悪鬼再誕 ディアボリク復活   作:神父三号

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ACの情報は、コンプリートガイドを元にして書いています。
また、本来はPSP版専用のオペレーションチップも登場します。
ご留意ください。



後編

「オーガ」のメインアーキテクトであるアーサーが、ディアボリクとの対戦条件を決めた。

 

 対戦は、五日後。

 バトルエリアは、フロンティアエリアの「マスジャンクブロック」。

 使用機体は、「ユミル01」。

 

 社長室でのやり取りから、三日経っての通達だった。

 

「五日後で、マスジャンクで、ユミルだと?」

 

 ディアボリクは苛立ちも呆れも通り越して、ただ虚しくなった。

 ソニックブラストにすら追い抜かれるわけだ。

 

 与えられたガレージに向かうと、アーサーの"選抜"したチームスタッフ達が待っていた。

 誰も彼もガラが悪い面構えで、タトゥーを入れ、ニヤニヤと笑っている。

 ディアボリクと同じ、元地獄の住人達だ。

 アーサーにとっては不穏分子にも等しいため、まとめてこちらへ回されたらしい。

 

「よう、ディアボリク。どうだった? 久々の地獄は」

「賞味期限が一年も切れた缶コーヒーを飲んだ。故郷の味って奴だ」

「羨ましいわね。ここじゃオーナーの先走りが混ざったドリップばかりだもの」

 

 下品な冗談に、一同が声をあげて笑う。

 ひとしきり笑った後、ディアボリクが各部門の臨時チーフを自ら指名していく。

 異論は出ない。

 もう全員、長い付き合いだからだ。

 

「ったく。てめぇらがいて、オーガはあのザマか。この数シーズン鼻クソでもほじってたか?」

「仕事はきっちりこなしてたさ。けど、他所で少し頑張っただけの坊ちゃんにアドバイスしてやるほど、俺らは優しくないんでな」

「何だったかしら……"スピード&パワー"? それでこんなアセンが出てくるんだから、大したセンスよ。彼、お笑い芸人が天職かもね」

 

 武装担当チーフの女が、ハンガーに固定されたu-ACを親指で指した。

 

 「ユミル01」。

 アーサーの率いる「オーガ」にあっては、5thACを務めることが多かった機体である。

 右腕に高出力プラズマライフル。右肩に軽量コンテナミサイル。

 格納武装は無し。コアはエネルギー型EO。

 そして何故か、左腕に低消費ブレード。

 重量二脚ACにもかかわらず、並の中量程度の防御力すら確保出来ていない。

 

「お笑い芸人の組んだu-ACだろうが、今は俺の大事な牙だ。出来る限りの整備はしてもらう」

「何からやるんだ?」

「マスジャンクでのミラーマッチになる。だから頭部センサー類とFCSの感度調整が最優先。次いで、各部の防塵対策だ」

「ブレードは後回しでいいわね?」

「構わねえが、五日も時間がある。てめぇらなら、充分手が回るだろ」

「あら。あんなハリボテ武装をわざわざ使う気なの?」

「あの間抜けがブレードを当てたところを見たことがねえ。キャリアの最後に使い方くらいは教えてやる」

「ははは……久々にオーガらしい戦い方が出来そうだ。腕が鳴るぜ」

「ミーティングは9時15時21時の毎日三回だ。キビキビ動けよ。……散れ!」

 

 雄叫びをあげ、チームスタッフが駆け足で散っていく。

 しかし、各部門のチーフ達は残った。

 

「……ディアボリク。気づいてると思うけど、情報が全部漏れてるわよ。このガレージには監視カメラが二十四。各部門に一人ずつスパイ。多分、AIチューニングルームにも」

「わざと漏らしてんだよ。力の差を見せつけるためにな。……整備で小細工はさせるな。だが潰すんじゃねえぞ」

「了解。今回はそういう"オーガ流のやり方"で行くってことだな?」

「そうなるな。……無駄話はここまでだ。とっとと始めろ」

 

 チーフ達はにやつきを抑え、真面目な表情で持ち場へと向かっていった。

 ディアボリクもまた、AIチューニングルームに入る。

 

「はっ。雑魚が一丁前に、"OGRE"なんざ使いやがって」

 

 タブレット端末で改めて機体構成を眺めながら、ディアボリクは呟いた。

 高出力プラズマライフル"OGRE"。

 奇しくも、チーム名を冠する武装である。

 

 何のプライドだ。それとも媚びへつらいか。

 あるいは、何も考えていないのか。

 

 そんなどうでもいいことを思いつつ、AIを弄っていく。

 u-ACに、自身の知力と誇りを注ぎ込んでいく。

 

 相手を叩きのめし、勝利の栄光を手にするために。

 

 それはディアボリクの人生で最も、充実した時間だった。

 

 

 

 ………

 ……

 …

 

 

 

 五日後。

 

 フロンティアエリアの一角にあるフォーミュラF用のバトルエリア「マスジャンクブロック」に、二機のu-ACが運び込まれた。

 FFAのレギュレーションにより、オフシーズン中はバトルエリアで実機を使っての戦闘テストが許可されている。

 

 「マスジャンクブロック」。

 砂漠に呑まれて風化した廃都市だ。

 廃墟を模した障害物はオーガ・コンストラクション・ファームによって極めて強固に作られており、u-ACでの破壊は不可能。

 ECM濃度も650と、数あるバトルエリアの中でも三本の指に入る数値である。

 

「……これがフロンティアとやらの姿かよ」

 

 そんな"戦場"をピットガレージの傍から眺めつつ、ディアボリクは嘲るように独り呟く。

 「未開拓」「新天地」「最先端」を意味するその言葉とは裏腹に、現実のフロンティアエリアはオーガのお膝元以外どこも寂れ、荒れ果てている。

 「マスジャンクブロック」は所詮、競技用に再現された興行のための場所である。

 しかしこういう開拓や産業の失敗、そして激しい戦争によって放棄された廃都市は、実際に山ほどあるのだ。

 

 人類の闘争は今や確かに、武力衝突から興行へと移り変わった。

 オーナーの言う通りだ。

 だがその過程には、フロンティアエリアのような数えきれないほどの犠牲や挫折がある。

 

 そこから抜け出せたのは、人類が自らの愚かさに気づいたからかもしれない。

 あるいは、種としての限界を悟ったからかもしれない。

 賢明と捉えるべきか。無様と捉えるべきか。

 

「ディアボリク……勝負だ!」

 

 チームスタッフの集まりから抜け出して近寄ってきたアーサーの、真剣な声。

 ディアボリクは向き直りもせず、手振りだけで応じた。

 

「何だ、その態度は……!」

「機体整備もAI調整も終わった。もうu-ACが戦うだけの段階だ。……ゴングの前にかます気があったんなら、もっと早く動いとけ」

「っ、舐めやがって」

 

 アーサーがドスの利いた声で、強い殺気を放つ。

 "悪鬼"の名を持つチームに相応しい、鬼気迫った態度だ。

 だが、今さら過ぎる。

 何故もっと早く、そういう姿勢が取れなかったのか。

 

『始めろ』

 

 通信機から発された、オーナーの声。

 バトルエリアの両端にあるピットガレージのゲートが開いた。

 

 現れたのは全く同じ機体構成のu-AC「ユミル01」。

 「オーガ」のメンバーが勢揃いする側から出撃したのは、アーサーの機体だ。

 反対側からは、ディアボリクの機体が出てきている。

 

『レディ、ゴー』

 

 機械音声が、無機質に開戦を告げた。

 

 二機の「ユミル01」が開幕プラズマライフルを撃ち、接近し始める。

 比較的軽装とはいえ、重量二脚。

 プラズマを機敏に躱せるわけもなく、双方命中。

 しかし。

 

「よしっ、ECMが効き始めた!」

 

 ディアボリクの横でアーサーがタブレット端末を見つめ、拳を握った。

 650ものECM濃度を、「ユミル」の機体構成では無力化しきれない。

 先に影響が出たのは、ディアボリクの方だった。

 攻撃の精度と頻度が低下する。

 アーサーの方には、まだ影響が出ていない。

 押し始めた。

 

 ディアボリク、AP6300

 アーサー、AP7200。

 

 短時間にAPを大きく削られたことでAIが怯え、ディアボリクの「ユミル」が距離を取って障害物へ隠れ始める。

 アーサーが声を弾ませた。

 そして、下手な煽り文句をぶつけてくる。

 

「……馬鹿が」

 

 ディアボリクは小さく呟き、タブレット端末に一瞥もくれず、"戦場"の両機を見つめていた。

 アーサーの「ユミル」の動きが、途端に悪くなった。

 敵機の姿を見失い、その場に足を止めて索敵行動をしている。

 高濃度のECMとAIパフォーマンスの振り分けの稚拙さが重なり、u-ACの思考をお粗末にしてしまったのだ。

 

「っ、クソ! 何やってるユミル! 右のビルの陰だ!!」

 

 タブレット越しに叱責するアーサー。

 「ユミル」の頭部は、AIキャパシティが低い。

 AIの視界は頭部の低質レーダー頼りで、肩レーダーのサポートすら無いのだ。

 振り分けるべきパフォーマンスは正確に見極めなければ、当然こういう失態を招く。

 もうAIの怯えが消える時間だ。

 

 やれ。

 

 ディアボリクは心の中で短く命じた。

 ビルの陰から躍り出たディアボリクの「ユミル」がコンテナミサイルを放ち、コアからEOを展開する。

 

 距離150。

 アーサー機の斜め上方に飛んだコンテナから、多数のミサイルが放たれる。

 そしてEOがレーザーを連続発射。

 AP逆転。

 

「何やってんだ! もう一次ロックでも当たる距離だろ!? 撃て! いいから撃てっ!!」

 

 アーサーが毒づく。

 u-ACが悪いわけではない。

 ECMが濃いステージを選んだのもAIを組んだのも、自分だ。

 アーサーの「ユミル」が怯えて下がり始めるが、動き出しが遅い。

 

 ザグンッ。

 

 ディアボリク機のブレードが、横合いから斬り裂いた。

 さらにEOの追撃。コンテナミサイル二発目発射。

 ほぼ零距離だ。

 コンテナが直撃し、ミサイルの束がまとめて大爆発を起こす。

 

 アーサーのAPはもう、2500を切った。

 ディアボリクは、5500。

 

「ひ、引き離せない……!」

 

 ディアボリクの「ユミル」が予備バッテリーで空腹を満たし、狂ったようにしつこくブレードを振り回す。

 オペレーションチップ「スラッシュ」の効果だ。

 最初の30秒が経過した段階で、発動するようにしていた。

 アーサーの「ユミル」はひたすら距離を取ろうともがいている。

 当然だ。試合開始30秒で「スラッシュ」が発動する情報は、与えていたのだから。

 AIの怯えだけではあるまい。

 おそらく防御特化オペレーションの「ハードディフェンス」を使っている。

 とはいえ、機体構成は全く同じ。

 一度張りつかれれば、ブレード使用時の急加速には対応出来ない。

 

 アーサーの機体は大きく熱暴走。

 AP自然減少開始。

 苦し紛れに、ブレードを振った。

 敵のいない、虚空へ向けて。

 

 AP1200。1100。

 ブレード直撃。

 EOの追撃。

 AP100。0。

 試合終了。

 

「っ、く……!」

「俯くな」

「え?」

「まだ、終わってねえ」

 

 オペレーションが切れ、ディアボリクの「ユミル」がプラズマライフル"OGRE"を放った。

 

「な、何を!? 勝負はもう……」

 

 ドゥン。ドゥン。ドゥン。

 

 "OGRE"が予備バッテリーまで使って、ひたすら連射される。

 防御スクリーンの消失したu-ACでは、高出力プラズマなど到底耐えきれない。

 膝を屈したアーサーの機体が、あっという間に破壊されていく。

 

「やめろ……やめっ……やめてくれぇぇっっ!!!」

 

 敗北者の絶叫が響き渡り、「オーガ」のメンバーがその心地良さに大笑いした。

 

「ぁ、ぁ……」

 

 原型すら留めないほどに蹂躙された、u-AC。

 タブレットを取り落とし、その場に崩れ落ちるアーキテクト。

 

 死体撃ち。

 

 「オーガ」伝統の勝利宣言だ。

 残虐行為だが、反則ではない。

 u-ACが試合終了後もAIの気まぐれで"偶然"攻撃を続行するのは、よくあることなのだ。

 そもそも、弾の無駄遣い。

 本来ならばデメリットしかない、アクシデントである。

 だが、「オーガ」にとっては違う。

 

「……理由は?」

「えっ……」

「お前のu-ACでは逆関節のルフ0001が一番、戦績が良かったはずだ。俺から見ても、マシな出来だった。ユミル01を選んだ理由は?」

「それ、は」

 

 ディアボリクを見上げていた視線が、所在なさげに泳ぐ。

 

「『お前が一番自信のあるu-ACを使う』……俺はそう言ったはずだ。FBCのインタビューでもお前は、ルフについて言及する機会が最も多かった。何でユミルを選んだ?」

「…………」

「バトルエリア選択もそうだ。ユミルの対ECM性能でこのマスジャンクブロックに出せば、AIは頻繁に馬鹿になる。ガキでも電卓を叩けば分かる話だ」

「…………」

「極めつけは五日後って試合日時を、だらだら三日かけて出してきたこと。……自分が数シーズンかけて育ててきたu-ACだろ? 本当に勝つ気があるなら、『明日勝負しろ』と言うべきだった」

「そんなことっ……!」

「フェアじゃないと思ったか? ルフを使って負けたら、プライドが傷つくと思ったか? ……エリアのECMにすがれば、まぐれ勝ち出来ると思ったか?」

 

 良い歳をした男の瞳が、潤んで揺れる。

 気色悪くて仕方が無い。

 

「お前はハナから勝とうと思ってなかったんだ。ひたすら、運にすがった。負けても言い訳出来る余地を求めた」

「っ!!」

「勝利を信じて最善を尽くさない者に、知性の女神は股を開かない」

「ぅ、ぅぐ、うっうっ……」

 

 蹲る。嗚咽する。

 敗北者が。

 

「どんな手段を使おうが、勝ってこそのフォーミュラF。……試合前に見せた一人前の気迫は、u-ACに注ぐべきだった」

「っ、っ……く、くそ、クソがっ、クソったれぇぇぇぇっっ!!!」

 

 咆哮する。目覚める。

 "悪鬼"が。

 

『決まったな。ディアボリク、さっさとランキングを駆け上がれ』

「言われるまでもねえ。だが……オーナー、一つ注文がある」

『何だ』

「この負け犬を、俺のサブアーキテクトにしろ。気が変わった。"オーガ流のやり方"を叩き込んでやる」

『……ほう、面白い。いいだろう、やってみろ』

 

 立ち上がったアーサーが凄まじい殺意を迸らせて、睨みつけてくる。

 ディアボリクはそれに酷薄な笑みを浮かべながら、向き直った。

 

「……後悔させてやる。お前を蹴落として、必ず返り咲く」

「そういう台詞はきっちり牙を研いでから吐くんだな。甘ちゃん坊や」

「黙れ、ゴミ溜め出身のクズが……!」

「ふっ……ハハハハハ!!」

 

 哄笑。嘲笑。狂笑。

 フロンティアエリアの廃都市に、多くの笑いが満ちる。

 

 達成感。

 優越感。

 飢えを満たす、勝利の美酒。

 フロンティアの地獄も悪くない。

 あそこは魂の故郷だ。

 だが、いくらゴミの山を漁っても決して手に入らないものが、ここにはある。

 

 

「そうだ。フォーミュラFは、最高だ」

 

 

 長い雌伏を終え、「オーガ」が再び目覚めた。

 

 

 

 ………

 ……

 …

 

 

 


 

FBC NEWS

《悪鬼再誕 怒涛の快進撃》

 

 フォーミュラF・Xリーグ22ndシーズン。

 

 その緒戦となるヒルサイドGP第3ブロックを、"悪鬼"が蹂躙した。

 FFAランキング13位まで落ちていた「オーガCF・デュエリング」がディアボリクの復帰により、全戦全勝でブロック予選を通過したのだ。

 

 傷害事件によってライセンスを剥奪された彼が、どうやって再びライセンスを得たのか。

 その経緯は「オーガ」のスポークスマンから一応説明されたが、FBCも裏付けは取れていない。

 

 だが確かなことは、今シーズンの「オーガ」は完全に生まれ変わったということだ。

 "スピード&パワー"を標榜していたこれまでのアセンは一新。

 高火力・重装甲を極めた機体が、おぞましいほどの暴力でヒルサイドを震撼させた。

 

 上位に君臨し続ける「シュバルツヴォルフ」と「NWロードスター」、チームを若返らせた「オウレットアイ」といった強豪達を、「オーガ」は尽く撃破。

 特に史上最年少アーキテクトのベアトリスが率いる「オウレットアイ」に対しては、凄惨な死体撃ちまで行われた。

 

「茶番はもう終わりだ」

 

 メインアーキテクトに復帰したディアボリクがブロック最終戦、「オウレットアイ」との試合終了後に語る。

 

「長い間、オーガは無様を晒した。デカいハンデをくれてやったつもりだが、シュバルツもロードスターも大して進歩してねえ。今さらケツに火が点いたジークヴァルト、金が全てを解決するといつまでも思ってるアドラー。……どいつもこいつも反吐が出る」

 

 彼は「オウレットアイ」への死体撃ちに対するメディアの質問をも、ばっさりと切り捨てた。

 

「勝てばよかっただけだ。フォーミュラFはガキの遊びじゃねえ。お人形ごっこは、家でやれ」

 

 そう言って試合会場を去るディアボリクの後ろには、昨シーズンまで同チームでメインアーキテクトを務めていたアーサー・フィンの姿。

 オフシーズンの間に何があったのか、爽やかだったアーサーの表情は"悪鬼"の異名に相応しい形相へと変貌していた。

 

「ディアボリクは、4シーズンもチームを離れていた。だが全くブランクを感じさせないどころか、機体構成もAIも遥かにレベルアップしている」

 

 フォーミュラF解説者の、フェルノ・ルカーチ。

 かつて伝説のアーキテクトだった彼が、新生した「オーガ」について分析する。

 

「死体撃ちも他チームへの暴言も、決して許されざる行為だ。しかし……あの男はおそらくライセンスを失ってからも、フォーミュラFにずっと向き合い続けていたのだろう。恐るべき勝利への執念だ。はっきりと言うが、私はオーガというチームを好ましく思わない。品性の欠片も無いからだ。……それでもなお、今のディアボリクの実力だけは認めざるをえない」

 

 再誕した"悪鬼"が、かつての三強の内の二つをあっという間に食いちぎった。

 Xリーグはもはやどんな楽観的予測も許さない、混沌の坩堝と化している。

 

 あらゆるチームが変わっていく。

 進歩していくチームもあれば、衰退していくチームもある。

 

 フォーミュラFの光と闇。

 その激しいコントラストは時に見惚れるほど美しく、時に目を背けたくなるほど惨たらしい。

 

 それでも我々は、目が離せない。

 

 人類最高峰の知性がぶつかる"戦場"は、一体どこまで進化していくというのか。

 

 (FBC:G・オシプ)

 




※注意
ゲーム本編におけるディアボリク復帰後のアセンは17th時に戻っただけで、別に強化はされていません。
アーサーの去就も、ゲーム本編では語られません。
いずれも本作の独自設定となります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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