その為今週この話も合わせて3話書きます本当に申し訳ございませんでした
逃走する際、頭にズキンとした痛みが走るが、それでも気にせず走り続けていた。
「ハァッハァッ……なぁどこか撒けそうな場所知らないか?少し話を聞いただけだがな、そちらの方がここをよく知ってそうでな」
「え……!?あ……デモココデオイツカレタラヤバイシ…わかりました!私が案内しますよ!」
そしてヒフミの案内の元に俺達は、ブラックマーケットの路地裏に隠れていた。
「クソッ!アイツらどこ行きやがった!」
「探せ!近くにいるはずだ!」
(俺達は……バレてないみたいだな……)
「ヨシッ不良達もどこかに行ったから出て良さそうだな」
「……ん、助かった」
「ふ〜ん、ヒフミちゃんこの場所に詳しいんだね」
「いえ……たまたま少し知ってる場所ら辺に逃げれたからですよ……あはは……私なんか普通の人ですし」
それは果たして普通なのか…?と思ったが俺は基本このキヴォトスについて3大学校の大雑把な説明と少しの常識以外よく知らない為、この当たり前のように無法地帯に行ってる事が普通なのかどうなのかが、わからない。何よりも自分自身の出身が……出身が…?俺はどこで……
「よし、決めた〜」
「?」
「助けたお礼に、このブラックマーケットを案内してよ」
「えっ」
「わぁ☆いいアイデアですね♪」
「えっ……?ええっ……!?」
一瞬思考がフリーズしていたが、その間にどうやらヒフミに助けてもらった恩として、このブラックマーケットを案内してもらうことにしたらしい。 とはいえここは言ってしまえば無法地帯そんな場所にヒフミを……、いや生徒達を長時間いさせるわけにはいかない。何とか早く終わらせることを念頭に置く。
「ヒフミは本当にそれでいいのか?嫌だったら、俺が責任持ってヒフミを学校の元に帰らせるぞ」
とはいえ意思確認は重要だ。書類は無いがアロナに頼んで録音をこっそりしておく。
「いえ!アビドスの皆様にお世話になりましたし、こんな普通な私ですが喜んで引きうけます」
「……そうか」
「なら同行、お願いね~」
こうしてヒフミの案内で、ブラックマーケットを探索する。そうこうブラックマーケットを歩いていたら、ふとセリカから質問が来た。
「そういえば先生のそのバイクってなんなの?急に現れたけど…」
どんな事を聞かれるかと思っていたが、あの大人のカードの事で質問が来た。とはいえ急に出てきたのだから、驚くのも無理はない。何故ならよくわからないカードから、バイクが出てきたんだ。俺なら驚く。
「あぁ…このバイクか。…連邦生徒会長が俺に託した物の、一つでな。使い方はこのシッテムの箱のアロナに教えてもらったが、どういう効果かイマイチ理解できねぇから、試しに使ってみたら何故か出てきたんだ。それとこのバイクは博士達が作ったエネルガーZという機械を操作するコクピットみたいなものだ」
「ふぅん。(アロナ…?まぁ連邦生徒会の誰かでしょ)確かに先生は前、科学要塞研究所で作られたのかロボットのパイロットをしてるって言ってたもんね」
答えが返ってきたが、俺に一つ聞いたこともない単語があった。
「……科学要塞研究所?なんだそれは?」
「えっ……?」
「ん。ラーメン屋の時に先生がそう言ってた気がする」
「そうですよ☆ちゃんと覚えてるんですから♪」
そう言われたが、そんな記憶など無い。俺は……俺は……ふとさっきの頭痛が酷くなってくると同時に、俺は自分の記憶がわからなくなってくる。
「……待て!俺は……!俺は……一体キヴォトスに来る前は何をしていた?」
「やだぁなぁ先生〜まさか急に記憶喪失になったとか言わないでよね〜……ホントに記憶なくなっちゃったの?」
「……わからねぇ、だがどうやってこのキヴォトスに来たのか……、そして俺はどこで生まれ育ったのかが、わからねぇ。」
「えっ!?先生!他に何を忘れたのかは分かりますか!?それで少しでも、分かるかもしれませんし」
「恐らく俺が忘れたのは、外の世界で俺は一体何をしていたのか……そして……俺の人間関係だ」
「先生……」
恐らく原因は、大人のカードとやらだろう。アロナから聞いた話によると、なんか凄い物らしいが効果はよく理解できず、ここに来る前に試してみた。その時にエネルガーZのバイクが呼び出されたが、その対価とでも言うのか?
「だが!!今はそんな事気にしなくていい!それよりも先にブラックマーケットで戦車を探すぞ」
「えっ…でもっ「大丈夫だ!」……」
その後、なんやかんやでアビドスの生徒達を説得して、ブラックマーケットの調査が終わったら、ミレニアムで検査を受けることを条件にブラックマーケット調査を続けることになった。