ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを   作:エンター・■■■■

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アギト超能力戦争見てきました。氷川さんやっぱカッコいいよぉ!!!

⋯⋯⋯謎な点が幾つかあるけどね
(アナザーアギト&ギルスについて)

あとめっちゃ遅れてごめんね!スランプ入ってたり、リアルがクソ忙しいから⋯


Mission42 ソウルを一つに。火と灰に染まる日

 

 

 火が燃え盛り、道路は焼き焦げている。今さっきまでの盛大なファンファーレは跡形もなく吹き飛び、そこには悲鳴と逃げる声が聞こえる。

 

 それをビルから眺める影が3つ。

 

 その黒いスーツを灰の風で靡かせている者、首がなく、額縁を持っている者、頭に掛けたゴーグルを着けて赤外線サーモグラフィーにして眺めているもの。

 

 ゲマトリアの黒服、ゴルコンダ、デカルコマニー、エンターの4人である。

 

 

「アリウスが動き始めましたね」

 

戒律の守護者(ユスティナ聖徒会)も顕現し始めていますね。やはり秤アツコに刻まれているテクスト『ロイヤルブラット』。それが器であり形作るテクスチャであることに変わりはないですね」

 

「ミメシスは器を用意し、感情の残滓や古来の概念を複製するもの。アツコがその器となり動いていますが、ベアトリーチェは兵器としか見ていませんからねぇ⋯⋯マエストロもヒエロニムスの最終段階に入りましたし、ベアトリーチェは舞台装置として動いている。正に歯車ですね」

 

「そういうこったぁ!!」

 

 

 傍から聞いても何が何だか分かるものは少ないだろう。

 

 秤アツコ⋯⋯アリウススクワッドの一人にしてアリウスの生徒会長の血筋を持つ『ロイヤルブラット』その力による太古の教義は絶大である。尤も、戒律の守護者はあくまでも『エデン条約』のETOがアリウスだからこそ動けているのだが。

 

 ベアトリーチェは既にゲマトリアとしては追放する準備は整えている。彼女が行う計画も、そのために太古の教義や秤アツコのロイヤルブラットの力を利用しようとしていることも。

 

そして、『色彩』を呼び寄せてしまうことも。

 

 

「クックック⋯⋯皮肉にもベアトリーチェが呼び寄せる色彩がキヴォトスの崩壊を防ぐ鍵となるとは。ですがこの一件で改めて色彩に対しての用意が出来るというもの」

 

「そう言えば、カイザーは掘り起こしたのですか?アレを」

 

 

 アレ⋯⋯もといアビドス砂漠にある船。元々はビナーが守っていたであろうその船は私が伝令を出して掘り起こす邪魔をしないように言っている。尤も、探し当てているとは思えないが。

 

 

「まだ船については難航しているようです。エンターがビナーに指示したおかげで取り出しやすくはなってはいますが、それ自体が深い所にあるみたいです」

 

 

 黒服の割れ目から見える光が少しだけ強くなる。それは警戒か、疑念か、或いは不可思議な感覚を持っているのか。

 

 あれもまだ掘り起こされることはない。それが歴史というものなのだから。

 

 

「では、そろそろ私は動かねばならないので。Adieu、黒服、ゴルコンダ、デカルコマニー」

 

「幸運を祈ります。エンター。あと、少しだけヒントを与えます」

 

「ヒント?何のですか?」

 

()()()()()()()()()()()()()()⋯⋯これだけで十分でしょう?」

 

「!! 参考にしておきます。merci、黒服」

 

 

 そうしてエンターはデータのように消えると黒服はゴルコンダとデカルコマニーの2人に話しかける。

 

 

「クックック⋯⋯彼が回収したという過去のゲマトリアのログ。彼は見つけていないようですが、面白いものを発見しました」

 

「我々の名の先人たちのログですか?確かにこのキヴォトスという記号を読み解くには十分なものですが⋯⋯」

 

「えぇ、確かにそうですね⋯⋯彼にも関係のあるものですが、少なくとも()()()()が今の私たちのために誘導するように書いていたのは間違いないでしょう」

 

「どういうこったぁ?」

 

「ゲマトリアのログに不可解な『空白』が存在しました。それも私たちでさえも目を凝らし疑いを向けながらも濃密な暗号を解くようにして見なければ分からないほどの小さな綻び」

 

 それは不可解な点について。黒服は前にエンターにゲマトリアのログのコピーを手渡されていた。歴史において重要な手掛かりになるからと。

 

「私たちだけに気付くように仕向けたのか⋯⋯ですがそれは過去の彼が仕組んだものと見て間違いないでしょう」

 

「少なくとも過去の彼が私たちに伝えたいことは理解しました。⋯⋯⋯私の彼に言われた役割はもう既にデカグラマトンが達成されていますし、面白い限りです」

 

「ですが言われたアレについては回収しておくのはエンターにとっても良くないこと。あの綻びは彼自身が見つけ出して欲しいですね。それが研究者としての性ですから」

 

 

 それが今のゲマトリアなのだから。だが、解析にかなりの時間を要するのは黒服は理解していた。あの綻びを見つけ、解析し出すまでに1カ月半以上かかったのだから。少なくとも彼が解析するのに1カ月は要するだろう。

 

 

「でも、かの場所はかなりボロボロですから、もしかしたら先生たちが偶然、先に見つけてしまう可能性もありますが⋯⋯彼ならなんとか出来るでしょう」

 

「ですが少なくとも、これだけは分かります」

 

「かなり前の、それもユスティナ聖徒会や私たちの名の起源ともなったゲマトリアが存在していた過去に、エンターが存在していたということだけは、ですがね」

 

 

 

 


 

 

「ぐっ⋯⋯⋯!?」

 

 

 最初にナギサが感じたのは酷く脳内に響く耳鳴りだった。次に理解したのは全身を鞭打たれたような衝撃。そして真っ先に気付いたのは積み重なった瓦礫の隙間に閉じ込められていることだった。

 

 情報通りミサイルが来た。防御プロテクトを事前に用意したためか、傷はついていなかった。

 

 

「えぇ、確かに来ましたね。連絡はセイアさんが済ませる手筈⋯⋯なら私はっ!」

 

 

 ナギサは体を動かして瓦礫を退かそうとするが大きな瓦礫によって身動きが取れないでいた。ナギサは戦いなどにはあまり出ないためか、力があまり入らなかった。

 

 

“大丈夫!?”

 

「今、退かします!」

 

 

 そんな時、その瓦礫の隙間から先生とヒナタが見える。そうしてナギサはヒナタに瓦礫を退けてもらうと話を始める。

 

 

「アリウスの襲撃⋯⋯来ましたか!」

 

“アリウスが!?一体どういう⋯⋯”

 

「今は避難しなければなりません!正義実現委員会の皆さん!聞こえますか!」

 

 

 ナギサは即座に声を上げて正義実現委員会を探す。そして目に映ったのは剣先ツルギ⋯⋯トリニティ正義実現委員会の委員長と副委員長のハスミであった。

 

 

「先生!ナギサ様!ご無事でしたか!」

 

「被害はどうなっていますか!?」

 

「先ほどの爆発で何名か負傷、正義実現委員会が現在アリウスの襲撃を食い止めているところです」

 

“皆凄い怪我⋯⋯ナギサはこうなることを予見してたの?”

 

「いえ、アリウスがクーデターを起こしたのならあり得る話だったからです!それよりも早く避難しなければ!」

 

 

 そう、とある情報筋⋯⋯もとい百合園セイアの予知夢とエンターによる原作知識による完璧なメタ。そして正義実現委員会も負傷者は少ないがそれでもかなりの人数が怪我をしていた。

 

 そんな時、側から歩く音が聞こえる。

 

 アリウス分校の生徒とそれを率いるアリウス分校、アリウススクワッドが一人。戒野ミサキがそこにはいた。

 

 

「作戦地域に到達、正義実現委員会の神髄を発見。これより交戦に入る」

 

「アリウス分校⋯⋯!」

 

 

 正義実現委員会の2人とヒナタ、ナギサ、先生は即座に警戒する。アリウス分校⋯⋯カタゴンベから来たことは一目瞭然だった。

 

 

「ここは私に任せろ」

 

「先生、私たちが道を切り開きます!指揮を!」

 

 

 そうして道を切り開いていく。何分数が多いアリウス分校の生徒が地道ながらも体力と弾薬を奪っていく。シッテムの箱の充電が切れてしまった今、道を切り開くのみであった。

 

 だが、その先で見たものは⋯⋯先生たちにとっても生徒たちにとっても不可思議なものだった。

 

 

「■■■■■■■!!」

 

 

 幽鬼のような姿、それは炎が混ざり合い、まるで神秘を見せつけている。罅が渡るヘイローを掲げて修道服を靡かせる信徒。

 

 それは伝承に伝わるかつてのシスターフッドの前任に当たる組織であり、規律と戒律の権化『ユスティナ聖徒会』そのものだった。

 

 ユスティナ聖徒会に関して、アリウスがETOとなっているが故に敵対していた。戒律と規律を守る存在なのだから。

 

 

「数百年前に消えたはずの『戒律の守護者たち』が、どうして今ここに⋯⋯!?」

 

 

 目を見開き、信じられないといった様子のヒナタ。シスターフッドとしてその歴史に精通している者だからこそ衝撃は凄まじかった。

 

 

「膨大な数⋯⋯情報通りなら無限に復活すると聞きましたが、まさかこれ程とは⋯⋯」

 

 

 瓦礫の山から見下ろす聖徒達。その先生達をガスマスク越しに見るその眼差しは、脅威を知るには充分すぎるものだった。それにナギサは即座に警戒する。

 

 

「来ます⋯⋯!」

 

「先生とナギサ様は下がってください」

 

 

 ハスミとツルギは戒律の守護者⋯⋯もといユスティナ聖徒会については主にサクラコ、セイアから話は聞いていた。それも、襲撃にて顕現するであろうそれについては特に。

 

 後ろを見ればミサキ率いるアリウス分校の生徒たちがズラリと並びこちらに銃口を向けている。

 

 その次の瞬間⋯⋯紫色の弾丸がユスティナ聖徒会を貫き、蹴散らした。その紫の弾丸について、先生は見覚えがあった。

 

ゲヘナ風紀委員会、委員会の空崎ヒナ。その人がそこにいた。

 

 だが、その姿はボロボロ。制服は焼け焦げ、頭から血は流れており、その髪や制服を血で濡らしている。その痛々しいそれは先生の心を打ちのめすには酷く十分だった。

 

 それはミサイルによる傷ではない。古聖堂は破壊されたが、その中身はバリアを張っていたが故に瓦礫が降るのみだった。だが、空崎ヒナとは言えども数の暴力や無限に復活する兵士を前に傷がつかないわけがなかった。

 

 それも神秘の、その場所に残っているモノが複製によって無限に生み出されたのだからその力は絶大。余談だが、ユスティナ聖徒会もヒエロニムスの神秘強化の実験と共に強化されてしまっているのはこっちだけの話だ。

 

 そしてヒナは声を上げてハスミとツルギに話しかける。額から流れ出る血をも拭うことなく、際限なく沸いてくる聖徒を薙ぎ倒し、瓦礫の山を駆け下りながらヒナは手を伸ばす。

 

 

「⋯⋯分かりました」

 

 

 決断は迅速だった。今回はゲヘナやらトリニティやらそんなことを言ってられない。いや、言えるはずがない。それをハスミは理解していた。

 

 

「先生、ここは私が敵を止めます。後はあの風紀委員長がきっと何とかしますから急いでください!」

 

“ハスミたちは!?”

 

「⋯⋯私たちは、先生の退路を守ります」

 

「はい。ゲヘナとか言ってられませんので⋯⋯そして、私たちがそうすると信じているのでしょう。今、それ以外に道はありません」

 

 

 そうして見据えるは大量のユスティナ聖徒会。その信徒は銃口をこちらに向け、今にも弾丸を放とうとしていた。先生は生徒を置いてけぼりにしたくはなかった。だが

 

 

「先生、今トリニティの首脳陣はこの襲撃を対応してくれています。ですがシスターフッドもティーパーティーも対応に追われ動ける状態ではありません!救護騎士団や救急医学部らは負傷者の手当てをしています!」

 

「それに先生まで何かあっては、本当に収集がつかなくなってしまいます!」

 

 

 先生の道は私たちが守るとハスミとツルギは言いながらユスティナ聖徒会の方を向く。アリウス分校の生徒も警戒しつつ、道を切り開こうとしていた。そして、ヒナが手を差し伸べる。

 

 

「先生、急いで!」

 

「先生、ナギサさんをお願いします!」

 

 

 振り向くとヒナが現れたのと同時に、ナギサの保護に回っていたヒナタがナギサを連れて帰ってきていた。万が一のためにバリアを張っていたらしいナギサは傷はなかったものの、体力が削られていたのか疲れ気味だった。

 

 

「すいません、先生⋯⋯」

 

「先生の無事を祈ります。その道は、私たちが守ってみせますから!」

 

「⋯⋯先生!」

 

「先生、急いで!」

 

「お、お願いします! 今は行ってください、先生⋯⋯」

 

 

 逸る気持ちを抑えて、生徒達の思いと覚悟を無駄にしないため、ナギサの手を取った。この状況になって、先生が未熟だということを先生自身が思い知っていた。

 

 

「風紀委員長!!先生とナギサ様をよろしくお願いします!」

 

 

 一心不乱に走り去る光景。その光景をビルの屋上から眺める影がいた。

 

 そう、我等がエンターである。

 

 その余裕そうな風格とは裏腹に、目はまるで鷹のように鋭く強い眼差しだった。その服は焼き焦げた風に靡かれ、静かにその様子を見ていた。

 

 

「生憎、私はゲマトリア⋯⋯敵として出会うことになりますからねぇ⋯⋯⋯」

 

 

 そして、懐からノートパソコンを取りだす。その画面に表示されているのはエデン条約調印式のマップ。そこには赤い点が幾つも表示されていた。それはユスティナ聖徒会やアリウスの生徒の数。

 

 そして、先生とヒナたちは青色で表示されていた。そして、そこに向かう青色の点が5つ。こんな時だからこそ頼れる者たちがいる。

 

 そして、エンターはノートパソコンでとある所に指示を出す。メタロイドの中でも初期に生み出され、生き残った彼にである。それは即座に反応して、即座にオーケーを出していた。

 

 

「さぁ、頼みますよ。久し振りのお仕事です」

 

 

 カタカタとノートパソコンで入力するエンター。その点が表示されていた画面から一変してクロノスの番組が表示されている。それをハッキングして何もかも見せれないようにした。

 

 そして、エンターは虚空を見る。

 

 

「セイアさん、私は貴方との同盟関係として最低限のことはやりましたからね。あとは貴方が導いてやってくださいね」

 

それは虚空に吸い込まれていった。

 

 

 場面は戻って先生とヒナとナギサ。

 

 だが、ヒナは突如現れたアリウススクワッドや、ユスティナ聖徒会に手間取り膝をついていた。ミサイルなどによらなくても、ユスティナ聖徒会の神秘強化は伊達ではない。

 

 その一発一発が火力ある武器であるが故に。

 

 更には、火力のある武器の類を扱うアリウススクワッドや、アリウススクワッドの一人である青髪の生徒⋯⋯もとい錠前サオリの背負う奇怪な武器『シンゴウアックス』によって更に傷を負ってしまっていた。

 

 その目は、静かに先生とヒナとナギサを捉えていた。

 

 

「ぐっ⋯⋯⋯」

 

「ゲヘナ風紀委員長、ようやく膝をついた」

 

「や、やっとです⋯⋯痛かったですよねぇ、苦しかったですよねぇ⋯⋯」

 

「ゲヘナは粗方片付いたが、トリニティの主要人物は軒並み動けない状態。残りは貴様らだけだ。桐藤ナギサ、シャーレの先生」

 

 

 先生は、まだ思い悩んでいた。まだ決意しきれていなかったが、たった一つのシンプルなことは理解していた。それは、エンターが過去に言っていたこと。

 

『取り返しがつかなくなっても、遅いですからね』

 

つまりで言えば、だ。

 

 

“まさか、彼が言っていたのはこのことだったの⋯⋯?”

 

 そう呟きながらも目の前の生徒たちを見る。

 

“あなたたちが、アリウススクワッド⋯⋯”

 

 

“アリウススクワッド”その言葉を聞いた4人は驚きの顔を一瞬だけして冷静さを取り戻していた。そして次に聞いたのは同意の言葉。

 

 彼女らはトリニティに代わって条約に調印し、彼女らがエデン条約機構⋯⋯もといETOとなってしまっていた。なんでも、第一回公会議の時点で、アリウスが行使できる当然の権利やら、それをトリニティが踏みにじったから『鎮圧対象』として定義し、弾圧を行ったやら。

 

 耳が痛くなる話であることに変わりはなかった。

 

 そして、彼女たちの目的⋯⋯それは

 

 

「トリニティとゲヘナを消し去る。文字通りにな」

 

 

 それにナギサは激しい怒りの顔をしていた。必死に守り抜き、やっとここまで嗅ぎつけてきたエデン条約を荒らされ、挙句の果てにはトリニティやゲヘナを滅ぼすという言葉に対してだ。

 

 だが、その言葉は静止した。いや、静止せざるを得なかった。サオリの後ろにはユスティナ聖徒会がわんさかとは言わないが数も多く存在していた。

 

 

「巫山戯ないでください!貴方たちは⋯⋯」

 

「黙れ。貴様らは第一回公会議以来、数百年に渡って積み上げられてきた恨み⋯⋯私達の憎悪を確認する事になるだろう」

 

「⋯⋯だが、その前に貴様らを処分しておこう」

 

 

 その銃口は、ナギサと先生に向けられた。防御プロテクトは一度きりの使用、つまりは使い捨てのもの。そして先生のシッテムの箱はバリアによって充電が切れてしまっていた。

 

 つまり、彼女たちは無防備なのだ。

 

 

「シャーレの先生⋯⋯貴様が計画の一番の支障になり得ると『Madame』が言っていたからな」

 

 

 そして引き金が引かれる⋯⋯次の瞬間だった。

 

 それは、ただの風だった。だが、それが突如旋風を巻き起こしたのだ。それにサオリは驚き、咄嗟にバックステップを踏み風を起こした主の方を見る。

 

 純白の機体に、胴体に巨大なファンが備えられている

 

『ファンロイド』

 

 エンターより作られしメタロイドが一体、ファンロイドがそこにいた。それに先生は驚く。

 

“ファンロイド!?なんでメタロイドが⋯⋯!?”

 

 更に、アリウススクワッドに何発もの弾丸が挟み込まれアリウススクワッドはその銃弾が来た方を鋭く警戒する。その煙からは4人の者が出てきた。

 

 

「さぁ〜!やりましょうか〜!」

 

「はぁ⋯⋯依頼だから仕方ないけど、まさかこんな大事を任せられるなんて⋯⋯」

 

「はわわわ⋯⋯!!アル様の敵はぶっ潰してやります!!」

 

「くふふっ、面白いことになってるねぇ〜」

 

「お久し振りね、先生。そして風紀委員長。随分見ない間に、小さくなっちゃったじゃないの」

 

 

 その目は決意の表れ。そのコートを靡かせながらもその目はアリウススクワッドに向けられていた。私たちを気にかけてくれた人を傷つけられたら少しだけ黒いものがあるが、それを必死に抑えながらも先生に言う。

 

 

「えっと⋯⋯ナギサさんだったかしら?ちょうど今救急医学部が来たみたいだから風紀委員長と先生を連れて先に行ってて頂戴。あの人たちは私たちが相手するわ」

 

「貴様ら⋯⋯何者だ!」

 

 

 その怒鳴り声ともとれるその言葉にその者たちの親玉格は、警戒しながらもニヤリと笑みを浮かべてドヤ顔でサオリたちを指差して言い放った。それは、世界を旅する旅人と似たような言葉でもあった。

 

 

「通りすがりの便利屋よ。覚えておきなさい!」

 

 

 ファンロイド含む便利屋68⋯⋯エンターがゲマトリアとして動けないが故に依頼として呼ばれた者たち。それはアリウススクワッドにとっても予想にもなかったイレギュラー。

 

それは先生たちを守る盾として。

 

アウトローを志す者たちとして。

 

 

「さぁて、ド派手に行くわよ!!」

 

 

 その言葉と共にアリウススクワッドと便利屋68による戦闘が始まった。

 

 






木、日休みから不定期更新に変えよう。時間がないっ!!
だけど朝更新は固定なのさ!!!もしけしたら昼更新するかもしれないけどね!!(書き終えてなかったらの話)

先に聞いておこう。パヴァーヌ編第二章の先生たちにとっての攻略難易度を聞いておきたい。

  • MAX HAZARD ON!(最小)
  • アークの意思のままに
  • ハイパー無慈悲ー!エクゼーイド!
  • 逢魔時王必殺撃!!(最大)
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