習を始めた

上級生は今まで通りに練習はしてくれているが、全力で取り組んでいない

ホーリーロードを勝ち抜いていく為にはチーム一丸となって戦う他がない

なのに、フィフスセクターのせいでそれが出来ない

何とも嫌なものだ

それから、天河原戦まで練習をしていた

 

天河原戦まであと1日

前日、黒月はその日も練習をしていた

 

「はああ!」

 

ボールコントロールの精度を高める為の練習をしていた

ここまでの技術を持っていながら、黒月は練習をして強くなっていた

ゴールポストギリギリにシュートを入れるという練習だった

 

「でぇりゃ!」

 

精密なボールコントロール、そしてシュートの威力

これが両立することが出来れば、強力な武器になる

だが、GKが居ればもっといい練習になる

今はそれが出来ない

GKである三国が本気で練習をしていない為それが出来ないのだ

もどかしいと思いながら黒月は練習を続けている

すると

 

松風「一夜!また1人で練習?」

 

「松風か。その方がいいからな」

 

松風「そっか。でも、一夜のプレー本当に凄いよ。まさかあのDFを抜けてシュートを決めちゃうなんてさ」

 

松風が言っているのは、あのミーティングの後練習をしていた時に、黒月がやったプレーの事だった

だが、黒月からして、今の雷門DFは警戒する程ではなかった

黒月の実力が高いというものなのか、はたまた興をついていけただけなのか

松風にはそこは分からなかった

だが、あの黒月があそこまでのプレーが出来るのは、並大抵の練習では身に付かないものだ

 

「あんなのもっと練習すれば、松風、お前なら出来るかもな」

 

松風「えっ!?俺が!?そ…そうかな」

 

「(ドリブル力の高いこいつなら、どんなDFでも抜けていける。MFには必要な物をこいつは持っている。ただ、本人は自覚してないみたいだけど)今は分からなくてもいつか分かるだろうよ。まあそれまでは、お前が活躍できるかだけどな」

 

松風「っ…そうだね。うん!俺、もっと頑張るよ。いつか一夜の様なプレーが出来る様にさ」

 

「期待しないでおくさ」

 

長い間練習をして夕方になった

もう遅い時間の為、解散となった

 

────────────────────────

 

天河原戦当日

ホーリーロード開会式

色んな中学のチームが出場している

 

「(全てのチームにシードがいる。こいつら全員勝たなきゃいけない。でも、今の雷門じゃ)」

 

出場チームの中で、あの【帝国学園】もいた

帝国学園──10年前まで40年間無敗のチーム

かなりの実力を持ち、昔の雷門とも戦った

今年も出ており、注目されている

トーナメントとしては、決勝戦に当たる

帝国もフィフスセクターに吸収されていると考えるのが妥当だろう

そんな開会式が終わり、ホーリーロード予選大会が始まった

 

────────────────────────

 

初戦の相手は天河原中

このチームにシードがいる筈

黒月はそう思っていた

 

「先輩達がどう思おうが、俺はやる事は変わりません。この試合、必ず勝つ」

 

松風「俺も一夜と同じです」

 

整列する時間になり黒月達は整列する事に

何とも目つきが鋭く、怖がられそうな天河原イレブン

 

「勝敗を決められてやるサッカーなんて、つまらないものは無いな」

 

ここでも煽る黒月

流石に心配になる松風

 

安藤「言ってくれるな。初戦敗退するチームが」

 

「その言葉後悔する事になる。フィフスに従った事に、そして俺に刃向かった事にな」

 

安藤「何っ!?」

 

喜多「やめろ安藤!すまない、うちのチームメンバーが」

 

神童「……いや」

 

「貴方のせいじゃねぇよ、煽って来たそいつがダメなんだ」

 

雷門メンバーはこう思った

《お前が言うな》と

 

「貴方がキャプテンなんだろ?良い試合にしよう」

 

黒月は右手を喜多に差し出した

その手を喜多は握る

 

喜多「ああ」

 

握手をした後、各チームはポジションについた

今回黒月はMFで速水のポジションについた

いよいよ試合開始した

ボールは天河原スタート

受け取った隼総は雷門陣営に駆け上がる

松風が隼総を止めに立ち塞がる

だが

 

松風「あっ、しまった!?」

 

隼総「何だ、素人か」

 

そう言い、松風を抜き去った隼総

やはり少し練習した所で相手からボールを取れる訳がなかった

隼総は喜多にパスを出した

 

「(流石天河原、強豪校と呼ばれる事はある。フィフスに取り込まれなければもっと良かったけどな)」

 

黒月はそんな強豪校に対し、残念に思っていた

フィフスセクターに取り込まれていなければ純粋なサッカーをし、競い合えると思っていたからだ

だからこそ、今の雷門中がこの状態に納得がいかないのだ

抜かれても諦めない松風は食らいつく

だが、それを分かっていた喜多は西野空にボールを渡し、安藤へボールが渡る

安藤の向かう先に天城が立っていた

だが、無息力なプレーをし、簡単に抜けられてしまった

それを見ていた黒月は

 

いらつく………俺が奪い取る」

 

駆け出して行く黒月

だが

 

安藤「っ!?何!?」

 

まさか、松風がDFラインまで下がり安藤からボールを奪い取ったのだ

 

「松風……あいつあれからボールを、やるじゃねぇか」

 

松風はFWの倉間にパスを出す

だが、トラップミスをする

いや、わざと行い西野空にボールが渡ってしまった

再びボールを奪い取ろうと松風が向かう

でも

 

松風「っ!?うわっ!?」

 

ボールを取れず勢いよく倒れてしまう

いや、西野空に足を引っ掛けられ転んだのだ

これは明らかに危ないラフプレー

今のサッカーはこんな事を平然とする

ますます黒月は怒りを募らせる

 

西野空「そんなに必死にやらないでよ君達はいいけど、僕らは次があるんだ。無駄な体力を消費させないでよね」

 

そう言い、ボールを前線へと持っていく

松風は特に傷んだ様子は無く、スッと立ち上がった

一方試合は、西園以外の雷門メンバーは邪魔しない様に不自然にならない様天河原に道を作った

フィフスセクターの指示と共に、それぞれの内申点の為に悔しい顔をしている者もいる

だが、逆らう事が出来ない

それがフィフスセクターのやり方

西野空は喜多にボールをパスした

そのままシュートを繰り出す

天河原に先制点が入る

そう思ったその時

 

パシッ

 

ゴールに入らず、それも防がれた

空中でカットされた

そこに居たのは

 

「………神童さん」

 

なんと、神童が喜多のシュートを止めたのだ

 

神童「俺は……フィフスセクターの指示には従わない!」

 

雷門一同&天河原一同「っ!?」

 

「神童さん……見直しましたよ」

 

神童は確かに言った

《フィフスセクターには従わない》と

これはいい傾向だ

 

神童「本気で勝ちに行く!」

 

三国「神童………」

 

松風「神童キャプテン!」

 

黒月は神童に近づく

 

「なら、ここからは貴方の指示に従いますよ、神童さん」

 

神童「黒月…すまない。そして助かる」

 

「なら見せてくださいよ?勝つ為にやるサッカーする神のタクトを」

 

神童「ああ。力を貸してくれ、黒月」

 

黒月は再び前線に上がる

神童はボールを持った状態で上がって行く

そして、神童の指揮が始まる

 

神童「行くぞ!神のタクト!」

 

神童の指示がとんだ

神童は立っている倉間にパスを出す

だが、その背後には隼総が

 

「(あの状態でパスを……いや違う)」

 

倉間の足元にボールが着いた瞬間、スピンがかかり神童の元にボールが戻って行った

 

「受け取らない事も計算に入れてたのか、これが神童拓人の神のタクトか。おもしれぇ」

 

そのまま上がっている神童

次の指示が出る

 

神童「天馬!」

 

次は松風に指示が出る

指示が下る直後、導かれる様に光の道筋が見える

そう見えた

これが神のタクトの力なのだろう

神童はボールを松風にパスを出し、そのまま受け取った

松風は持ったまま駆け上がって行く

だが目の前には安藤が立ち塞がる

 

松風「そよかぜステップ!」

 

松風のオフェンス技──そよかぜステップが安藤を抜いた

 

「良い技だ」

 

だが、抜けた先にはディフェンス陣が立ち塞がっていた

すぐに囲まれてしまった松風

そこに神童から指示が来る

 

神童「天馬!」

 

指示には弧を描く様にパスをしろと出た

松風はその通りにパスを放つ

だが、それは苦し紛れのハイボール

そう見える

その先には

 

西園「ナイスパスだよ!天馬!」

 

ディフェンスにいた西園が上がって来ており松風のパスを受け取っていた

 

神童「信助!」

 

次に指示が来た

また神童は信助にパスを出す様に指示を出す

信助はその通りにパスを出した

その先には

 

「良いパスだ」

 

黒月が居た

そのまま駆け上がる黒月

天河原のディフェンスを抜いた黒月

黒月はそのボールを

 

「神童さん!」

 

ボールを神童に渡した

そのボールは高く上がったループパス

これから繰り出す技の為の絶妙なパスだった

 

神童「フォルテシモ!」

 

神童のシュート技──フォルテシモを放った

天河原のGK折尾は反応が出来ず、ゴールネットを揺らした

本来0−2で破れる筈の雷門中

それがフィフスセクターに反して、あの神童が決めたのだ

雷門ベンチに居る円堂は笑っていた

松風・西園は神童の元に駆け寄り大喜びしていた

だが、ベンチに居た剣城を隼総は睨みつけていた

黒月は隼総が天河原に送り込まれたシードだと確信した

 

「神童さん、ここから天河原に居るシードが動きます」

 

神童「っ!シードが」

 

「だから、神童さんには少し酷ですが、この試合で化身を使いこなしてもらいます」

 

神童「っ!?化身を!?この試合でか?」

 

「はい。この先、化身無しではかなりキツイ場面が出ると思います。なので、神童さんにはこの土壇場で扱える様にしてもらいます」

 

それは無理難題な事

一朝一夕で化身を使いこなせる事は出来ない

それを黒月はこの試合で使える様にしろと神童に言い放った

無理だと思うだろう

だが、神童は

 

神童「……分かった。黒月、いや一夜…お前の提案乗った。この試合で化身を物にする」

 

「その分、俺がカバーします。ですが、サッカーを楽しむ事も忘れないでくださいね」

 

これから化身習得と天河原に勝利するという、過酷なサッカーを黒月達はやる事になった

 

 




初戦の相手は強豪校天河原中
守備の堅くルールスレスレのプレーをする事で有名な天河原
そんな相手に挑む雷門中
天河原のメンバーはかなり好戦的
フィフスセクターの勝敗指示通りに事を運ぼうとしている
そんな雷門中は松風・信助・黒月で戦わなければいけない
これはかなり厳しい戦いになる
そう思っていた
なんと神童が一緒に戦うと決心した
だが、1人増えただけ、雷門中は果たして4人だけで天河原に勝つ事が出来るのだろうか

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