今日も死にたいと思いながら息をする 作:厨二かんじゃ
死にたいという言葉を発した事はあるだろうか?程度の違いはあれど何かやらかした時にこう思うことが殆どであろう。死ねば楽になれるし、死ねばなんのしがらみも無くなる。要は自由になれるのだ。自分の培ってきた経験、知識、人間関係。全てを投げ売ってでも自由を手に入れたいと思うから死にたいと思うのだと思う。ではここで言う"自由"とは何なのだろうか?良く死ねば楽になれる。天国にいける。そんな事を言う人がいるがそんなのは本当に死んだ人にしかわからないのだ。なのに死ねば自由になれる。そう信じて自殺する人が後を絶たないのはきっとそれしか縋るものが無かったからで、それが信じやすいものだったからだと思う。それこそ日本には死んだら天国にいけると書いてある宗教が身近にあり、そしてそれを否定できる人なんていないことが大きいと思う。
…まぁそんな話の終着点を見失ったことは置いといて。要は僕が言いたいのは
Q "死にたいけど死ぬのも怖いんですけどどうすればいいですか"
A 勝手に生きてとけカス
まぁ、そんな訳で勝手に生きてます。僕だ
さっきの厨二にじみた話は取り敢えず空の遥か遠くに飛ばしておいたとして。今の僕は高校1年生。入学して登校1日目であるが絶賛遅刻中プラス迷子である。おかしいな、スマホの地図通りに行っていた筈なのによく分からない公園についてしまった。在校生と思われる生徒について行ったはずなのだが。しかも自転車も先ほど縁石に乗り上げてパンクさせてしまった。取り敢えずもう諦めてしっかりスマホの地図を見て…おっとその前に学校に連絡しておくか。びぽぴぽぴぴぴー「もしもし____
と、まぁそんな感じで学校に着き体育館に案内され1年生全員の奇異の目線に晒されながら自分の席に着いた。因みに一番前だった。ははっ、控えめに言って死にたいね。
と、まぁ1年の主任の先生(僕のクラスの担任)と生活指導の先生のありがたいお言葉()を頂き眠気に惑わされながらもギリッギリッ太ももをつねる事で事なきを得た。隣の同じクラスの人にマジかこいつ。みたいな顔で見られてるが事なきを得たんだ。涎が中にプランと垂れていたが誰がなんと言おうと事なきを得た。(しっかりと後で怒られた)
と、まぁ…これ使いすぎかも。取り敢えずもう後は写真を撮るだけで終わるから、ちょっと今日やらかし過ぎてもう死にたい、病む。と思っても後少しの辛抱だ、頑張ろう。
僕は出席番号一番なのですぐ呼ばれた。
「襟章はあるか?相田」
襟章?そう思っていると後ろにいる出席番号2番のイケメン君に首あたりにある学科名が書かれたやつだと教えて貰った。僕はそのあたりを手で触り確認するがない。嫌な予感が頭によぎりながら制服のポケットを一つ一つ確認する。手のスピードが速くなる。あるわけが無いのに制服の下の半ズボンすら確認した。
…終わった。そう思っていると先ほど襟章を教えてくれた2番のイケメン君に声を掛けられる。
「もしかして襟章ない感じ?」
「ない…っすね」
勿論、コミュ障なので口調が変になりながら返答すると
「じゃあ。俺ので良かったら貸すか?」
…神だ、神がいる!普通会ったばっかりの人間関係がまだできていない時にこんなことが出来るだろうか?ある程度仲がいいならわかるが初対面でこれが出来るのは心までイケメン…いや神と言わざる負えないだろう。僕はお礼を言っておずおずと制服を借りて写真撮影に望んだ。
その後は制服を返しそこでイケメン君との会話は終わった。
そんなこんなで高校一発目の登校は紆余曲折ありながらも総評として良かったんじゃないかと思う。
あ、因みにイケメン君の名前は泉 謙信というのを先生が呼名したことでわかった。願わくば仲良くなりたいものだ