IS ~2人の転生者~   作:櫻井 煉獄

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3つも感想がありました!ありがとうございます!

1話です。どうぞ!


1学期・IS学園での波乱万丈
第1話 IS学園初日・上


SIDE:龍輝

 

さて、みんなはじめましてかな。

この世界に転生したうちの1人、蒼崎龍輝改め、

 

櫻井 龍輝(さくらいりゅうき)」だ。

 

名字が違うって?

それは、俺らを拾った人の名字が「櫻井」だったからな。

つまり勇斗も「櫻井」ってわけ。

 

軽く説明すると、この世界に来たとき、予想してた通り

幼稚園児くらいの年齢だったのさ。

で、孤児院にいたんだけど、ある日突然俺らは引き取られたわけ。

そこが「櫻井」だったのさ。

で小学校に行けば、織斑たち原作組みとも会って

友人になったのです。

 

そして現在、高校1年生。

予想通り織斑はISを動かしニュースに。

俺と勇斗も原作のようにISを動かした。

今現在俺、勇斗、織斑は

 

クラスメイトにめっちゃ見られてる。

 

 

SIDEOUT

 

 

現在IS学園1年1組にイレギュラーがいる。

女性しか動かせないISを動かした男、

 

織斑 一夏

 

櫻井 龍輝

 

櫻井 勇斗

 

の3人である。

 

そして今彼らがどうしているかというと

 

一夏は机に突っ伏している。

 

しかし龍輝、勇斗は視線等感じていないかのように

冷静に、本を読んでいる。

その姿は絵にしたら100%間違いなく高く売れる。

2人とも顔は整っている。

イケメンに分類されるものたちだ。

 

勇斗は黒髪ショートで爽やか、それでいて少しつり上がっている目。

物静かな雰囲気を漂わせながら、サスペンスものの小説を読んでいる。

 

対して龍輝は蒼髪で少し長め、右の前髪に6色のメッシュが入っており、

奇抜に見えるはずなのに、なぜか似合って見える。

穏やかな目で微笑みながらミステリーものの小説を読んでいる。

 

そんな2人をクラス中が眺めていると扉が開く。

と同じくらいに一夏も起きた。

 

「全員揃ってますねー。それじゃあSHRはじめます。私は副担任の山田真耶(やまだまや)です!」

 

黒板の前で微笑む副担任の真耶。

身長はやや低めの155cm。服が若干大きめのようで小さく見える。

 

「それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますね!!」

 

元気に言うが帰ってきた反応は

 

「・・・・・・・・・・・」

 

静寂であった。

 

「じゃ、じゃあ自己紹介をお願いします。しゅ、出席番号順で」

 

順番に自己紹介がされていく中、龍輝と勇斗は一夏を見て一言。

 

((絶対聞いてねえな、こいつ))

 

「織斑くん!織斑一夏くんっ!」

 

「は、はいっ!?」

 

予想通り聞いていなかった一夏は素っ頓狂な声を上げた。

思わず笑いそうになる龍輝と勇斗だが、なんとか堪える。

しかしクラスからは笑い声が多少聞こえていた。

 

「あ、大声出しちゃってゴメンね。怒ってる?でも、あの、自己紹介『あ』からで今『お』の織斑くんなんだ。だからご、ゴメンね?自己紹介してくれるかな?だ、ダメかな?」

 

それに驚いた真耶は何度も頭を下げていた。若干涙目である。

 

「いや、そんなに謝らなくても。というか自己紹介しますから落ち着いてください」

 

「本当ですか?や、約束ですよ!絶対ですよ!」

 

うれしそうに手を取って詰め寄る。

一夏は立ち上がり後ろを向く。そして

 

「えー、えっと織斑一夏です。よろしくお願いします」

 

そういうと黙る一夏。

クラスメイトからは期待の視線が送られる。

一夏は箒に視線を送るも、箒は無視。

頼みの綱だ、と龍輝と勇斗を見るが、

龍輝はどこからか出したトランプで遊び、

勇斗は俺は知らん、とでも言うかのように目を閉じた。

四面楚歌の一夏は息を吸うと、言った。

 

「以上です」

 

ガタガタッ。とクラスの何人かがこける。

勇斗も腕を組んだままこけた。

そして龍輝は

 

「ハハハハハハッ!!」

 

抱腹絶倒である。

 

「あのー・・・」

 

声をかける真耶。すると

バアンッ!といい音を鳴らし一夏は頭を叩かれた。

振り返ると、鬼がいた。

 

 

SIDE:勇斗

 

さて、はじめまして。だな。

黒崎勇斗改め、櫻井勇斗だ。

 

現在、織斑の奴がマヌケな自己紹介をしたところだ。

そこに黒いスーツを着た俺達の姉のような存在、織斑千冬___ねえさんがいた。

 

「げえっ、関羽!?」

 

馬鹿が余計なことを言った。あんなことを言えば

 

バアンッ!

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」

 

あの鋭い攻撃が来ると分かっているのに。

するとクラスから黄色い声援が響いた。

 

「キャーーーー!本物の千冬様よ!」

 

「ずっとファンでした!」

 

「私、お姉様に憧れて来たんです!南北海道から!!」

 

どこだよそこ。南なのか北なのかはっきりしろよ。

 

「あの千冬様にご指導いただけるなんて幸せです!」

 

「私、お姉様のためなら死ねます!」

 

いやいや、死なないほうがいいぞ?俺や龍輝なんて例外で転生したんだから。

 

「・・・・毎年、毎年よくもまあ、これだけ馬鹿者が集まる。あれか?私のクラスだけ馬鹿を集中させているのか?」

 

ねえさんが言う。しかしこれは逆効果だったようだ。

 

「お姉様!もっと叱って!罵って!」

 

「でもたまに優しくして!」

 

「そしてつけあがらないように躾をして!」

 

うるさいな。ほんとに。

 

「で?挨拶もまともにできんのかお前は」

 

「いや、千冬ね〈バシンッ!〉

 

「織斑先生だ」

 

あっ、馬鹿そういうこと言ったら・・・

 

「織斑君って千冬様の弟?」

 

「じゃあISもそれが関係してるのかな!」

 

「でもそれじゃあ、あと二人は・・・?」

 

ほうら、こうなる、めんどくさい。

お?山田先生が話しかけそう。

 

「織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」

 

「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けてすまない」

 

おお、ねえさんにしては珍しいやさしい声だ。

 

ブウンッ

 

「避けるな、馬鹿者」

 

そんなことを思っていたら出席簿の一撃を喰らうとこだった。

すこし屈み、ギリギリ避けた。

つか、ねえさん避けなきゃ痛いって。

 

「いや、何で殴られそうになったし、俺?」

 

「失礼なことを考えていただろう、貴様」

 

おおう、心が読めるとは恐ろしい。

 

「まあいい、次はお前だ」

 

「了解。」

 

指名されては仕方ない。自己紹介か、めんどくさい・・・

 

「櫻井 勇斗だ。好きなこと、趣味は読書、機械いじり。特技は機械類の作成、修復。男は珍しいかもしれないが、仲良くしてくれ、ちなみに織斑先生は義姉だ。以上」

 

こんなもんだろ。評価はいかほど?

 

「「「「「きっ」」」」」

 

ん?どしたクラスメイト?

 

「「「「「きゃああ~~~~~~!!!」」」」」

 

うるせえ!!耳痛いわ!!

 

「イケメンよ!イケメン!」

 

「織斑君は正統派、クールな櫻井君!」

 

「じゃあ、もうひとりは?」

 

勝手に盛り上がりやがった。

っと、評価は?

 

「ふむ、いいだろう。さて次だ」

 

うし、オッケイ!次は龍輝か。どんな感じだ?

 

「櫻井龍輝だぜ。好きなことと趣味は読書と料理。とくにお菓子やスイーツなんか好きかな。特技は記憶することと、トランプ系のカードの扱い、それと・・・」

 

いったん区切ったか。あれやるな。

そして龍輝はその場で、バク宙した。

そしてきれいに制服の中に着ていたパーカーのフードをかぶった。

 

「アクロバットです!俺も織斑先生の義弟、名字だと勇斗とかぶるから名前で呼んでくれ!よろしくなっ!」

 

よろしくな!のとこでウインクしやがった。自己紹介で絶対やる龍輝の定番ネタである。

そしてクラスからはまたも歓声。

 

「こっちもイケメンよ!」

 

「爽やかで少年みたい!」

 

「正統派織斑君!爽やか少年龍輝君!クールな勇斗君!」

 

「このクラス最高!」

 

なんか盛り上がってる。

 

「合格だ。織斑は見習うように。さあSHRは終わりだ。諸君らにはISの基礎知識を半月で覚えてもらう。いいな。いいなら返事しろ。よくなくても返事しろ。私の言葉には返事しろ」

 

軍隊か、俺らは。

 

 

SIDEOUT

 

 

SIDE:龍輝

 

さて、自己紹介、それに一時間目の基礎理論授業も終わって休み時間。

ところがどっこい!今俺ら男子3人はクラス全員に加えて、他クラスの女子、

さらに2,3年の先輩なんかまでいちゃうわけ!

 

ま、俺や勇斗は気にしないけど、織斑はそうはなってないっぽい。

さっきから冷や汗かいてんのがよく分かる。

あー、なんでかって?そら、席が織斑、勇斗、俺だからな。

チラッと隣を向いてもどす。なにやってんだよ。

 

「な、なあー龍輝ー、勇斗ー」

 

「なんだ」

 

「んー?どった、織斑」

 

何を思ったか俺らに話しかけてきた。

ちなみに俺はトランプで遊んでるし、勇斗は本を読みながら。

 

「いや、この空間居辛くないか?」

 

「他人の目線など気にしてるからだ」

 

「そうそう、気にしなきゃいーんだよ!」

 

などと話していると

 

「・・・ちょっといいか」

 

もっ・・・失礼、篠ノ之が来た。

 

「おー、久しいな。篠ノ之」

 

「織斑に用があるんだろう?持っていけ」

 

「あ、ああ。いくぞ一夏」

 

「あ、おい待てよ。箒!」

 

さて、馬鹿がいなくなったな、っと。

そこに、

 

「ねーねー、りゅっちー、さっくー」

 

「「ん?」」

 

隣の女子が話しかけてきた。

ダボダボの制服を着た「ゆるふわ」という表現が似合う少女。

たしか・・・

 

「布仏、だっけ?」

 

「そーだよー」

 

なんかほんわかした空気になった。すげえなこの子。

 

「というか何だ、そのあだ名」

 

「んー?りゅうきだからりゅっちーでー、さくらいだからーさっくー」

 

「・・・まあいい」

 

なんか雰囲気に負けた感じだな、勇斗。

 

「で?なんか用があるんだろ?」

 

「そうそうー。りゅっちーって料理とお菓子好きなんだよねぇー?」

 

「そーだけど?」

 

「じゃあーおいしいお菓子、作れるー?」

 

「まーそれなりのはできるよ」

 

「じゃあじゃあー私に作ってくれるー?」

 

身長的にも仕方ないのだが上目遣いになってんだけど!

 

「あー、時間あったらね」

 

「ほんとー?やったー!」

 

と、俺に抱きついてくる布仏。

とりあえず・・・

 

「むふぅ~」

 

撫でてみた。効果は抜群だ!顔も若干赤い。

・・・なんか羨ましそうに女子の皆が見てくる・・・

 

〈キーンコーンカーンコーン〉

 

チャイム鳴ったか。

っと、布仏もちゃんと離れた。

時間守るのはいいことだ!

 

バアンッ

「とっとと席に着け、織斑」

 

・・・ここに守らねえ馬鹿がいた。

 

 

 

 

さて2時間目、真耶姉(さっき勝手につけたあだ名)はすらすら教科書を読んでいく。

そんな中織斑はさっきからちらちらと周りをみている。

・・・あの様子だとぜってー分かってねえな。

ちなみに勇斗は事前学習したのでギリ大丈夫。

俺はといえば余裕である。

何故か!それは!!

 

転生特典の一つ、完全記憶能力のおかげである。

 

ここで特典について触れておこう。

まず1つ目。高い身体能力だ。

これは普通にいると思った。2人とも共通でな。

ちなみに俺は天才的な頭脳もプラスされる。

これは女神ちゃんが言ってたんだけど、

生前元気だった人と生前病気だった人だと転生に使うエネルギー量が違うんだってさ。

んで1人の転生に使えるエネルギー量は決まってて俺のほうがスペックが高い。

女神ちゃん曰く

 

「勇斗さんは高スペック、龍輝さんは廃スペックです・・・(誤字じゃないぜ)」

 

ってさ。

んで2つ目。俺は完全記憶能力、勇斗は機械に対する力。

俺のは呼んで字の如く。この世界に来てからの事すべて覚えてる。

で、勇斗のは簡単にいうと機械を操る力。

これ使えば、ハッキングなんて余裕で出来るし

その気になればISにジャミングもかけられる。

3つ目はまだ秘密ってことで!

 

とかいってたら織斑が真耶姉となんか喋ってる。

 

「織斑君、ここまででわからないところはありますか?」

 

「あ、えっと・・・」

 

「分からない所は遠慮なく訊いてくださいね。私は先生ですから」

 

「じゃあ、先生!」

 

「はい!織斑君!」

 

あーもしかしてこいつ・・・よしあれやってみよ。

 

「次にお前は『ほとんど全部わかりません』と言う」

 

「ほとんど全部わかりません・・・ハッ!」

 

やっぱり・・・馬鹿だこいつ。

 

「え・・・ぜ、全部ですか・・・?」

 

「えっと、織斑君以外で今何かわからないって人はどれくらいいます?」

 

当然ゼロである。なに『え?』って顔してんだよ、織斑。

 

「・・・織斑、入学前の参考書は読んだか?」

 

ねーちゃんが聞く。そうあれをやれば分かる。勇斗もあれで覚えた。

 

「古い電話帳と間違えて捨てました」

 

バアンッ!

「必読と書いてあっただろ馬鹿者」

 

ハハハッ!!こいつは傑作だ!電話帳と参考書は間違えねーよ!

 

「あとで再発行するから一週間で覚えろ。」

 

「いや、一週間であれは・・・」

 

「やれと言っている」

 

「はい・・・」

 

「櫻井兄、後で織斑に教えてやれ」

 

ご指名かい。

ちなみに誕生日は勇斗が11月、俺が12であとだけどみんな俺を兄ってみるんだよなあ。

よしここは・・・

 

「だがことわ〈ブウン!〉ちょっとせめて最後まで言わせてよ」

 

ネタつかったら出席簿が飛んできたよ、どー思う?

 

「ふん、まあいい。織斑、ISは兵器だ。深く知った上で扱わなければ事故が起きる。理解できずとも覚え、そして守れ。それが規則だ」

 

織斑はしぶしぶといった様子で椅子に座った。

素直なとこはあいつの長所なんだけどな。

 

そう思ってたら授業は終わった。




若干区切れはよくないですかね。
感想・ご指摘お待ちしています。
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