IS ~2人の転生者~   作:櫻井 煉獄

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かなり間が空きました。
すみません。
リアルがすこし忙しかったので・・・
こんな作者ですがこれからもよろしくお願いします。

では4話!勇斗のIS&戦闘初披露です!!


第4話 VSセシリア・勇斗の力

SIDE:龍輝

 

「なあ箒」

「なんだ一夏」

「気のせいだとは思うんだけど」

「なら気のせいだろう」

「ISのことを教えてくれる話はどうなった?」

「・・・」

「目・を・そ・ら・す・な!」

「仕方ないだろう!大体___

 

おはよう、櫻井龍輝だ。

ついに迎えた決戦の日。

試合前、ピットに俺たちはいる。

先ほどからなにやら織斑と篠ノ之が喧嘩してるが今はそれどころじゃない。

 

「織斑君、織斑君、織斑くーん!!」

 

真耶姉が走ってきた。

 

「山田先生、そんなにあわてないで落ち着いてください」

「そうですよ、はい深呼吸」

「は、はい。す~~は~~す~~は~~」

「ハイそこでストップ!」

「うっ」

 

織斑がやらかしたので俺はポッケの消しゴムを投げ、勇斗は手刀を放つ。

同時に____

 

パアンッ!

 

「目上の人間に敬意を払え、馬鹿者」

「千冬姉・・・」

パアンッ

「織斑先生と呼べ、覚えろ。さもなくば死ね」

 

ねーちゃんが殴った。

いつもの俺なら「そうそう、覚えろってこと!」とかいって悪乗りするが、

生憎今の俺にそんな余裕はない。

なぜなら___

 

本音がいないのだ。

 

別に神隠しにあったわけでも、学園からいなくなったわけでもない。

でもいない。正確には、俺と会話をしない。

剣道の一件の後、食堂でいくら待っても本音が来ないから部屋に戻ると

既に本音は姿を消していた。次の日の授業には来たが、チャイムと同時にどこかへ

行ってしまう。(本音ばっかに集中してるとねーちゃんに殴られる)

しかし、いくら考えても(授業中以外で)わからない。

心当たりがあるとすれば待機状態を見せたときだが・・・

 

「龍輝」

「・・・勇斗か」

「心配なのは分からんでもない。自分が関係してるから深く考え込むのも分かる。」

「・・・」

「けど、今は前を向け。一応これが俺達のIS初披露だ。気を引き締めろ」

 

勇斗が俺に言う。

そうだよな、いつまでもうじうじしててもわかんねえ。

 

「よし!考えるのはやめた!今は前を向く!」

「ああ。それでこそ俺の親友、櫻井龍輝だ」

「おうっ!」

 

俺らが拳をぶつけるとねーちゃんはこちらを見ると薄く笑った。

 

「大丈夫のようだな」

「おう!任せとけ、ってな!」

 

すると真耶姉が言った。

 

「そ、それでですね!来ました!織斑君の専用機!!」

「織斑、すぐ準備しろ。アリーナは使用時間が限られている。ぶっつけでものにしろ」

「この程度の障害、男子たるもの軽く乗り越えろ。一夏」

「前途多難。だが、何とかなるだろう」

「初陣にはもってこいの舞台、気合入れてけよ!」

 

困惑顔の織斑に俺たちは言う。

 

「「「「「早く!!」」」」」

 

 

さあ、見せてくれよ。主人公。

 

 

 

SIDEOUT

 

 

SIDE:勇斗

 

さて、櫻井勇斗だ。

先ほどから織斑が専用機「白式」に乗り始めている。

 

「ISのハイパーセンサーは問題なく動いているな。気分は悪くないか?」

「大丈夫だ、千冬姉。いける」

「織斑先生、だ。・・・わかった」

 

織斑は篠ノ之の方に意識を向けた。

 

「箒」

「な、何だ?」

「行ってくる」

「あ、ああ___勝って来い」

 

今度は俺たちに向ける。

 

「龍輝、勇斗。先に勝ってくるぜ」

「それが出来ればな」

「っておい!」

「せいぜい醜態をさらすなよ?」

「ってだから!何で普通に送り出してくんないんだよ!!」

「冗談だ」

「そーそー、おにーさんたちが緊張しないようにしてやってんの!」

「えぇ・・・」

 

怪しい、とでも言いたげな織斑の視線を無視していると、龍輝が真面目な顔をする。

 

「織斑」

「うん?」

「やさしいおにーさんからのアドバイスだ」

「おう」

「有利な状況になっても絶対調子に乗ったりするな。

 油断してると一気にやられちまうぜ。あんなんでも代表候補生、実力は確かだ」

「・・・わかった、じゃあ行ってくる!」

 

そういった織斑はアリーナへと飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

「さーてと、行くか」

「そうだな」

 

織斑を見送り、すぐにピットから出ようとすると、山田先生に呼び止められた。

 

「あれ、どこ行くんですか?2人とも」

「んー?どこって、外だぜ?」

「え?織斑君とオルコットさんの試合は見ないんですか?」

「・・・」

「山田先生。そいつらはおおかた、

『自分たちは見せていないのに相手のだけ見るのは卑怯』とでも考えているんです。

 違うか?お前たち」

「・・・さすが織斑先生」

「分かってた?」

「貴様らの考えなど筒抜けだ」

 

流石、としかいえない。

 

「しかしそれはさせん」

「やだ」

ブウンッ

「・・・駄々をこねるな、櫻井兄」

「だってハンデ貰うようなもんだぜ?絶対ヤダ」

「・・・仕方ない、これを付けろ」

 

そういうとねえさんはどこからともなくヘッドホンを取り出し俺たちに渡してきた。

 

「それは織斑の声だけを拾っている。それをつけて後ろを向いていろ」

「・・・分かった。まあそんならいいや」

「ああ、それと私たちの声も聞こえるからな」

「オルコットの機体云々の話が聞こえなければかまわないです」

 

それだけ言うとねえさん、山田先生、篠ノ之はモニターに目を移した。

 

 

 

 

三十分くらいたったろうか。

織斑は防戦一方だったが、一転。攻勢に持ち込んでいた。

しかしねえさんの声が聞こえた。

 

「馬鹿者、浮かれている」

 

それを聞いた龍輝はおもわずモニターを見そうになったが何とかこらえ、聞いた。

 

「・・・マジで?」

「ああ、左手を閉じたり開いたりしている」

「馬鹿が・・・」

「あちゃー、せっかく浮かれんなっつったのに・・・」

「え?どういうことですか?」

「真耶姉、あれはあいつの癖なんだよ」

「癖、ですか?」

「そ、あれがでるときはね」

「大抵簡単なミスをする」

「へぇ~。さすがご姉弟とお友達ですね」

「ま、まあなんだ。あれでも一応弟だ」

「あー、照れてるんですかー?照れてるんですねー?」

 

すこしニヤニヤしながら言ったであろう山田先生に合掌する。

と、同時ごろに悲鳴が聞こえた。

 

「いたたたたたたたたたたたた!!」

「私はからかわれるのが嫌いだ」

「はい!分かりました!分かりましたから離してください!痛いです!いたい!」

 

その時戦況が動いた。爆音が聞こえる。おそらく織斑が直撃したな。

 

「一夏っ!」

 

篠ノ之が叫ぶ。が、しかし

 

「__ふん。機体に救われたな、馬鹿者」

「反撃開始と行け、織斑」

「さあ、行け!」

 

そして、織斑の声が聞こえる。

 

『俺は世界で最高の姉を持った』

『俺も、家族を守る』

『とりあえずは千冬姉の名前を守るさ!』

 

そう言い放った織斑に俺は期待した。いける、と。

しかし俺はこの瞬間の俺を殴りたいと思った。

なぜなら____

 

『試合終了。勝者 セシリア・オルコット』

 

こうなったからである。

やはりあいつは馬鹿だった。

 

SIDEOUT

 

 

 

 

 

 

「持ち上げといて、それでこの結果か。大馬鹿者」

「・・・はい」

「せっかく気ぃきかせて俺がアドバイスしたのに、無視して。それでこれか」

「・・・はい」

 

先ほどから正座している一夏に説教中の千冬と龍輝。

そして勇斗は精神統一中だった。

 

「勇斗くん」

「はい」

「オルコットさんの準備が終了したようです。どうぞ」

「了解しました」

 

真耶に呼ばれ、勇斗は立ち上がる。

勇斗は意識を集中させ、ISを装着する。

勇斗のブレスレットから光が溢れる。

光が晴れると、そこには全身装甲のISがいた。

 

「全身装甲!?」

 

真耶が驚きの声を出すが、千冬は普通に勇斗に話しかけた。

 

「勇斗、いけるな」

「まかせろ、ねえさん。俺はへまはしないさ」

「さ、格の違いを見せてこい!勇斗!!」

「ああ!」

 

そういうとアリーナへ飛び出す。

 

 

 

 

 

 

アリーナへ出た勇斗は少なからず、生徒に驚かれた。

実際セシリアも目を見開いている。

 

「それが、あなたの機体なんですの?」

「ああ」

 

勇斗のISはトリコローレ。左右違った長さの角にツインアイはオッドアイ。

翼を広げて空中にたたずむその機体の名は____

 

「『ウイングガンダムフェニーチェ』」

「・・・それが、その機体の名前なんですのね」

「ああ、空を翔る不死鳥の名だ」

 

その言葉に、セシリアはうなずくと言った。

 

「これまでのご無礼な態度、申し訳___

「待て」

 

謝罪しようとしたセシリアは突然止められ驚く。

 

「謝るのは後にしてくれ」

「・・・何故ですの?」

「戦いに迷いが出そうだから」

「・・・分かりましたわ」

 

ちょうど試合開始のブザーが鳴る。

 

「ではこの試合は勝たせていただきますわ!」

「踊りなさい!このセシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!」

「悪いが踊りは苦手だ。不死鳥の炎で燃やし尽くさせてもらう!!」

 

セシリアのビットが飛び出す。

と、同時に勇斗の背中からもビットが飛び出す。

 

「ッ!あなた・・・」

「ビットはお前だけの土俵じゃない」

 

さらに勇斗は頭部からバルカンを発射。

それを避けるためにセシリアはビット操作を中断。

その隙を突き、勇斗はビットを2機堕とした。

 

「くっ」

「休む暇は与えん」

 

ビットでセシリアを追い詰めていく。

しかし代表候補生、一筋縄ではいかない。

 

「そちらにばかり・・・やらせませんわ!」

「!」

 

セシリアはビームを避けながらもライフルでビットを狙い撃つ。

そのビームが当たるその瞬間!

 

「なっ!」

 

ビットが二つに分かれる。

対象を失ったビームは壁に着弾。

さらに残り3機の内、2機が分離。

セシリアは合計7機のビットに襲われることになる。

 

(これは・・・仕方ありませんわね)

 

セシリアは残ったビットを勇斗本人にぶつけるように操作した。

そしてビットは勇斗に当たった。爆煙が上がる。

 

(やったかしら?)

 

煙が晴れるとそこには・・・

 

両側にシールドを張って無傷の勇斗がいた。

 

「なあっ!?そんな・・・あれで無傷ですの!?」

「そうでもない。が、今回はこいつに助けられた」

 

シールドをよく見るとビットがある。

そう、このシールドは3機のビットが合体して現れる。

「シールドビット」である。

 

「さあ、そろそろ燃え尽きろ!」

 

背部に展開した「バスターライフル・カスタム」

さらに、左腕の「ビーム・レイピア」を持つと勇斗はセシリアへ突っ込む。

 

瞬時加速(イグニッション・ブースト)!?」

 

そうして接近した勇斗はまずライフルをレイピアで払い落とす。

そしてバスターライフルをセシリアに向ける。

 

「終わりだ」

 

しかしセシリアはふっと笑うと

 

「ブルー・ティアーズは6機あってよ!」

 

2機のビットを展開した。対して勇斗は仮面の下で笑うと

 

「そうか、残念だったな」

 

背中の8つの翼(・・・・)の右4つが分離し、独立したブレードビットとなる。

 

「フェザービットは11機だ」

「そんな・・・」

 

勇斗はブレードビットで2機を撃墜すると、そのビットを持ち合体。剣にした。

 

「特別サービス。『フェザーダガー』こいつで終わらせてやる」

「そうはいきませんわ!インターセプター!!」

 

セシリアは最後の抵抗と言わんばかりにショートブレードを展開した。

だが、勇斗は軽く笑うと

 

「その程度では壁にすらならん」

 

ダガーの一振り。それだけでセシリアのショートブレードは破壊される。

 

「なっ!?」

「これで本当に終わりだ」

 

勇斗はダガーでセシリアを切りつけると、バルカンとバスターライフルで吹き飛ばす。

 

「不死鳥の炎で燃え尽きろ!不死鳥の咆哮(フェニックス・シュート)!!」

 

バルカン、バスターライフル、レイピアの柄、ビット____

勇斗の全火力を総動員して放たれた咆哮は・・・

 

「きゃああああああ!!!!」

 

____ひとつの雫を蒸発させるのに十分すぎるほどだった。

 

 

『試合終了。勝者 櫻井勇斗』

 

 

 




戦闘描写がうまく出来てるか分かりません。
けど私なりの全力なので・・・
それから会話のところを変えました!
「前のほうが良いよ」や「変えて良くなった」
などの感想もお待ちしています!!

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