今、目の前にいる赤い着物を着た…ええっと、犬?狐?どっちだろう……まあ、考えても仕方無いだろう、とりあえず雰囲気から感じ取るに他の奴らとは比べ物にならない力を持っているようだ。
その狐みたいな奴言った。
「『空神 藍空』…と言ったか?どうやら何か失礼なことを考えているようだが俺は狼だ、犬や狐でも無いぞ?」
うわっ、見透かされた…、少し焦る私を見て察したのか、話を続けた。
「まあいい…八坂から話は聞いている、なかなかの強者と聞いた。そこで貴様を退治するように命を下された、貴様は我が軍の侵攻に大きな悪影響を及ぼす存在になり得るからな…だから貴様にはここで消えてもらう、それが嫌なら降伏しろ」
強者と言われるくらい大層なことやった覚えはないんだけどなぁ…、そう思いながらも私も言葉を返す。
「強者と言われる程何かした覚えは無いけれど、諏訪子や皆を守るのが私の役目…だから通すわけには行かないよ!」
「そうか、残念だ…なら貴様にはここで消えてもらう……ッッ!」
すると、そいつは50mくらいあった私との間合いを一気に詰めてきた。
「ハアッッ!!」
そいつは殴りかかってきた…が、私は余裕でそれを避ける。
「流石だな、今のは並の奴なら吹っ飛ばされていたぞ」
「私の動体視力、舐めないでよっ!」
「ならば、これでどうだ?」
そいつは先ほどと同じ構えをして殴りかかろうとしてくる素振りを見せる。
「またそれをやる気?そんなの私の洞察力にかかれば何の問題も…」
そう言いかけた時だった。
そいつが目の前でニヤッとした、一瞬で間合いを詰められたのだ、それも先ほどのものと比べ物にならない程のものだった。
私はそれを間一髪で躱す。僅かに左頬を掠った。
私は驚きの表情を浮かべると同時にそいつを睨んだ。
「どうした?余裕では無かったのか?」
そいつはニヤッとしてまたこちらを見てきた。
正直、さっきのは全く見えていなかった、それでも私はこう言った。
「いや、少し油断していただけ…まだまだよ!」
「そうか……ならこれはどうだ!」
するとそいつは懐から尖った木の棒を取り出して、こちらに向けて力の限り投げてきた。
「行けっ!」
私はあの技が来ると思い、構えて避けようとした。
だが…
「っ!」
一気にその棒は目の前に迫った、しかしそれだけでは無い…先ほど見た木の棒はかなり小さかった筈、しかし目の前に迫っているのはそいつの体長ほどの大きさになった木の棒だった。
私は先端は避けた…しかし、とてもギリギリのところだった。
私が驚愕を顔に表していると、そいつは喋り出した。
「ふふっ、驚いたか?俺の能力…『拡大と縮小を操る程度の能力』は…少しは効いただろう」
「やっぱり…能力持ちなのね、なら私も使わないといけないかな…」
「ははっ、来るがいいさ!」
こいつと張り合うには懐に潜り込むしか…
そう考えた私は、早かった。
「はあっ!」
私は紅月の目前に転移し、殴りかかってみた。
「ぐっ!」
しかし、そいつはギリギリの所で腕でガードしていた。
「やるな、俺よりも遥かに速く詰めてきた、貴様…能力は何と言う?」
「『空間を操る程度の能力』…だね」
「そうか、厄介だな…ならこちらももっと速くしないとな」
相手が構えた、その途端、私も構えた。
そして少年漫画の如く、拳と拳がぶつかり合う……かに思えたが____
「そこまでだ」
「そこまでよ」
それは私達の長によって止められた…
さぁーて!もう六月ですよ!六月!
え?最後に出したのいつかって?やだなぁー、三ヶ月前ですよ三ヶ月前!三ヶ月と聞くと短く感じるけど三月と六月って聞くと結構離れてる感じしますよね~!
はい、すみませんでしたil||li _| ̄|○ il||l