親友のスパダリに勝ってハッピーエンドを迎えたい   作:スイートズッキー

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1話 親友のスパダリがもうダメかもしれない

 

 

 高校二年の夏とくれば、まさに青春真っ只中だ。

 一年生の頃よりも安定した精神を保ちながら、受験や就職を迫られる三年生よりも余裕のある時期。多くの者がやりたい事へ全力を尽くし、限りある若者の自由を謳歌している。

 

 特に、カップル爆誕率の高さは目に見えて上がっていた。

 下校中の今だって、軽く周りを見渡すと二組ぐらいは簡単に見つかる。夏の魔力とでも呼ぶべきなのか、男女の距離が急接近する季節になったのは間違いない。

 

 その影響は当然、俺こと天野(あまの)真司(しんじ)にも与えられているはずなのだが……何故か上手く波には乗れていない。

 何が言いたいかと言うと──羨ましい。それだけだ。

 

「恋人を作る難易度ってバグってないか? 好きな人に告白して受け入れてもらう……のが、まず無理じゃね? 何でみんな平然とそれを乗り越えてイチャイチャしてるのかマジで分からん。攻略本でも売ってんのか?」

「そういうこと考えてる内は縁がないと思うよ。買ってもないのに宝くじ当たらないかな〜ってぼやいてるのと一緒。……はぁ、当たらないかなぁ、宝くじ」

 

 切実な顔と声で自分の顔面にブーメランを突き刺したこの女──酒寄(さかより)彩葉(いろは)

 

 成績優秀で運動神経抜群。人柄も良いし、ピアノも弾けるし、10人中9人が迷わず頷くぐらいには顔が良い。現実離れしたスパダリ美少女だ。

 母親との相性が悪いとかなんとかで、学費は全て自分で出しているという苦労人でもある。同い年とは思えないぐらい自立している凄い奴だ。見ていて危なっかしくもあるけど。

 

 下校中にそんな女子と肩を並べて歩いている。

 そう言えば聞こえは良いが、俺達の間に異性としての感情は欠片も無い。男女の友情なんてないというのが世間一般の意見らしいが、何事にも例外はあるのだ。

 

「おい優等生。正論で殴るか自滅するか、どっちかにしろよ」

「殴られてる自覚があるなら、まだ救いようがあるかもね」

「……誰にでもお優しい酒寄さんはどこに?」

「天野に配る分は残ってません。お金が無いので」

「俺への優しさって有料なのか……」

 

 打てば響く、心地良い会話。

 高校からの付き合いだが、俺にとって酒寄は親友と言って差し支えない相手だ。

 向こうがどう思っているのかは分からないが、少なくとも俺はそう思っている。

 

 俺と酒寄を繋ぐ最大の共通点。

 

 それは──()()()()()()()()()()()

 

「まあ、夏の暑さでリア充爆発しねぇかな議論はもういい。それより……昨日の歌配信めっちゃ良かったよな! 泣きすぎてスマコン外れるかと思った」

「そんな議論はしてなかったけど。うん、それに関しては同感。……『ヤチヨ』。ほんと、最高ぉ」

 

 ──『月見(るなみ)ヤチヨ』。

 仮想空間【ツクヨミ】の創設者であり、最強無敵のAIライバーだ。

 

 高レベルな歌と踊りでファンを魅了するトップアイドル。俺にとって……いや、俺達にとっては不動の最推し。

 あの天真爛漫な笑顔にぶち抜かれた衝撃は、昨日のことのように容易く思い出せる。

 

「やっぱり歌が良いんだよねっ! ヤチヨの声は国宝になるべきだと思う」

「それは当然として、やっぱあの笑顔だろ。見てるだけで心が洗われたわ。後、絶対最後のウインクは俺にしてくれたやつ」

「ゲームのしすぎで汚れてるもんね、天野の心」

「そうだなぁ、酒寄をゲームで負かすたびに罪悪感でな」

「……そんなに負けてないし」

「いや、勝率1割切ってるだろ。勝った試合もハンデ有りだし」

「……圧倒的には負けてない。ギリギリ、僅差、紙一重」

「ぷっ、随分と分厚い紙だな。折り続けたら月に届きそう」

「あっ、私バイトだから。またね〜」

 

 勝ったな。

 陰でこっそりと拳を握ったら、酒寄に睨まれた。ニュータイプか、お前は。

 

「……目の下の隈、またデカくなったな」

「ッ!? う、嘘……隠れてない?」

「いや、隠せてはいるけど、近くで見ると分かる」

「うわぁ、後で確認しとかなきゃ。ありがと、天野」

 

 お礼を言われているというのに、あまり嬉しく思えない。

 酒寄の超過密スケジュールは別に今に始まったことではないが、最近は分かりやすく疲弊している。授業中に目を開けたまま気絶することも珍しくないらしいし、普通に心配だ。

 

「あんま無理すんな……なんて、簡単には言えないけどさ、睡眠時間はちゃんと取れよ? ヤチヨの配信とかライブのことなら、後で俺が嫌になるぐらい感想を聞かせてやるからさ」

「本当に嫌な提案してくるじゃん。……まあ、そうだね。明日からは久しぶりの3連休だし、6時間は寝られるかな」

「……飯は? お前さえ良ければ、俺が奢って──」

「天野、前にも言ったでしょ? そういうのはいいから。……そんな風に友達に頼りたくない」

 

 そう言われてしまえば引き下がることしか出来ないが、これでも俺は企業がスポンサーについてくれているプロゲーマーだ。

 同世代と比べれば頭20個分ぐらい抜けている金持ちの自覚があるので、友人1人に援助するぐらい金銭的には何も問題はない。

 

 もちろん、だからって誰にでもこんなことを言うわけじゃない。

 数少ない友達、それも親友と呼べる酒寄だからこその提案ではあるが、酒寄からすれば受け取りづらいものだろう。俺のことを本気で友達だと思ってくれているからこその拒否なのは分かるので、余計に辛いところだ。

 

「……すまん」

「そんな顔しないでよ、断る方が悪いみたいでしょ? 私はさ、頑張りたくて頑張ってるだけだから。……それに、自分が要領悪いことしてるって分かってる。もっと上手くやる方法なんて、いくらでもあるのにね」

 

 そう言って、酒寄は乾いた笑いを溢した。

 辛くないはずがない。完璧超人のスパダリとはいえ、まだ17歳の高校生なのだから。酒寄を見ていると、親の保護を受けられている自分の幸運を顔面に叩きつけられるばかりだ。

 

「そもそも、天野には色々助けてもらってるじゃん。使わなくなった掃除機とか、扇風機とか、炊飯器とか貰ってるし。……エアコンとか冷蔵庫は流石に断ったけどさ」

「だってお前、使わなくなって捨てる予定の物じゃないと受け取らないだろ? 俺としては、エアコンとか冷蔵庫の方を貰って欲しかったんだ」

「天野はあれだよね、貢ぐタイプだよね。ヤチヨの配信でもよく投げてるし」

「それとこれとは別だろ。ヤチヨのは推しに対する愛で、酒寄のは友達に対する……親心?」

「ふふっ、意味分かんない。……でもまあ、天野に助けられてるのは本当。ヤチヨのこと同じぐらいの熱量で推してるの、私の近くじゃ天野だけだしね」

 

 それはなんというか、方向性の違いだと思う。

 俺はヤチヨをアイドルとして推しているが、酒寄はヤチヨを『神』として推している。一度だけ部屋に上げてもらった時に見た神棚がその証拠だ。毎朝一礼してから学校に来るらしい。俺は流石にそこまでしない。

 

「──攻略本なんかなくても、天野なら大丈夫だよ。好きな人に告白して、受け入れてもらえるって」

「……好きな人がいるなんて教えた覚えはないぞ」

「芦花でしょ? 顔に出すぎ」

「え、マジ? ……まさか本人には気付かれてないよな?」

「どうだろ。私が気付くぐらいだからね」

 

 恋に無頓着な酒寄が言うと説得力がある。

 もし気付かれていたら恥ずかしいなんてもんじゃないな。いや、やめよう。自分で自分を追い込んだって良いことはない。大丈夫、自分のポーカーフェイスを信じろ。一応プロゲーマーだろ、俺。

 

「……なんて、意地悪言ってみたりね。ごめん、さっきの仕返し」

「仕返しがオーバーキルすぎるぞ。……うわぁ、()()()()()()()()()()()()()()

「あははっ、別に良いじゃん。天野は見る目があるなぁって思うだけでさ」

「笑い事じゃねぇって……」

 

 ケラケラと楽しそうに笑う酒寄に文句を投げかけると同時に、背中側から声が飛んできた。

 今の状況で最も俺の心を揺さぶることが出来る女子の声だった。

 

「何がオーバーキルなの?」

「あっ、芦花」

「ッッ!?!?!?」

「いや、天野くん驚きすぎでしょ。急に声かけたのはごめんね」

 

 のんびりとした雰囲気で謝ってきたこの女子こそ、俺が想いを寄せている相手だ。名前は綾紬(あやつむぎ)芦花(ろか)

 

 肩を超える長さの鮮やかな桃色の髪に、酒寄とは違うタイプの美貌の持ち主。

 身長が高くスタイルが良い。気怠げな声質と合わさって、俺の好みドストライクだ。

 ギャルっぽい見た目をしているのに心底友達思いな優しい性格をしているところもギャップで心が痛くなる。

 

「先生からの呼び出しって何だったの?」

「提出物出してきただけだよ。学校から走って追いかけて来た。いぇーい」

 

 ふにゃあっと笑いながらピースをする綾紬。

 良かった、その笑顔を向けられたのが酒寄の方で。もし俺に向けられてたら惚れ直して錯乱して告白してフラれてた。

 

「って、バイトの時間ヤバい。じゃあ私行くね。芦花、天野、また明日っ!」

「うん。また明日〜」

「あっ、ちょっ……な、なんかあったら頼れよなっ!」

 

 綾紬の登場で少し声は震えたが、伝えておきたいことは伝えられたと思う。

 酒寄は俺の言葉に対して手を振って応えると、慌てた様子で走り去って行った。

 

「優しいね、天野くんは」

「うぇっ!? い、いや? 友達のこと心配するのは……当たり前だろ」

「ふふっ、それもそっか。……でも、だから彩葉は……天野くんを信頼してるのかな?」

「えっ? 俺って酒寄に信頼されてるの? さっき俺に対する優しさは有料って判明したばっかなんだけど……?」

「彩葉がそんなこと言うの天野くんにだけだって。……いいなぁ、羨ましい」

 

 既に姿が見えなくなっている酒寄の背中を追うように、綾紬が少しばかり陰の落ちた笑みを浮かべた。

 読み取れる感情は様々で、言葉通りの嫉妬だったり、どこか諦めにも近いものだったり、表現するのは難しい。

 

 ただ一つ、間違いなく言えることがある。

 それは酒寄を見る綾紬が──()()()()()()()()()()()()()()()ということだけだ。

 

「……はぁ、攻略本が欲しい」

「攻略本? 難しいゲームでもしてるの?」

「まあね。親友がラスボスっていう、性格の悪いゲーム」

 

 勝つべき相手(好きな人の好きな人)がスパダリの親友とか、やっぱり難易度バグってんだろ。

 

 やはり現実は、ゲームのように甘くない。

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 改めて恋敵(対戦相手に自覚なし)の強さを思い知らされた日の夜、俺はクーラーの効いた自室でいつものようにゲームの世界へと没頭していた。

 コンタクト型デバイスである『スマートコンタクト』、通常〝スマコン〟を着用し、仮想現実空間で己の分身を暴れさせる。親友に好きな人がバレていたことへの気晴らしも兼ねて。

 

 時代が進むのは早いもので、現代でゲームと言えばフルダイブ型が主流となっている。今やっているのはその中でもここ数年のゲーム業界を席巻している超有名タイトル──『KASSEN』だ。

 戦国時代の合戦(かっせん)を元に作られたアクションゲームであり、本物の戦を経験しているような臨場感が味わえると評判だ。フルダイブ型ならではの没入感と感度抜群の操作性に加えて豊富なキャラメイク、それも和風のものとくれば日本人に刺さらないはずがない。

 

 まさに、非の打ち所がない神ゲーである。

 

 プレイしているのは『KASSEN』の対戦格闘モードである『SETSUNA』。

 1vs1で戦う2本先取の分かりやすいルールだ。俺はよくこれの大会に出て優勝している。ソロプレイばかり上手い理由はどうか聞かないで欲しい。

 

「──だぁァァァァッ! 勝てねぇッ! なんだよその反射神経ッ! チート使ってないと無理だろ! 頼むから使っててくれよ! 使ってなくても使ってるって言えッ!」

「うぇーい。負け鬼の遠吠えきもちーっ」

 

 友人と10戦ほど対戦した結果、全戦全勝により気分爽快。

 帰宅した時のモヤモヤは吹き飛び、身体中を勝利の余韻が駆け巡った。

 

 俺が見下ろす先で倒れ込んでいるのは、赤髪に2本の角を生やした赤鬼の男。

 上半身が腹筋を見せつけたい欲にまみれた半裸の変態だが、ゲーム内ってことでそれも個性となる。

 ──プレイヤーネームは『(みかど)アキラ』。

 

 俺と同じプロゲーマーにして、【ツクヨミ】内でも屈指の人気を誇る3人組ライバーグループ、『ブラックオニキス』のリーダーも務めている。

 特に女性人気が凄まじく、ライブは常に黄色い歓声で埋め尽くされている。ムカつくことこの上ない。

 

 対する俺のアバターは茶髪の和装剣士と言った感じだ。前は現実と同じ黒髪だったのだが、事務所から「顔が地味だから、せめて髪色だけは目立たせて」というとても有り難い迷惑なアドバイスをされたので茶髪にした。

 金色のラインが入った白の着物は事務所ではなくスポンサーから指示されて着ているものであり、個人的な趣味ではないがそこそこ評判は良いので似合っていると思いたい。

 

 プレイヤーネームは『ムラクモ』。

 反射神経で攻撃を捌きながら近付いた相手に火力を押し付けて殴り倒すという、これ以上ない程に分かりやすい脳筋スタイルだ。これが一番、俺の(しょう)に合っている。

 

「おいムラクモォッ! なんか今日は一段と容赦なかったぞっ!? 後半ほぼサンドバッグだったしよぉっ!」

「斬り心地の悪いサンドバッグだったわ。イケメンフェイスをズタボロに出来ることだけは評価してやらんこともない」

 

 得物である刀を鞘に納めながら、死体蹴りの煽りを喰らわせる。今日の俺は顔面偏差値が高い奴に優しく出来そうにない。

 

「ハッ、この帝様にそんなこと言いやがるのはお前ぐらいのもんだろうな」

「いや、乃依(のい)もだろ。〝帝ざっこぉ♡〟とかよく言ってるじゃん」

「それはお前……そうだけども」

「メンバーからも舐められてて、帝かわいそう。……ひょっとして内心では喜んでた?」

「乃依だけだわっ! ちゃんとリーダーとして立ててくれる奴がいるからっ!」

 

 認めるのも癪だが、確かに『ブラックオニキス』は良いグループだ。人気が出るのも分かると素直に思う。

 メンバー3人は全員が男で仲も良い。言いたいことを言い合える関係なのが最大の強みと言えるかもしれない。

 ……おっと、1人だけ男と呼ぶには可愛すぎるやつがいたっけ。性癖捻じ曲げてきそうな爆弾娘が。

 

「くっそ! 負けっぱなしで終われるかっ! もう一回やるぞっ!」

「まだ負け足りないのかよ? それじゃあまた黒鬼に黒星をプレゼントして……ん?」

 

 その時、ピコンッという通知音が脳内に響いた。

 メッセージの送信者は酒寄。内容は『電話しても良いか』というものだった。

 

「どした? なんかあったか?」

「……いや、まあ……」

 

 今は午前1時過ぎ、こんな時間に酒寄から通話を求められたのは初めてのことだった。それも、わざわざメッセージで確認までしてきている。

 なんかあったら頼れよと言った手前、これを断るという選択肢は存在しない。その代わりに、俺は負け鬼からの再戦要求を断ることにした。

 

「すまん急用だ。今日はここまでってことで」

「うおっ、マジか。オッケ〜、じゃあこの借りは次の大会で返させてもらうわ」

 

 帝の切り替えが早いところは素直に尊敬している。どうせ次も勝つのは俺だろうけど。

 

「帝おつかれー」

「うぃー」

 

 一息ついてからスマコンを外し、仮想現実から現実世界へと帰還。

 すぐにスマホを取り出して酒寄に返信を……するのも面倒だったので、直接電話をかけた。思った通り、3コール以内での応答。通話が開始された。

 

「あっ、もしもし? どうしたんだよ? わざわざ電話しても良いかなんてさ」

『…………ごめん』

 

 少しの沈黙を置いてから、酒寄は小さく謝罪した。そこに覇気はなく、まるで小さな子供のような声だった。

 やはり可笑しい。確かな違和感を覚えつつ、ゲーミングチェアにより一層身体を沈めた。

 

「い、いや、謝らなくていい。それで? どうした? やっぱり飯奢って欲しくなったか? そういうことなら寿司だって焼肉にだって連れてくぞ」

 

 酒寄の異変が俺にも伝わったのか、少しだけ声が震える。

 冗談めいたことを言って気を紛らわせようとしてみたが、俺の浅い戦略は酒寄から返って来た一言によって呆気なく崩されることとなった。

 

 

『──……()()()()()()()()()

 

 

 んっ? 

 

 

『……()()()()()……()()()()()()()()()()()

 

 

 んんっ??? 

 

 

『……天野。…………たすけてぇ』

 

 

 そこで一呼吸置いた。頭の中を整理しようにも、叩き込まれた情報が濃すぎる。

 赤ちゃん? 拾った? 七色に光るゲーミング電柱? なんだそのパワーワード。

 

「と、と、取り敢えず……今からそっち行くから。ちょ、ちょっと待っててくれ」

『……うん』

 

 そう言って電話を切り、上着を羽織って家を出た。

 まさか親友から初めて自発的にされたSOSがこんな形になるとは、夢にも思わなかった。ヤチヨの配信でネタとしてコメントしたら拾ってもらえるかもしれないな。

 そんなことを考えながら、なんとなく夜空に浮かぶ月を見上げた。いつものように、優しい光で夜を照らしている。

 

 風流な気持ちになりながら、俺は思った。

 

 

 親友のスパダリがもうダメかもしれない、と。

 

 




この作品を見るためだけにネトフリに入りましたが、余裕で元が取れました。
もう五周以上は見てます(笑)。
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