ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
感想にて2つほど砂漠の砂について有識者の意見があったのでそのことについて言及。
砂漠の砂については活用できないし、なにかしら不都合が多すぎるけど、アビドス砂漠の砂についてはちょっと例外として考えてほしいです。いやほんとまじで
私が知らなかったから悪いんだけど
そう考えていてくだせぇ⋯(泣)
カイザー理事のあのシーンを変えるのが面倒くさいのは内緒
てなわけでほんへどうぞ
今日の朝、電話が掛かってきました。差出人は黒服から。
私が聞きたかった、先生の覚悟、心意義、責任等など⋯⋯沢山のことを聞いたとのこと。まさか黒服が先に聞いていようとは。面白いこともあったものですね。
それは置いておいてです。今私はPMC基地のホシノが監禁されている場所の近く、それも建物の目の前にいます。単なる待ち伏せです。
因みに、今私は木製の机と椅子を用意してこんな砂漠のド真ん中でピザを食っています。
私、食べ物や飲み物は必要ないのですが、度々食べたくなるもの。味が恋しくなるというのは、まさにこういう事を言うのでしょう。ま、暇つぶし程度ですが。
そして、私は今ノートパソコンを開いてドローンを操作してアビドス対策委員会を監視しています。先生もいるようですしね。
トリニティの迫撃砲、ゲヘナ風紀委員会の手助け。はぁ、今こういう感じで協力すればいいものを。正直体の部位や野蛮さ如きで対立し合う意味が分かりません。
確かに自分にない部位がどーたらこーたらと言う意見もあるにはありますが、トリニティのどこぞの某園ミカさん、それだと百鬼夜行の角がある生徒さんどうなるんですか?
お、そろそろ2度目の理事との邂逅ですか。
「そろそろ私との邂逅の時も近い。Très bienなものを期待していますよ。先生?」
◇◇◇
『目標の座標地点に到達!この辺りに、ホシノ先輩が閉じ込められているはずです!この周囲の何処かに、きっと!』
アヤネの言葉に周囲を見渡すアビドス対策委員会。だが、その場所は、何処か見覚えのあるような気がする建物がそこにあった。そして真っ先に気づいたセリカが口を開く。
「⋯⋯⋯ここ、学校?この痕跡⋯⋯⋯多分学校、だよね?」
そう、まるでが学校が改造されたかのような跡地なのだ。そして砂漠の真ん中に学校。そしてここは元アビドス自治区。そこから連想されることはただ一つ。
そして、とある者が横から入り、口を開く。
「あぁ。ここは、本来のアビドス高等学校本館だ」
そしてぞろぞろとPMCのオートマタたちが集結し、真ん中にいる声を出した正体が顕になる。その姿に、アビドス廃校対策委員会の皆と先生は警戒態勢に入る。
「⋯⋯!」
「あんたは⋯⋯!」
それは一度アビドス高等学校別館に攻撃を仕掛けてきた、カイザーPMCの理事であった。まるで待ちわびていたかのように、その口を開いた。
「よくぞここまで来た。アビドス高等学校、廃校対委員会。待ちわびていたぞ」
『敵の増援多数⋯⋯⋯!!』
そして、理事の後ろには大量のPMCのオートマタが軍隊を成してそこにいた。そしてアヤネは即座に数などを計算して、総力戦に持ち込むことを想定した。
そして理事は語るように、その口を開く。
「砂漠化が進行して、捨てられたアビドスの廃墟⋯⋯ここが、元々はアビドスの中心だった」
「ここに過去に猛威を奮った最大の高校の跡が砂の中に埋もれている。ゲマトリアはここに実験室を立てることを要求した」
『実験室⋯⋯⋯!?』
その言葉に対策委員会の面々は驚く。ここに実験室を立てるということ、そしてここにホシノ先輩が囚われているということ。そこから連想されることはただ一つ。
ホシノが実験されてしまうこと、その最悪とも取れる考えが頭を過るが、頭を振って対策委員会は聞く。
「そんなことよりも、ホシノ先輩はどこですか!!」
「あの副生徒会長なら、向こうの建物にいる」
そうして後ろを指さすカイザー理事。その先には大きな建物の面影が見えた。少しだけ遠くのところなのだろう、それが対策委員会の考えだった。
“ホシノを返してもらうよ”
「そうか⋯⋯⋯⋯⋯⋯もしかしたら実験が始まっているかもしれないが⋯⋯まぁいいだろう」
「彼女の元に行きたいのであれば私たちのことは振り切って行けば良い。君たちにそれができるなら、の話だがな」
大量のPMC印の付いた兵士がこちらに銃口を向ける。その威圧感はまさに一級品、それに少しだけ対策委員会は後退る。
『この兵力、容易に通してくれそうではありませんね⋯⋯』
「私は前に覚えていろ、と言ったはずだ。私は今はまだカイザーの理事なのだよ。さぁ、始めようーー
ドゴォォオォォオン!!!!
始めようか。そう言いかけた瞬間、大爆発の音が廃れた砂漠に位置するPMC基地に広がり煙が立ち上る。その音にアヤネたちは驚きの声を、理事は予想通りといった反応をした。
「ほう、やはり来たか」
『また爆発!?今度は何ですか!?』
そして煙が晴れると同時に、その姿が顕になる。それは、もうn番煎じであろう、便利屋68であった。
「じゃ〜ん!やっほ〜☆」
「(頭に手を当てる)」
「お、お邪魔します!!」
ムツキはまるで玩具を見つけたかのような、いたずらっ娘の笑みを浮かべ、カヨコはまた面倒事に巻き込まれたと頭を抱え、ハルカはいつも通りアワアワとしていた。
そして、真っ先に驚きの声を上げたのはアヤネであった。
『べっ、便利屋の皆さん!?』
“最っ高な助っ人だ!!”
だが、その驚きと歓喜の声に少しだけ驚く便利屋たちだったが、見た感じを見て何かを察したようだった。そしてムツキが口を開く。
「やーっと追いついた⋯⋯ってけどこれなんかみんな集まってるし、これ大事な場面に突撃しちゃった感じ?やらかしちゃった感じこれ?」
「あらら、こっそり助太刀しようとしたのに。そう上手くは行かないものね」
そしてアビドス高等学校廃校対策委員会の面々はまるで期待が籠もったかのようなキラキラとした視線を向ける。そう、今の場面は、
「私がここで引き留めるから、皆は先に行って!」
というお決まりのパターンだったのだ。
当然、そんな場面に割り込んだ便利屋たちはその事実を知るはずが無い。だからこそ便利屋たちは何故こんな期待に満ち溢れた視線を向けられるのが分かるはずがなかった。
「⋯⋯え?何この期待に満ち足りてるキラキラとした視線?」
「社長、これひょっとして⋯⋯⋯あー成る程ね(察し)」
ムツキは困惑の声を、カヨコは軍隊と対策委員会のほうを交互に見て、察してしまった。そしてまた頭を抱えてしまった。今のカヨコの中身を見るなら「なんでこうもタイミングが良すぎる場面に割り込んじゃうの私たち⋯⋯」だろう。
そして、アルはまさにドヤ顔。もう清々しい程のドヤ顔で言い放つ。内心を見なければまさにアウトローなのだろう。
「ふふっ、勘だけは鈍っていないようね。対策委員会。私たちがここに来た理由なんて、一つしかあり得ないでしょう?」
「ここは私たちに任せて、先に行きなさい!!」
その言葉はまさに待っていました!!とどっかの誰かが言う事だろう。だが、ここは一応シリアスな場面なのだ。決してシリアルではないのだ。
だが、アルの内心はもうてんやわんやの大混乱だった。それはもう内心白目剥いて「言っちゃったぁぁぁぁぁ!!!!」と某BGMが流れ始めることだろう。
まさにポンコツ、だがやる時はちゃんとやる。それがアル社長であった。シリアスをシリアルに変えるのもまた、アルの役目でもあった。
そしてその声を出したアルに皆は感嘆の声を上げる。
「わぁお⋯⋯それは惚れ惚れしちゃうよぉ、アルちゃん⋯⋯」
「さ、流石です!!い、一生付いていきます!!アル様!!」
「べ、別にお礼は言わないからねっ!!」
「で、でも全部終わったら⋯⋯その時は一緒に、ラーメンでも食べに行くわよ、便利屋!!」
先生の脳内に即座にツンデレーダーが発動したのは気の所為ではないだろう。高純度のツンデレ具合に先生は少しだけ萌えて鼻血がでそうになるが、必死にこらえた。
そして対策委員会の面々はお礼の声を出す。
「ありがとうございます!!この恩は必ず!!」
「ん、ありがと!」
“ありがとう便利屋のみんな!!あとで何か奢るよ!!"
そして対策委員会の面々は駆け出した。そして残った便利屋の面々は即座に集まって話し合う。その光景にPMCの面々はすっごく気まずい感じであった。
そして話し合いが解決したのか、便利屋はPMCの兵士たちに向いて、その手に持つ銃を準備し始める。
「はぁ⋯⋯こうなったら仕方ないか」
「勢いに任せちゃったけど⋯⋯これどうするのよ!?攻撃?逃げ?いや爆破!?!?!?!?!?」
アルちゃんはある意味いい性格しているだろう。咄嗟にそんなことが言えるのだ。アウトローに憧れているのも頷けるだろう。そしてバーサーカーモードに成ったムツキが叫ぶ。
「あはははは!!!!面白くなってきたね、アルちゃん!!!もうこんな所まで来て!!そんな台詞言っちゃったらもうやるしかないでしょ!!!」
「さぁっ!!一方的な蹂躙劇を始めようかっっっ!!!」
そうして割り込んだ便利屋たちは戦闘を開始した。
もうそろそろ建物が見えてきたくらいまで対策委員会は走り続けていた。ここからの位置でも、建物についてはかなり遠く、さらにはPMCの兵士が大量にいたため、かなり大量を消耗していた。
そして、最後の道路へと差し掛かった時、一つの影が立ち塞がる。それはカイザーの理事であった。その姿を見た対策委員会の面々と先生は鋭い視線を向ける。
『カイザーの理事⋯⋯⋯!!』
「しつこい⋯⋯⋯!!」
「ああもう、鬱陶しいったらありゃしないわよ!!」
“流石に面倒くさすぎるよ?”
「どいてください⋯⋯さもないと⋯⋯!!」
その言葉を遮るように、カイザーの理事は話し始める。まるで彼女たちに問うように。
「私は彼に出会うまで、ずっとお前たちが目障りだった」
「だが、彼に出会ってからお前たちを少しだけ考えるようになった。だからこそ、一つだけ聞かせてもらおう」
「何故そこまでして、この廃れた砂漠に残った学校に固執する?お前たちが借金を背負わなくても良かったものを、何故そこまでして返そうとする?」
「何故キツく、辛い状況になってもニコニコと笑っていられる?滅びかけの学校に残り、しつこく粘り、借金を返そうと奮闘できる?」
「答えろ。対策委員会、そして先生よ」
その圧は、まるで強者にも引けを取らないほどの大きな圧であった。ホシノには劣るものの、それでも尚大きな圧であった。そして対策委員会は口を開く。
「⋯⋯⋯ん、それが私たちの居場所だから」
「居場所⋯⋯だと?」
「そうよ!!ここは私たちの居場所なの!!例え借金があっても、挫けそうになっても!!共に歩める仲間がいる、大切な居場所なのよ!!」
「⋯⋯⋯」
「私たちのアビドス高校は思い出の詰まった場所なんです。だから、抗うんです!!」
『私たちのアビドス高校は、大切な仲間がいて、支え合う皆がいる、大切な場所なんです!!』
この世に一ヶ所だけ、たとえ世界の全てを敵に回しても、仲間の帰りを待ってる場所がある。人は誰でも、自分のいるべき居場所を探している。そこは偽りのない、陽の当たる場所。
仮面ライダーディケイドがカブトの世界で言ったように、ネガの世界で言ったように、人は『居場所』を求めている。そして、その居場所をなくしたくないからこそ、抗うのだ。
「⋯⋯⋯⋯ふん。成る程な。貴様らが何故そこまで頑張れるのか、抗えるのか、ようやく分かった」
「いいだろう。この先へ通してやる」
その言葉に、対策委員会の面々と先生は驚いた。足止めしていたかと思えば、その先へ急に通すと言い出したのだ。その真意を先生は聞く。
“⋯⋯⋯立ち塞がるんじゃないの?”
「先生はそんなに私に立ち塞がって欲しかったのか?貴様らの目的はあくまでもホシノだろう。なら、私の気が変わらん内にさっさといけ」
その言葉が、その真意が伝わったのか、先生たちは走って理事の横を通り過ぎていった。そして、理事は1本の電話をかける。そこは、『ブラックマーケット』の『闇銀行』であった。
「あぁ、私だ。手筈通りに頼むぞ。借金を無くしてやれ」
「ふん、構わん。私の権限だ。せめてもの情けでもあるがな」
そしてピッとスマホの電源を切って、少しだけ呟く。機械の顔でありながらも、少しだけ悪辣な笑みを浮かべていたような気がした。
「プレジデント、散々私をこき使ってくれたな」
「どうせクビになるんだ。だったら、最後の意趣返しと行こうじゃないか」
「対策委員会よ、健闘を祈るぞ。なにせ私が相手しなくても、奴が相手するのだろうからな」
そして少しだけ独り言を呟きながら太陽の日が灯る道路を歩き続ける。所々に砂が混じっていて、その砂は多く、重い。なにが原因で、何が目的でここが砂漠化したのかは分からない。
だが、何からしら意図はあるはずだ。こんな砂漠にせざるを得なかった何かが、ここにあるのだろう。もしかしたら、それがお宝なのかもしれないだろうが。
そして道路を歩き、薄暗い路地裏へ入ると、一人の女性が待ち伏せていた。
「お待ちしておりました。私の名はアリス・エスケイプです。マスター・エンターの招待された理事で間違いないでしょうか?」
「あぁ、まさか貴様らが雇用してくるとは思わなかったぞ。何処まで計算の内だ?」
「それはマスターに聞いてください。私には到底、理解できそうにないですから」
その会話は路地裏へと消えていき、そこに風が吹けば⋯⋯その2つの影はいつの間にか姿を消していた。
場面は戻ってアビドス対策委員会&先生。建物の前の校門らしき所で待ち伏せていた男と相対していた。
「Ça va?先生方?」
その男はニヤリと笑っていた。
【朗報】カイザー理事、プレジデントの意趣返しとしてアビドスの借金を消す【マジかよ】
てなわけで、ドーモ、アビドス3章でアビドスの面々が酷いことになってたので救いの手を差し伸べた私です。
アビドス3章2周目読んで、地下生活者とかいうゴミをボロ雑巾にしたいと思う。まじで。
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