都市少女ノ鏡世界   作:都市の大魔女

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悲しき復讐者のような鏡の可能性か。
煙の中の青年のような未来の可能性か。
この時点に立っている私には、まだ分からない。


LCD チームメンバー ココ

 

 暗闇に包まれた研究施設の中。

 二人の人影がその中を駆け抜けていく。

 

「なにこれ……どうなってんの……!?」

 

 廊下の至る所には、研究者たちの死体が散乱している。

 ある者は妙な武器で刺され、またある者は真っ二つに斬られ。

 中には見るに堪えない模型となった者もいた。

 

「……幻想体の脱走にしては人為的な要素が多い。」

「恐らくは、何者かの襲撃かと。」

 

「襲撃って……ここには簡単に入れないはずっしょ!?」

 

 この施設は部外者が簡単に入れないようになっている。

 その場所すらも、容易に知ることはできない。

 それにもかかわらず襲撃を受けたということは……

 

「今はそれを考えている場合ではないでしょう。」

 

 そう。今はそれはどうでもいいこと。

 今はただ、流れに従って、進まなくてはならない。

 

「……待って!なんかいる!」

 

 何かを感じ取った少女の一声。

 その視線の先。彼女らが向かおうとしていた方向には、人間であった者たちの人形が跋扈していた。

 

「これは……薬指。」

 

「気持ち悪……これが芸術ってやつ?嘘っしょ……?」

 

「……反吐が出ますね。」

 

 そう言った男は剣を抜き、一瞬で人形の首を断ち切る。

 

「このようなものに付き合っている暇はありません。突破しましょう。」

 

「……あてぃしのこと、置いてくなよ〜?」

 

 人形の数は少し過剰と言える程には多かったけれど……二人にとって敵ではなかった。

 男の方は言わずもがな。少女も……

 

「ガアアアアアッ!!」

 

「おっと、見えてんだわそれ。じゃーな。」

 

 向かってくる敵の姿が全て見えているかのように軽々と攻撃を避け、武器の爪を突き立てていく。

 

 そうして群がってくる人形を蹴散らしていき……

 

「あそこが一番薄い!」

 

「……はっ!」

 

 男が道を切り開く。

 

 そうして突き進んでいくと、人形の数も少なくなってきた。

 

「こっちは……エレベーターの方だっけ。」

 

「脱出口の候補ではありますね。」

 

「つーことは誰かいるかも、ってことか。」

 

 少女は呼吸を整えながら男の後に続く。

 

「ん?なんか聞こえてこね……?」

 

「……戦闘音ですか。」

 

「知り合いかもしんねーし、加勢すべきかもよ?」

 

「そうですね……行きましょう。」

 

 二人はその音の方へと駆け出す。

 

 

 

 

 

「いつかお目にかかることがあれば、より丁寧にご挨拶を申し上げたかったです。」

「出会いというものは、第一印象が肝心ですからね。」

 

 黄色い閃光。

 それと共に、振り下ろされようとしていた爪は弾かれる。

 

「簡単に自己紹介だけさせていただきます。」

 

ザザッ…

 

「LCD所属のベ⬛︎⬛︎・⬛︎ラ⬛︎⬛︎と申します。」

 

「あてぃしはココ。あん⬛︎らもしかして噂の囚⬛︎ってやつ?」

 

 時計頭の人物が何か反応を示しているようだが、チクタクと音を鳴らすのみでその意図は把握できない。

 

「本当⬛︎らチーフのとこ⬛︎くつもりだった⬛︎だけど……」

 

「状⬛︎が芳しくな⬛︎そうですので、しばらく⬛︎援に入るべ⬛︎だと⬛︎⬛︎しました。」

 

ザッ、ザザッ…

 

「あの⬛︎⬛︎⬛︎から相⬛︎しろ。⬛︎⬛︎⬛︎を使っ⬛︎や⬛︎る、気に⬛︎るな。」

 

ザザザッ…ザッ…

 

「手⬛︎く片⬛︎けて…LC⬛︎⬛︎ームへ⬛︎らな⬛︎⬛︎いけま⬛︎ん。」

 

「⬛︎⬛︎⬛︎っち。“アレ”、使っ⬛︎いい?」

 

「……この⬛︎⬛︎必⬛︎になる⬛︎⬛︎⬛︎う⬛︎ら、⬛︎願⬛︎し⬛︎⬛︎⬛︎」

 

「よ⬛︎⬛︎……あ⬛︎⬛︎し⬛︎本⬛︎、見⬛︎⬛︎や⬛︎!」

 

 

「⬛︎⬛︎も……⬛︎⬛︎O⬛︎⬛︎⬛︎?」

 

「⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」

 

 

 

 

 おや。

 これ以上は見るには早すぎたようですね。

 少し残念ですが……

 

 でも、これは鏡の可能性とは少し違いますから。

 見たいと望めば、その道を違えなければ。

 

 きっと、その先をあなたは見ることになるでしょうね。

 

─────

台詞集

 

 朝の挨拶:……朝から元気すぎるっしょ。その元気、あてぃしじゃなくて他の奴に向けてくんない?

 

 昼の挨拶:昼飯は大量に用意しときな?ウチは大食いが二人もいるからさぁ……

 

 夜の挨拶:夜は……色々思い出すんだよね。あの日の嫌な記憶に、あの人との出会い。いい事も悪い事も、いっぱい見てきたんだ。

 

 対話1:チーフはいつもメンドーなことに関わってばっか。ま、あてぃしは退屈してないけどね。

 

 対話2:ワンコは……マジでワンコ。騒がしいし……賑やかなのは悪いことじゃないと思うけどさ。

 

 対話3:早々にこんなのに巻き込まれるとか……あいつ指大っ嫌いだし、大分イラついてんじゃねえの……?

 

 放置:……なんであてぃし呼んだわけ?嫌がらせ?

 

 編成:ん?あてぃし?

 

 入場:めんどーだけど、やるしかないか。

 

 戦闘中選択:集中してっから、話しかけないでくんない?

 

 攻撃開始:覚悟しな〜?

 

 敵混乱:油断してたっしょ?

 

 混乱:うっ……

 

 敵討伐:これでおしまい!

 

 撤退:やべ……後頼んだわ。

 

 選択肢成功:まぁ〜、こんなもんでしょ。

 

 選択肢失敗:これあてぃしが悪いん?選んだ奴のせいっしょ。

 




ココちゃんの口調には全く自信がありません。
以下おまけ。

─────
LCD チームメンバー ココ
キーワード:LCD リンバス・カンパニー
斬撃:脆弱 貫通:普通 打撃:耐性

スキル1 爪裂き
観測不可

スキル2 追跡
観測不可

スキル3 孤独な眼 - 逆襲
観測不可
「お前があてぃしを見てる時、あてぃしもお前を見てんのよ。」

防御スキル 見えてんだって!
種類:回避
観測不可

パッシブ
千里眼
一方攻撃を受ける時、「見えてんだって!」を発動。
-少女に備わった、不思議な能力。

⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎::ジイール・エノ・サージェディ(Jiell N'o Sar-gedy)
観測不可
-彼女の今を形作る、地獄の惨劇。
「この名前誰が決めたん?あてぃしは全然気に入ってねーんだけど。」
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