呪力は呪力でも呪力かよ!?   作:パンツ男

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10スレ目

「……落ち着かねぇ」

 

 チンピラ共百人をぶっ飛ばした夜から約2ヶ月。

 あの夜のことは俺が思っているより、メディアで大きく取り上げられ、《黒虎》としての活動を一時休止せざるを得なくなった。

《黒虎》としての活動を止めていると日課の筋トレや陰陽術の修行や勉強しかすることがなく、嫌でも余計な事を考えてしまう。

 

 あの悲劇から元凶に復讐するために動いてきたため、それを止めてしまうと他にすることが無くなってしまう。

 修行や勉強をするといっても、呪力回復や集中力の維持の問題で何十時間も没頭してられず、暇を持て余してしまう。

 友人がいればどこかへ出かけるなりすればいいと思うが、あの悲劇から人と距離を置くようになり、加えて目の下のクマが日に日に酷くなり目つきがとてつもなく悪くなったことで、俺に話しかけてくる物好きもいなくなった。

 つまりはぼっちだ。

 

「……ハッ!」

 

 寮に併設された体育館のような場所で呪装に使う武器を素振りし、感覚が鈍らないように体を動かす。

 

「……フッ!」

 

 胸がざわつく、あの時助けた女の子に言われたありがとうが、暇になり少し余裕が生まれた俺に響いてくる。

 

 

 ~理由なんてねぇよ……俺はコイツらがまた悪さをするって聞いたからここに来ただけだぁ……アンタはついでだぁ~

 

 ~そ、そうだとしても……そのっ!ありがとうございます!!~

 

 あんなこと言われると思ってなかった、怖がられることや罵倒されることはあったがお礼を言われたのは初めてだ。

 

(駄目だ……集中できない)

 

 心に響いたあの子の言葉は、確実に影響を与えていた。

 

「精が出とるのぉ」

 

「……じぃさん」

 

「毎日遅くまで頑張っとるな……どこか行きたい高校でもあるのか?」

 

「特にねぇよ……近くの公立でいい」

 

 俺が夜遅くまで、気を紛らわすために体を動かしていると、施設長が声をかけてきた。

 

「本当か?晴臣ももう3年生じゃ……他の子は雄英とか士傑とか、どこかのヒーロー科を受けるんじゃろ?」

 

「俺に……資格なんてねぇよ」

 

「資格など必要ないじゃろ……お金だって心配せんでいい、晴臣の行きたいところに行けばいいんだよ」

 

「……」

 

 今日の施設長はどこか違った。

 いつもなら、近くの公立と答えればそれで引き下がったのに、何度も進路を聞いてくる。

 

「……なんで今日はしつこいんだよ」

 

「晴臣……お前さんが何を思っているのか、儂には分からん……でもな、家族を心配するのはダメなことかのぉ」

 

「家族って……」

 

「家族じゃ、あの日うちに来てくれた時から儂はそう思っとる……無論、儂だけじゃなくここに住む子供たちや職員一同も皆そう思っとるよ」

 

「……」

 

「儂らは……頼りにならんか?」

 

「ッ!?……そんなことは」

 

「別に否定せんでもいい……あの火事で色々あった君の全てを背負えるとは思っとらんし……人間不信になるのも仕方ない」

 

「……」

 

「でも……信頼できる人はいるんじゃないか?」

 

「え?」

 

「時々、どこか遠くを見てる時があるじゃろ?……儂には誰かに何かを伝えようとして、でも何かあって伝えられん……そんなふうに見えるんじゃ」

 

「……」

 

「まぁ年寄りの考え過ぎかもしれんが……一度話してみたらどうじゃ?……相手も迷惑だなんて思っとらんよ」

 

 施設長は優しく俺に話してくる。

 俺の心を見透かしたように話してくるのに不思議と苛立ちはなく、すんなりと耳に入ってくる。

 

「……わかった……進路はまた考えます」

 

「……いつでも相談に乗るからな」

 

「ありがとう……ございます」

 

 俺はそう言うと特訓する気にもなれず、体育館を後にして自室に戻った。

 

 

 

「信頼できる人か……」

 

 月明かりがカーテンの隙間から自室を照らす。

 俺はベッドに寝転び天井を眺めながら、施設長の言葉を呟いた。

 施設長にそう言われた時、頭に思い浮かんだのはスレ民だった。

 あの悲劇から一度もスレを立てず、一方的に距離を置いてしまった。

 

「今更どんな顔すればいいんだよ……」

 

 ~相手も迷惑だなんて思っとらんよ~

 

「……」

 

 結局、この日は一睡も出来ず今後について悩むだけで終わってしまった。

 

 

 

「お前たちも3年生ということで……本格的に将来について考えていく時期だ。今から進路希望のプリントを配る来週までに提出するように」

 

 翌日、担任がHRで進路について話をした。

 なんてタイムリーだなんて思いながら、渡されたプリントを眺める。

 

 ~俺たちは皆でヒーローになるんだ!目指すは雄英しかねぇだろ!!~

 

「……」

 

 懐かしい声が聞こえた。

 最近は聞こえなくなっていたはずの声が俺を苦しめる。

 施設長に進路を考えると言ったばかりでどうしたものかと悩むしか無かった。

 結局、答えが出ないまま放課後になり、空は夕焼けに染まっていた。

 

「はぁ……なんかきっかけでもあればな」

 

 夕日が差し込む教室で俺は頭を抱える。

 進路のことスレ民のこと色々なことが頭の中を回り、どうすればいいか分からなくなる。

 

「……本当にダメだな」

 

 ウジウジと悩んで何もできていない、そんな自分が嫌になる。

 

スマホが震えた。

 

「ん?……これって……」

 

 スマホがネットニュースからの通知を知らせる。

 

 見出しはこうだった。

 

「……オール、マイト……天候を変える……」

 

 ニュースを読んでみると、ヘドロ敵に取り込まれた中学生をオールマイトが助けたといものだった。

 

「……きっかけ……できたな」

 

 俺は鞄を手に取り、施設に帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1:ヒロアカ陰陽師

……誰かいますか?

 

2:名無しの転生者

……。

 

3:名無しの転生者

……。

 

4:名無しの転生者

……。

 

5:名無しの転生者

……。

 

6:名無しの転生者

……。

 

7:ヒロアカ陰陽師

あの、皆さん?

 

8:名無しの転生者

ィ……チ……。

 

9:名無しの転生者

イッチが戻ってきたぞぉ!!?

 

10:ヒロアカ陰陽師

!?

 

11:名無しの転生者

おかえりぃ!!

 

12:名無しの転生者

あれから顔出してくれなくて心配してたんだぞぉ!!

 

13:名無しの転生者

良かった!本当に良かったぁ!!

 

14:レジェンドプロデューサー

お前たち……一旦落ち着け、イッチがついてこれてないぞ。

 

15:名無しの転生者

いやぁ……すまん。

イッチが戻ってきてくれて嬉しくてはしゃいじゃった。

 

16:レジェンドプロデューサー

気持ちはわかる……俺も嬉しいさ。

 

17:ヒロアカ陰陽師

え、えっとぉ……怒らないんですか?

 

18:名無しの転生者

え?なんで?

 

19:名無しの転生者

怒ることあったか?

 

20:ヒロアカ陰陽師

だって……自分の都合で顔を出さなくなって……。

また自分勝手に皆さんの前に現れたんですよ。

 

21:レジェンドプロデューサー

俺たちは、イッチみたいな状況に遭って二度と戻って来ない奴を見てきた……また会えて嬉しいよ。

 

22:竜舞ガブ

イッチが戻って来たってホンマか!?

 

23:名無しの転生者

ガブリアスニキが来た。

 

24:名無しの転生者

一番心配してたし、ずっと悔やんでたもんな。

 

25:竜舞ガブ

イッチ!!よう戻ってきてくれた!!

俺は……俺は……あん時のこと……ずっと…………うぅ。

 

26:名無しの転生者

泣いちゃった。

 

27:竜舞ガブ

ほんでどないしたんや?

顔を見せてくれたってことは、なんかあったんやろ?

 

28:名無しの転生者

>>27 うわぁ!いきなり落ち着くな!?

 

29:竜舞ガブ

イッチが今まで何してたか聞かせてや。

 

30:ヒロアカ陰陽師

はい……少し長くなりますけど、大丈夫ですか?

 

31:縁柱ドンモモタロウ

大丈夫!何時間だって付き合うぜ!

 

32:名無しの転生者

ドンモモニキ!

 

33:ヒロアカ陰陽師

……ありがとうございます。

 

34:名無しの転生者

いいってことよ!

 

35:名無しの転生者

イッチが戻ってきてくれて嬉しんだよ!

 

36:聖剣使いのプロブレーダー

ここにいない奴もイッチのこと気にしてたし、こうして帰ってきてくれてマジで感謝だ。

 

37:ペンギンストライカー

それ僕のセリフですね。

 

38:名無しの転生者

ペンギンニキ!

 

39:名無しの転生者

コテハンニキたちも集結してるぜ。

 

40:名無しの転生者

そりゃイッチが戻ってきたんだ……集まるだろうよ。

 

41:ヒロアカ陰陽師

お待たせしました。

 

とりあえず、あの悲劇の後俺は元凶を探すためにヴィジランテっぽいことをして、チンピラや半グレを中心に情報を集めてました。

結局、雛月寮の施設長は行方不明になってしまい、足取りは掴めませんでした。

 

42:名無しの転生者

ヴィジランテになったの!?

 

43:名無しの転生者

犯罪だぞ!?

 

44:名無しの転生者

イッチ!?

 

45:レジェンドプロデューサー

それで?

どうにもいかなくなって俺たちを頼ったのか?

 

46:ヒロアカ陰陽師

いえ、頼ろうとしてはいましたが……結局はやめようと思ってました。

 

47:名無しの転生者

じゃあなんで?

 

48:ヒロアカ陰陽師

だって都合がいいじゃないですか……勝手に出て行って力を貸してくださいって。

顔を出した理由は、皆さんが言っていたオールマイトがヘドロ敵を倒したというニュースが流れてきたんです。

 

49:名無しの転生者

!?

 

50:名無しの転生者

じゃあ……イッチは緑谷たちと同じ世代ってこと?

 

51:名無しの転生者

イッチ……今何歳だ?

 

52:ヒロアカ陰陽師

14歳の中学三年生です。

 

53:名無しの転生者

ビンゴ!!

 

54:名無しの転生者

……というかそれを知らせるだけに顔を見せてくれたのか?

 

55:ヒロアカ陰陽師

えぇ……一応、生存報告も兼ねて挨拶しようかなと。

 

56:レジェンドプロデューサー

なら、ついでに俺たちに聞きたいことでもあるなら聞いてくれていいぞ。

 

57:ヒロアカ陰陽師

都合がよすぎないですか?

 

58:名無しの転生者

気にせんでええんやで。

 

59:名無しの転生者

俺らはイッチが顔見せなくなって心配こそすれ、怒るなんてありえないよ。

 

60:ヒロアカ陰陽師

皆さん……じゃあ一つ、殻木球大って知ってますか?

 

61:名無しの転生者

殻木球大……。

 

62:名無しの転生者

……。

 

63:名無しの転生者

……。

 

64:名無しの転生者

……。

 

65:名無しの転生者

ちなみに、イッチはその名前をどこで知ったん?

 

66:ヒロアカ陰陽師

雛月寮の施設長が行方不明になり、次に怪しんだのが寮の運営をしていた法人の理事長を務めていた殻木球大だからです。

 

67:名無しの転生者

……。

 

68:名無しの転生者

……。

 

69:名無しの転生者

……。

 

70:名無しの転生者

思いっきり厄ネタやんけぇぇぇ!!!

 

71:名無しの転生者

まじかよ!!まじかよ!!

 

72:名無しの転生者

施設長は関係なかったってこと!?

 

73:レジェンドプロデューサー

なるほどな……つまりイッチは施設長が裏で理事長と繋がっていて、行方不明になった原因が殻木球大にあると考えているんだな。

 

74:ヒロアカ陰陽師

はい。

 

75:名無しの転生者

いやぁ……まぁ……多分そうなんだと思うけど……。

 

76:竜舞ガブ

イッチ。

今の話を聞いたうえで、殻木球大についてやけど……何も言われへん。

 

77:ヒロアカ陰陽師

知ってはいるんですね。

 

78:竜舞ガブ

せや、そのうえで何も言われへん。

 

79:ヒロアカ陰陽師

……俺の推理は皆さんから見ても合ってるみたいですね。

そして、今後何らかの形で原作に関わってくると。

 

80:名無しの転生者

……。

 

81:名無しの転生者

……。

 

82:ヒロアカ陰陽師

わかりました。

その反応を見れただけでも大きく進展します。

 

83:名無しの転生者

イッチ……何するつもりだ?

 

84:名無しの転生者

まさか……病院に乗り込むなんてことしないよな?

 

85:ヒロアカ陰陽師

……殻木球大は必ず地獄を見せます。

それが生き残った俺にできる……復讐です。

 

86:名無しの転生者

復讐なんて馬鹿なことを考えたらアカンで!!

 

87:名無しの転生者

そんなことしたって……皆悲しむだけだ!!

 

88:名無しの転生者

考え直せイッチ!!

 

89:縁柱ドンモモタロウ

軽率に復讐を止めるな!!

 

90:名無しの転生者

ッ!?

 

91:名無しの転生者

ドンモモニキ……。

 

92:名無しの転生者

なんでだよ……このままだとイッチが……。

 

93:縁柱ドンモモタロウ

イッチが今日まで生きてこられたのはなぜだと思う?

 

94:名無しの転生者

それは……。

 

95:縁柱ドンモモタロウ

あの日の怒りや殺意……復讐心だ。

 

96:名無しの転生者

ッ!?

 

97:縁柱ドンモモタロウ

鬼殺隊の皆だってそうだ。

大切な人を鬼に殺されて、心が壊れそうなほど辛い思いをした……そいつらが生きていたのは鬼に対する復讐心からだ。

俺はそういう人を何人も見てきた。

見てきたからこそ言える。

復讐心をやめろだなんて……簡単に言うな。

 

98:名無しの転生者

でも……。

 

99:名無しの転生者

それじゃあイッチは……。

イッチが復讐鬼になってもいいってのか!!

 

100:縁柱ドンモモタロウ

それはイッチが決めることだ。

イッチ……元凶が誰かわかったんだろ、お前はどうしたい?

 

101:ヒロアカ陰陽師

……復讐したい。

……それで皆が戻ってこないことも、俺が殺したこともなかったことにできないのは知ってる……。

でも……でも!このまま何もしないなんて俺にはできない!したくない!!

 

102:縁柱ドンモモタロウ

なら……やり方を間違えるな!

 

103:ヒロアカ陰陽師

やり方……。

 

104:縁柱ドンモモタロウ

鬼殺隊の皆は……鬼に大切な人を殺された怒りを持っていても、復讐鬼に身を落とさなかった!

復讐心を持ちながらほかの人を助けた……自分と同じ悲劇に遭って欲しくないからだ!!

 

105:ヒロアカ陰陽師

……。

 

106:縁柱ドンモモタロウ

お前もそうなんだろ!!

イッチ!何がしたいのか何になりたいのかちゃんと見ろ!!

俺たちに答えを委ねるな!その手の中に本音はあるんだろ!!

 

107:ヒロアカ陰陽師

……俺は……ヒーローになりたい……。

皆との約束……俺だけでも叶えてやりたい。

あの悲劇で苦しむのは俺が最後でいい!

俺はヒーローになる!!

 

108:名無しの転生者

イッチ!

 

109:アサシンディケイド

仲間割れは終わりか?

 

110:名無しの転生者

仲間割れって……あんたはディケイドニキ!?

 

111:名無しの転生者

なんでここに!?

 

112:アサシンディケイド

イッチの復讐について肯定派と否定派が争ってると聞いてな。

まぁ杞憂だったみたいだが、ここであったのも縁だ。よろしくなイッチ。

 

113:ヒロアカ陰陽師

よ、よろしくお願いします。

 

114:レジェンドプロデューサー

スレの雰囲気が怪しくなったから、あの人……ディケイドニキを呼んだが大丈夫そうだな。

 

115:名無しの転生者

確かに、ディケイドニキを呼べるってなったらレジェンドニキか、同じ最古参組くらいしかいないもんな。

 

116:アサシンディケイド

それで?

イッチはヒーローになるんだな?

 

117:ヒロアカ陰陽師

はい。

殻木球大を捕まえるために……そしてあんな悲劇を二度と起こさないために。

 

118:アサシンディケイド

なら、雄英に行け。

そこなら殻木球大を捕まえるチャンスが巡ってくるはずだ。

 

119:名無しの転生者

まぁ……そりゃそうだけど。

 

120:名無しの転生者

ディケイドニキもそっち側なんだな。

 

121:アサシンディケイド

結局は本人がどうするかだ。

外野の俺たちは相談に乗ったりはするが決めるのはイッチ自身だし、それでついていけないというのなら、着いてこなくて大丈夫だ。

 

122:名無しの転生者

……。

 

123:アサシンディケイド

イッチはヒーローになると決めた。

動機が復讐でもイッチはヒーローになると言ったんだ……なら、応援するのも離れていくのも俺たち次第だろう。

 

124:名無しの転生者

それは……そうだけど……。

 

125:アサシンディケイド

それに、イッチが復讐鬼に堕ちる前に引き上げればいい、ここはそれも可能だろう?

 

126:名無しの転生者

あぁもう!イッチ!!

俺はイッチを応援する!!

復讐に飲まれそうになったらすぐに言えよ!なんとかしてそっちに行ってぶん殴ってでも止めてやる!!

 

127:名無しの転生者

俺と協力するよ!!

 

128:名無しの転生者

だから……ちゃんと前向いて復讐しやがれ!

 

129:ヒロアカ陰陽師

皆さん……。

ありがとうございます!

 

130:竜舞ガブ

話はまとまったみたいやな。

 

131:名無しの転生者

いたんだ。

 

132:竜舞ガブ

ずっといましたけど!?

まぁええわ、雄英に行くってことはこれから受験に向けて準備するんやろ?

今のイッチがどれくらい強いんか知りたいわ。

 

133:名無しの転生者

この感じなんか懐かしい。

 

134:名無しの転生者

だよな、俺も思った。

 

135:ヒロアカ陰陽師

>>132 わかりました。今貼ります。

 

十二天将以外の術は殆ど使えます。

式神も複数体使えるようになってます。

 

136:名無しの転生者

まだ十二天将はまだなんやね。

 

137:ヒロアカ陰陽師

いえ、まだというか……燃やしたというか。

 

138:名無しの転生者

ふむふむ燃やした、ね。

 

139:名無しの転生者

ふぅん……。

 

140:名無しの転生者

へぇ……。

 

141:名無しの転生者

ほぉ……。

 

142:竜舞ガブ

なんや燃やしたんかい……燃やしたん!?

 

143:ヒロアカ陰陽師

はい、あの時……そのちょっとイラッとして……。

 

144:名無しの転生者

わからんでもないけど……。

 

145:名無しの転生者

マジかぁ。

 

146:竜舞ガブ

あんまり強く言われへんけど……物に当たったらアカンで。

 

147:ヒロアカ陰陽師

まぁ……あれのおかげで弱い自分を捨てる決意ができた部分もありますし……。

 

148:名無しの転生者

それとこれとは別やろ!

 

149:竜舞ガブ

十二天将……見たかったなぁ……。

 

150:名無しの転生者

ガブリアスニキがまじ凹みしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じぃさん……俺、雄英に行きたい」

 

 ︎︎スレから現実に戻ると、俺は進路希望のプリントに雄英高校と書き、施設長ところに行く。

 ︎︎俺は意を決して雄英に行きたいと施設長に伝えた。

 

「ええぞ」

 

 ︎︎施設長はせんべいを頬張りながら、あっけらかんと呟いた。

 

「やっぱ……金とか色々かかるし難しいよな……え?いいのか!?」

 

「ええぞ……ここにおる子供たちの希望する進路に行かせるために貯えがあるからな」

 

「……負担になるかもって奨学金とか特待生制度とか色々考えてたのに」

 

「若いもんが儂らに気を遣うな……ま、気持ちはありがたいがな……これで少しは安心できるじゃろ。特待生になれなくても雄英に行けるとな」

 

「……ありがとう……ございます」

 

「ほほ、気にするな」

 

 ︎︎施設長は頭を下げた俺に気にしなくていいと笑い、優しい顔を向ける。

 

「顔つきが変わったのう……何かあったか?」

 

「……やるべきことがはっきりしたんです」

 

「そうか……なら、頑張りなさい」

 

「はい」

 

 ︎︎施設長にもう一度頭を下げた俺は自室に戻る。

 ︎︎受験まで残り8ヶ月、俺は絶対に合格するために机に向かうのだった。

 ︎︎俺の中で止まっていた時間は、今日確実に動き出した。




コテハンニキネキの紹介

・アサシンディケイド/ディケイドニキ
最古参のコテハンニキ
暗殺教室の世界に転生した。
転生特典は、ディケイドの力(変身能力やオーロラカーテン等)。
3年E組として殺せんせーを暗殺したあと、世界中を旅しながら記者として活動している。
他の世界に干渉して迷惑をかける転生者や、複数の世界を巻き込む異変を解決するために、他の世界に行くことがある。
レジェンドニキの師匠。
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