マッチ売りの少年   作:おさんどんさん

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三千院ナギからの招待状 後編

「....」

 

和服少女がこちらを見つめている。挨拶するべきか

 

「こんにちは、鷺ノ宮さん」

 

「こんにちは...こちらはナギの新しいお友達?」

 

な、なんだかのほほんとした人だ。というかこの空間、キャラが濃くないか?

 

「ああ!ヒジリと言うのだ。ハヤテよりは劣るが私の魅力に気づいた男だぞ!」

 

カリスマはあるとは思ったけど

 

「ハヤテ、ハヤテ」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「こう言った空間にどう入り込めばいいのかな...」

 

「僕もまだわからなくて...すみません」

 

またじーっと見られてる

 

「え、えっと鷺ノ宮さん...でいいのかな。顔に何かついてる?」

 

「いえ...一つだけ....悔いのないように...と」

 

「え?」

 

それだけ、たったそれだけ言うと鷺ノ宮さんはナギさんとの会話に花を咲かせていた

 

悔いのないように...そんな事を言う相手なんてもういないし、いるとしても...

隣でナギさん達と話してるヒナを見る。雪姉は...うーん、と。これは鷺ノ宮さんからのナゾナゾだろうか

答えは聞いてはダメだろう。逆に聞くと怖い

 

「ヒジリは生徒会に入るのか?」

 

「入ると言うよりは手伝うですかね」

 

「そうね。基本的に様々な事を手伝うってのが聖の仕事かしら」

 

「忙しいのだな」

 

「そらそーやろ、ナギと違ってなぁ?」

 

「うるさいぞ咲」

 

アレ?なんでヒナは愛沢さんとの学校での話を聞かないんだ?飛び級ならこの3人を知っててもおかしくないのでは

 

「なんや?ウチに見蕩れたか?」

 

「見蕩れてません。ただ愛沢さんとの学校での話がヒナしないなと」

 

「ああ、咲は学校が違うからだよ」

 

「...ふつー枠?」

 

「ちゃうわ!ウチもしっかり飛び級しとる!」

 

ふむ、まぁ何かしらあるんだろうとこれ以上聞くのはやめたがやはり鷺ノ宮さんがオレを、もっと言うとオレの右上辺りを見ているのが気になるが

 

時間も過ぎ去り夜が近づくと帰る事にした。初対面かつ男のオレが居座る訳にはいかないため

 

「それじゃあまた。ハヤテも」

 

「またね、ナギ」

 

車で送られ帰ったあと

 

「良い人達に囲まれて幸せそうだったね、ナギさん」

 

「ええ...どうかしたの?」

 

「いや、鷺ノ宮さんによく見られてたから...特にこの辺りを」

 

そう言って右側の頭の上を指さすと「はぁ?」と呆れられて自室に戻られた

本当のことなんだが....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒジリ様はあなた方の加護がお守りします」

 

伊澄は昼に見た常に聖の肩に手を置いて護る姿をとっていた存在に口にしてナギのいる部屋へと戻って行った

 

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