「剣道部?」
ヒナが剣道部に誘って来た。得物か
「うん。部活で成績を残せばそれだけ援助されるし」
「せっかく誘ってくれた所悪いんだけど、オレ得物が苦手で。なんでか剣とか斧とか振っても目標に当てられないんだ」
「どうして剣や斧を持った経験があるのかは聞かないでおくけど...それだと今まで何で相手してたの?」
「拳と脚かな」
そう言うと直ぐに執筆作業に戻る
「格闘家って所ね」
「マグロを掴んで引き上げるバイト受けたことあるからそれくらい出来ないと」
「...聖の常識を卒業までに整えるわ」
話し終えると先に帰宅する事になったのだが...
「待て〜!!」
なんだ...あの見るからに執事だけど幸薄い人は...
「見たところ...財布を猫に取られたのか?」
仕方ないと周りに人がいない事を確認すると思いっきり地面を踏み抜く
「わわ!?地震!?」
執事の方は地震と勘違いしたようで、猫は驚き口を開いたため財布を落とす。そして逃げ出した
「今のうちに拾った方がいいですよ」
「あっ」
こうして無事事なきを得たようで一応自己紹介をしておこうと近寄る
「大丈夫ですか?」
「はい。助かりました、今のは?」
「震脚。まぁ発勁を強くする技術ですかね。えっと...」
「失礼しました!僕は三千院家で執事をやらせてもらっている綾崎ハヤテと言います」
物凄くお家柄のいいところの執事だった...幸薄そうなのは変わらないけど
「オレは光上聖です。今日から白皇学院に仮ですが編入した者です」
「白皇ってあの名門校の!?」
「あはは、そう思いますよね。オレも幼なじみが通わせてやるって。その子生徒会長なんですが、色々と融通が効いて...あっ、でも仮ですよ?」
「それでも凄いじゃないですか!光上さん」
苗字で呼ばれた事に少しむず痒さを感じた。それに男にだから
「どこかへ買い物なんですよね?迷惑でなければお供してもいいですか?執事の仕事はした事がないので聞いてみたくて」
「構いませんよ。と、言っても3日前に執事になったばかりなんですよね。あはは...」
歩いて街に繰り出す2人
「三千院ナギって名前が生徒会室の資料にあったのでその方が仕えてる方ですか?」
「はい。そういえば白皇は小中高一貫でしたね。なるほど」←年齢で中学生だから当たり前と勘違いしている
「綺麗な方なんでしょうね」←高学1年とあったから同い年と勘違いしている
「綺麗...まぁ綺麗と言えば綺麗ですね」←大人になればそう見えるだろうと思い込んでる
そんな勘違いと思い込みが続く会話の中、事件は起きる
「泥棒!」
「「!!」」
反射的に反応してしまう主人公ズ、頭で考えるより体が動く
「大丈夫ですか?」
「私は大丈夫...でもあの人から貰った指輪があのカバンの中には入ってるの!」
「ハヤ...あれ?」
借りた自転車で追いかけるハヤテの姿を見て、執事って凄いのねと思いつつも自分も動く
「ここを動かないで待っててください。オレたちが取り返してきますから」
そう言うと跳ぶ、電信柱の上を跳んで上から目標の車を見つけ、脇道に逸れるのが分かると商店街を飛び越え先回りする
そして...踏み抜く、コンクリートをかち割り、壁にして車を止めた
「綾崎さん!もう1人を」
「はい!」
こうして事件は事故らしい事件へと変わり被害者のもとへカバンがかえってきた
「凄い運動神経ですね。光上さんは」
「聖」
「え?」
「オレの事は名前で、こっちもハヤテって呼ぶから」
「はい!」
「という事があったんですよ!お嬢様!」
「ふむ...ハヤテも私のこと、綺麗だと思うか?」
「へ?はい。思いますよ」数年したら綺麗な女性に
「そ、そうか!」
(また勘違いが進んでる気がするのは私だけでしょうか...)
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