呪力は呪力でも呪力かよ!?   作:パンツ男

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30スレ目

 ︎︎騎馬戦……残り時間5分32秒。

 

「やっと起きたか轟」

 

「お前の“個性”か?」

 

「どうだろうな?また食らったらわかるんじゃないか?」

 

「……ッ!」

 

『残り時間5分と少し!蘆屋チームは1000万を死守し1位独走中だ!!』

 

 ︎︎俺の攻撃(金鳥天衝弾)を回避した轟チーム。心操の“個性”で洗脳されていた轟は、飯田の超加速によって生じた衝撃で意識を取り戻したようだ。

 ︎︎轟は陰陽術のせいで意識を失ったのかと聞くが、俺は適当に返して心操というカードを隠す。あの時、自爆による煙で誰が轟に話しかけたのか見えてなかったからか、心操に気づいていないようだ。

 

「それで動けないんだろ?」

 

「ッ……」

 

「残り五分ちょっと……そのハチマキ死守しろよ」

 

「轟さん来ますわ!」

 

「何とかしてくれよ!」

 

「すまない……」

 

「飯田気にするな……お前のおかげでまだハチマキは取られてねぇ……残り五分守りきるぞ!」

 

「はい!」

 

「おう!」

 

「あぁ!」

 

 ︎轟チームは覚悟を決めたのか俺達に向かい合う。全員の目がさっきより鋭くなる。本気で守りきるつもりらしい。

 

 

 

299:竜舞ガブ

騎馬戦もいよいよ佳境か!!

物凄い熱いな!!

 

300:レジェンドプロデューサー

他の場所でも色々やってるな。

 

301:縁柱ドンモモタロウ

爆豪チームは物間チームを追いかけながら、すれ違った他のB組騎馬からPを奪っているな。

 

302:名無しの転生者

やっぱそうなるか……。

 

303:聖剣使いのプロブレーダー

B組は原作じゃ轟チームに奪われていたがこっちじゃ爆豪か……。

 

304:名無しの転生者

これも修正力ってのが働いてたりするのかな?

 

305:名無しの転生者

修正力……?

あぁ!入学式からマスコミ侵入までの日にちがうんぬんかんぬんってやつか。

なんか帳尻合わせがあるとか言ってたけど……。

 

306:アサシンディケイド

>>304 悪いが先に>>305 から答えるぞ。イッチからの報告で、体育祭は原作と同じ日に行われている可能性が高い。

原作では雄英襲撃が水曜日、翌日の木曜日は臨時休校となり、相澤先生復活と体育祭についての説明が金曜日に行われている。その約2週間後に体育祭だから今日は金曜日~日曜日くらいのはずだ、イッチに確認したら今日は金曜日と言っていたから、2週間の間で帳尻合わせが行われたと考えていいだろう。

 

307:名無しの転生者

良かった!

日時は原作と同じに戻ったんだ!

 

308:名無しの転生者

じゃあ今の状況は?

やっぱり転生者がいても原作の流れ、この場合はB組のハチマキがA組に奪われるのも決まってるのか?

 

309:アサシンディケイド

>>304 >>308 そんなことはない。

イッチが介入したことで、この体育祭はB組が中心になっているように、転生者の動き一つで原作のイベントは変わってくる。

原作の流れになるよう修正力が働いているように見えるかもしれないが、ただただ爆豪が強いだけで、流れは変わっている。

 

310:レジェンドプロデューサー

爆豪に注目するより緑谷チーム対鉄哲チームや、他のB組騎馬の動きを見れば、より分かりやすく変化を感じると思うぞ。

 

311:名無しの転生者

才能マンェ……。

 

312:名無しの転生者

やっぱ爆豪は爆豪か……。

 

313:竜舞ガブ

おい!イッチが動いたぞ!

 

314:ペンギンストライカー

裂空魔弾で轟チームを削っています!

 

 

 

 

「発目!ボルトとナット!」

 

「これで今持ち歩いてる分は最後になります」

 

「わかった……み(めぐ)みを()けても(そむ)(あだなえ)篭弓羽々矢(かごゆみははや)もてぞ射落(いお)とす……裂空魔弾(れっくうまだん)!喼急如律令!」

 

『鋼鉄の弾丸が轟チームを襲う!!』

 

「轟さん!」

 

「わかってる!!」

 

『轟チームは冷静に氷の壁で弾丸を防いだ!!』

 

 俺は発目からボルトとナットを貰うと呪力を込めて轟チームに放つ。高速で放たれた鉄の弾丸は轟が生成した氷の壁で防がれるが、“個性”を使わせただけで十分だ。

 

「まだまだ行くぞ……奇一奇一(きいつきいつ)たちまち雲霞(うんか)(むす)宇大八方(うだいはっぽう)ごほうちょうなん たちまちきゅうせんを(つらぬ)玄都(げんと)(たっ)太一真君(たいいつしんくん)(かん)奇一奇一(きいつきいつ)たちまち感痛(かんつう)金鳥天衝弾(ゴルト・スマッシュ)!!」

 

 ︎︎裂空魔弾が終わると同時に詠唱を済ませた俺は、呪印を殴り轟チームに衝撃を放った。轟チームの周りに呪印が浮かび上がり、衝撃が襲いかかる。

 

「轟さん!こちら側は私が守りますわ!!」

 

「ッ!頼む!」

 

 ︎︎体操服の前を開けた八百万は大きな金属製の盾を“創造”して衝撃から騎馬を守る。轟も先程と同じように氷の壁で衝撃を防ぐ。

 

『轟チーム!蘆屋チームの猛攻に防戦一方だ!!』

 

「苦しそうだな」

 

「黙れ!」

 

「ずっと疑問なんだが、なぜ炎を使わない?お前らA組の“個性”は事前に調べてある。お前の“個性”は氷と炎二つの力を持っていると聞いたぞ」

 

「関係ないだろ!」

 

「関係ないと言われてもな、こっちは全力でぶつかってるというのに、お前だけ手を抜いているのは度し難いんだよ」

 

「ッ!黙れ!!」

 

「黙れ?事実を言っているんだ。お前の“個性”は氷を使い続ければ体温が低下することで、運動能力が落ちる。だが、炎を使えばそれを調整出来てデメリットが無くなる、強い“個性”じゃないか」

 

「ッ!!」

 

 ︎︎俺が淡々と左の炎を使わないのかと聞くと、轟は顔を怒りに歪めて氷塊で攻撃してくる。轟は会話を放棄し、俺はため息をついてセーマンを宙に書く。

 

「……東海(とうかい)(かみ) ()阿明(あめい) 西海(せいかい)の神 名は祝良(しゅくりょう) 南海(なんかい)の神 名は巨乗(きょじょう) 北海(ほっかい)の神 名は禺強(ぐうきょう) 四海(しかい)大神(おおかみ) 百鬼(ひゃつき)退(しりぞ)凶災(きょうさい)(はら)(たま)え」

 

 ︎︎迫り来る氷塊を目の前に俺は冷静に詠唱を済ませ、腰を入れた拳を放つ。

 

流星拳(メテオ・スマッシュ)

 

 ︎︎陰陽五行説、木火土金水の火に分類される焔魔堂ろくろの十八番である流星拳が氷塊を破壊し、圧縮された呪力の焔が轟チームを襲う。

 

 

 

316:竜舞ガブ

流星拳や!!!

 

317:ペンギンストライカー

最高ですね!!!

 

318:名無しの転生者

びっくりした!?

 

319:レジェンドプロデューサー

またか……。

ほっといてやれ、ガチ勢が感動してるだけだ。

 

320:聖剣使いのプロブレーダー

それにしても焔か……。

 

321:縁柱ドンモモタロウ

知らないとはいえ、轟の地雷を踏みまくってるな。

 

322:アサシンディケイド

転生に伴う記憶のロックはこういう所で問題があったりするからな……。

 

323:名無しの転生者

轟の顔ヤベぇ……。

 

324:フィジカルギフテッド石化中

残り時間三分ちょっと。

爆豪チームが物間チームから全てのハチマキを奪い取り、イッチ達の方に向かってきてるね。

 

325:レジェンドプロデューサー

緑谷チームは鉄哲チームに苦戦してるな。

 

326:名無しの転生者

やっぱり特訓の成果ってやつか。

 

 

 

 

『ファイヤー!!蘆屋の拳から放たれた炎が轟チームを飲み込んだァ!!!』

 

「炎……当てつけのつもりか……!」

 

 轟チームはギリギリで氷のドームで防御したみたいで、炎によるダメージを軽減したようだ。

 

「さぁ?どうだろうな」

 

「ッ!」

 

「轟さん!冷静になってください!!」

 

「……ッ」

 

「A組の実力者だからと警戒していたが、過大評価だったな」

 

「なんだと!」

 

「氷と炎というサポートも攻撃もこなせる恵まれた“個性”なのに、使うことを渋って窮地に立たされている。チームメイトも思ってるんじゃないか?なぜ炎を使わないのかと」

 

「黙れ!知ったようなこと言うな!!」

 

「冷静に返すこともできねぇのか……東海の神ッ!?」

 

 ︎︎俺はもう一度、流星拳を放つために詠唱を始めようとした。その瞬間、背後からとてつもない殺気を感じた。

 

「クマ野郎!!!」

 

 ︎︎爆豪が爆破で飛行し突っ込んでくる。俺は轟チームの追撃を止め爆豪の相手をする。

 

『爆豪単騎突撃ィ!!物間チームを下し1位を狙いに来たぞ!!』

 

「爆豪……物間がやられたか」

 

「死ねェ!!!」

 

「それはもう見切った」

 

「パクリ野郎から聞いたがお前ら(B組)は組ぐるみでA組潰そうとしてるんだってなァ!体育祭始まる前から俺らの“個性”を調べてコソコソご苦労なこったァ!!」

 

 ︎︎先程と同じように、腕を弾くことで爆破を逸らすが、爆豪はもう片方の腕で爆破し空中でバランスをとった。

 

「同じヘマするかよ!」

 

「芸が上手くなったな」

 

「ッ!死ねェ!!」

 

「邪爪顕符 黒煉手甲 喼急如律令!」

 

「虎の爪!?」

 

『おぉっと!?蘆屋!今度は腕を虎の爪に変化させたぞ!!爆炎切り裂くと切れ味パネェ!!』

 

 ︎︎体勢を立て直した爆豪の追撃を虎爪で切り裂き防ぐ。本来は手袋等に呪装するのだが、想像力次第では体操服の袖でも代用可能のようだ。

 

「その爪に加えて結界に炎……身体強化にモブの召喚……どんだけ手札があんだよ」

 

「数えてみるか?」

 

「全部出す前に潰してやるよォ!!」

 

 

 

328:名無しの転生者

爆豪やべぇ……序盤の交戦から学んですぐに実践してる……。

 

329:レジェンドプロデューサー

原作でも才能マンと呼ばれていたくらいだ。その実力は本物だ。

 

330:竜舞ガブ

それにしても黒煉手甲か……。

 

331:名無しの転生者

あれ?なんか嬉しくなさそう……さっきの流星拳だっけ?あれは興奮してたのに。

 

332:竜舞ガブ

別に嫌いやないんやで。

原作でも外伝でも登場してカッコよかったし……でもなぁ……。

 

333:名無しの転生者

ん?

 

334:レジェンドプロデューサー

《黒虎》を懸念しているのか?

 

335:ペンギンストライカー

ヴィジランテ時代のイッチの名前ですね。

 

336:竜舞ガブ

恐らく俺の杞憂やと思うんやけど、黒煉手甲を世間の目があるところで出してええんかなと。

 

337:名無しの転生者

確かに……《黒虎》と関係を疑われちゃうか。

 

338:アサシンディケイド

イッチの報告だと、《黒虎》という名前は公表されていないらしい。

活動を自粛する原因となったチンピラ約100人を倒した一件はニュースになったらしいが、テレビやラジオでは謎の人物が倒したとして報道されている。

黒煉手甲だけでイッチを特定するのは、少々強引だと思うぞ。

 

339:竜舞ガブ

なるほどなぁ。

それなら……まぁ大丈夫か。

 

340:縁柱ドンモモタロウ

イッチが大丈夫と判断して使ったわけだし、俺らがグチグチ言うのも違くないか?

 

341:竜舞ガブ

それもそうやな!

イッチ!気にせず頑張れよ!!

 

 

 

 

『残り時間1分と少し!!上位4チームのうち3チームがが集まってラストバトルが勃発してるぞ!!ハチマキ取られたチームもめげずにトライだ!!』

 

「クマ野郎!さっさとそれを渡せや!!」

 

「断る」

 

「断ってんじゃねェ!!」

 

『爆豪の猛攻を捌く蘆屋!轟チームからハチマキを取りたそうだが爆豪がそれを許さない!!』

 

 爆豪の猛攻を捌きながら、俺は機動力(飯田)を失った轟チームを狙っていた。しかし、轟チームを攻撃しようとすれば爆豪に隙を与えてしまうことになる。

 

「轟くん!君は“個性”を精密に扱えるのか?」

 

「急になんだ?炎は使わねぇぞ」

 

「構わない!俺の脚を凍らせてくれればいい!」

 

「凍らすって……」

 

「脚の排気口を塞がないようにしてくれれば問題ない!爆豪くんが蘆屋くんを押さえている今しかないんだ!早く!!」

 

「……わかった」

 

 ︎︎爆豪に手を焼いている間に轟チームは飯田を復活させ機動力を確保したようだ。残り時間数十秒。これが最後の激突になる。

 

有大筋力(うだいきんりき) 行歩平正(ぎょうぶびょうしょう) 遊行無畏如師子王(ゆうぎょうむいにょししおう)……鐵塊羅岩(てっかいらがん)!喼急如律令!」

 

 ︎︎俺は包鎧業羅から呪装を切り替えて、爆豪チームと轟チームを迎え撃つ。

 

「半分野郎もクマ野郎もまとめて倒したるわァ!!」

 

「飯田!進め!!」

 

「あぁ!」

 

『爆豪またも単騎突撃!轟チームも飯田が復活したのか蘆屋チームに接近!!』

 

「しっかり踏ん張ってくれ……オン・マカラギャ バザロ・ウシャニャ バザラサタバ ジャクウン・バンコク……()(なか)()()(かみ)(ちか)いにて (おも)うあいだのなかとこそキヤラカラバア」

 

虎闢(こびゃく)須佐之男(すさのお)!!」

 

「死ねェ!!!」

 

「ハァァッ!!!」

 

『三者激突ゥ!!!』

 

 ︎︎俺の爪から放たれる斬撃、爆豪の爆破、轟の氷塊がぶつかり合うその一瞬。

 

 

 

 

 

「100%デトロイトスマッシュ!!!」

 

 

 

 

 

 ︎︎轟と爆豪の間から一気に接近した緑谷が全力の拳を振るう。斬撃と爆破と氷塊と衝撃がぶつかりスタジアムが揺れる。

 

 

 

343:竜舞ガブ

緑谷!!?

 

344:レジェンドプロデューサー

ここに来て奇襲か!!

 

345:ペンギンストライカー

100%って……イッチ大丈夫ですか!?

 

346:縁柱ドンモモタロウ

ただじゃ終わらねぇとは思ってたが……これほどとはな。

 

347:アサシンディケイド

ハチマキはどうなった!

 

348:フィジカルギフテッド石化中

煙で見えないや。

 

 

 

 

「かっちゃん!貰ってくよ!!」

 

「離せクソデク!!」

 

「ッ!嫌だ!!」

 

「ふざけんなァ!」

 

 ︎︎俺達の攻撃がぶつかり合い、爆発を起こし煙が辺りを包んでいく。真っ白の景色の中に爆破の明かりが見える。緑谷の声から爆豪のハチマキを奪ったのだろう。

 

「あそこか!」

 

「待て!」

 

「ッ!邪魔すんな!」

 

 ︎首のハチマキを確認した俺は、爆豪チームに接近する。轟チームが俺達の動きに勘付いたのか氷塊で防御する。

 

『色々あったが時間だ……カウントダウンだ!!』

 

『10』

 

『9』

 

 ︎︎煙が少し晴れA組の影のやつに引っ張られ自分の騎馬に戻る緑谷とそれを追いかける爆豪。爆豪の首にはまだハチマキがある、ポイントによってはこのまま次に進むだろう。

 

『8』

 

『7』

 

『6』

 

『5』

 

 ︎︎轟チームが最後まで諦めずに俺のハチマキを狙いに来る。

 

『4』

 

『3』

 

 ︎︎俺の目の前に茨の壁が現れる。後ろを見ると鉄哲チームがこちらに合流したようだ。

 

『2』

 

『1』

 

 ︎︎爆豪も轟も緑谷や俺を最後で攻撃し続ける。

 

『TIMEUP!!』

 

 ︎︎長かった15分の騎馬戦が終わる。

 

『早速上位4チームを見ていこう!!1位!蘆屋チーム!!』

 

「……皆お疲れ様」

 

「ヒヤヒヤしたが……君ならやってくれると信じていたよ」

 

「もっと私のベイビーを使って欲しかったです!まぁ次に進めたのでいいですけど!それでは!」

 

「ホントに1位で勝ちやがった……」

 

「言ったろ?……それと心操、ナイスアシストだった」

 

「なんだよ急に……」

 

 ︎︎1位が発表され、俺達は騎馬を崩し互いに健闘を称え合う。発目はすぐにどこかへ行ってしまったが……。

 

『2位!爆豪チーム!!』

 

「クソが!!」

 

「落ち着けよ爆豪」

 

『3位!鉄哲チーム!!』

 

「おっしゃ!!」

 

「これで6人は次に進めたか」

 

『4位!……轟チーム!!』

 

「くそ……」

 

 ︎︎次に進む4チーム計16名が決まった。B組からは俺、庄田、鉄哲、塩崎、骨抜、泡瀬の6人が最終種目に進出した。

 

「そんな……ッ」

 

「デクくん……」

 

「ごめん……僕がハチマキを取れなかったせいだ……」

 

「そんなことないよ!ちゃんと取ってたじゃん!爆豪くんからだよ!」

 

「でも……Pが……」

 

「緑谷……俺達はベストを尽くした。来年また頑張ろう!」

 

「あぁ……それに体育祭はまだ終わってない。早く怪我を治して午後の部に備えるぞ」

 

「みんな……ありがとう……」

 

 ︎︎俺は惜しくも脱落した緑谷チームの様子を見る。。

 

(最後の一撃……体が自壊するほどの超パワーか……黒煉手甲だったとはいえ、須佐之男で相殺できなかった……)

 

 ︎︎まだ微かに衝撃が残る腕を見て、緑谷の警戒を強める。今日みたいにまた戦う機会があるかもしれない、その時に真っ向から勝てるように精進しよう。

 

(……俺は何を考えて……俺の目的は奴らを探して復讐することだろ……また勝負って…………)

 

 ︎︎来年の体育祭で緑谷と戦うかもしれないと考えた俺にツッコミを入れる。二週間前もそうだが前世()今世()の境界が曖昧になってきている気がする。

 ︎︎復讐に身を焼く前世()

 ︎︎学校生活に楽しさや喜びを感じる今世()

 

(これが肉体に精神が引っ張られるってやつか)

 

 ︎︎俺は自分の変化を自覚しながら、午前の種目で失った呪力や体力を回復させるために、食堂へ向かった。

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