「ぐ...この寒空の下半袖は...キツ...い」
バタンと降り積った雪の中、人型が出来上がるように倒れ込んだ彼の名は
先程までマッチ売りのバイトをしていた野郎である
現在夜になってるため寒さも増しているのでこのままだと凍死は必至...と、言った所へ、たまたま、たまたま倒れた際前となった家から人が出てくる
「全く、お姉ちゃんったら今日は来るって言ってたのに」
彼女、桂ヒナギクがこんな状況をまぬ当たりにしたら当然
「えっ!?人!?ちょっと!大丈夫で...す...」
倒れていた聖を積もった雪の中から引き出して顔を見た時、運命を感じた...
街灯が照らす、彼女と彼
彼を見下ろす彼女
「聖くん...?っ、とにかく家に!」
こんな事をしている間に本来の主人公もまた進んでいて勘違いの告白地味た事を行っていたりいなかったり
「ん...暖かい...?」
彼が目を覚ましたのが気づいたヒナギクが近寄る
「気がついた?」
「...ヒナちゃん?」
「久しぶりね、あとヒナちゃんはやめて。流石に幼なじみにそれは恥ずかしいから」
顔を赤くしているヒナギクを見て聖はひとまずここがヒナギクが住んでる家というのは分かった。チラッと周りを一見して広い、でも、だからこそ
どうしてこのような家に住んでるのか...と、疑問が生まれている
地雷なのは分かっているが聞かなくてはいけないと思うも切り出せない聖に、ヒナギクが問いかけた
「どうして家の前で倒れてたの?お母様達は?」
「...亡くなったよ」
え、と掠れゆく声
そんな声がしたのはどこからか
2人が幼なじみなのはヒナギクが発言の通りだが
「タイタニックって名前の船に一緒に乗ってたんだけど船がなぜかあった氷山にぶつかって...」
「...」
「ヘリが助けに来てくれたんだけど乗るのに助けられるのが1人か2人、それで子供のオレを...」
「沈没の時の渦ね...もう大丈夫よ...」
沈んでた空気をなんとかしないと、と考えた聖は
「さっきまでバイトしてて、それで寝る場所探してた途中で凍えて倒れたんだ」
「バイト?」
「そ、マッチ売りのバイト」
頭を抑えるヒナギク、情報過多で何から説明を求めたらいいかと悩むもキチンと聞くべきことは聞く
「つまり寝るところは無いと?」
「え?あ、うん。そうだね。今からでも探しに行くつもりだけど」
「お母さん、聞いてたんでしょ?」
ハンカチを手にやってくる桂家母
「大丈夫よ!ここを帰る家と思って過ごすといいわよ!所でこのヒナちゃんが着ないフリフリのスカート、履いてみない?」
どうすればという考えをしている聖と恥ずかしい気持ちになっているヒナギクだった
ヒロイン増やすか
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ヒナギク一筋
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