ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを   作:エンター・■■■■

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さぁ!!祭りの始まりです!!

追記
3/15日
一部口調等修正



Mission9 砂漠に出現せしイレギュラー(メタロイド)

 

 

 

私は今プログラムを組んでいた。メタロイドの色々なことについての最終調整である。

 

 

「ふむ、大体はこのくらいで良さそうですね」

 

 

そうしてタンッとエンターキーを強く押してプログラムを完成させる。メタロイド関係はノートパソコンが組んでくれるわけではなく、自力でやらなければならないのが面倒くさいところ。

 

ですが、ミレニアムにおいてそんなものは当たり前のように習うし、我がMajestéデカグラマトンが直々に教えてくださるので感謝しています。

 

 

「エネトロンとはまた違う、神秘の欠片の機構を取り入れたらこれほどまでの出力になるとは」

 

 

それはカードにあるエネルギーの所に追加された神秘の項目。それは触れたら神秘を吸い取り、こちらの神名の欠片にその神秘が振り分けながら、転送されてくるというシンプルかつ私の計画になくてはならないもの。  

 

まず、その第一号のメタロイドに入れるメタウイルスにそれをプログラムした。

 

 

「やはり、神秘というものは面白い」

 

 

その結果に私はニヤリとマッドサイエンティストのような悪辣な笑みを浮かべる。研究者というものは、実験が成功したら喜ぶものなのだ。

 

 

そうしていると、ガガガッとノイズのような音が耳に鳴り響き、音が聞こえる。アリスに頼んでおいた、先生との出会い。

 

そして寝静まった後、そこに盗聴器を仕掛けました。勿論、バレないように連邦生徒会の服を着つつ、自然につけたのですが。

 

 

『よっしゃ、先生のお墨付きも貰った事だし、この勢いでいっちょやっちゃいますかー』

 

『ん、善は急げって奴だね』

 

『はい~、それではしゅっぱーつ!』

 

『やるならボッコボコにしてやるわ!』

 

『あっ、ちょっと、まだ準備が!!!』

 

『“レッツ・ゴー!!”』

 

 

 

という音が聞こえてくる。そろそろカタカタヘルメット団の前哨基地にカチコミを仕掛ける頃ですか。

 

 

「エスケイプ、この家の警備をお願いします。私は出ますので」

 

「了承、マスター、お元気で」

 

 

そして私はノートパソコンを開いて、エンターキーを押す。

 

すると背景がひび割れたものを修復するかのように変化する。場所はアビドス砂漠、カタカタヘルメット団前哨基地。そこには、カイザーが置いて行った重機たちがあった。

 

そして私はもう一度エンターキーを押すと、橙色のデータが纏わりついてその見た目が変化する。

 

古ぼけたズボンに何処かの学校であるような制服。そして統一されている制服。そして頭に被っているヘルメット。カタカタヘルメット団の服装である。

 

明らかに女装だが、そこは関係ない話だ。

 

 

「さてと、そろそろ先生が来る頃ですし始めるとしましょうか」

 

 

私はノートパソコンを取り出してUSBコードを付けて、そこから伸びるコードの先端を目の前のパワーショベルに貼り付ける。

 

多分カイザーが置いていったであろうものは、そこら辺にたくさん残っていた。

 

つけた瞬間、そのショベルカーに電子版のようなナニカのシルエットが広がり、少し経った後に消えた。

 

そしてカードケースから赤色のカードを取り出し、それをノートパソコンにスライドさせる。

 

 

「メタウイルス、『囓る』インストール」

 

 

 

INSTALL

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

私のパソコンに繋がれたパワーショベルは繋がれたエネトロンによるエネルギーで緑色に発光する。

 

 

 

 

INSTALL COMPLETION

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

 

ショベルロイド

 

ショベルロイド

 

ショベルロイド

 

 

 

誕生しようとしているメタロイドの名前が電子音声で3回コールされ、インストールが完了したと同時にそのパワーショベルが変形し始める。

 

パワーショベルがその姿を変え、パワーショベルが人型に変形した。 

 

その見た目は、黄色いショベルカーのキャビンやエンジンが吹く部分が上半身を構成しており、右腕は油圧式のバケットアームになっていて、 黄と黒の工事用カラーを基調としキャタピラが脚部などに変化している。

 

 

原作でも初めて登場したメタロイド。

『ショベルロイド』

 

 

「フウッ⋯⋯ハァァァァァ⋯⋯⋯」

 

 

それを確認した私は喜ぶように口をニヤリと動かし、徐に右腕を広げる。そしてショベルロイドは変形した後、一定の動作をした後、近くにあるコンテナに近づいた。

 

 

「さぁっ!!Fêteの始まりです!!」

 

「フンッ、ガァァァァ!!」

 

 

そのバケットアームをショベルロイドは振り回して、その近くにあるコンテナの一部分を削り取った。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

アビドス対策委員会一行と先生はカタカタヘルメット団に奇襲するべく、近くにある前哨基地に訪れていた。そしてヘルメット団員を片っ端から倒して奥へと進んだ時、それが見えた。

 

 

「お前たちがアビドス廃校対策委員会か?」

 

 

その目の前にいるのは、まるでショベルカーの擬人化みたいな姿をしたオートマタであった。その者に皆は最大級の警戒をする。

 

 

「なに?あなた?」

 

「そこをどいてくれないとスクラップにしちゃいますよ〜☆」

 

「ん、まるでショベルカー。だけど退いてくれないなら容赦はしない」

 

『何者ですか!?』

 

「⋯⋯⋯うへ〜あなた何者?」

 

“あなたは一体?”

 

 

それぞれがそれぞれ、困惑、疑問の声を出す。こんな前哨基地にこんなオートマタがいること自体がおかしいからだ。

 

 

「我が名はショベルロイド。貴様らを倒す者」

 

「さぁ、かかってくるがよい!!」

 

 

そうショベルロイドが言うと、左腕から弾丸を放つ。ほかのオートマタとは異なる決定的な違いは、神秘の有無。メタロイド自体はエネトロンを用いているため、神秘は存在しない。

 

だが、エネトロンに神名の欠片を加えて神秘を付与しつつ、奪い取った神名文字を研究所の神名の欠片に転送できるのでは、と思い実験をしていた。バグラーを生み出して。

 

故に、メタロイドに神秘を付与することができた。神秘を纏う弾丸は一般的な生徒と同じ弾丸のレベル。その火力に少しヤバいと思ったのか、障害物に隠れる。

 

 

「あんな見た目して銃弾撃てるの!?」

 

「ええ〜なんだか驚きだねぇ〜」

 

「そんなこと言っている場合ですか!?来ますよ!!」

 

 

そうしていると、ショベルロイドが突然バケットアームを空中に振りかぶる。そしてそれを振ると、その空気が削り取られてそれを埋めるようにしてシロコが吸い寄せられる。

 

 

「!? 一体どういう⋯⋯」

 

『「「“シロコ/ちゃん/先輩!!!”』」」

 

 

ショベルロイドの能力は至って単純、【対象を囓り取る】こと。それは空間さえも囓りとる。故にそれをした場合、空気はそれを埋めるようにして動く。その性質を利用してシロコとの隙間を埋めたのだ。

 

ジョジョで言うザ・ハンドの能力に近いものだ。

 

そしてショベルロイドは左腕で何発もの銃弾を放つ。だが、既の所でホシノの盾に守られて、そこから火花が散り、お返しと言わんばかりに銃撃され、ショベルロイドから火花が散る。

 

だが、好機と言わんばかりにショベルロイドはすかさず移動し、その盾を左腕で掴んで、右腕のバケットアームでもう一度振り被り、その盾を囓り取ろうとする。

 

ホシノはその目的に気づいたのか、盾を離してショベルロイドを一旦蹴り、よろけた所をすかさず狙い撃ち、態勢を整えた。

 

だが、ホシノは「ぐっ」といって膝から崩れ落ちてしまう。

 

 

「ッ!?なに⋯⋯これ⋯⋯」

 

「ホシノ先輩!?」

 

「大丈夫ですか!?」

 

 

そのホシノの突然の行動に皆は即座にホシノを回収して障害物に隠れる。

 

 

“一体、何があったんだい?”

 

「うへ、多分アレに触れちゃ駄目だねぇ〜。アレに触れたら力が吸い取られちゃうみたい」

 

「えっ!?」

 

「あんなショベルカーみたいな見た目しておっかない性能してるじゃないの!?」

 

「ん、しかもあれ空間を削り取る事もできる。多分それで私との隙間も消した」

 

『中々に厄介すぎません⋯⋯? それ⋯⋯』

 

 

アビドス廃校対策委員会と先生の頬に冷や汗が垂れる。オートマタにしてはヤバすぎる性能だし、なによりそれが"前哨基地にいた"という事実もだ。つまり、敵はこのレベルの勢力を保持しているということになる。

 

 

「貴様らが仕掛けないのならば、我から征くぞ!!」

 

 

そう言ってバケットアームを振り被る。だが、その空間は囓り取られずに、バケットアームの中に入れた砂だけが宙を舞う。そしてその砂で視界が遮られる。

 

そして砂煙が宙を舞うと同時に、ショベルロイドが手から銃弾を乱射し、それが障害物やら色んなところに当たる。その間に先生は指示を出す。

 

 

“ホシノは後ろに下がって!!ノノミはセリカとシロコの援護を!!アヤネは補給物資の準備を!!”

 

 

先生はアビドス廃校対策委員会の皆に指示を出し、それに皆は了承して煙が晴れと同時に動き始める。

 

ノノミはミニガンで連射してその動きを牽制。ショベルロイドにその攻撃が直撃し火花が散るが、それをものともせずにこちらに向かってくる。

 

 

「やるなぁ!!」

 

「お仕置きの時間ですよ〜☆」

 

「おりゃぁ!!」

 

 

そして、バケットアームを振り被りノノミとの間を近づける。だが、それが最大の狙い。その一瞬の隙にシロコとセリカは銃弾を放つ。

 

スナイパーとアサルトライフル。その火力は絶大であるが故に、大きく火花が散る。だが、それでも尚ショベルロイドはノノミに触る。

 

 

「ハッハッハッ!!!」

 

「ヤバい⋯⋯ですね、これ」

 

「ん、させない!!」

 

 

その一瞬、その一瞬でノノミの神秘は吸い取られていく。だが、その間にもう一度シロコとセリカの弾丸が挟み込まれたことにより、ショベルロイドはそれを断念しつつバケットアームで防ぐ。

 

そしてホシノの休憩も完了したようでノノミとスイッチし、ノノミは後ろに下がってショベルロイドの相手をホシノが担当する。

 

ショベルロイドの手から放たれる銃弾とホシノの銃弾が交差する。だが、それはホシノ、というよりかはアビドス廃校対策委員会が一枚上手だった。

 

 

「ん、今!!」

 

「うへ、ナイスだよシロコちゃん!」

 

 

シロコが下がったのは戦闘用ミサイル搭載型ドローンを用意する為でもあった。

 

そしてそれをホシノは咄嗟に察してそこに誘導したのだ。そしてその頭上にあるドローンがミサイルを放ち、それがショベルロイドにあたる。

 

 

「グァァァァ!!!」

 

 

だが、咄嗟の行動で何発かのミサイルを囓り取る。だが、その行動は戦場では致命傷なほどに、遅かった。

 

 

「これでチェック、メイト」

 

 

ホシノは自前のショットガンを背中を向いたショベルロイドに押し付ける。そして最高火力の弾丸を放つ。その威力は戦車をも余裕で破壊するほどの強大な威力。

 

故に、ショベルロイドの耐久力ではそれが耐えられるはずがなかった。その攻撃によってショベルロイドの腹に風穴が開く。そしてバチバチと音が鳴り始める。

 

次に起こることを察知したのか、ホシノは気づいたのか咄嗟に下がって盾を前に出し、皆に指示を出す。

 

 

「皆!!伏せて!!」

 

 

その号令に皆は了承するかのように頷くと、皆障害物に隠れ伏せる。

 

 

「貴様ら、覚えておけ。これはまだ始まったばかりだと!」

 

「物語は序章に過ぎないのだとな!!!!」

 

 

「グゥワァァァァァァァ!!!」

 

 

次の瞬間、大爆発が起こった。それはショベルロイドの最後の抵抗であり、元からプログラムされていた自爆機構。

 

一定数の損傷、それも復帰できないほどの損傷具合、またはそれに匹敵する火力で倒された場合、大爆発するそれは大きな火力となって対策委員会に襲いかかる。

 

だが、ギリギリ皆はそれを障害物で防いだ。

 

そして煙が晴れると、ショベルロイドの姿はなく、ただただ戦闘をしたという残骸が残るだけだった。

 

 

『敵性反応消失!皆さん、お疲れ様でした!』

 

 

そしてアヤネの号令が聞こえてきた。それは戦闘を終了する合図であり、終わったことの知らせでもあった。

 

 

「うへ〜お疲れ様〜」

 

『でもまだ終わっていません!!まだヘルメット団が!!』

 

「ん、アレ見て」

 

 

シロコが指差したその先、そこにはトラックに乗ってスタコラサッサっと逃げていくヘルメット団の姿があった。それで完全に終わりだと対策委員会の皆が確信した。

 

改めてアヤネが言い始める。

 

 

『あっ、ホントだ!改めて、敵の退却を確認!並びにカタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊も確認!そして謎のオートマタの破壊も確認!お疲れ様でした!』

 

「これで暫くは大人しくなる筈」

 

「よーし、作戦終了。皆、先生、お疲れー」

 

「じゃあ、学校に戻ろっかー」

 

 

そう言ってホシノはニッコリと笑って皆で来た車の方に向かう。そして皆が先に行ったとき、ホシノは一度後ろを振り向く。そこには前哨基地の残骸が残るだけだった。

 

 

「なんだか、嫌な予感がするなぁ〜」

 

 

そう言って目を細めつつも、ずっとそうしてるのは良くないと思いホシノは対策委員会のいる方へ向かっていく。ユメ先輩はあの日からまだ目覚めていない。

 

 

「⋯⋯⋯⋯」

 

 

助けてくれた人にもお礼を言いたいけど誰だか分からない。そんな思いを胸に抱きながら。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

潰された前哨基地、そこに2つの人影が表れた。そしてエネトロンの転送システムによって転送したショベルロイドの残骸を眺める。

 

 

「見ましたか?私の技術と進化の力を」

 

「えぇ、拝見させてもらいました。まさか物にテクストをインストールすることによって『パワーショベル』というテクストを残しつつ、テクスチャのみを変更させる技術があったとは、驚きました」

 

「そういうこった!」

 

 

その二人⋯⋯⋯もとい、エンターとゴルコンダ、デカルコマニーである。ゴルコンダとデカルコマニーはテクストとテクスチャをよく知るもの。故に誘われた際に乗ったため、こちらに脚を運んでいた。

 

 

The Library of Lore(止め処無い奇談の図書館)の奇談と1つにも記されている可能性が有りますが⋯⋯にしても素晴らしいものです⋯⋯参考にさせてもらいます」

 

「そういうこった!!」

 

「そう言っていただければ幸いです」

 

 

エンターとゴルコンダとデカルコマニー。形は違えど、同じベクトルのもの。

 

人には、生命には異なる“ナニカ”が存在する。獣の耳や角、天使の羽、尻尾など⋯⋯その者を形作るテクスチャである。

 

それは、個人単位でも同じ事が言える。黒服が気に入っている小鳥遊ホシノ。その特徴は、“キヴォトス最大クラスの神秘”というテクストが張り付いている。

 

その物をその者たらしめる特徴。それがテクスト。

 

そしてその外観を、その者の姿を形づくるのがテクスチャ。

 

そしてメタロイドはいわばテクストを変えずにテクスチャのみを一部分だけ変更させた技術。

 

ショベルロイドでいうと、『パワーショベル』というテクスチャに、似ているようで違う『囓る』というテクストを媒介を介してインストールすることによって、『パワーショベル』と『囓る』というテクストのみが残り、テクスチャが変更され『ショベルロイド』が出来上がる。というもの。

 

The Library of Lore(止め処無い奇談の図書館)というものは、現代の都市伝説、怪談⋯⋯あるいは『クリーピーパスタ』とも呼ばれる、本来無意味な話が自ら『崇高』の境地へと至ったモノ。解釈されるべき『記号』であるものである。

 

それを2人は性質は違えど、似たようなものを用いている。

 

故に、エンターとゴルコンダ、デカルコマニーは気が合っていたのだ。

 

そんな事をエンターとゴルコンダとデカルコマニーは考えつつ、エンターが声をかける。

 

 

「では、私はまだ黒服のほうに用事が残っておりまして、これで失礼させて頂きます」

 

「えぇ、了解しました。私はまだここに残っておくとしましょう。まだまだここに残ったテクストを読み解きたいですから」

 

「そういうこった!!!」

 

 

裏でも、表でも、それは交差する。故に、エンターと先生が出会うのは時間の問題であった。

 

 







最初のメタロイドは原作でも最初に登場したショベルロイドでした。

因みに、囓り取ることについてのものですが空間ごとターゲットを囓り取るという戦法をしたため、なら空間を囓り取って、ザ・ハンドみたいなことできるんじゃね、ってことに気づいたため、このような形になりました。

評価、感想ありがとうございます!!
お気に入り登録400件ありがとーございます!!
感想送ってくれると私のモチベが上がるので、是非お願いしまぁす!!(乞食)

因みに特殊タグ演出にムーンフォックス様の特殊タグを使わせて頂きました。
ムーンフォックス様にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます!!!

本編更新順に関してどっちがいい?(最終編以降は除く)

  • ブルアカ原作の更新順
  • volごとで一気にやってほしい
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