…頭がクラクラする…。俺は今後アビドスに行く時は、しっかりと用意してから行く事を心の中で誓いつつ、この砂漠で倒れた時に助けてもらったシロコという生徒に助けてもらっていた。
(…。まあ、そのほうがいいか。)
「ロードバイクはここに停めて、と…。それじゃ…。…あ待って。えっと…さっきまでロードバイクに乗ってたから…そこまで汗だくってわけじゃないけど、その…。普段は学校のシャワー室を使うの。予備の服もそこにあるし…。」
「…?……!?…わかった。別にロードバイクは停めなくて大丈夫だ、俺は徒歩で行くから方向を教えてくれればいい。」
「…うーん。まぁあとちょっとぐらいまで来てたし…、まあいいか。それじゃ...。」(スッ)
「そうか色々助かった。了解!ありがとう。」
「それじゃ、また後で。」
「わかったぜ!」
そしてシロコに教えてもらった方向にしばらく走って行ると、徐々に学校が見えてきた。
「シロコが言っていた通り…俺は案外近くで倒れていたんだな…。まぁいいか…。ん…?あの人影は…?シロコか…?」
「ん…確か…鉄也…先生?」
「そうだ。それとシロコ、お前のおかげで何とかここに辿り着けた。もう一度言う。ありがとう。」
「お礼は大丈夫…それよりも早く行こう。」
「それじゃ行くか。」
どうやらシロコによるとこのアビドスには他にも4人生徒が居る事を教えてもらいつつ、シロコと一緒に教室に入ると。
「おかえり、シロコせんぱ...い?うわっ!?何っ!?その後ろの男の人誰!?」
「わあ…シロコちゃんが連れ込んできました!」
「連れ込む!?もしかして他校の!?シロコ先輩がついに犯罪に手を…!!」
「みんな落ち着いて、速やかに口封じと死体を隠す場所を探すわよ!体育倉庫にシャベルとツルハシがあるから、それを…!!」
「…。いや…普通にここの客人の大人だから。うちの学校に用があるんだって。」
「…シロコ…すまない。」
「えっ?死体じゃ、なかったんですか…?」
「拉致したんじゃなくて、お客さん?」
「そうみたい....。」
「…ゴホン…俺の名前は剣鉄也、シャーレの先生とやらをやっている。」
そう自己紹介をしてみるが周りの反応はやはり人が来たという事が、一番驚いている。
「わぁ、びっくりしました。お客様がいらっしゃるなんて、とっても久しぶりですね。」
「そ、それもそうですね…でも来客の予定ってありましたけ…。」
「シャーレの依頼で物資を届けに来てな。」
「...え、ええっ!?まさか!?」
「連邦捜査部シャーレの先生!?」「わあ★支援要請が受理されたのですね!良かったですね、アヤネちゃん!」
「はい!これで…弾薬や補給品の援助が受けられます。」
「あ、早くホシノ先輩にも知らせてあげないと…あれ?ホシノ先輩は?」
ホシノ…シロコによるとこのアビドスの生徒会だったか…?
「委員長は隣の部屋で寝てるよ。私、起こしてくる。」(ダダダダダダッ)
「外からかっ!?」
「じゅ、銃声!?」
「…!?ヘルメット団が…来た…。」
「ヒャッハーッ!ひゃ一っはははは!」
「攻撃、攻撃だ!!奴らはすでに弾薬の補給を絶たれている!襲撃せよ!!学校を占領するのだ!!無論その後は…わかってるな?皆!」
「わわっ!?武装集団が学校に接近しています!カタカタヘルメット団のようです!」
「あいつら…!!性懲りもなく!」
「ホシノ先輩を連れてきたよ!先輩!寝ぼけてないで、起きて!」
「むにゃ…まだ起きる時間じゃないよー。」
「ホシノ先輩!ヘルメット団が再び襲撃を!こちらの方はシャーレの先生です。」
「ありゃ~そりゃ大変だね…あ、先生?よろしく、むにゃ。」(チラッ)
「こちらもよろしくな。…ホシノ。」
(…ホシノ…お前は…見ただけでわかる。恐らく今まで見た生徒達の中で一番強い。だが…恐らく一番心の中にある闇は深い…。一体何があったんだ?まるで…大切な物を失った様に見える。だがキヴォトスの人々は俺よりも遥かに強い…というより死ににくい。…とはいえ今聞くことではない…か…。)
「先輩、しっかりして!出動だよ!装備持って!学校を守らないと!」
「ふぁあー。…むにゃ。おちおち昼寝もできないじゃないかー、ヘルメット団めー。」
「すぐに出るよ。先生のおかげで、弾薬と補給品は十分。」
「はーい、みんなで出撃です★」
「私がオペレーターを担当します。」
「先生はこちらでサポートをお願いします!」
「了解!!それじゃっ!行くぜ!!」
そうして始まるヘルメット団の戦闘が始まる。
そうして始まるのはまさしく蹂躙であった。ただでさえ弾薬が少ない中で今まで勝てなかったカタカタヘルメット団にタップリ弾薬や補給品がある今勝てるはずがなかった。
「今までよくもメチャクチャにしてくれたわね!!」
「グッ!何故だ!コイツラの弾薬の補給線は出来る限り潰したはずなのに!?」
「うへ〜なんでだろうねー。」
「そうだ!なのに何で!!」
「ん…先生のおかげ、それじゃバイバイ。」
「く…撤退だ…!撤退するぞ…!」
そう疑問を…叫びを挙げながらも少しづつ倒れていくヘルメット団、しかし叫んでも状況が変わるはずも無く次第に撤退し始めた。
「カタカタヘルメット団残党、校外エリアに撤退中。」
「わあ★私たち、勝ちました!」
「あははっ!どうよ!思い知ったか、ヘルメット団め!」
「皆さんお疲れ様でした。学校に帰還しましょう。」
「そうだな。だがいつまでもこうやって不良達を撃退をするだけでは意味がないぞ…?」
「無論その辺は理解してるよ〜。でもその前に自己紹介しないとね〜。」
「わかった。それなら学校に戻るぞ。」
そして俺達はアビドスに帰って行った。
とりあえず一週間に1話投稿していこうと思っています。