「いよいよ、だね…」
「うん…」
「心配しなくても大丈夫だよ!強いやつがあっちの味方にいるって言ったって私がなんとかするから」
「ありがとう、そら…私、頑張るよ!」
「じゃあっ、行くよっ!」
「うん!」
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二日前____
「…そら」
「ん?どうしたの、諏訪子」
「侵攻してくるのも近々だって言うんだけど、まあこれも風の噂で聞いたんだけどね?」
「うんうん」
「なんか、あっち側によくわからないんだけど急激に注目度を上げてる新人がいるって言うのを聞いたんだ」
要するにあっちにとっては「期待の新人」って訳だ。
「それでね、今更何だけどちょっと作戦を立てようと思うんだ」
「作戦?」
「うん、例えば…私が八坂、そしてその他の神々…で、そらが例のヤツとその他の神々…みたいな感じ?」
「あ、私は…それでいいよ?」
「えっ!?」
なんか知らないけど諏訪子に驚かれた。
「ど、どうしたの?」
「あ、えっと、そらがこんなに早く決めるとは思ってなかったから…それに例えばの話だったし…」
「あ、そうなの?」
「う、うん…で、そらはそれでいいの?」
「うん、いいよ」
「わかった、じゃあ一応もう一度言うね?
そらは例の新人とその他、
八坂神奈子はたくさんの神々に守られながらどこかにいる、だからやつを探しながら基本的には他のやつらをやる」
「わかった、よろしくね?」
「うん、こちらこそよろしく」
「よし!じゃあ明日はそれに備えて簡単な技とかいろいろ練習しとこっと」
「ほどほどにねー?」
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そして当日……今に至る
私は諏訪子と別れて、敵陣へ突っ込みに行く。
ここから敵陣地はさほど遠くない。
その頃、大和神話側は………
「神奈子様……洩矢の国まであと少しです」
「うむ」
側近が言う。
「ですがこちらの軍勢はおよそ1万ほど…やつらに勝ち目はありません」
「ふふっ」
八坂神奈子は不敵に笑う、それもそうだ、今回の侵攻には“新人”が参加するのだから…
「よろしく頼むぞ、『狐狛』よ…」
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「はっ…はあっ!」
私は群がる神々を蹴散らしながら進む。
「なんだこいつ……ッ!」
「強い……ぐおっ!」
「か、体が…重…いっ!」
私が今していることはこうだ、
以前、人妖大戦で一番最初に雑魚妖怪の頭を粉砕して倒したあの技を応用して作った。
あの技は私の能力で頭の側面から側面の“空間”を一時的に圧縮して粉砕した、今回はそれを応用して横からの圧縮では無く、縦での圧縮にして相手の浮遊力を失わせる程度の力で押している、これを私の目の前、だいたい十メートル辺りに壁の様に展開する、その隙に倒す。
「っ…なんだこれは……まさかあいつ、重力を…」
残念、まあ「『擬似』重力変化技」と言った所かね?
「くそっ…退避っ、退避っ!」
すると群がっていた神々は散らばるように逃げていき、周りには私以外誰もいなくなった……はずだった。
そこには狼の様な耳を生やした何かがいた。
「…他の奴らはどうしようもねぇなぁ…仕方無い、俺がやってやる…」
しかも、他のやつらとは全く雰囲気が違っていた。
「…貴方は、誰?」
するとそいつはその異様な雰囲気を放出しながらこう言った。
「……『紅月 狐狛』、八坂神奈子の遣いだ…」
…決して友好的な様子では無さそうだった…