ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを 作:エンター・■■■■
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ありがとぉぉぉぉ!!!
よろしくお願いします!!!!
あと、前回誤字報告をしてくれた方、一人称についてはあれが正しいです!!
その他の誤字報告もありがとうございます!!
3/13 日間44位ktkr!!!!
Mission8 先生の来訪!物語の始動!
ミレニアムサイエンススクールの風力発電所がシャットダウン
連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱走したという情報
戦車やヘリコプターなど、出所のわからない武器の不法流通も2000%以上増加
そして連邦生徒会長の失踪。
この4つの出来事で連想されるのはただ一つ。
「ついに来ましたか。先生が」
そのビル⋯⋯⋯連邦生徒会所有のビルに早瀬ユウカ、守月スズミ、火宮チナツ、羽川ハスミが入っていく姿を双眼鏡で見た。あれはプロローグメンバーですか。
「さぁて、アビドス編までは私はコンタクトは取る気はありませんが⋯⋯⋯」
そうして私は後ろを振り向く。そこにはアリス・エスケイプがいて、そして手にはゴクとマゴグを持っていた。
「エスケイプ、ヘルメットをつけて疑似ヘイローを展開してください。始めての戦闘です。私は見守りに徹するので、あとはやること以外についてはご自由に」
「了承、では始めましょう」
そして俺たちの姿は、ビルの上からいつの間にか姿を消していた。
ビルの上から、アリス・エスケイプは着地する。その際に、ヘルメット(疑似ヘイロー付き)*1を付けて起動させつつ、物陰に隠れる。
「⋯⋯⋯状況把握完了。ヘルメット団5名、状況開始」
アリス・エスケイプは物陰から身を乗り出して、二丁拳銃『ゴク・マゴグ』を乱射する。その奇襲に、不良5名のうち3名は対応できずにその弾を直にくらう。
最大強化されたその弾は不良ならば一撃か二撃で気絶しうるほどの威力。その弾は大地を抉り、壁を貫通し、遮蔽物を粉々にしていた。
アリス・エスケイプは目を鋭くして残った不良を観察する。
(私に対して好きにやってもよいというマスターの命令。ですが殺しはNG。これは基本です)
アリス・エスケイプはエンターに従順である。また、エンター自体もアリスのことは可愛いがっているため、ちゃんと信用しているし、本来のエスケイプのように戦闘狂でもない。丁度いい部下なのだ。
「なっ、なんだてめぇ!?」
「仲間をよくも!!」
「不明、そこまでして怒ることなのですか?罰されるのはそちらの方でしょうに」
不良がアリス・エスケイプに向かって弾丸を放ってくる。だが、その弾丸を軽く蝶が舞うように避けて、二丁拳銃から弾丸を放つ。
その弾の音は2発。だが、不良2人の頭と腹を正確に撃ち抜いていた。恐ろしいほどの正確な射撃。それはアリス・エスケイプがアンドロイドであるが故の完璧さである。
「⋯⋯⋯戦闘訓練のほうがまだマシですね」
そうアリスは吐き捨てる。アリス・エスケイプは研究所において、バグラーと戦闘訓練をさせていた。確かに彼らは雑兵、だがその強さは軍隊でもやっていけるほどであるため、教えることは厭わないのだ。
対して、不良は銃を過信しすぎているがゆえの慢心と周りに気を配らないがゆえに奇襲され潰されていった。
「てめぇ、よくも仲間をやってくれたなぁ!!」
「金目の物を置いていけよ、それで許してやるからよぉ!」
「へへへっ、金目の物沢山持ってそうだなぁ!!」
そしてヘルメット団の仲間であろうものがぞろぞろと出てくる。その数は5⋯⋯8⋯⋯13人程度。
(まるで蛆虫のように湧いてきますね。確かに私に任せた理由が分かった気がします)
戦闘訓練と本番は違う。アリスのマスター、エンターが口酸っぱく言っていたことだ。柔軟な発想をしなければ様々な戦況に対応できないとも。
そして、これは本番。一定の人を倒したところで蛆虫のように不良が湧いて出てくる。これが実戦だということをアリスは身に染みて感じていた。
「ゴク、マゴグ」
アリス・エスケイプは銃に向かって伝令を流して、銃のストラップのようなものを持ち、二丁拳銃をぶら下げる。その行動に思わず不良は嘲笑う。
「投降してくれるのか!ひゃははは!!!」
「やっぱりその程度⋯⋯」
そして次の瞬間であった。
アリス・エスケイプはゴクとマゴグをぶら下げた瞬間に銃をヌンチャクのように振り回し始め、そこから銃弾を連射する。その技は普通なら、というか常人でさえも不可能。
だが、ゴク、マゴグは戦闘形態のみに限るが、意志を持っている。故にこの行動が可能なのだ。
「はぁ!?なんだそギャァッ!?」
「グハッ!?」
「ギャァッ!?」
その急すぎる行動と、その連射とは思えないほどの正確な射撃により、わらわらと集まっていった不良たちは僅か数秒で片付いた。
その冷徹な瞳が不良を照らす。その機械とも思えるほどの冷徹かつ感情が一切籠もっていない、軽蔑するような瞳。そして彼女は呟く。
「この程度の力ですか。不良というのも大したことはありませんね」
そしてアリス・エスケイプは襲いかかる不良を片っ端から潰しながら道路を渡り歩いていく。その道中、一人の女性と出会った。そして頭の中にあるネットワークで検索し、高速で特定する。
「あら、貴方は⋯⋯⋯?」
「検索完了。『厄災の狐』矯正局からの脱獄犯『7囚人』の一人ですか」
「!⋯⋯⋯随分と私のことを詳しいようで」
その仮面越しの出会いにアリスは最大の警戒をする。かなりの猛者であることは、雰囲気だけで把握できるほどには分かる。そしてアリスは覇気をまといながら問いかける。
「確認、目的はなんですか?こんな大がかりな襲撃をして」
「⋯⋯貴方に教えて差し上げる義理はありませんが⋯⋯まぁ良いでしょう。実はこの先の建物に連邦生徒会が大事にしているものが運び込まれたとの情報を得ましたので、壊さないと気が済まない⋯⋯と思いまして」
(理解、Monsieurエンターが私を派遣した理由は私に実戦をさせるためですか)
『厄災の狐』又の名を孤坂ワカモ。その者は戦闘狂であり、趣味は破壊など。
エンターが向かわせた理由は2つあり、それは
『先生はどのようなものか確認すること』
『孤坂ワカモと出会うならば、その神秘を回収すること』
それ以外は自由にしてもいい、それがマスターの、エンターの命令。
(マスターは一体何処まで見据えていたのでしょうか)
エンターは策士、故に様々なことを見据えて計画を立てていた。
『神名文字回収計画』
全ての章で回収するために暗躍するために作った計画。それはこの世ではアリスとエンターの2人しか知ることはない。
多分、このことも計画の範疇なのだろう。まぁ、そこは関係ない。
アリスは二丁拳銃を自己紹介するかのように見せつけ、自己紹介を始める。
「こっちがゴクで、こっちがマゴグ。そして私はエスケイプ」
次の瞬間であった。
「貴方を、倒す者です」
「なっ!?」
自己紹介の途中に、二丁拳銃をワカモにむけて乱射したのだ。これは圧倒的なる奇襲。
だが、類稀なる瞬発力か、それとも努力の賜物か⋯⋯ワカモはそれを軽々と避け、お返しと言わんばかりに『真紅の厄災』から一撃を放つ。
それをアリスはヘルメットスレスレで避けて横っ飛びし、二丁拳銃を放つ。それをワカモは横に移動しつつ、ワカモの銃に搭載されている小刀でそれを弾く。
「中々やりますね!!」
「疑問、このくらいは当然です」
そして間合いを閉じて、斬り合いへと転じる。
アリスの『ゴク・マゴグ』の銃剣とワカモの小刀が交差する。アリスはくるくると回りつつ、その小刀を防ぐ。ガキンガキンと金属音がビルの音に反響して大合唱を奏で、その音はかなりの音でもあった。
そしてアリスは仕掛ける。くるくると回っている最中に蹴りを仕掛け、見事それはクリーンヒットして後ろに仰け反る。そして、すかさず二丁拳銃で乱射する。
「ちっ!!」
だが、ワカモも一筋縄ではいかない。宙回転してその弾丸を全て避けて、障害物へ隠れその間に真紅の厄災で高速で放ち、それがアリスのヘルメットのガラス部分をかすった。
そしてアリスもそれを察したのか後ろに飛び退き、マゴグのストラップのようなものをワカモの方に向ける。
「愚問、隠れるならこうします。マゴグ」
アリスが銃に命令をすると、マゴグがまるで狼のように動き出しチェーンが伸びてワカモが隠れている方に向かう。
そして、その障害物を狼のストラップのようなものが口を開き、その障害物を破壊した。だが、ワカモはすでにそこにいなく、壁を渡り歩いてこちらに向かってきていた。
そしてワカモがアリスに小刀で攻撃を仕掛けるがそれをゴクでガードしてワカモは真紅の厄災を、アリスはマゴグを額に押し付けて、拮抗状態になっていた。
そしてワカモとアリスは煽りのように話す。
「大人しくやられるとお思いで?」
「疑問、逆にやられないんですか?」
刹那、同時に発砲してどちらともそれを避ける。そしてアリスがゴク・マゴグを連射してワカモを敢えて動かさせ壁や窓ガラスを破壊する。ワカモは壁を走ってそれを全て避け、電灯に飛び移り、それを蹴って発砲した。
その火力はまさに戦車の砲弾。
アリスは避けられないと思ったのか、ゴク・マゴグでその銃弾を受ける。その弾の威力は絶大であり、アリスは仰け反った。
だが、戦場ではその一瞬が命取り。
ワカモは電灯を蹴った際の遠心力でアリスの頭を蹴るが、アリスは咄嗟に手をそこにいれていた。その手の中にはナニカがあり、それに衝撃が吸収されたようでもあった。
だが、その力でアリスはビルの方へ飛んで行き、ヘルメットを破壊しながら、壁に激突してそこが破壊され、煙が宙を舞う。だが、アリスも一筋縄ではない。
その煙の中から牽制のようにゴク・マゴグを連射する。そしてそれをワカモは最小限の動きで避ける。そして煙が晴れた後に仮面越しではあるが、ワカモは目を細め
「あらあら、やっとお顔が見えましたね」
と言いながら、ワカモはそれを好奇かのようにニヤリと笑った。ワカモは破壊と略奪が趣味の戦闘狂であり、この戦闘を楽しんでいた。
「強いものは顔を覚えたい。だけど、ヘルメットで見えない。なら破壊すればいいじゃない」が彼女の思考。故にやっと顔を覚えることができたという思いが強く、それが気づかぬうちに顔に出ていた。
そして崩れたビルの中から瓦礫をかき分けてアリスが出てくる。その顔は血は流れ出ていないものの顔を顰めていた。
「激昂、やってくれましたね。せっかく貰ったヘルメットを⋯⋯」
「さて、本番を⋯⋯⋯」
その時だった。
アリスとワカモの2人の間に何発もの銃弾が挟み込まれる。その奇襲とも取れる攻撃に双方とも飛び退き、攻撃された方を見る。その先にはアリスのマスター、エンターが言っていた先生とその一行がいた。
「あらあら、連邦生徒会の子犬たちですか。お可愛いらしいこと」
「⋯⋯⋯あれが先生ですか」
ワカモは仮面越しではあるが目を細めて戦闘狂特有の楽しさを前面に押し出した笑顔を出し、アリスは警戒心が多いが故に顔を変化させずに冷徹な瞳で見つめていた。
そしてアリスの耳にインカムらしき音が聞こえる。この音から即座に検索した結果、七神リン代行の声と一致した。そしてそれを聞く。
『皆さん、戦闘をしながらでいいので聞いてください。今この騒ぎを起こした生徒の正体が判明しました』
『孤坂ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。似たような前例がいくつもある危険な人物なので気をつけて下さい』
このことについては概ね検索して理解している、とアリスは心の中で吐き捨てた。そしてワカモは溜め息をつく。
「久し振りに楽しい戦闘でしたのに⋯⋯興が冷めましたわ」
「驚愕、願わくば二度と出逢わないこと祈ります」
アリスはジト目でワカモを見据えるが、ワカモは興が冷めたと言いそそくさと逃げていった。ヘルメットが壊れているが中にもう一つ仮面を持っておいて正解だったと心の中で思いつつ、それをつける。
それは鬼のお面だった。
そしてアリスは先生達のいる方へ足を運ぶ。一行はアリスのことについて驚いていた。
「⋯⋯⋯誰ですかあれ!?」
「ワカモと戦闘していた人物のようですね」
「まさか厄災の狐と渡り合えているものがいるとは」
それぞれが驚愕ともとれる反応をする。そしてその奥に見える大人⋯⋯あれが先生なのだろう。しかも女性の大人。アリスは高速で先生の目の前に接近し、問う。
「疑問、貴方が先生ですか?」
「いつの間に!?」
「離れてください!!先生!!」
「早いっ⋯⋯ヒナ委員長レベルの早さですね⋯⋯」
「関心している場合!?早く先生を助けないと⋯⋯」
それぞれが先生を助ける為に動こうとするが、大丈夫だよと先生はそれを止めた。そしてアリスの聞いた問いに、先生は答える。
“君の言う通り、私が先生⋯⋯らしいね”
「理解、貴方が先生で間違いないのですね」
“そうだけど⋯⋯君は一体?”
「ただの通りすがりです。では、貴方にもう一つ問います」
そしてアリスは一息を吸って、目を鋭くして聞く。その目はまるで狩人の目であり、その場にいる生徒たちは足を止めていた。その強大な圧を前に。
「質問、貴方は生徒の為に動く⋯⋯と聞いていますが、事実ですか?」
その質問は未熟である先生において、核心に迫るほどの質問であった。それに対して、先生は少しだけ考えて頷きながら答える。
“うん!なんで私がここに来たのかは分からないけど⋯⋯生徒の味方だよ!!多分”
その言葉はやはり聖人とも言える言葉。その場においての最善であった。それにアリスは目を覗き込むと、観念したかのようにゴクとマゴグの銃口を上げる。
「失礼、無粋な質問をしたことをお許しください。先生。ですが私は本当にただの通りすがり。ではこれで失礼します」
そう言った瞬間、アリスがゴクとマゴグのチェーン部分を掴み、ヌンチャクのように回し始めて、銃を乱射して煙を出す。そしてその煙が晴れると、その姿は消えていた。
「大丈夫ですか!?先生!?」
「怪我はありませんか!?」
“ううん、大丈夫だよ!”
ユウカとハスミから心配の声出るがそれに否の声を出す。流石に内心ヒエッとなっていたが、喉元まで迫っていたそれを何とか抑えていた。
“気を取り直して、進むよ!!”
「「「「はいっ!!」」」」
そして先生たちはシャーレ奪還へと向かい出すのだった。
アリスはミレニアムサイエンススクール廃墟地区のエンターが住んでいる研究所へと戻っていた。
「失礼、戻りました。マスター」
「
「当然です。こちらを」
そしてポッケから取り出したのは神名文字『ワカモ』。神秘の欠片だったものにワカモの顔が映り込んでいる、神秘の輝きを放っている代物。それをエンターに見せると、それを掴んで360°見回す。
「なる程、やはりその神秘の直接の吸い取りのほうが効率が良さそうですね」
「肯定、銃弾に入っている少量の神秘を採集するよりかはこちらのほうが効率的かと」
「ならばメタロイドに神名の欠片のデータを読み込ませて、採集した神秘をこちらの神名の欠片に転送させたほうが効率的ですね」
アリスはワカモがアリスの顔に蹴りをいれる直前に手を間に差し込み、神名の欠片をその打撃部分に当てていた。神名の欠片の吸収力は凄まじく、少しだけでも溜まるし、時間にして僅か0.5秒。
神明の欠片や神名文字の量産方法についても確立されているものの、神名文字については何分ものが少なく、ネームドの神秘でも触るとなるとスキンシップとなり逆に取りづらい。
弾を回収しても良いのだが、まず戦闘することは特殊部隊やら治安維持組織くらいしかないだろうし、その入っている少量の神秘だけではどうすることもできない。
ならば、と敢えて戦闘させることに目的が在る。そう考えて出来た計画が『神名文字回収計画』
メタロイドに神名の欠片の吸収システムをカードに読み込ませて導入し、触れられたり攻撃された際に神秘を吸収、即座にエネトロンによる転送が起こりこちらの保管室に移動させる、ということ自体が目的である。
「それで、先生のほうはどうでしたか?」
「肯定、マスターの言っていたことは当たりでした。やはり『生徒の味方』と言っていました」
「何ともまぁ⋯⋯動向も調査する必要がありますが、やはりですか⋯⋯」
そう言ってエンターは黙り込んで少しの間考察に浸っていた。エンターは原作において、知っていた。苦労していて、それがその章では救われていなかった生徒を。
『桐藤ナギサ』
『調月リオ』
この2人は特に、と。生徒の味方とはいえども、不良も生徒である。なのにそれを野放しにしてしまっているのだ。はっきり言って矛盾しているのはそうでもあるが、それよりもこの人たちについてはどうするか⋯⋯という疑問についてを考えていた。
調月リオはともかく、桐藤ナギサについてもだ。
アリスはそのことについて察したのか、厨房に言ってお茶をとって、持ってきていた。
そして、それが節目として、物語が始まっていったのは訳ないことだった。
補足説明
メタロイドに触れる、または銃弾で攻撃するとそれに纏っている神秘がエネトロンにより研究所の繋げてある神秘の欠片の中に転送され、それが振り分けられて神名文字が完成します。
神名の欠片による直接の吸い取りはその名の通り、神名の欠片を用いてするもの。それに触れると速さにてして約0.5秒で神秘が吸い取られ、神名文字が完成します。
又は銃弾の神秘を回収する方法。キヴォトスにおいてキヴォトス人は無意識に銃弾にも神秘を纏わせているため、それを地道に集めてその中にある神秘を採集。
そして神名文字を完成させるという手法です。これについてはホントに効率的ではないため、前記のほうが大体の手法となります。
以上補足説明でした。では
本編更新順に関してどっちがいい?(最終編以降は除く)
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ブルアカ原作の更新順
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volごとで一気にやってほしい