アビドス砂漠の中緑色の髪の毛を持つ女の子が1人走っていた。
「ひぃん!なんで砂漠を掘ってたらこんな物見つけちゃたのー!」
「それはこっちのセリフですよ!ユメ先輩!それよりもなんとかアイツを破壊しないとアビドスが……」
2人の視線の先には頭に鎌が2つくっついているドクロのロボットと2本の首がヘビのように長いロボットが大暴れしている。
「こうなったら……覚悟を決めてアイツらを破壊します!ユメ先輩はその間に逃げてください!」
「ダメだよ!ホシノちゃんじゃ……いや私達じゃ勝てそうにないよ……」
「くっ!!」
この時ホシノの心は怒りと悔しさで埋められていた。
「私にも……!私にも力があれば……っ!!こんな事にはならなかったのに!」
「……そうだね。ホシノちゃん私にも力があればよかったな……。……ホシノちゃん今まで頼られる様な立派な先輩じゃなくてゴメンね?でも大丈夫私が引き受けるからホシノちゃんは私よりも先に逃げて?」
「それはダメですよ!だって!」
だって!その先の言葉を紡ごうとしたホシノ、しかしそんな2人をヘビのようなロボットが捉え口らしき物を発光させながらこちらへ向ける。
「ホシノちゃん!私が盾になるから!その間に出来る限り逃げて!」
「ユメ先輩!ですが!」
「じゃあホシノちゃんは何か防ぐ物あるの?ないでしょ!それに最期ぐらい先輩としての意地を見せるよ!」
そう言い張ってユメは盾を構える。しかしホシノはそれでも離れようとはしなかった。
「……無理です!出来ませんよそんな事!私にとってユメ先輩は大切な人で先輩なのですから!」
「ホシノちゃん……わかった!なら2人で頑張って盾押して耐えよう!」
「はい!」
そして放たれている光が最高潮に達し2人はこの瞬間が最期だと……そう感じた瞬間。黒い拳がロケットの様に飛んできてヘビらしきロボットを吹っ飛ばす。
「やい!ダブラスM2!俺の生徒をよくも襲いやがったな!このマジンガーZでその分たーっぷりとお礼をしてやる!」
拳が飛んできた方向を見るとそこには黒い人型ロボットが立っていた。
「大丈夫か?ホシノ!ユメ!」
「は……はい」
「ありがとう……ございます……」
声の先を見るとそこはロボットの頭部から少し前に先生として紹介された兜甲児がいた。
「先生!?なんでそこに!」
「細かい話は今は後だ!ホシノ達は逃げてくれ!」
そう言ってマジンガーZはもう一機のドクロ頭のロボットに走って行く。
「ガラダK7!テメェの鎌なんか怖くねぇ!とっととスクラップにしてやる!喰らえ!ブレストファイヤー!」
マジンガーZはそのままさっき飛ばした左とは別の右手でガラダK7を一発ぶん殴る。しかし反撃として受けた鎌の一撃がマジンガーZを傷一つつけれなかったが体勢を崩し倒れてしまう。それでも上半身を起き上がらせ甲児は「ブレストファイヤー!」と叫び起き上がらせたマジンガーZの放熱板から必殺のブレストファイヤーを放たせる。
「すごい……!」
「ホシノちゃん!今は見るよりも早く走らないと」
周りの砂をガラスにする程の威力を持つブレストファイヤーを受けたガラダK7は熱に耐えきれず爆散するが、すかさずもう一機のダブラスМ2が両首からビームを放つ。
「ぐぁぁぁ!」
マジンガーZにはそれでもダメージ無しだが恐らく衝撃で横に転がされるマジンガーZ。
「ビームか!クソ!やりやがって……お返しだ!光子力ビーム!」
しかし先程ダブラスМ2から放たれたビームよりも更に威力を感じさせるビームをマジンガーZは両目から放つ。
「私達が倒すのは無理と思ったあのロボットをあんなにも早く!?先生って一体……?」
「まぁいいじゃん。ホシノちゃんそれよりも……ありがとー先生ー!」
そして放たれた光子力ビームを受けたダブラスМ2はガラダK7の様に爆散し、アビドスに平和が戻った。
「おうよ!何かあったらこのマジンガーZと兜甲児様に任せやがれ!どんな敵でも倒してやるからよ」
そう言いマジンガーZと兜甲児は地平線へ去って行く。
それでも未来で起こる様々な困難を乗り越えマジンガーZは追い詰められるだろう。しかしマジンガーZは生徒達や甲児の発想そして様々な強化を施し最後まで走り抜ける。
何故ならそれが兜甲児だからだ!