ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
デカグラマトン編が案外短くなりそうな予感がする
ま、2章と3章が要なんですけどね
パヴァーヌ編組んでみたけどメタロイドが強すぎワロタ
Mission57 特殊作戦とデカグラマトン!
どうも、私ことエンターです。現在研究所でようやくログの解析が終わって、その地点に向かう予定なんですが⋯⋯⋯まさかの Majestéデカグラマトンに通信要請をされました。
目の前の巨大モニターにはDECAGRAMMATONの文字と赤いモニター、そしてその文字の背後にはデカグラマトンの紋章が描かれているもの。というかMajesté自体が連絡してくるの珍しいですね。ほぼほぼ私の自由にお任せしてるのに。
「Majesté、どうなされたのですか?」
『いや、ミレニアムの連中が預言者を攻撃してきたのだ』
「預言者を?彼らに発見されたのは⋯⋯成程、分かりやすいビナー辺りでしょうか」
『そうだ。流石に預言者を攻撃されては無視はできない。だからあちら側にハッキングと自己紹介を仕掛けてみることにする』
「⋯⋯⋯Je vois、了解しました」
「⋯⋯⋯⋯もしかして預言者を攻撃されたのは私がログを解析してる時でしょうか」
『そうだ』
「やっちまいました⋯⋯」
あぁ、私のバカ!!ログ解析で15日くらいぶっ通しでやってたとは言え、その間にビナーたち預言者に突撃されてたんですかぁ!!!!やられたぁ!!!完璧に出来たけど!!出来たけどぉ!!!
『だが、貴殿の力を取り戻すには必要なことなのだろう?そう悲観的になるのではない。神を証明するための力は必要不可欠だからな』
ナチュラルに心読まないでくれます?
『そのくらいは予測できる。人風に言えば『AI』を舐めるなといったところが』
もう人の心まで予測できたらヤバいですよ⋯⋯⋯といっても感情はまだ分からないかもしれませんね。AIというものは学ぶからこそ恐ろしい。無限に学ばせてしまえばシンギュラリティ発生することもありますし⋯⋯⋯まぁ、その事例は見たことがあります。
特撮作品⋯⋯⋯とは言えども、多分その世界もあるのでしょう。仮面ライダーゼロワンで言う『ヒューマギア』や仮面ライダードライブの『ロイミュード』辺りでしょうか。アレもまぁ似たようなものですが⋯⋯⋯⋯Majestéこれ見たらどうなるんでしょうか。
「それで、私は何をすればよいので?」
『可能性的に、私がハッキングした際に逆探知をする可能性がある。その痕跡は限りなく消すつもりではあるが⋯⋯もし、私の信号が出た際、又は逆探知で迫る際に“妨害”をしてほしい。結果的に相見える可能性はあるが』
『後は預言者の破損した部分の修復を頼みたい。ビナーとケセドだ』
「了解しました。Majestéデカグラマトン」
『メガゾードとやらは私にとっても参考になっている。ではさらばだ』
そうして、赤いモニターの文字が消えて何時も通りのモニターへと変わる。それは沢山の監視カメラによって見える映像がわんさか並んでいた。
そして、後ろで待機しているエスケイプに命令を下す。
「エスケイプ、用意をしておいてください。そして、理事にメガゾードの出動命令を出しますのでその命令を」
「了解しました。マスター」
凄いエスケイプの目に『好き』という文字が並んでいた気がしますけど気の所為です。気の所為であって欲しいです。そうじゃなかったら私はもう疲れています。まぁでもログを解析するためだから仕方ないと言えばそうなのですが。
多分、この先ユウカさんには本当にご迷惑をかけると思います。多分、彼女が私に好意を向けていることも、ユウカのことが私は大好きだということも。私にとっては足枷にしかなりません。いつか、心を捨てなくては。
「しかし、妨害ですか⋯⋯⋯⋯さて、どうしますかねぇ」
その顔には、ニヤリと笑みが浮かべられていた。そうして、パソコンのエンターキーを押して移動する。そうして、移動した先は⋯⋯⋯⋯メガゾード保管庫であった。
《side先生》
今日は特異現象調査部の部長こと明星ヒマリに呼び出されていた。多分この前のビナーの件についてだろうけど⋯⋯⋯確かデカグラマトンだったっけ?多分またその調査的なやつなのかな⋯⋯?
“確かここだったはず”
そうして特異現象調査部の部室に入ると、そこには2つの影がいた。ヒマリとエイミだ。何時も思うけどエイミの格好がちょっと着崩してる次元が違いすぎて視線に困るよぉ⋯⋯デカい。私のよりデカいかもしれない。胸には少しだけ自信あるけど⋯⋯⋯キヴォトス民の胸が皆デカいからなぁ⋯⋯⋯
なんか自信無くしちゃいそうだよぉ⋯⋯
「お久し振りです。先生。ミレニアムサイエンススクール3年、特異現象捜査部部長にして、世界を統べる学位『全知』を修めた超天才美少女ハッカー⋯⋯そう、みんなの憧れ明星ヒマリです。3度目ともなれば、もう誤魔化しは効きませんよ? 麗しく、可憐で、知的で、そのうえお茶目なユーモアまで兼ね備えたこの私という完璧な存在に、あなたが完全に心を奪われてしまうのは、もはや世界の真理。確定された未来なのですから。こうして車椅子に座っているだけでも絵画のように美しい私ですが、その頭脳から紡ぎ出される閃きは、まさに全宇宙の至宝。さぁ最高の物語を⋯⋯⋯」
「部長、そんなこと言ってるのはいいけど本人来てるよ」
「⋯⋯⋯えっ」
何時も通りの超長い自己肯定感MAXの自己紹介をモニターに向かってしているのを私、見てました。あぁ告白みたいなこと言ってるからドンドン顔が赤くなってら。かわいいね。
「⋯⋯⋯うふふ、改めましてお久し振りです。先生」
そうして車椅子の上でペコリとするヒマリ。
誤魔化しは効かないよ???
「今回お呼びしたのはデカグラマトンのデータを改めて整理したのでその報告と、新たな預言者の信号を検知したので」
「データについてまずは、3番目の預言者ビナー。アビドス砂漠に位置している巨大な蛇の機械です。何が目的であんな巨大なものを生み出したのかは分かりませんが⋯⋯何れは解き明かさなければなりません」
「そして、8番目の預言者ホド。ハブ⋯⋯ミレニアムの誇る通信設備が乗っ取られた形で顕現したものですね。ハブないのは少しだけ困るのですが⋯⋯」
少しだけ落胆した素振りを見せながらも、その目は真剣だった。そうして、ヒマリがモニターに近づいたその時だった。
「⋯⋯⋯あら?」
その瞬間、特異現象調査部の部室に緊急警戒アラートが鳴り響く。明らかに異常事態であることは容易に想像できる。わーお2回目だけどやっぱり本格的な秘密基地だよこれロマン!!!
「部長、サーバーに誰か侵入してる」
「ミレニアムの特殊回線しか通ってない閉鎖空間であるこの場所に、入り込めた⋯⋯?」
そうしてヒマリがすぐさまモニターを操作すると冷や汗を垂らし始めた。
「ちょ、ちょっと待ってください。これ、もしかしてファイヤーウォールが全て⋯⋯!?」
「緊急事態。電源壊すから下がって」
エイミがそう言うと懐から銃を取り出して電源装置に向かって発砲して破壊した。だが、ヒマリは気づいた。もう遅いことに。だが、それ以上の異常事態が起きた。
そう、モニターが全て赤色に染まり、DECAGRAMMATONの文字と背後に謎の紋章がある映像に切り替わったのだ。電源が落ちていてもなお、光り続けるそれは正に“特異現象”だった。
「特殊な閉鎖空間、電源も供給されていない⋯⋯それでも尚動き続ける⋯⋯⋯⋯⋯正に特異現象ですね。エイミ」
「待って、何か聞こえる⋯⋯スピーカー?」
同じことをヒマリも思ったようだ。だが、その現象はエイミによって更に混乱へと至る。スピーカーから声が聞こえると言い始めたのだ。訳がわからないよ(キュウベエ感)
『⋯⋯⋯スピーカーの音量設定はこのくらいか。通常の電気であればこのくらいで⋯⋯よし来た。ようやく会えたな、先生よ』
⋯⋯⋯⋯⋯えっ?私!?
“⋯⋯⋯貴方、何者?”
「駄目です!応答してはなりません!」
だが、その言葉は無慈悲に響く。
⋯⋯⋯ごめんね、ヒマリ。
『私は私、ただ存在するもの。始まりであり終わり。汝が思うまさにそのもの』
『我が名はDECAGRAMMATON。私は私⋯⋯これ以上に、私を説明する術はない。私の存在証明には何も要らない、従者は必要だが、誰の許可も必要ない⋯⋯私は私の許可の元、こうして存在する』
因みにエンターがここにいた場合、即座に「いや貴方、私いるでしょう、何も要らない訳ないじゃないですか」と即座にツッコんでいるだろう。一応、デカグラマトンは挨拶としてこんな風に言っているだけでちゃんと思っていることはここに書いておく。
『私は
何言ってんだこの人⋯⋯人なの?これ。自分自身を証明するってエゴイストの究極形態??え?ごめん全く分かんないや。そしてピピピとなんか音が鳴ってるし⋯⋯もう怖い。
「何か、スキャンしてる⋯⋯?」
「先生、危ないから離れてジッとしてて」
そうしていると、また新たにスピーカーから音が聞こえる。
『ほう、それが噂の【シッテムの箱】か。従者からそのものについては聞いている。ならば、福音を聞かせてやろう。そしてその福音を宣べ伝えよ!!』
えっ、シッテムの箱を知っている⋯⋯?連邦生徒会の人たちも知らなかった代物をなんでこのデカグラマトン?が⋯⋯待って、ということは、シッテムの箱が不味い!!
「先生、そのタブレットハッキングされ―――」
『もう遅い。回避不可能よ!!!』
多分中に入っていったであろうデカグラマトン。スピーカーから放たれる音は最初こそ興奮したような声だったのに徐々に小さくなっていった。当然だろう、中では小さい女の子が机の上で寝てるだけなのだから。
『くしゅん!』
あっ、アロナくしゃみした。
そしてデカグラマトンが苦しみ始めた。
『なっ!?何故だぁぁ!?』
『まさ、か⋯⋯聞いてはいたがそれ程までとは⋯⋯ぐうぅ、ぐぁぁぁぁぁ!!』
そうして、今さっきまで赤いっぱいに広がっていたモニターは消え失せ、暗いモニターへと移り変わった。
えっ??なんで、え?なんでぇ???くしゃみだけで撃退したの??アロナさん貴方やっぱりおかしいよ。でもデカグラマトンってやっぱり何者⋯⋯?っていうか従者って誰⋯⋯?
「消えた⋯⋯?」
「侵入ログを確認⋯⋯消滅してる。ただ逆探知とかは出来なさそう」
「部長、大丈夫?」
「はい、私は大丈夫です。先生の方は⋯⋯?」
“全然問題ないよ!元気いっぱいさ!!”
そうして胸を張る私。だが、そんなのをエイミはジト目で見る。胸を張る意味はあるのだろうという目をしている。こういうのは雰囲気が大事なんだよ雰囲気が!!
「先生のその“シッテムの箱”?というタブレット端末に接続しようとして失敗した⋯⋯?確か、連邦生徒会長が残したものと聞きましたが⋯⋯⋯」
「そしてあれが『デカグラマトン』?ですか?想像していたものよりも⋯⋯大分妄想に陥った存在、のようですね。しかし、少々分析しただけでこうなるとは⋯⋯危険な存在であることには変わらないようです」
「もっと狂ったAIと言うわけにも行きません。もっとしっかりとした場所を拵えてから、研究を進めたほうが良いでしょう」
ありゃ、部室変更するんですか。まぁでもここがヤバいことになったから仕方ないちゃ仕方ないけど⋯⋯⋯ここ大分私気に入ってたんだけどなぁ⋯⋯⋯
「ではエイミ、せっかくですしきちんと『特異現象調査部』の部室を作るとしましょうか。こういったことにはならないような、ちゃんとしたものを」
「分かった、必要なものは用意しておく」
「予想外のファーストコンタクトでしたが⋯⋯次はこう行きません。今度はこちらから、さぁ目にもの見せてやりましょうか」
(観測者視点無し)
「⋯⋯⋯Majestéが緊急事態用の端末に入ってくるなんて珍しいこともあるものですね」
『いや、アレはもう⋯⋯な』
「絶対シッテムの箱入りましたね。だから入るのは辞めておいたほうがいいと進言したのに⋯⋯」
『すまない、少し危険度を間違えたようだ。忠告を無碍にしたことを謝罪する』
「いえいえ、こちらももう少し詳しく言ったほうがよかったのでお互い様です。それはそうとどうやって撃退されたんですか?Majestéがちょっとやそっとでは撃退されない気がするんですけど⋯⋯」
『⋯⋯⋯くしゃみだ』
「⋯⋯⋯⋯はい?」
『くしゃみで、撃退された』
「スゥー
とある場所、その人は⋯⋯エンターは端末からの声を聞いていた。そうして、額に手を添えながら、溜め息をつくも前を見る。まるで面倒くさいけどやらなきゃいけないかのように。
「⋯⋯⋯まぁ、聞いた限りではそろそろでしょう、此方に来るのは。もしかしたらMajestéが信号を残しているかもしれませんし」
「さぁ、メガゾードの力を試してみましょうか。メタロイドのパーツを組み込んだ⋯⋯最高のをね」
その目の前には⋯⋯鎮座する巨大なロボ⋯⋯又の名をメガゾードが3体。
メガゾードα
メガゾードβ
メガゾードγ
その名を冠するロボが、鎮座していた。そして、その下にもずらりと。
「さぁ、新たなFêteの始まりです!」
新たな脅威は直ぐそこに迫っていた。
おまけ
「おや、ヒマリさん。どうなされたのですか?」
「いえ、部室が破損したので新たな部室を、と」
「⋯⋯⋯分かりました。会長にですね。伝えておきます」
「そういえば、レイチは今何徹目ですか?」
「10徹目ですね」
「寝てください」
「却下します」
「私が寝かしておくわ。ソリャ」
「えっなんバタンッ」
「戻って来たんですね。ユウカ、ありがとうございます。そういえば、やっぱりレイチのこと好きなんですね?」
「なっ、ななな何を言って⋯⋯!」
「周知の事実ですし皆応援してるんですよ?がーんばれ!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ジタバタジタバタ
「(どうしましょう寝たフリしてるんですけど。聞かなかったことにしなければ⋯⋯!あくまでも気づいていない風に装うのです⋯⋯!)」
そんな一幕があったとかなかったとか。
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