恋愛ゲームの世界を願ったらなぜかヒロインになった俺は、攻略を回避するのに忙しい   作:うちっち

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黒い石(2)

 俺と崇高はさっそく貝森ちゃんの所に急行した。なんでも貝森ちゃんと北辻さんは北館の3階でリネットを捕捉したらしい。北館3階……? なんか聞いたことあるな。俺と同じことを思ったのだろう、崇高も俺に並んで速足で歩きながら首を捻った。

 

「北館3階って、昨日も行ったよな。ほら、歴史のコーナーがあったところだろ?」

 

 あ。言われてみたらそうだ。……あそこにリネットが? ……これは、偶然か?

 

 

 

 

 そして俺たちが現地に到着すると、高宮城先輩と柚乃ちゃんも既にその場にいた。廊下の端には縮こまったリネットがおり、貝森ちゃんがよしよしとその頭を撫でている。おお。大人しく捕獲されておる……。野生動物マスター貝森ちゃん。

 

 一方、1人だけぽつんと離れたところに立っている北辻さんは、なぜか大変不服そうなお顔をしておられた。こっちはこっちでどしたの。まあいい、今はそれよりも。

 

 

 

 

 

「よく捕まえられたね……貝森ちゃん、でかしたよ!」

「北辻さんが見つけて、追いかけてくれたので」

 

 なんでも経緯を聞いてみると、リネットはまず北辻さんの可愛いものレーダーに捕捉された。そしてひたすら追い回され、体力切れになったらしい。しかし北辻さんが近づくと怯えて話が出来なかったので、バトンタッチして貝森ちゃんが保護(?)したのだとか。確かに貝森ちゃんって明らか無害だもんな。俺の次くらいに。

 

 ……しかしでかした。これでおそらく全て解決する。貝森ちゃんには後でラムネ奢ってやろ。

 

 

 

 

 

 

 

 こちらに気づいたのか、貝森ちゃんに隠れてびくびくしているリネットに、俺はそっと歩み寄った。そして笑って手を伸ばす。ほらほら、無害ランキング1位の汐音ちゃんが来ましたよっと。

 

「ほら、おいで。怖くないよ」

 

「……あの、あなた……誰ですか……?」

 

「あ、ごめんね。私は夜桜汐音っていいます。この学校の2年生」

 

「……いえ。そういう意味ではなくっ。だって、『汐音さん』とは私、1度会っていますからっ。……あなたは……一体っ、だ、誰ですか……?」

 

 あれ、まさか面識あんの……? ていうか思いっきり怖がられてる気がする。しかし、恐怖に揺れるリネットの緑の瞳を見ていると、ふと俺の脳裏にもやもやと過去の風景が蘇った。過去、か? だが見覚えはない、これは……汐音ちゃんの、記憶……?

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * *

 

 

 

 さて、無事に退院できたものの、残念ながら私の体調は一向に上向く兆しを見せなかった。通院するたびに針を刺され、肘の内側から注射の内出血の跡が消えなくなってきた、そんなある日。西の街に本物の魔女がいる、という噂を耳にした。

 

 ……魔女、だって。この現代日本で。控えめに言って、とっても怪しい。しかし病院もこれまで治そうと色々試みてきてくれたけれど、どうも一向に効果が上がった様子はないのだった。とすると、外法の手段を頼ることも臆していてはいけないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 ということで私は朝から電車で1時間ほど揺られ、ついてくると言って聞かない崇高くんと一緒に件の魔女の家とやらにやってきた。魔女というからにはお菓子の家にでも住んでいるのかと思ったら、閑静な住宅街の一角にある普通の一軒家で、少し拍子抜けする。ここならパン屑を目印に置いて来ずとも道に迷ったりはしないだろう。私は時間を確認する。10時58分。約束は11時だけど、これくらいなら構わないか。

 

 

 

 

 

 ピンポーン、とチャイムを鳴らすと、やがてガチャリと扉が開けられ、私と同年代の外人の女の子が顔を見せた。……銀色の髪、端正な整った顔立ち。ただ、その緑の瞳は、きょときょとと自信なさげに揺れていた。……どうやら性格は内気らしい。この子が魔女、なのかな。

 

 

 居間に通され、私たちはふかふかのソファに腰を下ろした。向かい側に、縮こまっておずおずと腰を下ろす、先ほどの女の子。やはりこの子が噂の魔女らしい。若く見える。いや魔女だからにはこう見えて200歳とかそういう類なのかもしれない。それとも……ただ単にそう言いたいお年頃の、普通の子かも。

 

 私はとりあえず、笑って頭を下げる。何せこちらは相談に来た立場なんだから、友好的な関係を築くことがまずは大切だ。

 

「初めまして。ご連絡しました、夜桜汐音です」

 

「竜造寺崇高です!」

 

「ひっ」

 

 なぜかその子はぴゃっと突然席を立ち、椅子の後ろにいそいそと身を隠した。そしてしばらく経って、そーっと顔だけを椅子の陰から覗かせる。……え、なにこれ……。お、落ち着こう。私が自己紹介したときはまだ座っていた。ということは……? 私は隣に座る幼馴染を軽く睨む。

 

「もう、崇高くん。あんまり怖がらせないでよぉ……友好的、友好的にね」

 

「……いや俺、挨拶しただけだって!」

 

「ひえぇぇ!」

 

 その子は椅子の後ろからぱたぱたと走り出し、さらに後方の机の陰に後退した。そしてそーっと陰から顔を出す。 ……さっきよりも距離が開いた。間違いなく、心理的にも。

 

「次怖がらせたら外で待っててね」

 

 渋々、といった感じで崇高くんが黙る。うん、ごめん、今回はあなたは悪くない。しかし、なぜ彼女はあんなに怖がってるんだろう? いや、なぜというよりは。

 

 ……一体、『何を』そんなに怖がっているの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……30分後。

 信じがたいことに、彼女がその後、席に座ってくれるまでに、実に30分という時間を要した。やっと座ってくれた彼女を、私はちょっぴり引きつった顔で眺める。頑張ってずっとニコニコ微笑んでおいたのが功を奏したのだろうか。うまく笑えてるといいな。その間一言も発しなかった崇高くんにも感謝したい。

 

 

 

 

 そしてようやく、ようやく自己紹介をした彼女は「リネット」と名乗った。ヨーロッパに源流を持つ、由緒正しき魔女の血統らしい。そんな彼女がなぜ日本で暮らしているのか、少し興味が湧く。だが、今はそれより先に聞いておきたいことがあった。すぐ解決、というわけにはいかないだろうけれど。しかし予想に反して、彼女は私の相談に対し、至極あっさりと答えを出す。

 

「――あなたのそれは、呪いです」

 

 呪い。この現代日本で。私は誰かに呪われているらしい。ちなみに心当たりはない。私は入院中にされた注射や投薬の数々を思い出した。なるほど、確かに呪いに注射や薬が効くという気はしない。ゲームでも呪いは宿屋や病院ではなく、教会で解くものだから。

 

 

 

 

 

 

「けど意図的なものではなくて。も、貰い事故というかっ」

「貰い事故、ねえ……」

 

 まあ、原因は何でも構わない。問題は、解決策があるかどうかだ。

 

「呪いは体と魂に刻み込まれた歪みのようなものなので、それをどうにかしないといけませんっ」

 

「どうにか? まさか、注射とか? じゃないよねぇ」

 

 私が笑って言うと、彼女は首を振り、大真面目な顔で意味不明な言葉を続けた。

 

「いえ例えば、体と魂を切り離すとか。もしくは誰か他の人の魂を一時的に呼びこむとか。要は、呪いの成立している調和を乱すんですっ」

 

「随分簡単に言ってくれるなぁ」

 

 要は、って言われても全然わからない。さらに聞いてみると、なんでも呪いというものは現在の私の体と魂のバランスによって成立しているらしい。なので、他の魂を呼び込むことで一時的にリセットを試みるのだとか。

 

 

 

「他の魂と同居する、という作戦が良いでしょう。大丈夫ですっ、本来の主人であるあなたが優先されますから。誰か入ってきたとしても、ほぼ何もできませんっ」

 

「そうなんだね。じゃあ、体を勝手に動かされるとかも……?」

 

「安心してください。そんなの絶対に、1ミリたりともあり得ませんよっ!」

 

 へ、へえ……。ちょっと勢いに引いてしまうけれど、絶対ないなら安心かな。少しだけほっとする。つっかえながら早口で喋る目の前の小さな魔女には、茶化している雰囲気は全くなかった。なんとなく信頼してもいいと、そう思える。……初対面だけれどね。

 

「他人の魂とやらを入れるのはちょっと抵抗があるけど……まあ、仕方ないよね。うん、わかった。それで、魂とやらはどこから拾って来ればいいの? 心霊スポットとか?」

 

 すると、リネットさんの顔が初めて曇った。外れ、という意味ではなさそう。とすると、何か問題が?

 

 

 

 

 

 

 

「実は、体に入れる魂は誰のでもいいというわけにはいかなくてっ……」

 

 まさにそれが問題らしい。注射で注入される薬と同じように、体に入れるための魂とやらにも厳しい条件があるとのことだった。入れる魂とやらの条件は、2つ。まず1つ目、『私と魂の形が一致しないといけない』。さっそく意味がわからなかったので質問してみる。

 

「魂の形が一致する、ってどういうことなのかな?」

 

「つまり、あなたと波長が合うというかっ……ざっくり言うと、共通点を持つ者でないといけませんっ。好きなものでも、主義でも、信条でも。ただし、完全に一致する必要がありますっ。芯というか、変えられない魂の根本が同じでないとっ」

 

「そうは言っても、私、あんまり好きなものないんだよねぇ……」

 

 

 

 

 

 うーん、と腕組みして考えてみる。しかし、特にこだわりがないなら、意外に波長は誰とも合うんじゃないかな? 透明に何色を混ぜたとしても、別に変わりはしないだろうし。ところが、隣の幼馴染が訳知り顔で首を突っ込んできた。

 

「そうは言うけど汐音って結構こだわり強いぞ。意外に頑固だし」

 

「うるさいよ崇高くん。……それで、もう1つは?」

 

「あなたのために何かをしてくれる、という強い意志を持っていること。そ、それが条件ですっ。単なる意志では駄目です。それこそ、自分自身を捨てても構わないくらいの……」

 

「俺だ!!! それ!!! 俺だよ!!」

 

「ひゃぁ!」

 

 急に崇高くんが膝を浮かした結果、リネットさんは物凄いスピードで席を立ち、脱兎の如く家の奥へ走り去っていった。一呼吸のち、遠くの方で、バタンという扉が閉まる音がかすかに聞こえる。

 

 私は笑顔で隣の幼馴染を振り返った。汗をだらだらと流す我が幼馴染。私が言いたいことを察したのだろう、私が玄関の方を指さすと、彼は黙って立ち上がった。

 

 

 

 

 

「終わったら私も出るから」

「……ああ」

 

 とぼとぼと出ていく崇高くん。私はその後ろ姿を見送りながら、立候補してくれた彼を選択肢から真っ先に消す。崇高くんとの共通点はどうやら見出せないな……。

 

 

 

 

 

 

 それから、リネットさんが再度姿を現すのには、15分ほどの時間がかかった。……実は彼女もだんだん慣れてきたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

「とすると、続きだけど……その相手はどうやって捜したらいいのかな?」

「これを、お貸ししますっ」

 

 リネットさんはぱっと立ち上がり、部屋の隅にある棚から、仰々しい装飾に彩られた小さな箱を持ってきた。ごてごてと幾何学的な文字が彫り込まれた、黒い箱。その文字はまるで血のように赤かった。「これこそ、呪いの箱みたい」、そんな言葉が頭に浮かぶ。言わないけど。そしてそれを開くと、これまた黒い小さな石が、綿にくるまれて納められていた。

 

「これは……?」

「こ、これは『黒い石』と言いましてっ」

「そのまんまなんだねぇ。まあ、わかりやすくていいか」

「一言で言うと、世界の意思と交信するための触媒です」

 

「……え? さっそくわからないんだけど、何、何て?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、彼女から再び説明を受けて、大体わかった。この黒い石はつまりなんていうか、そう……メッセージボードのようなものらしい。これに願いを乗せれば、叶えてくれる何者かの目に、運が良ければ留まるかもしれないもの。ただそれが叶えられるかどうかは相手次第。それ以前に、誰からも無視される、という悲しいことの方が遥かに多いのだとか。

 

「チャレンジは1度だけ?」

「い、いえ。叶えられる願いは1つですが、試みる回数制限はありませんっ」

 

 ……なるほど。とすると……。

 私はさっそく黒い石を手に取り、彼女に向って微笑んだ。

 

「これ、さっそく使ってみていい?」

「え、ええっ!? ここでですかぁっ!?」

「なんでそんなに驚くかなぁ。だって専門家に見てて貰った方が安心するでしょ?」

 

 悪魔的なものでも出てくるとしたら、私1人の時だとリスクが高い。今の彼女の焦りようから見て、危険もないわけではないと見た。

 

 

 

 

 私は黒い石を手に取り、握って願いを込める。さて、どう願ったものだろう。とりあえず、さっき聞いた通りにしてみようか。……つまり。

 

 

 ——私と同じ波長を持っていて。私のために何でもしてくれる人を、連れてきて。

 

 

 

 

 

 

 うわぁ……。自分で思ってみても、あらためて都合の良さにちょっぴり引く。世界のどこにもいるわけないよそんな人。後者には心当たりがあるのが恐ろしいところだけれど。

 

 そしてしばらくえいえいと願ってみても、やっぱりいなかったのか、はたまた世界の意思とやらにも呆れられたのか、一向に何も起こらなかった。諦めて手を下し、握った拳を開く。手の中の黒い石を見つめ、私はふーっと溜息をついた。

 

「やっぱりすぐとはいかないよねぇ」

「いえ、今の失敗の原因は明らかですっ」

 

 自信満々に言い切られ、私はリネットさんの顔を見つめた。失敗だって。いや、まあ成功した感じは微塵もなかったけれど。いったい何が悪かったというのか。ひょっとして才能がない、とか?

 

「いえ、才能は全く問題ありません。問題は、汐音さんが願いを固めきれてないから。それに尽きますっ」

 

……まあ、言わんとしていることはわかる。確かにさっきの私の曖昧な要求に答えるのは、世界の意思からしても至難の業だったのだろう。とするともっと具体的に……?

 

 

 

 

 

「石はお渡ししますので、お家でじっくりと考えられたらいいと思いますっ」

「これ、私が持って帰っていいの?」

 

 願いが叶う石なんて、とっても大事なものなのでは。それを今日会ったばかりの私に?

 

「確かに希少ではありますけれど、一つしかないわけではありませんからっ。これはかつてこの地にあった神々の欠片……言ってしまえば、化石みたいなものです。なのでここ一帯を探せば、まだ幾つかは……。なので終わったら、返していただけたらっ」

 

「そうなんだ? 確かに普通の石に見えるけどねえ……」

 

 手の中の石を天井の灯りにかざしてみる。その辺の河原に落ちていたと言っても信じそうな石だ。しかし私の感想に異議があるのか、石は不思議にきらりと煌めいた、ような気がした。

 

 

 

 

 私がさらにまじまじと見つめていると、リネットさんが口を開いた。

 

「ご健闘を、お祈りしていますっ。すみません、そろそろ次のお客さんが来るものでっ」

 

 痛ましいものを見るような彼女の表情で、悟った。私の残り時間は、多くはないと。とするとこうしてもいられない、か。わからないことが出てこれば、後でまた電話ででも聞けばいい。

 

 私はお礼を言っていそいそと立ち上がり、一つ思い出して振り返った。

 

 

 

「――そういえば。崇高くんのこと、どうしてあんなに怖がってたの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は玄関先で所在なさげに立っている幼馴染に声をかけた。リネットさんが逃げて戻ってくる時間も考慮すると、結構な時間待たせてしまった気がする。

 

「もう終わったのか? ……大丈夫だった?」

「うん。とりあえず、ヒントは貰ったかな」

 

 私はそう言って、ポケットの中の「黒い石」をそっと握りしめる。試してみるのもいいだろう。それが非現実的なものであるとしても。どちらにせよ、今のままで好転する気はしないのだから。魔女にしてはあたふたしていた彼女を思い出し、私はくすりと笑った。

 

 そのまま帰りの電車を調べようとしてスマホを取り出す。えーっと……? あれ……?

 

 私は画面をしかめっ面で睨みつけた。しかしそこに表示されている文字は変わらない。

 

「汐音、どうしたんだ?」

「私たちが来たのって、11時前くらいだったよね。その後、1時間くらいはあそこにいた」

「……それが?」

 

 私は画面を見せつけるように、ぐいっと彼の方にスマホを突き出した。なんだか狐か狸にでも化かされたみたいな気分だった。

 

 

 

 

 

「なんとね。今ってまだ11時3分なんだって」

 

 

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * *

 

 

 

 

 

 ……なるほど。なんとなーく、俺がここにいる事情は読めてきたような。でも、何か、何かがおかしい。はっきりとはわからないが、今見えた記憶と、これまで。何かが合わない、そんな気がした。それ以前に、そもそも……。

 

「あの、だから、汐音さんは今どこに……?」

 

 そうだよな。そうなる。体の中に同居してるはずだろ? どこ探してもいないっていうか、家出(?)してその辺ふらふらほっつき歩いてるみたいなんだが。汐音ちゃんひょっとして反抗期? 俺との同居、そんなに嫌? それだとちょっと悲しい。

 

 

 

 

 

「んー、外でふらふらしてるのは何回か見たんだけどねぇ……」

 

「……これ、いったい誰の話かしらぁ?」

「やばい、センパイが何を言ってるのか真剣にわからない……あ、でもいつものことな気も」

 

 ひそひそと視線の隅で耳打ちし合う1年生2人組。彼女たちもなんだかんだで仲良くなってる気がする。うむ、良きかな良きかな。

 

 俺が感慨深く頷いていると、リネットが俺の返事を聞いて何やら血相を変えた。

 

「それ、まずいですよっ!」

「うん、家出ってことだもんね」

「違いますっ! そういうことでなくっ……いくら汐音さんでも、魂だけで出歩くなんて……! そのうち消えちゃいますよっ!」

 

 

 

 

 

「……え? マジで?」

 

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