ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
みんなぁ!評価者が160人超えたって!!ありがとぉ!!
5000ポイントも超えたし、感想500件突破、30万UAありがとー!今後ともよろしくー!
かくして、そのエデン条約の事変は終わりを迎えた。百合園セイアは目覚め、ミカは殺人鬼になることもなく、疑心暗鬼は終わりを迎えた。残した傷跡はデカいものだが、その内に記録として残されることだろう。
ヒヨリ、アツコ、ミサキ、サオリ⋯⋯アリウススクワッドの4人は一度セイアに捕まえられたものの、仮釈放と言う形になっていた。勿論、監視付き⋯⋯というおまけもあるのだが。
とは言えども、監視は怪しげな行動をするためのものであるため、ベアトリーチェの件についても聞いているため1カ月で済むということになった。そして、その1ヶ月が経とうとしていた。
その日、エンターは暗号の解析をしていた。ゲマトリアのログ⋯⋯解析した結果ヤバい厄ネタしか入っていなかったそれは情報にしては、十分すぎる量だった。そろそろ、自身の記憶保管庫の場所も突き止められると思いながらもカタカタとパソコンのキーボードを叩く。
「はぁ⋯⋯⋯データでもこれだけかかるなんてどれだけ硬いロックなんですかこれ」
そう愚痴を吐く。このゲマトリアログの解析に1ヶ月以上もかかっている時点で相当厳重なロックがかけられていることに間違いはないだろう。とか思いながら必死にカタカタとする。
「マスター、コーヒーをどうぞ」
「merci、エスケイプ」
そう言いながらエスケイプは横にコーヒーを置く。エスケイプに頼むということもできるには出来るのだが、それは私のプライドが許さないと意地を張っています。(自覚)その際はむぅと頬を膨らめせていたのはいい思い出です。
「簡単とはいえども、色々なお仕事もこなさなければならないのが辛いところ」
セミナーの仕事はRTA出来るくらいには直ぐ終わるが、ミレニアムの問題児共が何かとやらかし過ぎて始末書という名の書類がアホみたいに多いのが欠点でしょうか。浪漫を追い求める者共はいつもこう⋯⋯まぁそれが良い所なのですが。
「⋯⋯⋯⋯一旦休憩しましょう」
ログの解析15段階目。ロック強力すぎませんかこれ。しかもパスワードミスしたら1日は使用できないおまけ付き。パスワードは毎回出てくる暗号を解かなければならないし、法則性も、数字やら英語やらもバラバラ。面倒くさい、本当にぃ!!!
そんな事をしていると、ピーンポーンとインターホンの音が鳴る。私とエスケイプはその音に即座に警戒する。
「マスター、これは⋯⋯」
「探り⋯⋯いえ、ゲマトリアは急に入ってきますから違う⋯⋯Majestéはモニター通信ですから⋯⋯⋯」
ドリルロイド、理事は地下のロボ生産工場にいますし⋯⋯少しばかし覗いてみるとしますか。そうしてちらっとそれを見ると⋯⋯
錠前サオリが段ボール箱を持って立っていた。しかも、段ボール箱にはヘイローが生えていて、どっかでものすごーく見たことがあるヘイローである。回したらヘリコプターのウイングになりそうなヘイローである。
取り敢えず、扉を開放してジト目でサオリさんを見る。
「⋯⋯⋯⋯なんで、ここにいるんですか?サオリさん」
「あっ、いやその⋯⋯⋯バイトを紹介されてな」
「バ、バイト⋯⋯⋯?」
これ、まさかとは思いますけど、そのまさかじゃないでしょうね?嫌ですよ?セイア&ミネでも相当苦労したのにまた面倒見なきゃいけないんですか?嫌ですよ??
「取り敢えず、中に入ってください」
「あっ、ああ⋯⋯失礼する」
取り敢えず錠前サオリさんと段ボール箱を家の中に入れて客室に案内する。
「⋯⋯その、段ボール箱。なんですか、それ」
「あぁ、これか。これはだな⋯⋯⋯」
その瞬間、段ボール箱からポンと音が鳴り中にいた人が顕になる⋯⋯⋯というかヘイローでわかっていたからドッキリとか無意味ですけど。
「やぁ、段ボールセイアですまない」
「D'accord。エスケイプ、ガムテープを持ってきてください」
「了解しました、マスター」
そうしてエスケイプはガムテープを取りに客室から出る。そうして、改めてセイアを見たら少しだけ目を細めていた。
「殺す気かい?」
「逆にそのままにすると思っていたのですか?」
「いや、君のことだからなんだかんだ入れてくれると思ったからね」
やっぱり私って甘いのでしょうか。まぁでも不憫な人を見ると餌付けしたくなるのは必然的⋯⋯私何を考えているのでしょうか。やっぱり疲れてるんですかねぇ、ほんと。まぁ
「やっぱり追い出しましょうか」
「追い出したらあられもなく泣いて癇癪を起こすぞ。どうしようもなく泣くぞ。三日三晩泣き続けるぞ」
「どこぞのエルフと同じこと言わないでください。投げますよ?」
「ちょっとコードを伸ばさないでくれたまえ、ここがR18空間になったら駄目だろう!?」
「というか何でそんな自分の癇癪に対して誇らしげなんですか」
「ふふん、それが私だからね」
「エスケイプ、ガムテーp」
「わんぱくフォックスですまない」
「何コントしてるんですか」
まるでコント⋯⋯たった今ガムテープを取って帰ってきたエスケイプはそんなものを見る目で此方を見る。これだからわんぱくフォックスは困るんですよ、扱いに!!!
そして、まるで蚊帳の外にされている錠前サオリさんに目を向ける。
それぞれ客室にあるお菓子を食べてはおいしいと笑顔を浮かべていますね。すぅ⋯⋯駄目です、餌付けしたくなってしまいますけど駄目です。今後敵になる可能性があるんです。くっ⋯⋯殺せ!
「で、なんでサオリさんとセイアさんがここにいるんですか。ティーパーティーとかどうしたんです?」
「抜け出してきたのさ。その際にサオリに手伝ってもらったんだ」
「よし、エスケイプ。サクラコさんに連絡を繋いでください。セイアさんを回収させます」
「合点承知」
「幾ら何でも行動が早すぎないかい??」
「今まで殺そうとしていた人がこんな人だったとは⋯⋯」
そんなコントをしている様子を見てサオリは小さくバニタスバニタスと言いながら遠い目をする。やっぱりこの人中々面白い人ですねこれ。というかキヴォトスの人ってどうしてこうも個性が強すぎるんでしょうか。頭悩ます材料にしかなりませんって、悪魔合体させたらヤバいですって。
「取り敢えず、一旦座りましょう?」
圧をかけながらそう言えば、セイアは即座に飛び上がってソファーに座る。セイアさんは大体圧をかければこうなるので扱いやすいですが⋯⋯⋯サオリさん真面目ですね。よかったです。
「で、改めて聞きますが何用でここへ?ミレニアムの監視網潜り抜けるの大変でしたでしょう?まぁここに来るドローンはドリルロイドが狙撃して破壊しましたが」
その際、ミレニアムでは「なっ!?壊されたのですか!?この超天才清楚系病弱美少女ハッカーの操るドローンが!?」とダンダンと机を叩いている姿が見えたとか見えなかったとか。
そうすると、置いてあったシンゴウアックスを手に取ると机に置く。
「シンゴウアックスを返しに来た」
超がつくほどの意外な申し出に少し私は止まってしまった。シンゴウアックス⋯⋯⋯今は亡きベアおばが「カタゴンベ入れさせるかわりに作りやがれ(オブラートに包みこんだ表現)」的な事を言って作らされたもの⋯⋯⋯だったのですが。
これまさかサオリさんに聞かれてましたねこれ。通りでバリシカの近くに気配があったと思ったんですよ。ですけどそれサオリさんにあげるようにと少し改造して作ったやつなのですから⋯⋯
「元々サオリさんにあげる予定で作ったものなのですから返さなくていいですよ?」
「だが⋯⋯ベアトリーチェに作らされたものなのだろう?ならばその成果は返しておくべきだと思ってな」
わぁ⋯⋯⋯この子すっごい真面目ですよ。絶対強制的に後輩が作らされて何故か自分が賞取ったことになって、それに耐えきれずに「それは(後輩の名前)がつくったものだ!!」と叫んじゃうTypeですよ。
「別に構いませんし、スペアならあります。なんなら壊れたときに修理を依頼してくれても構いません」
「そんなにしてもらうわけには⋯⋯」
「しつこい人は嫌われますよ?別にいいと、言っています」
「あ、あぁ⋯⋯⋯⋯」
なんでしょう。凄い子犬の匂いがするんですけど。凄い尻尾がシュン⋯⋯ってしてるんですけど。幻覚ですよねこれ、明らかに幻覚ですよね?不味い⋯⋯凄く餌付けしたいです。
「ご飯でも、食べに行きますか?」
一応、データでもご飯を食べることはできる。まぁ中にあるメサイアカード?が吸い込んでくれるからまぁいいでしょうねこれ。
そうして、私、サオリ、エスケイプ、セイアという超異色コンビでご飯を食べに行くことになった。
◇◇◇
場所はトリニティ自治区。
ミラクル5000、そのトリニティでは有名なスイーツをセイアさんが食べたいと言っていましたので行きました。勿論変装してますけど。
「服装が変わるだけでこんなに印象が違うことがあるんだな⋯⋯」
「女装⋯⋯⋯って、やつ⋯⋯だね」
「笑うんじゃないですよ!これだって立派な変装です!」
「マスター、ちょっと声を」
「Désolé、少し興奮してしまいました」
セイアさん貴方肩震わせてんじゃないですよ、何してるんですかあなたは!!!貴方変装のへの字もしてないじゃないですか、そんなんだったら高速でバレちゃいますよこれぇ!!
因みにエスケイプは普通にヘルメットを被っています。これだけで、「あ、あいつヘルメット団なんだなー」で終わりますので。セイアさんも被るかと聞かれて拒否られたのでね。
「全く⋯⋯⋯で、改めて聞きますけどセイアさんはどうしてサオリ連れてここに?」
「その⋯⋯⋯だね」
その瞬間、すっごいもぞもぞしだした。
「仕事から解放されたかった⋯⋯からじゃ駄目かい?」
絶句、その言葉が私の中を埋め尽くす。こいつ仕事放り投げて来たんですか本気ですか本気ですか!!!ティーパーティーだから仕事が多いのは承知の上来てたのかと思いきやまさかの抜け出しですか!!!
通りで「あれ⋯⋯セイア様?」やら「隣のは⋯⋯誰⋯?」とか聞こえるけどその中に「セイア様ァァァァァァ何処ですかァァァ!!」と叫んでる声が聞こえてるんですか。
「だが、スイーツというものはいい。エデンの証明はしなくともここにエデンがあった⋯⋯!」
「マスター、セイアさんが元からですけど更にバグりました。一旦どうします?人、連れていきます?」
「というか、その、抜け出す為に私は呼ばれたのか⋯⋯?まぁエンターの研究所の場所を教えてくれただけ上々だが」
「サクラコさん呼んでください。あの人なら大丈夫でしょうし」
その後、サクラコさんが呼ばれてきてニッコニコしていた。うん、10人がみたら10人が黒幕の顔と言うことだろう。勘違い体質はいつもこうなのだ。さもあらん。
だが、セイア様がいるという時点で何かを察していた。そして、連れ帰ることが確定した。セイアを見つけたら連れ帰れというティーパーティーからの緊急伝令が広がったからである。サクラコは泣いた。
後にシスターフッドからは「流石はサクラコ様⋯⋯!ティーパーティーを速攻で見つけるなんて観察眼がお鋭い⋯⋯!」やら色々言われることになる。可哀想に。
そして、サオリさんは一旦自分探しの旅をするそうです。なので少しだけお金を分けました。まぁ、と言っても旅の前資金的な奴です。
そして、研究所へ戻りノートパソコンを起動する。
「エデン条約も終わり、カルバノグは⋯⋯まぁ大丈夫でしょう。一応監視しておきますけど」
「残りはパヴァーヌと⋯⋯可能性的にデカグラマトンも来ますか。準備しなければなりませんね」
そうして、ノートパソコンをカタカタとし始める。
パヴァーヌ編、デカグラマトン編。
そのどちらもが、地獄へと変貌する。
その時まで、あと⋯⋯⋯
ずっとシリアスだったので明るさ成分多め。そしてここからデカグラマトンとパヴァーヌは地獄になるからその前触れ
エンターさんは犬というか可愛い動物大好きです。可哀想になっていたらすぐ餌付けしちゃうくらいには大好きです。なのでサオリさんにも餌付けしました。以上、閉廷。
感想&評価宜しくお願いします!
次回ブルーアーカイブNEXTMission!
「調査しに行くのは⋯⋯廃墟です」
「さぁ、メガゾードの力を試してみましょうか。メタロイドのパーツを組み込んだ⋯⋯最高のをね」
“ここは⋯⋯一体⋯⋯?”
『如何にも。我の名は⋯⋯』
『緊急作戦!デカグラマトン編!』
Ready、GO!