「学院も広かったけど三千院さんの家も...土地代いくらなんだ」
「そういう思考しない」
そんなやり取りをしながら入った屋敷、外観から既に大きいと感じてたがこれが屋敷...迷わないだろうか
「ようこそいらっしゃいました。聖様、ヒナギク様」
「よく来た!私が三千院ナギだ!」
ナギは胸を張りながらヒナギクのとある部分を見て勝ったはずと思い、ヒナギクは無駄にめかし込まなくても良かったのではと考えたが
「本日はお招き頂きありがとうございます。三千院ナギお嬢様。自分は光上聖と言います。今後ともよろしくお願いします」
「むぅ、なんだか堅苦しいぞ。ヒジリ、ヒナギクと同じ接し方でいい」
「えっと、ヒナはどういう風に接してるの?」
「普通よ?普通に挨拶して世間話する程度」
「え、そんなものでいいんです...いいの?」
「ああ!むしろ私の機嫌を伺ってくるやつは好かん」
これは確かにお嬢様、と思える
「それでヒジリ、どうだ?」
ドレス姿をくるりと回転して見せる
「綺麗ですよ」
「ふふん、ハヤテ!これが当たり前の反応なのだ!」
咲夜はお世辞、社交辞令とは言わず
ハヤテはすみませんと
マリアはナギに友達が増えたことが嬉しく思っていた
「客間に行くぞ!」
「待てい!!ウチとこの人も初対面やろ!?自己紹介せなアカンて」
「えー、一々自己紹介で文字数稼ぐ必要ないだろ」
「ぶっちゃけよった!?」
ヒナの方を見ると首を振ってるため学校が同じ訳ではないようだ。それにしてもこれは...飛び級...だよな。外見で年齢を計ると
「しかしヒナギク、お前まで来るとは思わなかったぞ。そんな格好をして...馬子にも衣装だな」
「ステイ!ステイ!ヒナ!」
今にも鬼の形相で拳を振りかざさんとしているヒナを止める
「ウチは愛沢咲夜や、三千院家の分家でナギのお姉ちゃんや!」
「うぉおい!嘘を言うな嘘を!」
「でも昔は咲夜お姉ちゃんって言うとったやない「あーあー!」はっはっは、ま、そういう事でよろしく頼むわ」
こちらこそとヒナと共に返す
「そちらがえっと、ナギさん...でいいかな?のメイド様?」
「マリアと申します」
「お若いですね」
「はい♪17歳ですから♪」
地雷を踏み抜いた。ここに来て1番してはいけない失礼をしたと感じた瞬間である
「普段ヒナとナギさんはどんな話をしてるの?」
その一言でナギさんが固まる。ヒナは苦笑いに変わった
愛沢さんなんかはお腹抱えて恐らく笑うのを堪えてるのだろう。アレ?また失敗した?
「ナギは普段学校にぃ!?」
「朝なに食べたとかそんな他愛もない話だ!な?」
ヒナギクも招いてもらった身、流石に恥をかかすわけにはいかないと
「ええ、そうね」
「そっか。それじゃあ冬休み明けには学校で会うことになるのかな?」
この天然野郎めと思う人達の中、大爆笑してる咲夜
「はぁ、はぁ、笑わせてもろたわ...それにしても伊澄さんまた迷子なんちゃうか?」
これ以上は自分がキツイと、あとナギも可哀想と話題を振って逸らす咲夜
「そうだな...」
そこで正面玄関のベルが
「おお、来たか。マリア頼む」
「分かりました」
ナギさんの気が逸れた隙に愛沢さんが近寄ってきて耳打ちしてきた
「ナギはな、俗に言う引きこもりや」
「あはは...まぁ予想はついてました」
「ほお、分かってて聞いたんか?」
「いえ、質問したあとのヒナの反応と顔で」
「惚気けか?」
「違いますよ」
この会話を聞いてヒナギクは口を開けずにいた
そんな!マリアさんにお若いですね!なんて死にに行くようなセリフを!?
ヒロイン増やすか
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ヒナギク一筋
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