ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
ん、今日出せないかもと言ったな。
アレは嘘だ(訳普通に時間あったから書けたよやったね)
メガゾードα火炎放射器ユニット。それは過去、エンターが銀行強盗犯からとある書類を強奪するためにガスバーナーにメタウイルス『燃やす』をインストールされて出来たバーナーロイド。その武装が追加されたメガゾードαがそれにあたる。
そして、ケテルはメガゾードが来た瞬間に神秘解放にて高速で倒されてそれに焦ったエンターがケテルを一時的に回収し、メガゾードα1体のみになった。速すぎるだろと言いたいが、そういうものである。
また、この5人に炎はほとんど無意味である。
「みんな、盾の後ろに下がっててね!」
メガゾードαが火炎放射器ユニットで炎を放つが、熱気はあるものの全て小鳥遊ホシノの盾によって防がれてしまう。そして、ヒナがホシノの盾を踏み台にして、上に飛び立つ。
「火炎の対処は
そう言いながら翼で滑空し空中で一回転しながら銃に神秘が入り込む。この体勢から繰り出されるのは一つしかないだろう。空崎ヒナのEXスキル
「『終幕:イシュ・ボシェテ』」
瞬間、ヒナの銃からビームが打ち出される。正確にはビームのように打ち出している弾丸の同時発射とでも言ったほうが良いのかもしれない。だが、その火力はキヴォトス人の火力でもトップクラス。メガゾードαが耐え切れるものではなかった。
「■――■■■■!!」
まるで息を吐くような声を出しながら悶絶するメガゾードα。当然だろう、火炎放射器をかなりの速さで破壊され粉微塵にされたのだ、無理もない。
「今っ!」
そう言うと後ろからツルギが走り抜けてアルが照準を定める。ヒナのイシュ・ボシェテが放ち終わりツルギが自前の翼を使って滑空する。ヒナが滑空したために対抗心が湧いたという理由もあるが。
「キェハハハハハハハハハハハハハ!!!」
そう叫びながら銃を乱射すれば、たちまち装甲は簡単に破壊され中身が剥き出しになる。一撃一撃が重たく、貫きやすいそれはまるで豆腐装甲同然である。そして、アルはそれに片手と片目で照準を合わせる。
「その程度、私にはどうってことないわ!」
瞬間、アルが照準を合わせた場所に弾丸を発射する。そしてその弾丸が着弾した瞬間に爆発した。それこそがアルのEXスキル⋯⋯⋯⋯彼女の言う奥の手なのだ。
そうして、ヒナとアル、ツルギとホシノは背中を合わせながらまた出てこないか敵を見張る。この場所は十字路、いつ敵が出てきてもおかしくないのである。だが、メガゾードαは粉々に粉砕された。ヒマリ、エイミ、先生はこれを見て一言。
『もう色々と可笑しいですね⋯⋯』
「部長、これ私行かなくてもよかったんじゃないかな」
“これミカとネル呼んでたら更にヤバいことになってたんじゃ⋯⋯⋯”
三人は遠い目をする。今さっきのケテルを20秒で倒したことといい、この新たに出てきたロボット⋯⋯利便上αとしたそれをたった約1分で倒したことといい⋯⋯なんかもう無茶苦茶すぎるのだ。
ロボットが巨大であるということは、その分的も大きく当てやすい。そんなもの、彼女たちには敵ではなかった。どちらかといえば、自立稼働しながらも自前の武装で近接戦闘や加速してくるメタロイドのほうが厄介である。というのがホシノの話である。
だが、αは最後の抵抗としてバグゾードと呼ばれるロボットを呼び出していた。
「うへぇ〜まだいるのぉ〜?」
だが、それだけではなかった。
『巨大エネルギー反応⋯⋯今度は2つ!?』
この場所は十字路。その地形で挟まれたのである。バグゾードが2方向から、メガゾードβ、メガゾードγがその他の2方向から。だが、ヒナはこれを見て一言。
「1人1体で行ける?」
『当然っ!(よ!)』
もう怖いよ。そう言いたげな目をするエイミと先生である。ヒマリはその戦闘力の高さに感心したが、流石に少し引いていた。ヒナが某スマッシュなブラザーズの台詞に似たような事を言ったことといい、もうコイツラだけで十分じゃないか⋯⋯?と思えるほどには遠い目をしていた。
“というか、これ私の指揮いるのかな⋯⋯?ちょっと私不安なんだけど”
『大丈夫です、先生の指揮が要らないのではなく指揮する前にもう倒されちゃってるので。でもちゃんと指揮する際は宜しくお願いします』
“ならいいけど⋯⋯”
そんな事を話している間に、ドンドン、バンバンと音が鳴ると、バグゾード2体とメガゾード2体も倒されてしまったようだ。その間僅か1分30秒、巨大ロボ破壊RTAでもしているのかと言いたくなる速さである。まぁ実際のゲームでも大体このくらいだろうが。
「うへ〜お疲れ様〜!」
「任務完了、今戻るわ」
「こっちも終わったぞ」
「こっちもよ」
そう言いながら十字路を歩いて戻ってくる4人。端から見れば追い詰められた羊を狩る4匹の狼だろう。先生はその圧にやられてカスミみたいなひぇぇぇぇ〜の顔になった。かわいいね。
“皆すごいね(語彙力消失)”
「フフン、当然よ!」
「えぇ、当然ね」
「うへへっ、相棒だからねぇ⋯⋯!」
「キヘヘヘェッ!!!」
舞い上がるのは無理ないかもしれない。アルちゃんは何時も通り胸を張っている。やっぱお前アウトロー向いてないよ、根がもう優しくて可愛い子なんだから。それを遠目で見るエンターはもう引いていた。
「最高戦力集団とはいえ、メタロイドよりも簡単に倒されるとは⋯⋯やはり、メガゾードにも神秘を付与したほうがいいのでしょうかね⋯⋯」
「というか、まさかのケテルがこんなにも傷を負ってしまうとは⋯⋯アレの座標を特定しなければならないというのに⋯⋯大雑把にしてくれたものですね」
「ケテルを直してから行かなければ⋯⋯この破損具合のケテルを直すのにもかなり時間がかかるものなのですよ⋯⋯!」
余談だが、エンターがケテルを直す時間はかなりかかる。元々不思議というか簡単で複雑な構造をしているため、パーツを持ってくるのにも作り直すのにも時間がかかる。所要時間は大体6から7時間といったところか。
バクラーのいる保管庫に行っても構わないのだが、転送システムがないために持ち運ぶのにはワイヤーを使わなくてはならない。ただ、それをしてしまうとヒマリたちに勘付かれてしまうため、その場でやるしかないのだ。
「エスケイプ、パーツを!」
そう言いながらも、特殊ゴーグルにて監視を続けながら工具を転送するエンター。それをエスケイプはじっと見つめていた。今ここでハグしたらどうなるだろうかという素朴な疑問である。何度も言うがエスケイプはエンターのことが大好きである。
欲しいものとか買ってくれるし優しくしてくれるし⋯⋯まぁまるでエンターの子どもみたいな扱いなのだが、それはそれとして大好きである。だからこそ抱き着いたらどうなるか試してみたくなっていた。
だが、それにエンターは一言。
「今は辞めて下さいね。後なら抱き着いでも構いませんから。だからお願いします」
見透かされていた。エスケイプ、あんたやっぱ分かりやすいよ。今度サクラコと一緒にご飯を食べに行く約束をしているのを報告した際にニッコニコしていた時といい、分かりやすいのだ。このアリス・エスケイプは。
「了解しました!」
だが、抱き着いていいとの許可が出た結果⋯⋯ご満悦である。
場所は戻り先生たち。メガゾードα、β、γ、バグゾード、ケテルを撃破して辺りを見渡していた。増援が来ないかなどの確認である。
「⋯⋯ケテルは逃がしたみたいだな」
「そうみたい、ね」
「にしても、あの人どんだけの兵力持ってるのさ⋯⋯カイザーも真っ青だよこんなの」
「ええ、マコトが見たら真っ先に欲しがるでしょうね」
メガゾードを見ての各自の反応はご覧の通りだった。ホシノはメタロイドやらエンター・ユナイトと戦っているため、エンターの頓痴気みたいねものはなんとなく理解できるのだが、アル含む他の三人は理解が少し追いついていなかった。
ただ、ヒマリはメガゾードについて察したようだ。
『あの巨大ロボットはα、β、γの3体で終わりの可能性がありますね。隠保有しているものがある可能性もありますが⋯⋯』
『最初に出会ったβのショベルカスタム、そして今回のαのバーナーカスタム。どれもホシノさんから聞いたメタロイドの武装と酷似していることから、巨大ロボとメタロイドは似たようなものなのかもしれません』
「確かに。だけど、あの3体を交互に出してきたってことは基本的にあの3体を多用するってことなのかな?」
「多分そうなんじゃないかしら。ケテルはワイヤーで何処かに回収されたから、もう進んでいいんじゃない?」
アルがそう言うと、皆が頷く。
『はい。おそらくケテルが戻ってくるまで約8時間、そしてエンターが協力しているのであれば修復する可能性があるのでαたち巨大ロボ群も送られてくることはありません』
『その間に中に侵入し、【デカグラマトンの信号】を見つけ出します』
「今日は徹夜になりそうね⋯⋯」
「同意見」
「このくらいは大丈夫だ」
「うへ〜、徹夜は少しキツイなぁ⋯⋯」
「(深夜まで続くミッションだなんて最高じゃない!)わ、私は大丈夫よ!」
“ま、また徹夜かぁ⋯⋯”
アル以外は予想通りの反応と言ったほうがいいだろう。ヒナは目の光が一瞬消えかけていた。ツルギとホシノはそれを見て苦労しているんだな⋯⋯⋯と同情していた。エイミはヒマリにジト目をしていた。
そうして進んだ先⋯⋯⋯廃墟の奥へと進んでいく御一行。そして、その信号が出た辺りに着いた。
「部長、着いたよ。特に危険な要素は見当たらない、普通の廃墟に見えるけど⋯⋯」
「アビドスの廃墟とはまた違う雰囲気だねぇ〜」
アビドスは大半が砂漠化していて、人口も過疎っているので廃墟なども多くある。だが、そんな廃墟とは違う雰囲気を目の前の廃墟は醸し出していた。
「⋯⋯⋯思ったより静かだな」
「そうね、もしデカグラマトンがいるのならケテルやαたち以外にも護衛ロボの一つや二つはあってもおかしくないのだけれど⋯⋯⋯」
「こういうところは大体そうね。にしても、不気味⋯⋯腕が鳴るわね!」
ツルギ、ヒナ、アルはそんな廃墟に警戒していた。敵の本拠地なら護衛の一つや二つはあっても不思議ではないのに、それがないのだ。警戒しない理由にもならない。ヒマリと先生もそれに違和感を覚えたようだ。
“ここって、水没地区なんだよね?”
『はい。分析によると、水没していることだったのですが』
「そんな感じには見えないけど」
『そうですね、
まるで、そこだけは水没しないように設計されたかのような。そんな気がしたがヒマリは辺りを分析すると口を開く。
『どうやら、10km離れた先に巨大なダムが作られているようです』
「デカグラマトンが?」
『或いはケテル以外の預言者の可能性もありますが』
こんな所にダムが作られていて、それが預言者に関与している可能性も示唆できるが、4人もその場所をよく見る。痕跡も多々あり、苔も生えていることから相当昔のものなのだろう。
『すいません、皆さん。一度帰ってきてくれませんか?私もこの目で確かめておきたいので』
そうして、一度ミレニアムに帰り⋯⋯⋯⋯そして、集まった。
デカグラマトンとシャーレが相対するまで、残り⋯⋯
おまけ
「シロコちゃん、どうしたの?そんなにそわそわして」
「ん、誰か私のことを呼んだ気がする」
「今ホシノちゃん出向いてるから、もしかしたらシロコちゃんの話題になったのかも!」
「話題って何の話題よ⋯⋯」
「ん、私がメインヒロイン」
「本当に何を言ってるの!?」
「絶対に許しませんよ陸八魔アル!!」
「どうした?そんな急に机をバンバンして」
「なんか無性に腹が立ちまして⋯⋯!ヒナ委員長と背中を合わせたような気がして⋯!!嗚呼、委員長早く帰ってきてください⋯⋯!早く吸いたい⋯⋯!」
「皆、アコがおかしくなった!!!」
『(何時も通りでは⋯⋯?)』
「委員長がいないからパフェを⋯⋯!」
「あれ、ハスミ先輩ってダイエットするんじゃなかったっけ?」
「こっ、これは⋯⋯!間食です!」
「(ツルギ委員長帰ってきたら間違いなく呆れるだろうなぁ⋯)」
「駄目っすよちゃんとダイエットしなきゃ」
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