え?誰も待ってないって?知ってるよ。現実を突き付けないで……
それでは本文もとい駄文どうぞ!
「って、なんじゃこりゃあああああああああああああああああァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
上空4000メートルに放り出された上条当麻は叫び、そして走馬灯を見た。
(ああ神様、今まで不幸だ不幸だ思ってたけどこんなバットすぎるエンドは―――ッ!)
そこで、運が良かったのか悪かったのか激しく湖に叩き付けられるのだった。
「ゲホッ、ガハッ、今回ばかりはじぬかどおぼっだ」
何とか湖から這い上がりながらも、鼻と口から大量の水を飲み込み更に気管に入った涙目の上条当麻は息を根こそぎ水の中で吐き出してしまうと言うかなり危険な体験をした。陸に上がってもまともに息が出来ない上に周りを見渡すと何かヤバそうな人達と、その一人に助けられたらしいインデックスを見つけた。
「ありがとう!助けてくれて!」
「……別に。あなたじゃ無くてその猫を助けただけ。」
「それでもスフィンクスと私を救ってくれた事に変わりは無いんだよ!ありがとう!」
「………スフィンクス?」
と、何やら猫を抱えている少女が首を傾げている間に他の二人は罵詈雑言を吐き捨てていた。
「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺りこんだ挙句、空に放り出すなんて!」
「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ。」
「………。いえ、石の中に呼び足されては動けないでしょう?」
「俺は問題ない」
「そう。身勝手ね」
二人の男女はフン、とお互いに鼻を鳴らして服の端を絞る。わー、何だか一癖も二癖もありそうな人達だなー。話とか出来そうに無いなー、と、上条が軽く現実逃避していると服を絞りながらインデックスの相手をしていた少女が、
「此処……何処だろう?」
「うー……10万3000冊の知識を持つ私にもちょっと分からないかも……」
「10万3000冊?」
「何にせよ、俺達の知らない場所だろ。ついでに確認しとくがお前達にも変な手紙が?」
「そうだけど、まず〝オマエ〟って呼び方を訂正して。―――私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえてる貴女と白いシスターさんとツンツン頭のいかにも平凡そうな貴方は?」
「…………春日部耀。以下同文」
「私の名前はインデックスなんだよ!本当はもっと長いんだけど……手紙って?とうまと一緒に連れてこられたからとうまなら分かるかも!」
「いやインデックス、いきなり知らない人の名前出されてもビックリするだろうから………俺の名前は上条当麻。ついでに俺も手紙なんて知らないんだが?」
「そう。よろしく春日部さん、上条君、インデックスさん?でも二人も知らないのね……あ、ついでに野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴そうな逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ十六夜君。」
「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
心からケラケラと笑う逆廻十六夜。
傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥。
我関せず無関心を装う春日部耀。
その近くで楽しそうなインデックス。
置いてきぼりをくらう上条当麻。
.............
そう。ここに呼び出されたのは5人と2匹だけだった。そんな彼らを物陰から見ていた黒ウサギは思う。
(うわぁ……なんか問題児ばっかりみたいですねえ………)
召喚したのは良いが、彼らが協力してくれるのか心配になる黒ウサギであった。
ふと十六夜がため息交じりに呟く。
「―――仕方がねえな。こうなったら、そこに隠れている奴にでも話を聞くか?」
「え、人なんていたの?」
「なんだ。貴方も気付いていたの?上条君は全く分からなかったみたいだけど。」
「す、すみません」
「当然。かくれんぼじゃ負け無しだぜ?そっちの二人も気付いていたんだろ?」
「風上に立たれたら嫌でもわかる」
「ずっと視線を感じてたんだよ」
「………へえ?面白いな春日部」
四人は理不尽な招集を受けた腹いせに殺気の籠もった冷ややかな視線を黒ウサギに向ける。黒ウサギはやや怯んだ。
「や、やだなあ、御四人様。そんなに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」「却下」「お断りします」「嫌なんだよ」
「あっは、取りつくシマもないですね♪」
「てかお前ら話くらい聞いてやれよ!?」
「……ほっほーう。そうやってとうまは女の子を庇うんだねふーん」
「いや、あの、インデックスさん?そういう理由じゃ無いので口を閉じて下さいますか―――って危なっ!?」
「とうま!今日という今日は許さないんだからね!」
と、そんな寸劇お構い無しに春日部耀が黒ウサギの隣に立ち、
「えい」
「フギャ!」
「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心の為せる業。」
「自由にも程があります!」
「へえ?このウサ耳って本物なのか?」
十六夜が右耳を鷲掴みにし、
「……。じゃあ私も」
今度は飛鳥が左から。一方その頃上条も逃げ場を失っていた。
「「ちょ、ちょっと待―――!」」
近隣に上条と黒ウサギの言葉にならない悲鳴が木霊した
「ま、まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。」
「いいからさっさと進めろ」
半ば本気の涙を浮かべる黒ウサギと、同じく苦労人の上条の間に謎の親近感が生まれていた。そのお陰か何とか解放されたので全員『聞くだけ聞こう。』となっていた。
黒ウサギはこの世界、箱庭についてとギフトゲーム、コミュニティ等の話をし、質問に耳を傾けていた。そして春日部と飛鳥の質問が終わり、
「それでは続きは我らのコミュニティで」
「待てよ。まだ俺が質問して無いだろ」
「あー、俺も質問良い?」
静聴していた十六夜が威圧的な声で、上条はあくまで疑問を持った声を上げる。まず十六夜が、
「この世界は………面白いか?」
「―――」
他の二人も無言で返事を待つ。彼らを呼んだ手紙には、全てを捨てて箱庭に来い、と書かれていた。それに見合うだけの催し物があるのかどうか、それが一番重要だったのだ。それに対し黒ウサギは
「―――YES。外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪それで上条さんは?」
「……いや、俺はいいよ。やっぱ。」
十六夜の質問を聞いた後、上条は胸の中の疑問を心の奥深くにしまい、何でも無いようにするのだった。
一方その頃、一方通行は、
「……一体どこだここは?」
深い森のなかだった。世界の果てのような物が近くに見えたため、少なくとも彼が知る場所では無いだろう。というかさっきから感じるこの視線は何なのだろうか?どうも人間で無いような……そう考えていると
『オイ。そこの人間』
「………あァ?」
どう考えても巨大な猿にしか見えない何かが話しかけてきた。
『ここに何をしに来た。とっとと去れ』
「おもしれェ猿だなオイ。図体ばっかデカくて脳は小せェンだろォなァ。」
『なっ……!貴様!たかが人間の分際で我を愚弄するか!』
「つうかよォ。ここはどこだァ?こンな愉快な生物が生息するなンて地球じゃねェのかもな」
『……よかろう。その細いモヤシのような体、潰してくれるわ!』
何だか叫びながら猿が腕を振り上げた。五月蝿いので黙らせようかと思い、
(そォか。コイツ等ぶちのめして情報聞きゃあ問題ねェのか)
そして、一方通行は首元のチョーカーのスイッチを入れ、軽く走るように地面を蹴ると、
瞬間、猿の真横に居た。
『な、は?』
「おっせェなァ。遅いぞオマエ。そンなンで戦おうとシてンじゃねェぞ!」
形としては軽く猿に触れただけ。だが、そのまま猿は空の彼方へと消えていった。
「さァて。次はどいつだァ?」
一方通行は、周囲を見渡す。その目は獲物を狩る強者の目だった。
さて、どうだったでしょうか。
前回と変わらぬ駄文!てか内容が酷い。
誰かが読んでくれる事を祈ってまた会いましょう!
次回は最強の問題児vs最強の能力者