ただそのまま原作通りのストーリーのままだと面白味に欠けるのでついつい独自の設定を加えようと考えてしまいます。今のところは自分の書きたいように書いていますが基本は崩壊シリーズの世界観に合わせるように設定を合築しています。 読者様の中でこんな展開の話を書いてほしいなどの要望があれば受け付けようと考えています。(スタレ編、3rd編どちらも可)
【焦土作戦実行ッッー‼︎】
サムの掛け声と共に全身の装甲アーマーがスライドしながら爆炎の炎を放出し、飛翔しながらライダーキックの如き必殺技で襲ってきた無人兵器群が蚊蜻蛉の如く焼き払われていき、大地にいるアンドロイドやロボット兵もまとめて豪快に吹き飛ばされていく。
「いや〜凄いなアンタの仲間。...もう攻撃担当は本人だけでいいんじゃないの?これ」
「いやダメでしょ。中枢を止めないといつまでも解決しないし」
「あんだけド派手に攻撃してりゃ、撃ち漏らしも出てくるだろーな。...ほーらラブリーな連中がおいでなすったぞ‼︎」
ブートヒルのセリフと共にサムの攻撃から運良く逃れてきた生き残りの無人機やアンドロイド兵達が此方を発見したのか侵入者として排除しようと手にした兵装や重火器を此方に向けて乱射してくる。
「げッ、こっちに来やがった!仕方ない、強行突破で目的地に突っ込むぞ!」
ソーマは手にした対極の陰月をベロブログでの戦闘時に使用してきたように己の武器を二輪型車両であるバイク形態へと形成させ、ブートヒルと銀狼に後ろに搭乗する様に促す。
「ちょっと窮屈かも知れないけど直接走るよりはマシだ。2人とも乗ってくれ!」
「ヒュー!流石兄弟、中々いいセンスしてるぜ。迎撃は任せな!」
「ソーマってばいつの間にこんな代物を持ってたの?...いいな、今度カフカに買ってもらえるようにお願いしてみよ...」
急いでふたりを乗せた後、バイクのエンジンブースターを点火させ、迫り来た無人兵器群の集団をフルスロットルでの急加速で前進し、前面フレームの衝角部分でラムアタックのように前方にいる敵をまとめて弾き飛ばしながら無理矢理に進路を確保する。
敵を轢き飛ばしながら目的地であるデータベースの司令塔へと急加速していくが当然敵側も自分達の本陣を易々と破壊されるわけにはいかないので全力で排除しようと追いかけてくる。
バイクで移動中に一部の飛行型自立兵器が上空から数十機ほどの編隊を組んでレーザーやミサイル弾幕を発射してきたので、ソーマは素早くハンドルを切りながら左右へとジグザグに動き回り、ドリフト走行しながら回避行動を取る。だが背を向けたままで運転しながら回避しているので自力で迎撃しようとするほどの思考を分散させられる余裕は無い。
だからこそここで最強の助っ人が代わりに活躍する事になる。
「ブートヒル!」
「任せな、ファイヤッ!」
ブートヒルによる神業じみた早撃ちによって放たれた魔改造リボルバー銃で的確に敵のミサイル弾を狙い撃ちし、あえて誘爆を誘うように巻き込んで全弾を迎撃してみせる。
「ハハッ、ご褒美だ‼︎」
そのままブートヒルが手にした銃器とは反対の左手を突き出したかと思えば指先で銃を撃つ仕草を取りだす。その一瞬、指先が変形し大口径マグナムカノンとなって弾丸を発泡し、迫って来た無人兵器を凶悪な一撃であっという間に殲滅する。
「相変わらず早撃ちの腕前が狂ってんなブートヒル」
「おいおい、褒めたって弾丸しか出ねえぜ?」
再び再度詰め寄って来る無人兵器をブートヒルが次々と撃ち落としていくが、肝心の銀狼の方は何をしているかというと、どうやらなんらかのハッキングをする為に集中している様でようやく対応の目処が付いたのかやり切った顔をしていた。
「...よし、これで...チェックメイトだよ!」
銀狼がホログラムのキーボードパネルのキーを入力し出した途端、さっきまで追いかけて来たはずの一部のアンドロイド歩兵やロボット兵が突然行動を辞めるように止まり出し、しばらくすると突然周りにいた味方に対して発泡や攻撃を開始し同士撃ちを始め出した。
「あん?どういうことだ?同士撃ちを始めやがった」
ハッキング作業を終えた銀狼はドヤ顔で胸を張ってこれは私が仕掛けた作戦だとアピールしだす。
「そりゃあ、私がハッキングで意図的に潰し合う様にワザと識別を偽装したんだもん。無駄にコッチの物資を消耗するより敵同士を混乱させて潰し合わせた方がスマートでしょ?」
「...へッ、まぁ少しは見直してやるぜ星核ハンター」
「ふたりとももうすぐ塔まで着くぞ!」
バイクで突き進んでいるその先には目標の司令塔の入り口が見えてくるが相手も馬鹿では無いので危険を感知して侵入者を入れさせないように急いで閉鎖シャッターとゲートを何重にもガチガチに閉鎖し始める。
「チッ、これじゃあ間に合わない...なら..."ヴルム"頼むぞッ‼︎」
ソーマが自身の相棒の名を呼ぶと彼らの近くの上空から虚数空間のゲートが開き、中から星穹列車にいた時に見せたあの可愛らしい小柄なドラゴン幼女...ではなく、バカでかい巨大な巨龍姿で現れる。
[GAAaaaaッーーー‼️‼️]
特大の咆哮を上げながら虚数ゲートから突き出して来た頭部から口を開いて高密度の照射レーザーじみたブレスレーザーを吐き出し、塔の入り口にある多重ゲートが熱を加えたバターのようにドロドロに溶解して入り口が完全に剥き出しになっていく。
虚数ゲートから完全に全身を乗り出して登場してきた巨龍ヴルムは飛行しながら近くで並走しているソーマ達が搭乗するバイクをそのまま両手で掴み上げるとソーマ達を守るように自身の身体を盾にし、体勢を屈みながら滑空するとそのまま破壊したゲートの入り口に目掛けて特攻を仕掛けていく。
「全員しっかり捕まれ!このまま一気に突っ込むぞッ!」
「え⁉︎ちょっま」
そのままヴルムが特攻した勢いでド派手に爆発しながらゲートの入り口付近の残骸を撒き散らすように破壊し、塔の施設内まで滑り込むようにヴルムの巨体と共に侵入することに成功する。
あれだけド派手に特効を仕掛けたにも関わらずヴルム本人はダメージなんぞ何もなかったかのように自身の身体にかかった残骸の汚れを振り落とす仕草を取っていた。
「みんな無事か?」
「イタタッ、...貴方って見かけによらず随分とやり方がワイルドだよね?」
「でも侵入に成功しただろ?なら結果オーライってヤツさ」
「あーそうだね。...寿命が縮むほどのスリル満点さだったけど」
「いや、悪かったって...」
全員が施設内への侵入に成功したのはいいものの、やはりというべきか施設エリア内にも洗脳支配されたアンドロイド兵や無人兵器が伏兵として待機しており、こちらの進路を塞ごうと迫って来ていた。
「ソーマ、銀狼、アンタらは先に行きな。ラブリー共の相手は泣く子も黙るこのカウボーイ様が相手してやる」
「ブートヒル...悪いな。代わりにヴルムを助っ人に送ってやる、コッチが片付くまで時間稼ぎを頼む!」
「ハッ!コイツはベイビーなサプライズだな!よろしく頼むぜドラゴンベイビー?」
[GAaaaッーー‼️(意訳:アタイは赤ちゃんじゃねぇのだ!)]
迫って来る増援の敵の足止め役をブートヒルとヴルムに任せ、ヴルムがいる足場をすり抜けながらソーマと銀狼は最深部のセクションエリアまで急行する事にした。
「うわぁ...なんだこれ。部屋の物理法則が無茶苦茶じゃん」
「多分この部屋だけ重力や物体移動が宇宙空間に近い法則で成り立っているんだと思うよ?あるいはもうすでに私達は宇宙空間に強制ワープして追い出された後だったりしてね?」
「だとしたら俺たち詰んでる事になるぞ?」
本人達が見渡す先にはシンプルなオブジェクトの浮遊物や人類の古代遺跡を思わせる建造物の様な物体が天空島のように幾つも浮かんでおり、近くには階段代わりのようなオブジェが浮かんでいた。どうやらここを渡らないと先には進めないようだ。
「高所恐怖症の人だったら絶対に渡れ無さそうな場所だなこれ...」
「ちょっと、押さないでよ?」
「フリかな?」
「フリじゃないから!」
本当ならソーマ自身は普通に飛行ができるのでわざわざ地面を歩いて渡る必要性はないものの、隣にいる銀狼はその事実を知らないので下手に目立つ事をすると銀狼ひとりなら兎も角、彼女の所属する星核ハンターのカフカやエリオあたりに知られて色々と面倒なことになりそうな為、あえて行動を合わせる事にした。
しばらくすると上階層らしきエリアに辿り着くが神殿らしき建造物が見えてくるとそこに待機していた人型の3メートル級サイズくらいの巨人ロボット兵器が起動し、ソーマ達を認識すると侵入者として戦闘攻撃を仕掛けて来た。
【侵入者を確認...ターゲット人型生命体二体...戦闘モード起動、排除開始】
「うわ、めんどくさい奴が起動しちゃったじゃん!」
「どのみちコイツを倒さないと本体に向かえないんだから仕方ないだろ。戦闘開始だ。構えとけ銀狼!」
ソーマと銀狼がそれぞれ武器を構えて戦闘態勢を取ると、敵の巨人ロボットは背中のブースターユニットを起動させながら一気に強襲し、右腕部の装甲アーマーからレーザーブレードのような武装を展開させて斬りかかって来る。
「光学兵器⁉︎ちぃッ!」
エネルギー兵器が相手だと鍔迫り合いなんて出来ないので咄嗟に回避行動を取りながら手にした対極の陰月を長槍として振り回しながら相手に幾つか叩き込んでいく。
対する相手はブースターでの回避行動や左手の装甲アーマーを利用しながらガードしてソーマの攻撃を受け止めていき、右腕の装甲アーマーからレーザー弾をソーマに目掛けて砲撃する。
「私を無視するなんていい度胸じゃん」
ソーマにヘイトが向かったタイミングの間に銀狼は敵の無防備な背中に回り込み、端末ユニットで入力し召喚した自立型ビット兵器と自身の手に持つアームソード状の独特な兵装を身につけてレーザー弾の全弾を叩き込む。
咄嗟に敵が回避するが幾つか被弾していき、動きを鈍らせる。
「ナイスだ銀狼!」
銀狼からの援護射撃を受けて怯んでいる隙にソーマは長槍を相手の腕の関節に突き立てるが、ダメージが浅かったのかすぐに振り払われ、空中へ離脱してしまう。
「クッソ、逃げられた!」
敵ロボットは空中飛行しながら背中の武装ユニットから複数のミサイルを一斉発射し、面制圧攻撃を仕掛けてきた。障害物を利用しながらアクロバティックに高速回避し、ソーマも迎撃で虚数空間から多数の結晶槍の弾幕を放ちながら敵の動きを阻害するが今までの敵のような短調な動きではなく、何者かが直接操作したかのような機敏な回避行動で空中を飛び回る。
銀狼も離れた位置から己の武器でレーザー弾を撃ち続けていくがいくらか掠ってこそはいるものの、大したダメージは通って無さそうである。
ブートヒル達が時間稼ぎしている間にコイツを倒し切れるかと焦りを抱くが、しばらくの時間、敵のロボットと戦闘し続けていると何故か敵の動きで徐々に異常が起き、機体の各機能にエラーが発生したのか、自力で飛行機動ができなくなりこちら側に墜落し始めていた。
【警告、背面部ブースターユニットに深刻なエラーが発生。...使用不可と断定、パージします】
敵ロボットが強制的に推進ユニットをパージしている様子を眺めていたソーマは近くにいる銀狼に目を向ける。
「銀狼...アンタ、なんか仕掛けを施しただろ?」
「お、正解〜♪あんな奴をまともに相手してたら骨が折れるからね。私の撃ち込んだ弾幕の中にこっそりと侵食ウイルスを仕込んでおいたのさ」
「なるほど、いかにも銀狼らしいやり方だな。けど...これなら全力で攻撃を仕掛けることが出来る!」
地に足をついた敵に一気に肉薄し、両手にそれぞれ陽月と陰月を剣形態に置き変えて動きが鈍った敵の装甲に容赦ない連撃を加えながら斬りつけていく。
徐々に装甲ダメージを受けた敵が反撃する為にソーマに向けて両腕のレーザーブレードを展開しながら斬りつけてくるが、機体内の操作制御が銀狼が仕込んだ侵食ウイルスによって進行してきたのか動きが阻害され、強制ロックが掛けられてしまう。
最後の悪足掻きとして腕部装甲アーマーをスライドさせ、レーザー弾を放とうと銃口を向けるが、銀狼が放ったビット兵器からのレーザー弾で腕を撃ち抜かれ損傷した事で攻撃手段を失ってしまう。
「これで終いだ。朽ち果てろ」
隙だらけになった胴体部を狙い、ソーマは手にしてた二つの武器を空中に浮かばせながら開放バレルのように応用し、崩壊エネルギーをチャージ形成しながら強力な照射レーザーを相手の心臓部に目掛けて撃ち放つ。
【戦闘...続行...不能...】
敵の最後の機械音声と共に装甲を眩しい光の粒子光線に撃ち抜かれ巨大な風穴を開けた姿で完全に沈黙し、ついに機能を停止する。
「ふぅ...やっと終わったね?」
「ああ、やっと倒せた...。それにしても、コイツだけ異様に手強かったな...もしや誰かが直接操作してたのか?」
「あるいは切り札だったのかもね。本命ボス的な存在だったとか」
「うーん...正直まだヤバいのが居そうな予感がするんだよなぁ」
手強い敵兵器を排除することに成功したもののどうにも未だにソーマの勘には不安が拭えなかった。ただ何となく...誰かにずっと見られているような不快感がずっと纏わりついていて安心出来なかった。
【ーーザザッーー♪〜】
しばらくすると何処からかノイズの音が鳴り出し、放送アナウンスのような音楽が流れ出し、ソーマと銀狼も音に気づいて武器を身構える。
まるでテーマパークのような陽気に溢れたふざけた音楽BGMが流れ終わると、音声アナウンスから会話の音声が流れ出す。
【ザザッーー♪〜〜...星核ハンター所属、コードネーム「銀狼」、星穹列者所属「ソーマ・アストラ」、ステージクリアオメデトウ御座イマス♪オメデトウ御座イマス‼︎
...本ステージヲクリアして頂イタ貴様達に耳寄りナ情報ガ有りマス♪
............特定座標のセクションエリアのゲートを...開放した...そこまで2人で来い】
陽気な甲高い無個性な機械音声アナウンスからしばらくして人間の男性音声に近い低い声に切り替わり、この司令塔の塔内放送システムを完全掌握してるのかソーマ達に特定の場所まで来いと正体不明な声の主が通告を流してきた。
「...何ださっきの...。罠か?」
「あんまり考えたくないけど...もしかすると最悪データベース内の中枢ネットワーク、もう完全に掌握されてるかも?」
「...つまりあれか?もうこの司令塔のAIシステムごと破壊しないといけなくなってきたってことか?」
「ご名答♪」
「...もう全部この星の責任って事で押し付けようか。...ていうかそもそもこの星のセキュリティのガバガバさが原因だし、俺たちはやむなく破壊することになるんだから悪くないな、うん」
「そうそう♪気楽に行こう。責任追及してきたらバックレたらいいしね?」
「それはアンタらが世間でお騒がせの賞金首だから出来るんだよ。ハァ...めんど」
テロリストが撒き散らした論理ウイルスの侵食で支配されてしまったのか、明らかに敵意剥き出しな司令塔のAIからの直々の招待にうんざりしながらも仕方なく足を進めるしかなかった。
【よく来たな...我々はこの星のネットワークシステムの中枢ブレインである。個体コードネームは『アトン』】
【私の個体コードネームは『ネイト』。...ここまで来た貴様達に問おう、貴様達は"今の人類に進化の可能性を望めるか否か"どちらだ?】
中枢ネットワークとも言える制御エリアの空間までたどり着いたソーマ達の前に待っていたのは機械的な肉体の身を持つ威圧感全開な二体の男女型の機械人形の姿であった。
「なんか小難しい質問をしてきたんだけど...どうするソーマ?」
「...二体もいるなんて聞いてないんだけど?」
どうやら新たな敵の親玉達はこちらを簡単には返して来れなさそうだ。