東方深空録   作:・落ち葉・

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洩矢の王国編です


洩矢の王国編
第十一話 洩矢諏訪子


「うわあっ!」

 

いきなり起き上がった私に驚いた少女は尻餅を付いた。

 

「えっと、大丈夫?」

 

「え、まあ大丈夫…」

 

「よかった、貴女、洞窟の中で倒れてたんだよ?」

 

「え、あ、ありがとう…」

 

それはそうとして、

 

「え、えっと、ここどこ?」

 

私は問う。

 

「え、わ、私の家だよ!」

 

「いや、そうじゃなくて…」

 

「あ、えっと、私の国だよ!」

 

(いや、そうでも無くて私が聞きたいのは……ん?『私の国』?)

 

「って…えええっ!!?こ、国王様?」

 

「え、えっへん…そうだよ!ここは洩矢の王国…私が治めてるんだ」

 

「へぇ…あ!そうだ、名前言うの忘れてた…私は空神

藍空…そらって呼んでね?」

 

「あ、私は『洩矢 諏訪子』…まあ適当に呼んでくれればいいよ…それで、どうしてあんなところで倒れてたの?」

 

そうなのだ、私は確か核爆弾らしきものが投下されて意識を失ったはず…なら『誰か』が私を?

 

「お、おーい」

 

「あっ、ごめんごめん…えっとね、実は私も覚えて無いの…でも月夜見の街にいたことは覚えてるんだ…」

 

「!?」

 

私は何か言っただろうか?諏訪子が固まっている。

 

「お、おーい?」

 

「はっ、ごめんごめん…で、そら、今『月夜見』って言ったよね?」

 

「うん、まあ言ったよ?」

 

「あのねそら…」

 

何か嫌な予感がする…

 

「その『月夜見』はね、だいたい一億年前に存在した人物だよ?」

 

「えっ?」

 

一億年!?…それを聞いた私は驚きを通り越して固まった。

 

「だってほら…」

 

そして諏訪子はどこから取り出したのか、分厚い本を開いた。

 

「これは神々の歴史書なんだけど…あ、言うの忘れてた、実は私、神様なんだー」

 

諏訪子は再び無い胸を思いっきり反らせて言った…というか、神様って幼女しかいないのか…?

 

「まあいいや、ここなんだけど…あ、あったあった、ほらここ…的確な年代は分からないんだけど、月夜見が月へ移住したのは約一億年前だって書いてあるんだよ…一億年前って……そらって、何者?」

 

「いや、私はただの妖怪…だと思ってるけど…」

 

「でもその割には物凄い量の妖力を持ってるみたいだけど?」

 

何故そんなことがわかるんだろう?

 

「何故そんなことがわかるんだろう?って顔してるね?」

 

「うっ」

 

「神の目はそこまで見透かせるんだぞ!…で、どうやったらそんな量持てるの?」

 

「いや、それはまあ…練習したから…?」

 

「私は神だから良く分からないけど、練習してどうにかなる量じゃないよ!」

 

へぇー、そうなんだ…私そんな凄いことしてるんだ…と、私は思った。

 

「私そんな凄いの?」

 

「凄いなんてレベルじゃないよ!そこらへんにいる妖怪となんて比べ物にならないレベルだよ!あ、そうだ!能力って何か持ってる?ちなみに私は『坤を創造する程度の能力』だよ!」

 

「私は…『空間を操る程度の能力』って言っても能力自体そんな使ってなかったんだけどね?」

 

「なんか…色々凄いね、そらって本当に何者?」

 

「いや、分からないなぁ…まあいいや、これからよろしく!」

 

「あ、ああ、うん!よろしく!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

本当に驚いた…私が助けたのが一億年も前から生きてる人だとは思いもしなかった……実際、私が見つけたのも気を失っていたことによって妖気が駄々漏れだったから気付いたんだけど、妖力の量を見る限りでは納得のできる重苦しさだった…まあこれから仲良くやっていければいいなと私は思った。

 

「それにしても本当にそらって何者なんだろう?」

 

それはまた後で考えることにした。




ド―――(゚д゚)―――ン!
∩(´∀`)ぱーーーんっ☆
たーまやー(」゚д゚)」
いつも通りのなんだこれ(´・ω・`)
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