あと少しだよ。
じゃあ昼寝すれば稼げるな。
夏休み塾沢山(´・ω・`)
……現在、両者共々息を切らして満身創痍の状態で互角の状況と言える……そんな事もなく、いつだって世界は残酷、現在私の目の前には満身創痍の諏訪子とほぼ無傷の八坂、何があったのかは分かり易いほどにはっきりしていた……
話はたった十分前に遡る。
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「うらぁ!」
…諏訪子の持つ鉄の輪はとても目には見えない速さで回転し、八坂に襲いかかった。
私は諏訪子が勝つと思っていた。
見ての通り、諏訪子は鉄の輪、そして八坂はただの草の蔓、まあ何も細工をしていないかとは思っていたが、八坂の操る蔓は高速回転する鉄の輪を繰り返し受け止め、それを返すだけだった。
「ねぇ、私を舐めてるの?何で攻撃してこないの?私を馬鹿にしてるの?私は!自分の国を守るために闘ってるのよ!?答えろ!八坂!!」
諏訪子は激昴して掴みかからんとする勢いだった。
しかし、
「…」
それでも八坂は無表情だった。
「っ……!もういい、私は私の国を守るために貴女を殺す…八つ裂きにしてやる…っ!」
すると、諏訪子の周りの鉄の輪は先ほどより速いスピードで回り始めた。
「行けっ!」
鉄の輪は八坂の身体を切り裂かんばかりに掴みかかっていった。
ふと、その瞬間…八坂は口元を釣り上げてニヤッとした気がした。
そして、鉄の輪は八坂の目の前まで来て、もう逃げられないだろう…そう思った次の瞬間、
ガッシャーン!!!
突然、鉄の輪は所々が砕けて散っていった。
残りの鉄の輪も衝突し、四散し砕けた。
私は何が起きたかわからなかった、それは諏訪子も同じだったようだ。
「ふふっ…ははははは!」
八坂が笑い始めた。
「ふう…これ程にまで馬鹿とはな、錆びることも頭に入れとかないからこういう事になるのだ…最も、この蔓には強度はもちろん水気や錆びさせるスピードをかなり早くさせる効力を追加した、だから気付いても無理だがな」
目を見開いて、絶望の表情を浮かべる諏訪子は震えていた。
それもそうだろう、最先端と思われていた鉄の武器がいとも容易く破壊されてしまい、これ以上の武器は持っていないからこうなってしまってもおかしくは無いだろう。
「どうした?もう終わりか?安心しろ…降伏しても民に危害は与えないと約束する、どうだ?降伏するか?」
諏訪子は黙って俯いている、こちらからは表情は見えない。
諏訪子は口を開く。
「…まだ…まだだ、まだ終わっていない…まだ武器は残っている…っ!」
すると先程の倍以上の数の鉄の輪が諏訪子の周りにばっ、と出てくると同時に八坂に襲いかかった。
これ程の物を一度に当てたら一つでも当たるだろう…
そう考えていたのだろう、しかし…
蔓は鞭の様にしなり撃ち落とした。
それだけでは無く、見る見るうちに錆び、朽ち果てて散っていった。
やはり、考えが単純…そして技術が違い過ぎたのだ…
「ははっ…単純だな、その様では私には勝てんぞ」
すると、諏訪子は自分の身の丈程ある鉄の剣を取り出した、そして八坂に向かって突っ込む。
「…あの攻撃では無駄だと判断したか、しかしそれでも意味は無いぞ!」
蔓が襲いかかってくる、しかし諏訪子はそれを避ける、次々と来る蔓を避ける。
蔓は小柄な諏訪子には避けやすい物だったと判断した八坂は同じく剣で応戦する。
「ぐっ…」
闘いは接近戦となった。
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文字通り火花の散る闘いだった。
しかしやはり八坂の方が一枚上手だった。
諏訪子の突き刺そうとする剣を受け流し、次の攻撃に移る。
そんなことを繰り返し、今に至る。
「どうした?これでは国を守れんぞ、先程も言ったように降伏するなら民に危害を及ぼす事もなく侵略してやる。貴様がこれを断るならば今すぐにでも貴様を消し、国は焼け野原と化すだろう。さあ、どうする?国王よ」
諏訪子は苦しい顔をする、それもそうだ。次の一言で国民の命が左右されることになるのだ…
諏訪子は苦渋の決断をする。
「わかった、私の負けだ。だから民には危害を加えないで欲しい」
八坂は高笑いする。
「はははっ!…了解した。これより!洩矢の国は我々の傘下とする!そして国民の命はこの私が保障しよう!」
諏訪子は俯いて黙ったままだ。
「ふふっ、これで我々の勢力も…ふふっ」
八坂が不敵な笑みを浮かべている時だった。
「司令官殿ッ!」
一柱の神が急いでこちらによってくる。
「どうした?洩矢の国は我々の傘下に治めたぞ」
「そのことなのですが…」
「何だ?」
嫌な予感がする。
「左軍司令官殿が先程、洩矢の国に強行侵略を行うと仰っていました、既に国は…火の海かと…」
その瞬間、私の嫌な予感は的中した。
私と諏訪子はハッとした。
「何故だ!今回は彼奴は手を出してこないと言っていた筈では無かったのか!?」
八坂はそう驚く。
「…仕方ない、おい、洩矢!小娘!聞いての通りだ、残念だが、手遅れかもしれない…すまない、しかしまだ間に合うかもしれない、行くぞ!狐狛も着いて来い」
空気に溶け込むようにしていた、そいつは頷く。
私は正直正気を保っているのがやっとだ、到着したら気が狂ってしまうかもしれない。しかしそれは諏訪子の方が大変な筈だ。
私は祈りを捧げるしか無く、急いで皆の所へ向かうのだった。
なんか急展開ですね~(他人事)
まあ僕も書いてて思いつきみたいなものなので…はい
それとなんか今回ほぼ神奈子さんしか喋りませんでしたね…はい
それから、前回と最後の部分が似てる…(´・ω・`)
どうにかせねば…