ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
Q・特命戦隊ゴーバスターズが消えたから36作品目のスーパー戦隊どうなんだ
A・この世界線でのスーパー戦隊36作品目は
『非公認戦隊アキバレンジャー』です
てなわけでほんへどうぞ
Mission32 ゲマトリア会議
重厚感のある鉄の壁に包まれた一室。そこには閉鎖的で、地下独特の圧迫感がある部屋。空気は冷たく澱んでいて、人によっては寒気もするもの。
そして、中央の丸く大きな机を囲むように並んだ4つの椅子。その幾つかに、異様な姿の者たちが座っていました。
黒服、マエストロ、ゴルコンダ、デカルコマニー、ベアトリーチェの4名。そして、また扉が開かれ一人の子供がその姿を現す。それは⋯⋯私です。
「おや、Monsieurたちは先についていたのですね。時間は大丈夫でしたか?」
「えぇ、予定時刻5分前です。少し早めでは有りますが、ゲマトリアのアプローチを開始いたしましょう」
ゲマトリアの会議⋯⋯⋯もといアプローチ。己の研究成果をここで発表し、更なる高みを目指すもの。いわば途中結果みたいなもの。司会進行は黒服です。
「皆さん、ご多忙の中お集まり頂きありがとうございます。ここ最近は欠席が少なく、全員揃う事が多いので嬉しい限りです」
「
「そういうこった!!」
今回が起こるまでに色々あった。鏡争奪戦、エスケイプ用のメタロイド作成等のタブレット制作、メガゾードα&βの制作、γの量産などなど⋯⋯⋯⋯沢山のことをしていたため、たまに欠席していました。
「クックックッ、今回は皆さんの近況報告を纏めて足並みを整えたいと考えています」
全員の共通点は崇高の領域へと足を踏み入れる事。目的、思考、やり方、進め方⋯⋯⋯⋯全てがバラバラな彼らを纏めつつも、共有し合い、アプローチして高め合うことが目的でもありました。
だが、そんな事を嫌う者もいるのも、また事実。そう⋯⋯燃えない大きな粗大ゴミであるベアトリーチェです。
「どうせ私達は各々の目的を追求するだけの存在。あなた方に私を束縛する権利はないでしょう」
「はぁ⋯⋯⋯ならMadameは何故ゲマトリアに入ったんですか⋯⋯?そんななら出なければいいのに⋯⋯」
「仕方ないです。ベアトリーチェはそういう人ですから」
「そういうこったぁ!」
まぁ、でもそんな事を我々が察していない訳がないので、遠回しにお前本気で何で入ったの?そんな嫌なら抜ければいいのにということを言っているのです。
だが、燃えない粗大ゴミこと⋯⋯いや、粗大ゴミに失礼になるであろうベアトリーチェは協調性が皆無であり、空気を読むということがまるで出来ない。簡単に言えばアホである。というかそのアホさが原因で色々起きたし。
それはともかく、交友関係に関してはベアトリーチェ以外は結構仲がいいと言ってもいいだろう。勿論、研究仲間という脚注がつきますけど。
エンターの能力?であるメタロイド作成。そしてメガゾードの存在。どちらともがゲマトリアにとっては大きなカードになるが故に、2年間で対等レベルまで持ち込むことができたのできました。
メタロイドについては一度前の会議でも言ったのだが、テクスト、テクスチャの面ではゴルコンダとデカルコマニー。日用品がロボになり動くという芸術的観点を見るマエストロ。
『兵器』として見るベアトリーチェ。そして、利便性の高いものとして見る黒服。全て中身は違えど、興味を示すものには十分な代物でした。
そうして、対等になれたエンターであったが、ベアトリーチェは気に入らないものである。こうしている間にも敵対心は剥き出してある。
「さて、研究成果の共有と行きましょうか」
司会進行役の黒服が言い始める。
先ずは黒服。
『キヴォトス最高の神秘』である『小鳥遊ホシノ』。もとい『暁のホルス』を捕らえることには失敗したが、エンターの協力により、その概要が最小限に留まり、さらに梔子ユメのデータが取れたとのこと。
次はマエストロ。
太古の教義⋯⋯⋯
もとい、人工の天使にして、神性の怪物。
『ヒエロニムス』の最終調整に入るようだ。
時期的にもエデン条約編が始まるのも近いから確信はしていた。そもそも、エデン条約編についての日程などは、全てステルスロイドによって把握済みなので常にこちら側が有利と言っていいでしょう。
そして、次にゴルコンダ&デカルコマニー。
そして、ベアトリーチェ。
エデン条約編において、最終段階に入りかけている彼女こそが一番進んでいると言ってもいいでしょう。現在、『儀式』は最終調整に入っているようです。
正直、彼女を止めることはできるのですが、それをしてしまうと確実にこの世界線が詰みに陥ってしまうので、その考えはとうの昔に捨てています。
最終編の後の戦力に別世界の戦力は必要不可欠なのでね。
そして、私の番が回ってきました。
「それでは私ですね」
「先ずは、これをご覧ください」
そうして取り出したのは一つの桃色の石。そしてもう一つは同じピンク色の石ではあるものの、その中には小鳥遊ホシノの顔が映っているものだった。
「これは右から順に『神名のカケラ』と『神名文字』と言いましてね。簡潔に言えば、この中には神秘が内包されています。神名のカケラはただの神秘なのですが⋯⋯⋯」
「こちらの、『神名文字』に関しては小鳥遊ホシノの神秘が内包されています」
「何?」
「ほう」
「クックックック⋯⋯素晴らしいですね」
「どういうこったぁ⋯⋯?」
4名がそれぞれ別の反応をする。当然だろう、先に黒服にはアビドス編にて知っていたとは言え、素晴らしいことに変わりはない。
「私のメタロイドには、神名の欠片の力⋯⋯もとい、神秘を集める力を製作しましてね、黒服の協力もと、アビドスにて実験をしていました」
「そして、その産物がこれです」
「⋯⋯⋯⋯つまり、神秘を獲得したということか?」
「いえ、実質的な獲得ではなくあくまで物として、生徒の強化素材として封されているだけです。神名文字はその者の強化に、神名の欠片は神秘の補給や、強化に扱えます」
「なので、私のパソコンで『接続』することによってその者の強化を行えます。メタロイドは不可能ですが、子供には可能。実際、自身にも試しましたが神秘の量が増えました」
これは、私自身にも関係すること。パソコンで『接続』して自身の強化を行った際に、神名の欠片、神名文字を使用したときに起きた、ヘイローができる現象。
だが、それはすぐに消えてしまい、エネトロンの残量が増えていた。これが何を意味するか⋯⋯神秘=エネトロンという等式が成り立ってしまう。これはあり得ないことです。
1日でエネトロンの残量が減った状態から満タンになり、それは次の日まで保持される。メタロイドを作った際に、ランプか2から3個消えるが、次の日には何故か回復しているということも。
前までは転生者特典特有のご都合主義かと思いましたが、少し違ったようです。それをまぁ、やりくりしてメガゾードのほうに移したりなどなど⋯⋯⋯⋯⋯
多分、私の欠けたデータにその内容が入っているのでしょうが⋯⋯⋯肝心なものを知らないというものは、なんとももどかしいものですね。
でも、予測自体は出来ました。確定要素ではありませんが、この会議で言うつもりではあります。
それも、エネトロンを解析した際に判明したことを。
そうしていると、黒服が追加として口を開く。
「クックック⋯⋯⋯前に、私と協力した際に小鳥遊ホシノの神名文字を渡されましたが、何も得ることはできませんでした。あくまでも封するのみ。それを扱うことが出来るのは今のところエンターくらいしかいません」
「これはこれで、また素晴らしい作品だ。神秘の輝きを放ちながらも、それが封されている。使いようによってはヒエロニムスに使えるかもしれないな」
「神秘と科学の両立。それが実現しているのならば、出来ることが飛躍的に増える。素晴らしいものですね」
「そういうこったぁ!!!!!!」
普段は、こんな風に賛否ではなく、賛のほうを言いつつも自身の研究に使えるかもしれないという考察などを行うのがゲマトリアである。
もう本当に大学のサークルです。
そして、それを利用しようとしているものも、また事実。
「なら、余って使えないのならそれを私の兵力に使用しなさい」
ほーらまた出たよ、と若干の疲れがありながらもその声を発したベアトリーチェとかいうフンコロガシの糞以下の存在が言って、他のメンバー全員がそちらを向く。明らかに空気が冷えたのが分かった。
「概要も何も言われてないのに出来るわけないじゃないですか」
「なら、パソコンと神名の欠片を寄こしなさい。私のほうが存分に扱えるので」
「貴様!!!それが人の作品に対する評価か!!」
「黙りなさいマエストロ。私のほうがエンターより扱えるのですよ」
「バk⋯⋯
「そこまでにしたほうが良いですよ。ベアトリーチェ」
それに異議を申し立てたのは、アビドス編にて協力者であった、黒服であった。その声には少しばかしの怒気と、呆れの声を含めて言う。
「私たちは神秘を探求する者です。その研究成果を、取引もしていない者に寄越せというのは怒りを超えて呆れがきます。会議を円滑に進めるためにも、黙ってください」
「興味ないですね」
もう辞めてくださよ本当に⋯⋯⋯⋯たまに会社にいる御局みたいなこと言うんじゃありませんよ⋯⋯というか、本当に何でここにいるんです?
というか、あのパソコン動かすにも、メタロイド作るにも、私の存在が必要不可欠なのですよ?それなのに渡せって⋯⋯馬鹿にもほどがあります。どれだけ兵力欲しいんですか貴方⋯⋯
「はぁ⋯⋯⋯馬鹿馬鹿しい。私はこれで失礼致します」
そう言って扇子を広げてコツコツと歩いていくベアトリーチェ。マイペースですし、もう本当ゴミですね。しかも残したのはヤバいくらいに重い空気感。もう嫌です⋯⋯⋯
そうしていると、マエストロが口を開く。
「ベアトリーチェの愚行、代わりに謝っておこう。すまなかった」
「いえいえ、あの馬鹿はそういう人なのはもう何回かの会議でわかりましたから。まだ私の研究成果について発表し終わってないというのに⋯⋯⋯⋯」
はぁ⋯⋯⋯と溜め息をつく私と、それに同情の視線(?)を向ける3人。顔というか目がないので判断はし難いが、多分そうなのだろう。
「では、もう一つの研究成果。私のエネトロンについて」
「改めて説明しますと、エネトロンというのは、簡潔に言えば石油などの化石燃料などを全て担う万能のもの。電気、ガス、ガソリン⋯⋯⋯などなど、使いようは多岐に渡ります」
「そして、なんと言っても転送という独自性があるのが特徴です。それについては前に言ったかと思います」
それは、かなり前の会議にて発表したこと。エネトロンという物質について。正直に言って、無限に供給されるといえことは普通にあり得ないと感じていたからです。
そもそもの話で、そんなご都合主義があったら何処から供給されているんだとか思いますからね。そんなこんなで神秘の解析とともに、エネトロンの解析もしていました。
そして、見つけたこと。
それは、自身にも大きなナニカを与えていた。
「そうですね⋯⋯⋯簡潔に申し上げますと、エネトロンの一部の要素に神秘が確認されました。それも、私の神秘が」
「その関係で、私の神秘にも少しだけ予想を立てました。多分、私の神秘は⋯⋯⋯⋯」
「これにて、ゲマトリア定例会議を終了します」
そうして、会議を終了する黒服。そうして、黒服、ゴルコンダ&デカルコマニーは退出していき、後には私とマエストロのみが残った。
そうして、彼に話しかける。
「マエストロ、少しよろしいですか?」
「む?何用だ?」
「マエストロ⋯⋯一緒に協力しませんか?ヒエロニムスの最終調整について」
「詳しく聞かせてもらおう」
そうして手招きして連れてきたのは私の研究所。そうして私は彼にとあるメタウイルスカードを見せる。それは、黄色のメタウイルスカード。
「私のメタウイルスのカードの中に、貴方の作品となりうる『ヒエロニムス』に合うメタウイルスを作成しましてね」
「拝見させてもらおう。これは⋯⋯『信仰する』か?」
そうして、マエストロが手に持ったのはメタウイルス『信仰する』のカード。そして、私の思惑はただ一つ。
「
「成る程、受肉したヒエロニムスに新たなテクストを書き入れるという試みか」
「理解が早いようで助かります。可能性的にメタロイドと化す可能性が有りますが⋯⋯『太古の教義』と『メタウイルス』。興味深い化学反応を起こすと思いませんか?」
そう言うと、彼は熟考し始めた。まぁ、自身の作品に他人からの新たなものが加わるというのは、芸術的観点から見ても少しだけ良くないと感じることもある。
ですが⋯⋯⋯彼の場合は、新たなインスピレーションを貰えると思えるほどの芸術家。ならば
「了解した。手を組もう、エンターよ」
「共同制作と行こうではないか」
さぁて、エデン条約編まで後少し。頑張りましょうかね。
ちょっと色々と忙しくて昨日出せなかったよぉ!!!
あと明日は休むよぉ!!!!
その代わりちゃんと計画立てたから許してぇ!!!
メタウイルスについて
作り方解説!
その1、いい感じの言葉を見つける。攻撃的、事務的などなど。
その2、メタウイルスを作成する。これについては、他のメタウイルスのカードからメサイアの分子(自我などはない)を抽出しているため無尽蔵にある。
その3、その言葉に合う能力をプログラミングする。
その4、カードに転送、またはタブレットにデータを移籍する。
この工程が、大体ノートパソコンの補助もあって1時間で終わる。なんでもありじゃねぇかって?んなもん気にしないでくれ、大体そういうもんだ。