決行2日前
草木も寝静まる丑三つ刻、会議室でたった2人の声が響く…
「月夜見様、いよいよですね…」
「…ああ」
「やはり、生まれ育ったこの地を離れるのは悲しいですね。」
「ああ…しかし、穢れた妖怪共から逃れるためにはこうするしかないのだ…」
『穢れた妖怪共』…その言葉が出てくる度、彼女…八意永琳の胸は痛む。
(藍空…ごめんなさい、本当にごめんなさい……)
そして今日も、彼女の懺悔は響き続ける。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
決行前日
私はいつも通り火竜葉さんと楽しく話し、いつも通り1日が過ぎた…はずだった。
家に帰ってみると、永琳が深刻そうな顔でこちらを見ている。
「あ、藍空…」
彼女は何か言いたそうだ…それを私は何かとても重い『何か』があるんだなと察した。
「藍空、ごめんね?本当にごめんなさい。」
「え、永琳?あはは、何言ってるの?そんな…深刻そうな顔しちゃってさ…」
「藍空……あのね?」
何故だろう、何故かその先の言葉が想像できてしまうんだ…
「…」
「…ついに、月移住計画が決行されるんだけど…その際ね?月夜見様は…貴女の、搭乗をね?………許可してくれなかったの……藍空…本当にごめんなさい。」
「…知ってたよ」
そう…私は優しく語りかける…
「…え?どうして…?」
「…永琳には悪いけど、二週間前のあの会議…聞いてたんだ…」
「…」
「その時、永琳は私を乗せてもらおうとするために説得しようとしてくれた…その気持ちだけで充分だよ、それに…永琳にはお世話になりっぱなしだし…あはは、だから、その…そろそろ恩返し、しなきゃなって…」
「…それって、つまりあの妖怪の大群と戦うってこと?」
「…うん、そのつもり…あ、大丈夫だよ!私、こんなでも、能力をしっかり使えるくらいには成長したから!ねっ?」
「…ううっ、藍空ぁ…」
「…大丈夫、大丈夫だから、私もそこらの妖怪と違うことがわかったし、かなり長生きもできるらしいし、ね?…だから…もう一度、もう一度いつか会える日が来るから!だから安心して、また…会おう?」
「…ええ」
「…さて!晩御飯にしますか!」
「…そうね!最後になるし…」
「あはは、『最期』じゃなくて、絶対に『最後』にするから!」
「ふふっ、なんか不吉ね」
「そこ笑うとこじゃなかったのにぃ…」
「ふふふっ」「あははっ」
その日の夜はいつもより賑やかに見えた…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして____
決行当日
「いよいよ、ね…」
「…うん、いよいよ…」
「「人妖大戦が…」」
________________始まる…
シリアス展開now(  ̄▽ ̄)v((殴
ちなみに、作者はかなりのシリアスty((蹴
痛い(´・ω・`)