ポケモンSM世界かと思ったらUSUM世界だったよ   作:guruukulu

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軽〜い気持ちで読んでください


1.俺は絶対、ウルトラネクロズマとは戦わねぇぞ!

 ポケットモンスター縮めてポケモン

 

 誰しも一度は目にしたことがあるであろう、日本が世界に誇るつよつよコンテンツだ。

 ポケモンのゲームなりアニメでも見ている人はこう思ったことはあるだろう。

 

「ポケモンの世界行きてー」と

 

 

 

 そんな世界に俺は転生した。いえ──ーい!! 人生勝ち組ぃぃ!! 

 

 いやー、前世は幼少期に不治の病が見つかって、そこから先の人生の大半をベッドの上で過ごしたんだよな。

 しかも17歳とか言う若さで死ぬもんだから「俺の人生は何だったんだ……!」って萎えてた時もあったけど……

 

 

 ポケモンの世界来れるなら無問題(もーまんたい)!! 

 健康な体って素晴らしいね!! 

 

 ちなみに転生先はアローラ地方、メレメレ島、リリィタウン。しまキングの「ハラ」が住む街でもある。どうやら俺はサン・ムーン世界に来たようだ。

 サン・ムーンは俺が初めてやったポケモンゲームでもあるし、なんだか感慨深いものがあった。

 

 アニポケ時空かもしれないとも思ったが、サトシたちが通うはずの学校がなかったので、ゲーム時空で間違いないようだ。

 ついでにハウとも会ったよ。俺と同い年だから、自然と友だちになれた。主人公君とも一度でいいから会ってみたいなぁ。

 

 

 ────────────────────────

 

 そんなこんなで僕は今一番道路に来ています。なぜかって? 初めてのポケモンゲットのためだよぉ! 

 

 この俺の願いに、両親とハラさんは渋い顔をした。この世界は10歳で一人前とみなされ、旅に出ることを許される。その時に博士からポケモン、いわゆる御三家をもらえるのだが、この時すでにポケモンを持っていたら、御三家はもらえないらしい。

 

 まぁ御三家は貴重だし、しょうがない。

 

 御三家を欲しい気持ちももちろんあるが、現状5歳の俺にとって、5年という月日はあまりにも長い。

 

 俺の家には母の手持ちであるミミロル、父の手持ちであるギガイアスがいる。父はもともと旅をしていて、旅先で出会った母と恋に落ち、その際に相棒のギガイアス以外の手持ちを、野生に帰すなり、博士に預けるなどして全員手放したらしい。

 

 少し脱線したが、自分の身の回りにはポケモンがいて、その上父は酒が回ると自分の旅の話をしだす。

そんな環境にいたから、ポケモンに対する憧れの感情は否応に高まっていった。

 

 ポケモンも一つの命であるため、「ポケモンを捕まえるのは5歳から」という決まりがある。俺はそれを律儀に守り、5歳の誕生日を迎えた次の日に、このお願いをした。

 

 両親たちは、安定して強い御三家をゲットするまで我慢してほしいというのが本音らしいが、なんとか認めてくれた。

 やはり「父さんの話を聞いてたら、我慢なんてできないよ!」が効いたようだ。母さんは父さんを睨んでいた。

 

 

 

 という訳でこちら一番道路です。今回は俺の手持ちがいないので、母さんのミミロルについてきてもらっています。

 本当に両親には頭が上がらないが、今回はミミロルを出すつもりはない。

 

 なんでかって? 

 

 

 このミミロル普通に強いんだよ……

 父さんのギガイアスともある程度戦えるし、lv30~40くらいはあると思う。進化しないのはミミロルの意志らしい。

 やっぱり自分の姿がまるっきり変わるのは、ポケモンにとっても覚悟が必要らしい。

 

 そんなわけでミミロルが戦えば、一方的な蹂躙になってしまう。なので、レジアルやZ―Aのように隠れて不意打ちを狙おうと思う。

 

 草むらに入るなり、しゃがみながら移動してお目当てのポケモンを探す。野生ポケモンの不意打ちに関してはミミロルがいるから心配いらないだろう。

 

 しばらく歩いていると、あるポケモンに目が留まる。

 

 アゴジムシ 

 

 大きなハサミが特徴の、幼虫の姿をしたポケモンだ。

 良かった〜正直サン・ムーンの記憶って断片的にしかないから、ちゃんといるか心配だったんだよね。

 

 そう、アゴジムシこそが俺のゲットする最初のポケモン(予定)だ。むしポケモンって苦手な人も多いし、決して強いタイプでもないから、人気自体はあまりない。

 

 ……けどな、アゴジムシは進化するとクワガノンに進化する。

 これがめっっちゃカッコ良くて強い! クワガタ+レールガンとかいう、男の子の夢とロマンを詰め込んだポケモンだ! 

 その上全ポケモンの中でもトップクラスに高いとくこうを持っており、火力も十分に期待できる! (実際使ってた)

 

 なので、俺はずっと前から、最初に捕まえるならアゴジムシだと決めていた。進化させるのが大変だった記憶があるが、根気強くやれば大丈夫だろ! 

 

 

 

 

 

 

 俺がすっぽり覆われるくらいの大きさの岩に隠れて、アゴジムシを見つめる。……こちらにはまだ気づいていないようだ。

 よし、今のうちに……っっっ痛った!!! 

 

 おしりの部分に強烈な衝撃が走る。

 振り返ると、今まで俺が見ていたのと別のアゴジムシがそこにいた。

 

「ミミロル?! なんで教えてくれなかったの?!」

 ミミロルは意地の悪い表情を浮かべてこちらを見るだけ。さっき「今日出番無いよ―」と言ったら、戦いたかったのか不貞腐れた態度を取っていたので、その仕返しといったところだろう。

 

 いい性格してんな、おい

 

(さぁどうする? ミミロルじゃ戦えないし、俺一人で捕まえられるとは思えない。5歳児だし)

 ちなみにこの世界の人間は、ポケモンといっしょに進化してきた歴史があるからか、幾分か丈夫にできている。でも600キロの丸太は持てないし、こうそくいどうも使えない。ヤッパアイツオカシイ

 

 

 眼の前のアゴジムシは相当興奮しているようで、アゴをガンガンと鳴らしている。

(なら、それを利用してみるか……)

 

 

 アゴジムシが自分めがけて飛んでくる。

 

 

 まだだ、ギリギリまでひきつけろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今!!!  

 

 

 

ガン!! 

 

 俺はすんでのところアゴを避ける。

 アゴジムシ俺の後ろにあった岩に思いっきりぶつかる。

 

 ちょっと可愛そうだが、これも全部ミミロルが悪い。そう割り切って俺はモンスターボールをアゴジムシに投げる。

 

 3回揺れた後、カチッと音がする。ゲット完了だ。一悶着あったが、なんとか捕まえられてよかった。

 さっせっかくポケモン捕まえたんだし、あの人に見てもらおうかな。

 

 

 ククイ博士──♪ 

 

 

 

 

 

 

 

 この後クワガノンの進化方法聞いて泣いた。なんで、かみなりのいしじゃないの……

 

 

 

 

 ────────────────

 

 

 アゴジムシを捕まえてから約6年がたった。

 あれから新しく捕まえたポケモンはいない。単純にお世話が大変なのもあるが、俺自身ポケモン一匹一匹が夢のような存在なので、一匹ずつを大切にして、自分がこの子のトレーナーなんだって責任を持っていきたいと思っている。

 

 何十匹のポケモンたちに等しい愛情を注げれる自信はない。

 実際アゴジムシ一匹でいっぱいいっぱいだし。

 

 

 そのアゴジムシはというと、庭でギガイアスと修行をしている。

 

 アゴジムシは、やはりというか、相当好戦的な性格で、家に初めて来たときは暴れて大変だった。……まぁすぐにギガイアスが黙らせたんだけど。さすが父さんの相棒。

 それから時々、アゴジムシはギガイアスに稽古をつけてもらっている。俺との信頼関係は……まぁある程度出来てると思う。なかったら泣いちゃう。

 

 

 

 もう直俺は11歳になる。島巡りもそろそろだな。

 ハウが「俺達と同い年の子が引っ越してくるー!」とはしゃいでいたので、本編開始ももうすぐだろう。

 まぁ俺は俺でまったり島巡りさせてもらおうかな。

 

 ふとテレビをつける。するとその番組はアローラ四天王につい取り上げていた。ネットで調べれば簡単に情報が出てくる、ヌシポケモンやしまキング・クイーンと違って、四天王は徹底した情報管理が成されている。

 

(まさかこんなところで四天王を見れるなんて!)俺は嬉々としてその番組を見る。

 

 サン・ムーンをプレイしたのは大分前だけど、流石に四天王くらいは覚えている。

 

 ハラさん、ライチさん、アセロラちゃん、カヒリさんでしょ! いや〜この人たちともいつか戦えるかな〜

 

 ……こんな呑気な考えができるのもこの時までだった……

 

 

 

「それでは登場していただきましょう! アローラ四天王の皆さんです!!」

 

 司会の掛け声とともに現れる4人の男女。

 ライチさん、カヒリさん、アセロラちゃん、マーレインさんが姿を見せる。

 

 

 

 ……マーレインさん? ハラさんは? 

 

 思考が停止する。一瞬俺が歴史を改変させてしまったのかと思ったが、マジでそんなことした覚えがない。

 俺は必死に頭を回し、ある一つの答えにたどり着く。

 

 

 そういえばマーレインさんって四天王やってたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウルトラサン・ウルトラムーンで

 

 




いつかミミロルとママの話を書きたい。
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