【街の解体屋】魔物解体配信、はじめます【初見歓迎】   作:解体新書が泣いている

15 / 31
前話の感想で「解体手順やコツの主人公のセリフが無い」という指摘を受け、前話配信パートを加筆修正しました。

宜しければ先にご覧下さい。


掲示板~ブラッドモスキート~

 

【街の解体屋】配信感想・考察スレ Part.11【初見歓迎】

 

801: 名無しの冒険者

逆鱗の件

先々週から続いている報告だが

クロスリザードとアイアンリザードでも確認できたって話が出てきた

 

802: 名無しの竜種解体師 Lv.9

継続報告する

劣化種への応用は想定より広い範囲で有効だった

爬虫類型全般の解体手順の見直しを

正式に提言する準備を始めている

一つの配信でここまで動くとは思っていなかった

 

803: 名無しの冒険者

>>802

正式提言まで進んだのか

 

804: 名無しの魔物研究者 Lv.6

神経制御法の件も続報がある

研究所内で追試を行った

ヴォルトイールの神経位置の特定まではできた

ただ配信者と同じ精度での制御には至っていない

引き続き検証中だ

 

805: 名無しの冒険者

今週の配信見た人いる?

 

806: 名無しの冒険者

見た

Bランクの虫系って組み合わせが珍しかった

 

807: 名無しの冒険者

ブラッドモスキートか

扱いが難しい魔物という認識はあった

 

808: 名無しの解体師 Lv.8

補足する

ブラッドモスキートは解体屋の間では

持ち込まれても困る魔物の筆頭に近い

血液器官の膜が脆すぎて

専用注射器でも成功率が低い

熟練の解体師でも安定して採取できる保証がない

 

809: 名無しの冒険者

>>808

そんなに難しいのか

 

810: 名無しの冒険者

注射器を使わないと言った時点で

今回も何かやると思った

 

811: 名無しの冒険者

素手で器官ごと取り出すって言った瞬間

配信画面の前で固まった

 

812: 名無しの解体師 Lv.7

理屈は分かった

注射器より指の方が力加減を細かく調整できる

膜に直接触れずに周囲の組織だけを剔離するなら

道具より素手の方が合理的という発想は正しい

ただ実行できるかどうかは全く別の話だ

 

813: 名無しの冒険者

>>812

理屈は正しいって言葉

毎回出てくる気がする

 

814: 名無しの解体師 Lv.8

>>812

私も試してみた

体長二十センチ程度の体内に指を入れる時点で

作業スペースの確保が難しい

切開してから器官に触れないように指を動かすという

その動作自体が私には再現できなかった

 

815: 名無しの解体師 Lv.7

>>814

同じく試みたが

器官の周囲の組織と膜の境界を

指先だけで判別することができなかった

配信者は何の迷いもなく境界を辿っていたが

あの感覚がどこから来るのかが分からない

 

816: 名無しの冒険者

>>815

また再現できない報告が来た

 

817: 名無しの冒険者

毎回ベテランが試して躓く報告をしてくれるの

ありがたいんだけど毎回つらい

 

818: 名無しの冒険者

手が全く揺れてなかった

体長二十センチちょっとの体内で

あの安定感は何なんだろう

 

819: 名無しの冒険者

指先が膜の際をなぞってるだけに見えるって

コメント欄にあったけど

あれが一番正確な表現だと思う

力を入れてるように見えなかった

 

820: 名無しの解体師 Lv.8

>>819

力を入れていないのではなく

必要な力だけを必要な場所に使っているということだ

余分な力が一切入っていない

それが手の揺れのなさに繋がっている

ただそれを意図的にできる人間が

どれだけいるかという話になる

 

821: 名無しの冒険者

>>820

やっぱり普通じゃないということか

 

822: 名無しの冒険者

器官ごと渡すことで品質保全期間が延びるって話

流通の話になってきた気がして

別の意味でざわついた

 

823: 名無しの素材商人 Lv.5

素材の流通を扱っている者だが書き込む

配信者の発言通りだとすれば

ブラッドモスキートの血液素材の流通が

根本から変わる可能性がある

これまでブラッドモスキートの血液は

採取後の品質劣化が早いため

産地周辺でしか実用的に使えなかった

器官ごとの輸送が可能になれば

遠方の魔法薬師や研究施設にも届けられる

 

824: 名無しの冒険者

>>823

素材商人さんまで来た

 

825: 名無しの冒険者

>>823

産地周辺でしか使えなかったのか

それが変わるってことか

 

826: 名無しの魔法薬師 Lv.6

魔法薬の調合をしている者だ

素材商人の方の発言に補足する

私のいる地域ではブラッドモスキートの血液は

品質を保ったまま届いたことがほぼない

素材として存在は知っていても

実際に使える状態で手に入ったことがなかった

器官ごとの輸送が現実になれば

これまで作れなかった薬が作れるようになる

 

827: 名無しの冒険者

>>826

魔法薬師さんまで来た

 

828: 名無しの冒険者

>>826

使える状態で手に入ったことがなかったって

それが普通の状態だったのか

 

829: 名無しの素材商人 Lv.5

>>826

産地以外では使えない素材という認識が

業界内では定着していた

それが変わるとすれば

市場規模の話になってくる

 

830: 名無しの冒険者

解体師一人の手法が

素材の市場規模を変える話になってる

 

831: 名無しの冒険者

整理すると

この配信者が今回やったことは

注射器を使わずに素手で

体長二十センチちょっとの体内で

薄い膜を傷つけずに器官ごと摘出した

それだけで産地限定素材の流通が変わる

 

832: 名無しの冒険者

>>831

改めて並べるとやっぱり意味が分からない

 

833: 名無しの解体師 Lv.7

>>831

解体師として一番きついのは

その手法の発想自体は聞けば理解できるという点だ

なぜ自分たちは注射器以外の選択肢を

考えなかったのかという話になる

 

834: 名無しの冒険者

>>833

この配信を見るたびに

自分たちが当たり前だと思っていたことが

当たり前じゃなかったと気づかされる

 

835: 名無しの魔物研究者 Lv.6

一点追記する

今回の素手解体で改めて感じたことがある

この配信者の技術は知識だけでは説明がつかない

指先の感覚で膜の際を辿れるということは

相当な数の解体経験と

それを積み重ねてきた時間がある

若い配信者ではないのかもしれない

 

836: 名無しの冒険者

>>835

知識と経験の両方が揃っていないと

今回の手法は出てこないということか

 

837: 名無しの冒険者

ギルド本部が正体を調べてるって話

竜種部門も動いてるって話

魔物研究方面も動いてるって話

今回で素材商人と魔法薬師まで動き始めた

包囲網がどんどん狭まっていく

 

838: 名無しの冒険者

>>837

当の本人は今日も淡々と作業台を磨いてそうだけど

 

839: 名無しの素材商人 Lv.5

正直に言う

私個人としても配信者と直接話がしたい

ブラッドモスキート以外にも

産地限定になっている素材がいくつかある

同じ発想で解決できるものがあるかもしれない

 

840: 名無しの冒険者

>>839

素材商人さんも正体を知りたがってる

 

841: 名無しの冒険者

業界の外にも広がり始めてる気がする

最初は解体師と冒険者しかいなかったのに

今は素材商人も魔法薬師も魔物研究者もいる

 

842: 名無しの冒険者

>>841

最初のスレと今のスレで

書き込んでる人の種類が全然違う

 

843: 名無しの魔法薬師 Lv.6

次回も必ず見る

この配信者が次に何を扱うかによっては

また別の専門家が呼ばれることになると思う

 

844: 名無しの冒険者

>>843

次回何が来ても

「手順通りにやれば問題ないです」

って言う未来しか見えない

 

845: 名無しの解体師 Lv.8

>>844

その言葉が出るたびに

また何かが変わるんだろうと思うようになってきた

 




お気に入り登録、評価、感想ありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。