ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
この世界のエスケイプ(アリス)は邪険に扱うことはありません(確固たる意思)
日間62位 イェイ!!
あれから大体1ヶ月が経過致しました。流石に1週間以上休むのは不味いと思い、アリスの制作はバグラーに途中途中をお任せしました。
雑兵とはいえ、精密動作性は機械であるが故にかなり高い。故に任せることができました。まぁ、大体の作業は私がコツコツと仕上げて、プログラム等も組み替えましたが。
「起動を確認、会話を試みます⋯⋯説明をお願いできますか?」
「おはようございます、自身のことは分かりますか?」
「否定。本機の自我、記憶、目的は消去状態である事を確認。データがありません」
やはり、Keyは宿ってはいないようですね。我が Majestéデカグラマトンがハッキングしようとして分離させたのでしょう。まぁ、ラッキーと言えます。でも一応聞いておきましょう。
「AL-1Sという名に聞き覚えはありませんか?」
「記憶データに引っかかる項目は無し。しかし聞き馴染みのある言葉だと回答します」
なる程、データなどはない状態ですが残滓などはのこっているということですか。複製品とはいえ流石は無名の司祭によって生み出された王女。流石です。
そういえば、アリスのヘイロー。それは3つの四角形が重なったいつもの天童アリスのヘイローと似ていますが、その色がアリスの青色でも、ケイのピンク色?でしたか。それでもなく、多分それが合わさったであろう紫色。
やはり複製ですからヘイローも違うというわけですか。なる程、いい知見を得られました。
服や武器も製作は完了させていますし、服に関してはサイズ関係があるのであるので、色んなサイズの服を見繕うとしましょうか。
「そうですね⋯⋯⋯先ずは自己紹介を。私の名は『エンター』と申します。以後お見知りおきを」
「識別番号名・マスター『エンター』登録完了。エンター、よろしくお願いします」
「貴方の名前はこれからアリス・エスケイプです。よろしくお願いします、エスケイプ」
「了解、機体名『アリス・エスケイプ』登録完了しました」
さてさて、そろそろ本編が始まる前までに迫ってきています。新たに1年生が入ってきて、これで原作メンバーが揃ったということでしょうか。
因みに私はセミナーに所属しています。流石にユウカがコユキやリオ会長に悩まされる姿は見たくないし、リオ会長の手伝いをするならばこちらのほうがよいと思いまして。
そして私はアリス・エスケイプを手招きして誘導する。
「エスケイプ、付いてきてください。武器と服を見繕います」
「了承、当機とどうぞよろしくお願いします。」
まぁ、簡潔に言うとすればアリス・エスケイプには、本来のエスケイプの服装に、少しパーカーを着せた服になっています。
大体設計図はあるのですが、如何せんサイズが少し違いますからね。調整がてらいきましょうか。
「着心地はいかがですか?Mademoiselle?」
「良好、しっくりと来ます」
「それは良かったです」
どうやら一発で服のサイズが当てはまったようですね。⋯⋯というか心なしか少し背が伸びている気がしますが⋯⋯気の所為でしょう。
そして武器庫へ訪れた私たちはアリス・エスケイプに武器がどれがいいかを聞く。
「エスケイプ、武器はどれにします?」
「⋯⋯⋯⋯これにします」
アリスが色々と見回して、手に持ったのは原作⋯⋯もとい特命戦隊ゴーバスターズでのエスケイプが使っていた黒色の銃剣『ゴク』白色の銃剣『マゴク』。
なる程、エスケイプという記号を与えたらまさかそれを選ぶとは。
かなり使い勝手がいいですからね、それ。ストラップのようなものは意思を持ったように動かせますし。
そうですね⋯⋯アリスはエンターとしての私と共に行動してもらうとしましょうか。ゴクとマゴクについても使ってみなければ何ともなりませんし。それに私はもう2年生。時期的に先生が来る頃です。
あと、アリス・エスケイプの強化もしなければ。
そうして私はノートパソコンを開いて新たに追加された"生徒"という点をクリックする。そうしたらゲーム画面のようにステータス画面が開いた。
「
マウスを繋げてそれを観察する。カーソルを動かすと生徒の強化画面が移り変わり、そのものを映し出す。
『強化BD』
『レポート』
『ノート』
『オーパーツ』
『神名文字』
この上記のものが強化方法。原作においての先生の強化の仕方と同じようですね。
オーパーツに関しても潤沢にありますし、というかここ、廃墟にはかなりの数のオーパーツがありますからね。
あと『秘伝ノート』
これについては本当に珍しく、中々に見つかりません。ただ、ゲブラがいる為ちゃんと生成してくれるのがありがたいところです。
強化の仕組みに関しては、多分ノートパソコンとシッテムの箱での強化方法は同じでしょう。ヘイローからそれを流し込んでやるみたいです。
『アンティキティラ装置』
『ヴォルフスエック鋼鉄』
『ネブラディスク』
『マンドレイク』
『ニムルドレンズ』
『古代の電池』
『水晶埴輪』
まだ他にもありますが、これらのオーパーツに関してはケセドが生み出してくれたり、コクマーやビナーが探しだして渡してくれたりします。
固有武器の育成についても同じようですね。ですがこれは火力が上がるだけでなく武器の強度も上がるため最優先でやったほうが良いでしょう。
ですが結構数がいりますから、ゲブラにはあとで修理がてら差し入れでも入れましょうか。
デカグラマトンにこんな形で感謝することになろうとは夢にも思いませんでしたが⋯⋯今後預言者になる予定のホドになるハブさんに関しては労いの言葉を投げるつもりです。
あの人ミレニアム設立からずっと働いていますからね。
まぁ、それは置いておいてです。
そして私は神名文字や強化素材、オーパーツをヘイローに繋げて流し込み、アリス・エスケイプを強化します。心なしかアリスのヘイローが強く光った気がしました。
「神秘解放☆5、固有武器☆4、生徒レベルMAX、固有武器『ゴク・マゴク』レベルMAX、EX、パッシブ、サブスキル共にMAX。⋯⋯⋯大体これでアリス・エスケイプの強化は完了というところでしょうか」
私はノートパソコンを閉じて椅子を回し、ソファーに寝っ転がっているアリス・エスケイプを見る。
「エスケイプ、気分は良さそうですか?」
「肯定、何か身体から力が湧き上がってきます。でもこのソファーが気持ち良すぎて⋯⋯ふにゃぁ」
「機械でもリラックスすることってあるんですね」
アリスが座っているのは『人を駄目にするソファー』誰が何処で開発したのかは知りませんが、かなりのリラックスさと気持ち良さで人気のソファーです。
私もこれを手にするのは苦労しました。
というか、アリスは機械というかアンドロイドの筈⋯⋯やはり神秘というものは不思議ですね。シンギュラリティを自発的に起こす、不思議なもの。
元はデウス・エクス・マキナ⋯⋯もとい『機械仕掛けの神』が元なのかもしれませんが⋯⋯それだとデカグラマトンはどうなるのでしょうか。
そして私はアリスの髪を少しだけ上げて、ポニーテールにしました。本物のアリスと見分けるためです。まぁ、ヘイローが見えるのでその心配はありませんが、一応のためです。
そうして私はデジタル時計を見ると、そろそろ時間でした。
「エスケイプ、そろそろ私は学校に行ってきますので。特に命令はしませんので、ご自由に行動していてください」
「了解。お元気で、マスター」
そう言って私はノートパソコンを開いてエンターキーを押す。そして周りが壊れたものが修復されるように背景が変わる。
マーカーはミレニアムスタディエリアの売店の路地裏。そこに一瞬でワープします。あたりに人は⋯⋯いなさそうですね。
そしてもう一度エンターキーを押すと、橙色のデータが私を包み始め、ミレニアムの制服に変化した。
そして私は振り向いて虚空に話しかけた。それ相応の"圧"をかけて。
「確か⋯⋯百合園セイアさんでしたか?ティーパーティご就任おめでとうございます。ですが如何せん覗き見は良くない。もし会えるとしたら夢の中で話し合うとしましょう」
ガタガタゴットンズッタンズタンいう音が聞こえた気がしたような気がしました。可能性的に神秘の影響で明晰夢みたいなものを見ている際に私がいて気になったか、それともその夢の中で私がいなくて気になったか⋯⋯
どちらでも構いませんが、あの人の予知夢の神秘に関しては少し気になるところがある。また後で話し合うとしましょうか。
さてさて、神名文字をまた集めましょう。全ては我が
〈百合園セイアside〉
トリニティ総合学園のティーパーティ専用学生寮、その一室では、あられもない姿になった人が一人と、周りに散乱している資料やらなにやら。
ティーパーティ、サンクトゥス分派のトップが一人。
百合園セイアである。
だが、その顔は酷く青褪めていて、頭を抱え震えて息を荒くしていた。
「はぁっ⋯⋯⋯はぁっ⋯⋯」
私はいつの間にか飛び起きてベットから転げ落ちていた。いつの間に気づいていたんだあれは⋯⋯?
「予知夢にも映っていないイレギュラー⋯⋯これほどの圧をかけてくるとは」
確かに覗き見をしていた私も悪い。だが、そんなものがどうでもよくなるくらいには"恐怖"していた。あの存在を。ゲマトリアのエンターという存在とアリス・エスケイプという2つの存在を。
「しかし、あの時の目。紅く光っていたアレは一体何だ⋯⋯?」
私は考察に浸る。あの時の紅く光らせた目、アレが出た時は生存本能が活性化するほどには怖かった。人一人があんな圧を出せるものではない。まるで人間ではないナニカを見ている気分だった。
「あんなものがミレニアムに潜んでいるとは⋯⋯」
ミレニアムに伝えようにも時期が悪い。もうそろそろ予知夢の情報で襲撃が来ることだろう。もう少し予知夢を見るのが前だったらまだ言うことはできただろうが、過去には戻れない。今を生きるしかないのだ。
「多分、次寝たら奴は私の夢に干渉してくるだろう」
推測⋯⋯というよりかは奴が言っていたことを反復させ、考える。奴⋯⋯エンターが言ったもし会えたなら夢の中で話し合うとしましょうという言葉。奴は敵対しようとしているわけではない⋯⋯?
でも、そうだとしたら辻褄が合わない。それなら私を無視しても良かったはずだ。見られたら困るナニカがある?それにしても何故ゲマトリアと関わる必要がある?もし、エンターがゲマトリアだとしてもミレニアムに潜入する意味が分からない。
確かに私が見た予知夢はどれも酷いものだった。だが、エンターはどの中にもはいるどころか面影すらなかった、完全なるイレギュラー。
だが、ある一つの予測が浮かび上がる。
「まさか⋯⋯ミレニアムに何かあるのだろうか?」
可能性的にはそうなのかもしれないが確証が持てない。私が見れたのはゲマトリアの会議とアリス・エスケイプを起動させて色々としていたことのみ。
しかも場所が分からないから特定のしようもない。
いわば完全とはいかないが詰みに近い状態なのだ。
「相手からのコンタクトを待つしかないか⋯⋯」
私は顔を整えて、鏡を見る。その顔はとても酷く青褪めていた私の顔がデカデカと映し出されていた。病弱ではあるものの、それが吹き飛ぶくらいにはアレが怖かった。
もし、アレの力が私に向けられたらきっと⋯⋯
不意にタダダッと走る音が鳴り響いてドアが激しく開けられる。
「大丈夫ですか!?セイアさん!!」
救護騎士団団長、蒼森ミネ。多分私の異常に気づいたティーパーティの誰かがミネに伝えたのだろう。今の私の顔は一体どうなっているのやら。
「誰に何をされたのですか!?しっかりしてください!!」
「私は大丈夫だよ⋯⋯」
一応、まだ考察に浸りたいから帰ってほしいのだが⋯⋯多分無理だろうが、一応説得してみるとするか。
「いいえ、その顔は全然大丈夫ではありません!!」
「いや、ほんとに⋯⋯」
「本当の事を言ってください。でなければ
"救護"致しますよ?」
その圧は、今さっきのエンターと同等かそれ以上の圧であった。生物に伝わる潜在的的な"恐怖"と本能、それが最大の警鈴を鳴らす。
「これはヤバい」と本能で感じ取れるほどには。
私はその2度の、それも直近に渡っての強大な圧を見せられて、私の脳はオーバーフローした。
多分、今私の頭から煙の幻覚が立ち込めているだろう。
嗚呼、予知夢にエンターにキヴォトスの滅びに襲撃。やることが、考えることが多すぎる。只でさえエデン条約の関係で病弱とは言え書類仕事で忙しいというのに。
しかも、度々ちょっかいかけるミカの話に付き合わければならないのか⋯⋯⋯⋯胃が痛い。
そういえば、私、今二徹だったな。
「一旦、寝させ⋯⋯て⋯⋯」
「セイアさん!?しっかり!!セイアさぁぁぁぁぁぁん!!!」
その日、ティーパーティやら救護騎士団やら正義実現委員会が慌ただしくなったのは無理のないことだった。
エンターのせいで胃を痛める
ティーパーティートップ(行方不明予定)
可愛いね(ゲス顔)
評価、感想ありがとやで〜
何文字くらいがいい?
-
3000〜4000字
-
いつもどうりの約5000字
-
6000〜7000字
-
もしかして:10000字?