今回は龍輝のターン!
SIDE:龍輝
や!櫻井龍輝だぜ!
いま勇斗がオルコットを潰してきたところだ。
俺は一回ピットから出て気持ちを落ち着かせている。
と、そこへ・・・
「・・・りゅっちー」
「本音・・・」
____本音が来た。
少し暗い顔をしている本音は俺の名を呼んだきりうつむいて言葉を発しない。
俺は久しぶりに話しかけてくれたことを少し喜びながら本音をやさしく撫でた。
「りゅっちー?」
「そんなに暗い顔すんな、本音。お前にゃ、笑顔のほうが似合ってる」
「うん・・・」
「ほら!笑えって」
少しだけ笑顔になった本音に満足しているとピットから真耶姉が来た。
「龍輝くん、出番です!」
「Yes,sir!」
テンションを上げて返事をしてから、本音と目線を合わせる。
「本音、勝ってくるぜ!」
「・・・うん。頑張ってりゅっちー」
本音に笑顔とウインクで応えるとピットへと走りこんだ。
SIDEOUT
☆
SIDE:勇斗
さて、オルコットを倒した俺はピットへ戻り、織斑たちと話していた。
「すげーな!勇斗!」
「ああ、なかなかの戦いだったぞ!」
「そうでもないさ」
後ろから頭に乗せられた手に振り向くとねえさんがいた。
「まあ合格、といったところか」
「ありがとうございます」
「不死鳥の咆哮を使用したのはともかく、これくらいはやってもらわねばな」
「ええ、まあ。テンションが上がってしまったので・・・」
と、反省していると龍輝が戻ってきた。
「しゃ!俺のターンだな!」
「ああ、行って来い。割と楽しめるかもしれん」
「そいつは楽しみだ!」
龍輝は目を閉じると集中し始める。
そして左手の腕時計が輝き、龍輝が光に包まれる。
光が晴れるとそこには
トリコロールの体、シャープな顔つき、細長い脚。
またも全身装甲のISがいた。
「龍輝くんも
龍輝は緑のツインアイを一層輝かせると
「ガンダムエクシア、櫻井龍輝。ターゲットを確認。これより、目標を駆逐する!」
ピットを飛び出した。
SIDEOUT
☆
アリーナへ飛び出した龍輝は勇斗と同様に驚かれた。
「あなたも・・・。それがあなたの」
「ああ、俺の相棒、『ガンダムエクシア』さ」
「エクシア・・・」
「敵を殲滅、駆逐する天使だ」
「天使にしてはやさしくなさそうな通り名ですわね・・・」
「あなたも謝るのは後のほうがよろしいですか?」
「そりゃな」
「わかりましたわ」
試合開始のブザーが鳴り響く。
「先ほどは負けましたが今度は負けませんわ!」
「さあ、踊りなさい!このセシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!」
「エクシア、目標を駆逐する!」
セシリアはビットを展開。龍輝は肩から柄を引き抜くと光の剣にする。
光剣「GNビームサーベル」である。
ビットから放たれるビームをかわしながら龍輝は1つのビットへ接近。
「オラッ!」
「っ!」
切り裂いて破壊した。
「まだまだ!」
龍輝は腰から柄を引き抜きサーベルより短い光の剣にする。
短剣「GNビームダガー」だ。
そしてそれを構えると、振り向きながら
____投擲した。
「くっ!」
かろうじてセシリアは避けることに成功するも、
後ろに待機していたビットが1機ダガーが突き刺さり壁に刺さった。
「もいっこ!」
もう1つダガーを出し投擲、ビットの破壊に成功した。
「こんなに早く3機も!?」
「へへっ」
得意そうに笑った龍輝はサーベルをしまい、両腰に装着している武装ラッチに
ふたつの剣を
取り外した。
「GNロングブレイド」に「GNショートブレイド」
「さーて、いくぜ?」
「終わりだ!」
「いいえ、まだですわ!ブルー・ティアーズは6機あってよ!」
スカート部分が分離し、ビットへ変化する。
しかし龍輝はうれしそうに言う。
「そーこなくっちゃ!」
そういうとビットへと
ふたつの刃で切り裂いた。
そして振り返る。そこには____
「かかりましたわね」
ライフルを構えたセシリア、後方にはビットが1機。
誘い込まれ、挟まれたのである。
「・・・」
「終わりですわ」
勝ち誇った笑みを見せるセシリア。
「ふーん、なーるほど」
銃口を向けられている龍輝。しかし動じることなく静かに腕を振った。
「何を・・・!?」
すると壁に刺さっていたダガーが2本ともビットに向かって飛んでくる。
そして、龍輝は手に持つ剣を構えながら斬りかかる。
セシリアは装甲の一部を犠牲にその攻撃を止める。
「このまま・・・」
「行くわけないっしょ!」
0距離で攻撃を加えようとするも、
距離をとったセシリアは戦況の分析を始めた。
(くっ・・・ビットがすべて撃墜されてしまいましたわ)
(それにしても・・・代表候補生でもないし、ましてや男性だというのにこの技術力・・・)
(櫻井龍輝、櫻井勇斗、そして、織斑一夏・・・この方たちは男性だと言うのに強い!)
「おーし、オルコットー」
「なんですの?」
「本気、見してやるよ!」
宣言した龍輝の右腕に剣が折りたたまれている武装が装着される。
「こいつが俺の本気、「GNソード」だぜ!」
「ライフル?いえ、名称からしてサーベル?」
「どっちだろーなぁ?」
ソードを構えた龍輝は光弾を放つ。
セシリアもライフルで迎え撃つが、まったく意味を成さない。
かろうじて弾道から外れるも、避けた先に____
「はい、残念♪」
「なっ!?」
待ち構えていた龍輝に砲撃を受ける。
ライフルを犠牲に何とか耐えるセシリア。
「さーて、決めますか」
☆
そのころ、ピットにて__
先ほどからセシリア相手にワンサイドゲームを行う龍輝に驚く真耶、箒、一夏。
「すげえ、龍輝!圧倒的じゃねーか!」
「まさかここまで強いとは・・・」
「すごいです・・・」
しかし千冬は少し不満顔である。
「どうかしたんですか、織斑先生?」
不思議そうに聞く真耶に千冬は答える。
「あいつ・・・遊んでいる」
「「「ええっ!?」」」
驚愕する真耶。一夏、箒も同様に驚いている。
「ほ、本当ですか!?」
「ああ。あいつが真面目にやるならば、オルコットは1分持たないだろう」
「「「えええっ!?」」」
またも、驚愕する真耶達。
「まあ、俺も本気で龍輝とやったら負けるでしょうね」
「お前なら割と勝てないこともない気がするがな」
そんな会話をしていると
「じゃ、じゃあ試験のときは?」
「ああ、あれは単純に機体に慣れてなかったのもあるな」
「え?じゃあ・・・」
「まあ、1時間あれば私と同等になるな」
「ええっ!?」
とまたも、爆弾発言。そこに箒が、
「あの、織斑先生」
「なんだ、篠ノ之」
「現役の織斑先生と龍輝ではどちらが強いのですか・・・?」
「ふむ・・・」
顎に手を当て少し考えると千冬は言った。
「
と、言った。
「すごいですね~龍輝くんは・・・」
「そろそろ終わる様です」
勇斗が言う。
全員がモニターを見る。
☆
戻って龍輝とセシリア。
ボロボロのセシリアにほぼ無傷の龍輝。
「なー、オルコット」
「なんですの・・・?何回も何回も・・・」
「いや、さっきの質問の答え」
「ああ・・・」
「正解はどっちも!」
そういうと刀身が可動。GNソードは大剣へ姿を変える。
「んじゃ、いくぜ!」
剣を構えセシリアへ突っ込む龍輝。
「インターセプター!!」
最後の抵抗とばかりにブレードを展開するが、
「無駄無駄!ドライヴゥゥゥ・スラッシャァァァァ!!」
光のエネルギーがGNソードの刀身に集まり、赤く輝く。
その剣を振り下ろす。そんな天使の剣撃は、
「きゃああああああああああ!!!!」
雫など、たやすく壊した。
『試合終了。勝者 櫻井龍輝』
どうでしたか?
龍輝最強説!
ではご意見・ご感想お待ちしています!!