いつかの明日ココでまた   作:綾小路ぽん太

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あれから4年。

別れから75日。

どこか似ている2人の組み合わせが見たかったなって

初作品なので色々雑なのは大目に見てね。


魔法とメダルと繋いだ手

 

 

 

 

「いや〜! 2人とも今日は朝からありがとね!」

 

 

 

僕、かな建社長のかなたんこと天音かなたは大事な大事なウチの社員である2人を見ながら改めてお礼を言っとかなきゃ! と思って伝える。

時間的にはギリギリだったけど無事に終わって良かった……! 

 

 

「かなたんもアポ取りだったり、現場での指示出しもお疲れ様でした! ばしっと決めてくれたから無事に終われたし流石社長だね♪」

 

 

「あずちゃんは僕が何やっても褒めてくれるなぁ……!」

 

 

僕の左側を一緒に歩く可愛い褒め上手なのがウチの社員番号No.3のAZKi! 

 

 

今日のロケでも何なら僕より詳しいんじゃないかな? ってくらい色んな話をしてくれたおかげで楽しく収録できたし! いっつも助けて貰って、相談もたっくさん聞いてくれてほんっっっとうかな建に入ってくれて一緒に活動出来るのが嬉しい! 

 

 

まぁ、最近ちょっと相談出来ない事があったというか出来ちゃったというか……

 

 

内心頭を抱えながらあーでもないこーでもないと考えてると、僕たちの会話が聞こえたのか少し前の方を歩いてたやつが振り返り

 

 

「え〜??? かなた先輩より沙花叉の方が頑張ったでしょあずき先輩〜?」

 

 

「おみゃえがそもそも遅刻してきたのが原因だろぼけなしゅ!」

 

 

もう1人のウチの社員番号No.2で僕と同じくらい胸がデカいのが沙花叉! 生意気な事ばっか言うし、すーぐ疲れた! だ帰りましょ〜よ! とか言うくせに仕事中は真面目だし、周りもしっかり見た上でふざけてみたり甘えてくれるもんだから困ったやつだよ! ほんと! 

 

 

「予約には間に合ったからいいもののあれだけ! 時間に気をつけろって言っといたのに……!」

 

 

それはそれとしてロケも終わった今! 社長として部下に活を入れてやらなきゃね! ジリジリと沙花叉に近づきながら、拳を鳴らす。生かすか殺すかは社長である僕に決めさせてもらうよ! 

 

 

うげっとでも言いそうな顔しながら沙花叉はあずちゃんの後ろに隠れて

 

 

「きゃ〜! あずきせんぱ〜い! ゴリラに襲われる〜!!!」

 

 

「誰がゴリラだ! 誰が!」

 

 

「ゴリラか壁か? ったらゴリラじゃないっすか〜?」

 

 

「オイ、サカマタ」

 

 

「ちょ!? かなた先輩首はやばいですって! ギブギブ! 助けてあずき先輩!?」

 

 

「まぁ、遅れちゃったらまずいのは確かだしね」

 

 

「嘘でしょ、副社長なのに見捨てられた!?」

 

 

捕まえた沙花叉を右手でヘッドロックして左手をぎゅっぎゅっと見せつけるように握ってやると、首を振りながらその無駄にデカい胸をこれでもかとばるんばるん揺らすもんだから、コイツぅ……!! 

 

って服のポケットから何か落としたぞーっ!? これ……

 

思わぬところで出てきたそれに僕が固まってる間にあずちゃんが拾って手で払いながら眺める。

 

 

「綺麗な……ボトル? さかまたの小物入れか何か?」

 

 

「あー! それシオン先輩から貰った大切なプレゼントなんだから落とさないでくださいよ〜! 手垢だったり中のスメルが漏れ出たら一大事なんすからもー」

 

 

沙花叉がするりと抜け出しながらあずちゃんからボトルを受け取った………………これがあずちゃんに言えない僕と沙花叉のいや、僕たちの秘密だ。

 

 

 

……………………

 

 

 

ホロウィッチ

 

 

突然、僕のスマホに吸い込まれて出てきた先にあったこことは違う別世界『ホロキャス界』そこで出会った妖精アエルとラグにお願いされ、人の心の輝き『ホロ』を魔法の力に変える魔法少女として、ホロキャス界にユメオチした人を救う為に戦ってきた僕たち。

 

 

僕、ルーナ、みこ先輩、マリンにシオン先輩そして沙花叉。

 

 

そりゃ初めは無我夢中で手を伸ばしたけど、あの時僕1人だけじゃなくてみんなもボトルを掴んでくれたから、一緒に戦えて少しヒーローみたいだなって思って嬉しくもあって楽しかったなぁ……。

 

 

でも現実はそんなに良い事ばかりじゃなくて、少し前に僕たちはマレフィクスのロタとフリストっていう人をユメオチさせる妖精と戦い、ホロキャス界の未来をめぐる大切な戦いで……負けた。

 

 

沙花叉が最後の力をホロを限界まで絞り出して戦ってくれたから、その場はなんとかなったんだけど、ホロを絞り出した結果沙花叉は自分がホロウィッチだったって事も忘れちゃったんだ……。

 

 

……今でもあの時僕が動けたら……手を伸ばせてたらって思わずにはいられないし、沙花叉が1人で戦う事もホロウィッチとしての力も失わずにすんだんじゃないかって後悔してる。

 

 

 

 

…………………………

 

 

 

 

「かなたん? 大丈夫?」「かなた先輩ー?」

 

 

「あはは……何でもないよ? ちょっと朝から張り切りすぎて疲れちゃたのかも。でももう大丈夫!」

 

 

咄嗟に何でもないよう誤魔化す。いけないいけない。沙花叉があんなに頑張ったから今僕はここに居るのにあずちゃんにまで心配させちゃったら、申し訳ないよ……

 

 

「そう……? ならいいんだけど……疲れたらちゃんと休まなきゃダメだよ?」

 

 

「すーぐ抱えこむんだからこの社長は……よし、ロケも終わった事ですし社長の奢りでご飯でも食べに行きましょうよ!」

 

 

なにィ!? 

 

 

「さすが副社長いい事言うねー! 今月の給料もまだだったし社長のいいところお話しながら見せてもらおうかなー?」

 

 

「ももももちろんお給料くらい出しますよ! 今日のロケで稼いだ分もあるし!」

 

 

あずちゃんまで!? や、やばい! ここらで良いとこみせないとかな建解散しちゃう!? 

 

 

なーんて言いながら本当は分かってる。

 

 

 

本当に2人はいつも僕が困ってたり悩んでたらすぐ話を聞いてくれるし、杞憂しないようにって言い訳まで作ってくれて……でも、ホロウィッチの事はあずちゃんはもちろん心配するだろうし、沙花叉にももう無理させないためにも言えないよ。

 

 

「よ、よーし! それじゃな◯卵にする? それともサ◯ゼ? たまには社長の力を見せてやりますとも!」

 

 

「いや奢りならもうちょい高いとこにして下さいよー……」

 

 

「あはは……。お話しするなら落ち着いて話せるちょうど良いお店ないかあずき探しとくね」

 

 

「アズチャンアズチャン」

 

 

目を潤わせながらあずちゃんに手を組んでお願いしてみる……! どうか! どうかここは手堅いな◯卵で……! 

 

 

「うわきっしょ」

 

 

うるせーぞ沙花叉! 

 

 

 

ボンッッッ!!! 

 

 

 

「何今のすごい音!? 事故!?」

 

 

思わず音のした方を振り向くと近くに居た人達も含めてみんな一斉に音がした方を向く。黒煙が上がっておりさっきと同じ何かが爆発した音がより近くで聞こえた! 

 

 

「きゃあああああ!」

 

「逃げろぉ!」

 

「ば、化け物!?」

 

 

僕たちが行こうとしてた道の方から色んな人がいち早くと離れるように走っていく。化け物って嘘でしょ……? あの戦いからまだ少ししか経ってないってのに! 

 

 

「かなたん! あそこ!」

 

 

あずちゃんが指さす方を見てみると……ノイズみたいなのがはしってるけどところどころ見た事があるデザインの怪物。

 

 

「コラプサー……!?」

 

 

ホロキャス界でも無いのになんで!? 動揺してた僕の気も知らずそいつは僕たちの方を見ると大きな声をあげながら見つけた! と言わんばかりにこっちに近づいてくる! 

 

 

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!! 

 

 

 

「ちょちょちょ! アレこっちに来てないですか、先輩がた!?」

 

 

まずい……! 今、他のホロウィッチのみんなも居ないしアエルもラグも居ないから変身もできないってのに! 

 

 

「とりあえずあずちゃん! 沙花叉! 逃げるよ!」

 

 

2人の手を取り離れないようにしっかり握って走る。

 

 

ちょっと痛いかもだけど我慢してね! 

 

 

「ちょ、手もげるって! かなた先輩! どこに行くんですか!?」

 

 

「わかんないけどどこか広いところとか知らない!?」

 

 

「広いとこならさっきのロケの途中にあった広場ならどうかな!?」

 

 

あずちゃんに言われてロケで通った道を思い出す。あそこならここからそう離れてないし、他の人を巻き込まないように誘導していけば大丈夫かも! 

 

 

「そういえばあったね! ナイスあずちゃん!」

 

 

「いや、広いとこ行ってもどうにもなんないしょアレ!?」

 

 

「いいから早よ走れおめぇわよ!」

 

 

「かなたんもこんな時までツッコミしなくてもいいから!」

 

 

それは確かにそう! 

 

 

後ろを振り返るとコラプサーも僕たちの方にゆっくりながらも確実に追いかけてきてる……! 

 

 

もしかして狙いは僕と沙花叉……!? ロタとフリストもあの戦いでダメージをかなり受けたはずなのに! そこまでホロキャス界の事を……! 

 

 

何にせよ今は戦えないし逃げるしかない! 

 

 

しばらく走って広場まで来た僕たち3人。逃げながら他の人たちに伝えたおかげか広場には誰も居らず僕たちだけだ。ここなら建物に隠れて時間を稼げるかも……

 

 

 

「ぽ、ぽえぽえ〜……も、もう走れないって……!」

 

 

「こ、ここまでは無事着いたけどあの変なのも着いてきてたよね……?」

 

 

「ラプラスの思いつきでホロックスの悪ノリイベント! だってんなら今謝れば許してやるぞおーい……いや、やっぱゆるさーん!」

 

「流石にラプちゃんも他の人の迷惑になる事はしないと思うけど……そうだったらおしおき、だね」

 

 

膝に手をついて呼吸を整えながら2人が話してるのを聞く……僕だけでも戦えたら2人に先に逃げて欲しいんだけど、どう言ったら納得してもらえるかな……? 『かなたー!!』その時、僕のスマホから大きな声が響き飛び出してくる影が一つ。

 

 

「アエル!? 来てくれたんだ!」

 

 

「コラプサー? が出たって聞いたから急いできたよ! みんなももうすぐ来てくれると思う! ってクロヱにAZKiも!?」

 

 

「喋った!? なになに、開拓者のお友達!?」

 

 

「イヌ……? じゃないですよねどういう生物?」 

 

 

「ボクはアエル。この前に見たかな建の鎖物語とっても面白かったよ!」

 

 

 「「リスナーさんなんだ!?」」

 

 

ああもう今はそれどころじゃないから! 相変わらず見てくれててありがと! でも、アエルが来てくれたおかげでどうにかできそう! 

 

 

「アエル! それより今はアレを!」

 

 

「ああっそうだった! かなた気をつけて! あのコラプサー、よくない魔法の気配と僕にも分からない物が混ざってる!」

 

 

 

「やっぱり普通のコラプサーじゃなさそうだよね……!」

 

 

公園に入ってきたコラプサーは最初は歪な形でノイズがはしっていたのが少なくなって、泡みたいな部分が割れる度に人のカタチに近づいていたのが止まったみたいで、鳥みたいな赤い頭に、腕全部が鉤爪みたいになった手、足は昆虫みたいに鋭くかつ太くなって胸と腰に信号機? みたいなのがついてる姿になっていた。人型だし前の戦いの事を思い出すけど今度こそは……! 

 

 

僕はポケットから自分のホロウィッチボトルを取り出しながら2人に伝える。

 

 

「あずちゃん、沙花叉を連れてここから逃げて! アエル! 2人をお願いね!?」

 

 

「かなたん!?」 「かなた先輩!?」 「こっちも頼んだよかなた!」

 

 

もうあんな思いも! 危険な目にも合わせたくない! だから!!! 

 

 

 

 

ホロウィッチボトル インフューズ!!! 

 

 

 

「この手を差し伸べ! つかんで! 握る!」

 

 

 

『天使』の『ホロ』魔法少女 かなた! 

 

 

 

 

「かなたんが……」「かなた先輩が」 「「変身した!?」」

 

 

 

 

 

 

『ブゥハ!!!』

 

 

「うぉりゃぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

僕とコラプサーが同時に飛び出し突き出した右腕同士がぶつかりすごい衝撃波と音が辺りに響く。小さくなっていったからもしかしてとは思ったけど、やっぱり固い! ガーディアンアーム越しじゃなかったらゾッとするね! 

 

 

ぶつけたままの力を少し緩めわざと均衡をずらして、僕目掛けて向かってきた拳を避けて左手を握りしめながら懐に入り込む。そんなに素早くないならこれは避けられないでしょ! 

 

 

『ウウゥ!?』

 

 

「遅いよ!」

 

 

そのまま上に飛ばすつもりで思いっきりお腹を殴ると、ぽろぽろと身体の部分から何かがこぼれ落ちて来たからそれを追撃しようとした右手で掴み、翼を拡げて回転しながらコラプサーを右足で蹴とばし距離を取る。

 

 

「これってメダル? アエルが言ってた分からない物ってこれの事?」

 

 

右手を開くと鳥? や他の動物が描かれた銀色のメダルを何枚か持ってた。

いつもだったら泡が割れるみたいに消えてなくなるのに、やっぱりコイツは違うみたい……! 

 

 

起き上がったコラプサーは僕が殴ったところからメダルが溢れていて、これ以上落とさないようにする為か腕全体で抑えるも、なお溢れ続ける落ちたメダルを拾い集め始めた。……何かこっちが悪者みたいなんですけどぉ!? 

 

 

『メダルガ……! メダルガナイト……!』

 

 

「……ねぇ! ロタ! フリスト! 聞こえてるんでしょ!? これ以上戦うのは辞めようよ! その人だってきっとこんな事したくないって思ってる!」

 

 

この人がユメオチしちゃった原因はまだ分からないけど、無理矢理だなんて間違ってるよ! 

 

 

僕の声が届いたのかコラプサーがメダルを拾う手を止め、僕の方を向く。取っちゃったメダルをしっかり両手で持って差し出す。奪ったり争うんじゃなくて一緒にホロキャス界を救う方法を考えようよ! 

 

 

『……ワケワカンナイコトヲイッテナイデ、ソレガボクニハヒツヨウナンダァァァァァ!!!』

 

 

 

 

タカ! トラ! チーター! 

 

 

 

 

「早っ!? うあっー……!?」

 

 

 

変な音が鳴ったと同時に、コラプサーの足の色が黄色に変わってさっきとは別物の速さで僕からメダルを奪い取ると同時に攻撃された……!? 全く見えなかったし、ホロキャス界を訳わかんないってまさか!? 

 

 

「マレフィクスが作ったコラプサーじゃない……!?」

 

 

コラプサーいや、怪物は僕から取り戻したメダルをお腹に押し込むと頭から足まで赤、緑、黄色、白、水色、と色んな色に変えながらまるで野生の獣が吠えたかのような叫び声をあげた。一体何がどうなってんの……!? 

 

 

 

 

『ウオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!!!』

 

 

 

タカ! クジャク! コンドル! タ〜ジャ〜ドル!!

 

 

 

 

元々あった音程を不自然なくらいにずらしたような音に思わず膝を着くと、怪物の背中から翼が生え身体全体を包み込むように大きくなり、翼が拡がると所々羽根が抜け落ちて落ちた箇所から燃え始め、身体全体は血のように赤く、目は色彩を失ったかのように白く、手を胸の前で自分を抱くように痛々しく掴んだ姿はまるで天使のような……でもどこか寂しい姿のように僕には見えた。

 

 

「……ッ!」

 

 

自分で自分の口を抑える。今、何を言いそうになった……? こんなの敵わないって思った……? 

 

 

それじゃあダメだろ! 僕が諦めるのはいい! けど諦めたらどうなる!? あずちゃんは!? 沙花叉は!? そして怪物になっちゃったあの人も!? 

 

 

今ここには僕しか居ないんだ……! 

 

 

震える足を何とか立たせ、抑えたままだった口から手を離し翼を拡げて拳を握る! 

 

 

「君が助けを拒んで手を伸ばせないなら、僕が手を取り掴んで握る! 助けたいってたった一つの勇気があれば、僕はどこまでも飛んでみせる!」

 

 

絶対に君を助ける!!! 

 

 

『メダルヲアツメナキャイケナインダァァァァァ!!!』

 

 

 

翼を空全体を覆うように拡げ羽ばたかせると、羽根が燃えながら僕目がけて飛んでくる! こっちは飛び道具ないってのに……! ジグザグに飛んで下に落ちそうな羽根だけは全力で壊しにいく! こんなんひとつでも落ちたら大変な事になっちゃうって! 

 

 

「こうも連続で飛ばされたら近づけない分、こっちがジリ貧だしどうしたら……ぐっ!?」

 

 

数が多すぎる! こうなったら一気に……! 怪物の周りを飛び回って羽根を避けながらスピードを徐々に出しながら上に高く高く昇っていく。古典的だけどこういうのが一番いいんだよね! 

 

 

「これで決める……!」

 

 

ガーディアンアームをステッキに戻しながらホロを込める……! 

 

 

杖を頭上に掲げると僕の後ろにガーディアンアームのウィッチグラムが浮かび上がりそのまま一気に下に降ちていく! 

 

 

 

ウィッチグラム  フルキャスト!!! 

 

 

 

「いっけぇぇぇぇぇ──ーっ!!!」

 

 

飛んでくる羽根を弾き飛ばしながら怪物に向かっていく! 

 

 

『テ……!? ッナンデ! ナンデ! ナンデェェェ!!?』

 

 

更に勢いを増す羽根とぶつかり燃えたぎる炎の壁に思わず止まりそうになる。

 

 

「くぅっ!? 負けて、やるもんか────ー!!!」

 

 

炎の壁を突き抜け視界が開き、怪物まで届くって距離が見えてきたからかな。……沙花叉とあずちゃんに迫るボロ切れを纏った別の怪物達の姿が目に入ったのは。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ──ーッ!!?」

 

 

ウィッチグラムを消して2人のとこまで全力で飛んでいく! 間に合っておねがッ!? 

 

 

「ぐぁっ……!?」

 

 

無慈悲にも背中を見せた僕に燃える羽根をぶつけてきた怪物に対して、翼を拡げ羽根を受け止めるも、僕は地面に叩きつけられた。

それでも羽根はまだ飛んでいく……僕が向かおうとしていた……()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「あああああああ──ーッ!!?」

 

 

手を伸ばすも届かず、僕には2人が炎に巻き込まれるのを見ることしかできなかった。

 

 

 

 






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