俺は物語で言うモブだ。
なんの変哲もないモブ。
だが、午後14時11分。俺は脅されている。助けてくれ。
『ねぇ?早く先生の秘密教えてよ。』
『ん、お前は私たちに先生の秘密を教えるべき。』
「……ケッ、嫌だね。俺は先生と男と男の約束したんだよ。その約束破るわけにゃいけねぇよ。」
『なら、実力行使する。』
「実力行使?俺にそんなもん通用するわけねぇよ。」
『500円あげる――』
「――先生の秘密?沢山あるぜ!」
『(チョロい。)』
「まずな、先生の弱点はカイテンジャーロボとか金銭的な事に困ってるからそこに金とかあげたら先生なんでもしてくれるぞ。」
『ふ〜ん。』
『ミスラ?何喋ってるのかなぁ〜?男同士の約束はどうしちゃったのかなぁ〜?』
「…あ……」
『もぉ…ミスラ口軽いんだから…』
「め…めんご…先生…」
「で…でも!お金で釣ったホシノ先輩――」
『――ちゅ~る2本――』
「――私が悪いです。」
『……』
『ミスラってそんな釣られやすい子だっけ…』
「ち…違う…俺の本能がちゅ~るを欲してるだけだ…!」
「く…クソ…俺が猫人間じゃなければ…」
『でも、その前にお金でも釣られてたよね?』
「うぐっ…」
「し…仕方ないことなんだ…!俺が猫人間なのも…ちゅ~るで釣られてしまうのも…環境が悪――」
『いや、それ全部ミスラが我慢できてればいいだけのはな――』
「――わりぃ、俺都合の悪い話聞こえないタイプの耳してんだ。」
『……はぁ…』
「じゃ、ほら早くホシノ先輩、500円とちゅ~る2本ちょうだ――」
『――ないよ。』
「ん?早くちょ――」
『――ないよ。』
「……マジか。」
『大マジ、あるわけない。』
『ん、チョロすぎ。これからも利用させてもらう。』
「ド…ド畜生の先輩2人をぶん殴ってもいいですよね。いいよね?」
『おじさんに勝てるかな?』
『アヤネにも負けてる弱ミスラ。』
「いやいや、でも、ありゃしゃーないやん!?」
『しょうがなくない。』
「腕相撲とか俺を虐めるような勝負じゃん…!!しかも、俺に全額奢らしてきたし…」
『まぁ…そりゃ…男のだから…ね?』
「マジで殴るわ。ホシノ先輩を。」
『ごめんごめんごめん!?』
『うへ…ちょっとからかいすぎたね…』
「からかいの範囲超えてて草。」
『あ、怒ってない?』
「いや?てか、早くちゅ〜ると500円。寄・越・せ・?」
『……おんなじくだりはやらないよ。』
「……」
『(残ねそうな顔で猫耳垂れるの可愛い…!)』
「はぁ…」
『さ、じゃあ、当番の仕事するかぁ…じゃあ、ミスラ君、あとよろしく〜』
「……やっぱ殴るわ。」