都市少女ノ鏡世界   作:都市の大魔女

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三連休をだらけて過ごしたり、アクおどを履修したりしてました。



北部ヂェーヴィチ協会3課 ハンナ

「あっちだ!追え!」

 

「てめぇら向こう回れ!」

 

 吹雪吹き荒れる北部の土地。

 荒れた雪景色の中を翔けてゆく人影の集団。

 

「ぜぇ……はぁっ……!」

 

 その先頭に、特徴的な装いをした小柄な少女がいた。

 

「全く……しつこいですわね!?」

 

 息を切らしながら少女は叫ぶ。

 少女は裏路地のとある組織に追いかけ回されていた。

 

[配送予定時刻まで、残り27時間30分。]

 

 少女はヂェーヴィチのフィクサーのようだ。

 彼女がどうしてここまで追いかけ回されているのかというと……

 

「アイツの持ってる荷物を絶対に届けさせるな!」

 

 その原因は運んでいる荷物にあった。

 彼女は知らなかったけど……その荷物はある組織間の争いの行方を左右する程に重要な物だった。

 だから、不利な組織にとってそれは何がなんでも食い止めなければならなかった。

 

[前方300m先、敵対勢力を検知。経路を再検索……新しい経路へ案内します。]

 

 ポルードニツァが指し示したのは、上。

 

「……このビル登れってことですの!?」

 

 提示された経路に少女は一瞬困惑したが、後ろに迫る追っ手を見て、考える暇はないとすぐに階段を登り始める。

 

「自ら行き止まりに逃げ込むとは……馬鹿だな。」

 

 この辺りの建物は高低差があったり、間隔が結構広い。

 建物を飛び移るつもりだろうが……生半可な強化施術ではそれは不可能だ。

 追っ手のリーダーはそう考えていた。

 

 けれど……

 

「い、いねぇ……」

 

 少女の姿は屋上のどこにもなかった。

 

「あ、アニキ!あそこです!」

 

「な……!バカな!」

 

 少女は既に数棟先のビルの屋上を翔けていた。

 

 ありえない。

 ビルの間を飛び移れるはずがない。

 そう断じていた男の思考は混乱していた。

 

 そうしている間にも少女はどんどんと遠くへと離れてゆく。

 彼女は次の建物へと移るために飛び上がり……

 

「なっ……」

 

 空中で一瞬、確かにふわりと、少女は浮かび上がった。

 

「と、飛んだ……のか?」

 

 追っ手たちの目には衝撃的に映ったが……実際には特別、大したものではなかった。

 ほんの数センチ浮かび上がるだけ。ただそれだけの力。

 けれど……この仕事には都合の良い力で、少女にとっても大切な力だった。

 

 追っ手たちに彼女を追う術はもうなく。

 少女は都市の吹雪の中へと消えていった。

 

 

 ─────

台詞集

 

 人格獲得:こんなに襲われるなんて、一体この荷物どうなっているんですの!?

 

 朝の挨拶:朝早い配達依頼も、複数日に渡る依頼もあって私たちは大変なんですわ……!おまけに寒いし、南部にでも行きたいですわね!

 

 昼の挨拶:お弁当持ってきましたし、ここで食べますわよ。……あっ!こ、凍ってますわ……!

 

 夜の挨拶:たださえ視界が悪いのに、こんな暗闇じゃやってられませんわよ!裏路地の夜が来る前に休める場所も探さなくちゃなりませんし……大変ですわよ。

 

 対話1:この鞄……大きすぎて私が持つには結構大変ですのよ!大きいから武器として振り回すには結構使えるのですけど。

 

 対話2:時折仕方なくビルの間を飛び回ることもありますけれど……結構楽しいのですわ。本音を言えば、こんな吹雪より南部とかの綺麗な夜景の方が良いですけれど。

 

 対話3:わたくし、本当はこんなことしてるつもりなかったのですわよ。本当なら今頃巣の中で……あっ、急がないと間に合いませんわ!?

 

 同期化後の対話1:建物の間飛んでいけって簡単に言ってくれますわね!?これ結構大変なんですわよ!?

 

 同期化後の対話2:この鞄から荷物を奪っていくことはできませんけれど…… あいつらそんなのお構いなしとばかりに襲ってきますわ!?時間稼ぎ?勘弁してくださいまし!

 

 放置:次はどの仕事を受けようかしら……

 

 同期化進行:ここを通っていくしかありませんわね……!障害物は蹴散らしていきますわよ!

 

 人格編成:次の配達依頼は……面倒そうですわね。

 

 入場:配達開始ですわ!

 

 戦闘中選択:これ……ちゃんと配達できますわよね?

 

 攻撃開始:邪魔ですわ!

 

 敵混乱:急いでるんですわよ!

 

 混乱:あっ……

 

 敵討伐:そこ通りますわ!

 

 本人死亡1:あれ……おかしいですわね……もうすぐ着くはずじゃ……[活路開拓失敗。担当者が不在です。ポルードニツァ、保安モード作動。]

 

 本人死亡2:ま……待って!わたくしはまだ間に合─[通告。配達失敗。しばらくして担当者を回収します。あなたのご苦労に感謝いたします。ポルードニツァ、保安モード作動。](デリバリーキャリアの効果で死亡)

 

 選択肢成功:できましたけれど……わざわざわたくしにやらせるようなことじゃありませんわよね?

 

 選択肢失敗:急いでるのにこんなことやらせるんじゃありませんわよ!

 

 戦闘勝利:滅茶苦茶だったけど、何とか無事に着きそうですわ…… ちゃんとお給料出るといいんですけれど。

 

 EX勝利:スムーズに配達できましたわね!これならお給料も沢山貰えそうですわ!

 

 戦闘敗北:まだ……まだ間に合うはず……!だ、だからみす、見捨て……

 

 『ポルードニツァ、全力で行きますわよ!』使用時:出力解放して……全力ですわ!

 

 戦略的休憩福祉モード発動時:これ、このままじゃ持たないですわよ……!

 

 退却から復帰時:これ以上は休んでられませんわね……[最小福祉休憩モード作動。注意。戦略的休息福祉は当日のみ提供されます。 すぐに配達を行ってください。]




内心書く気力が無くなって失踪することを危ぶんでいるが、とりあえず全員一つは書きたいという思いで頑張っている。
残りはシェリーちゃん、ココちゃん、メルルちゃんだけど、メルルちゃんは最後の予定。
ココちゃんはどうするか未だに全く決まってないしハンナちゃんの次なので次回はシェリーちゃんの予定。
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