呪力は呪力でも呪力かよ!?   作:パンツ男

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4スレ目

1:ヒロアカ陰陽師

あれから1年が経ちましたけど、皆さんいかがお過ごしですか?

 

2:レジェンドプロデューサー

もうそんなに経ったのか、俺は担当アイドルと冬のH.I.Fに向けて動きはじめているぞ。

 

3:名無しの転生者

担当誰でしたっけ?

 

4:レジェンドプロデューサー

藤田ことねだ。

 

5:名無しの転生者

あ、複数人担当してるわけじゃないんだ。

 

6:レジェンドプロデュー

あぁそうだぞ。

メインキャラ13人にそれぞれ別のプロデューサーがついてる。

 

7:縁柱ドンモモタロウ

それにしても、レジェンドニキがことねちゃんの担当って意外だなぁ。

 

8:レジェンドプロデューサー

そうか?

まぁ、最初は平和な世界でやることもなかったから、スレ民に言われるまま初星学園に入学したんだがな……今ではことねをトップアイドルにするって目標ができた。

彼女には本当に感謝している。

 

9:竜舞ガブ

あのレジェンドニキがなぁ……ま、ええやんか!

ちなみに俺はミアレシティで無双しとるで!

 

10:名無しの転生者

マジでやめて欲しい。

 

11:名無しの転生者

ポケットモンスターのモンスターがよ。

 

12:名無しの転生者

ラスボスでも、もうちょっと手心加えるぞ。

 

13:名無しの転生者

ガブリアスニキ止められるポケモンとかいないでしょ。

 

14:名無しの転生者

りゅうのまいとメガZで恐ろしい数の択を押し付けるバケモン。

 

15:竜舞ガブ

酷い言われようやな。

 

16:縁柱ドンモモタロウ

俺は余生満喫中だ!

この前、元柱の皆と温泉行ってきたぞ!

 

17:名無しの転生者

流石、ドンモモタロウの力持ってるだけはある。

柱と主要キャラ全員生存させたんだっけ?

 

18:縁柱ドンモモタロウ

おう!

めちゃ大変だったけど、皆と余生を過ごせて良かったって思う。

 

19:ペンギンストライカー

自分は今、幕末時代にいます。

沖田総司を探してますね。

 

20:名無しの転生者

ペンギンニキは相変わらず多忙やな。

 

21:名無しの転生者

まぁ……中学生がサッカーで歴史改変を何とかするわけですし。

 

22:名無しの転生者

化身とかアームドとかでインフレしてんのに、皇帝ペンギン1号でくらいつけてるよな。

 

23:名無しの転生者

それは本人の努力と転生特典としか言えないですね。

 

24:ペンギンストライカー

いや自分なんてまだまだですよ。

あ、イベントが進みそうなんで落ちますね。

お疲れ様です。

 

25:名無しの転生者

お疲れ。

 

26:名無しの転生者

頑張ってな。

 

27:聖剣使いのプロブレーダー

最後は俺か。

俺はチームペルソナの練習相手を務めてるぞ。

仮面Xが強くてな……引き分けにもっていくので精一杯だわ。

 

28:名無しの転生者

転生特典で、シュート力とか運命力とか強化されてないのに、作中最強と渡り合ってる時点で充分だよ。

 

29:名無しの転生者

ホントにな。

 

30:ヒロアカ陰陽師

皆さん元気でよかったです。

 

31:竜舞ガブ

それはイッチもな。

まぁ1年前に、起きたら十二天将の霊符がありました、なんて言われた時はビックリしたけどな。

 

32:名無しの転生者

あぁあれね。

 

33:名無しの転生者

噂をすればってやつかな。

 

34:ヒロアカ陰陽師

あれはビックリしましたね。

まさか、なんの前触れもなく朝起きたら枕元にありましたからね。

 

35:レジェンドプロデューサー

恐らくだが、ガブリアスニキやペンギンニキの説明で、十二天将を認識した結果、現れたんじゃないか?

 

36:ヒロアカ陰陽師

そんなことあるんですか!?

 

37:竜舞ガブ

ないとも言い切れんからな。

とある仮面ライダーに変身できる特典を持ってた奴が、強敵との戦いで覚醒して、それに呼応するかのように唐突に強化フォームのアイテムが現れるとかあったし、似たようなものちゃうかな。

 

38:ヒロアカ陰陽師

俺、寝てただけなんですけど……。

 

39:聖剣使いのプロブレーダー

まぁいいじゃないか!

ガブリアスニキたちの話では強いって聞くしな。

 

40:竜舞ガブ

強い弱いとかそういう次元ちゃうで。

ぶっちゃけクソチートや。

 

41:名無しの転生者

味方側の最高戦力の力ですし、当然と言えば当然か。

 

42:名無しの転生者

それも十二体全部。

 

43:竜舞ガブ

使いこなせれば、向かうとこ敵なしやで!

1年経ったし、一つくらい使えるようになったか?

 

44:ヒロアカ陰陽師

いえ、最近になって呪装できる数が二つに増えて、裂空魔弾等の簡単な術も使えるようにはなりましたけど……十二天将の力は全くです。

 

45:竜舞ガブ

そうか……。

でも、このまま修行を積んでいけば必ず使えるはずや!

イッチの元に霊符が現れたってことは素質はあると思うからな!

 

46:ヒロアカ陰陽師

はい!頑張ります!

 

47:レジェンドプロデューサー

今更だが、十二天将の力とはどんなものがあるんだ?

 

48:竜舞ガブ

全部強いんやけど……強いて言うなら。

敵味方まとめて巻き込んで、防御不能の毒を広範囲にばら撒く騰蛇

大気中の水に呪装をかけて、多種多様な銃火器を具現化する天后

武器の移動時間が存在せず、攻撃指示を出した瞬間相手を仕留める貴人

この三つは別格ちゃうかな。

 

49:名無しの転生者

ちなみに、ここに挙げていない残りの十二天将も充分強力だから勘違いしないようにな。

 

50:名無しの転生者

聞けば聞くほどヤバくて草。

 

51:名無しの転生者

もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。

 

52:竜舞ガブ

それはどうやろか、十二天将を複数同時発動できるかもわからんし、そもそも今のイッチじゃ使われへんわけやし……。

 

53:名無しの転生者

難しいな。

 

54:名無しの転生者

強大な力故の制約。

 

55:レジェンドプロデューサー

まぁ強力なのに変わりは無いんだ。

俺たちも、イッチをサポートできるようにガブリアスニキや他の有識者スレ民から、双星の陰陽師について教えて貰っているわけだしな。

 

56:縁柱ドンモモタロウ

俺も俺も!

現代日本とほぼ一緒な世界に転生したニキに、双星の陰陽師読ませてもらってるんだけど、めちゃ面白い!

 

57:名無しの転生者

いつのまに!?

 

58:聖剣使いのプロブレーダー

こいつのコミュ力は凄まじいからな。

ドンモモエミュで鍛えられたってのもあるけど、元々が根明だからな。

 

59:レジェンドプロデューサー

こんなふうに俺たちも知識をつけている。

安心していいぞイッチ。

 

60:名無しの転生者

……。

 

61:名無しの転生者

……。

 

62:名無しの転生者

……。

 

63:名無しの転生者

あれ?イッチは!?

 

64:名無しの転生者

普通なら即レスするはずなのに!?

 

65:名無しの転生者

何かあったんじゃないか?

 

66:レジェンドプロデューサー

お前たち落ち着け!

無駄に書き込みを増やすな。

スレの上限に達すれば、イッチが新しいスレを立てるまで、俺たちがイッチの情報を得る手段が無くなるぞ。

 

67:名無しの転生者

そ、そうだったすまん。

 

68:レジェンドプロデューサー

有識者ニキたちすまないが力を貸してくれ!

イッチが緑谷世代と仮定して、原作開始15年前までに大きなイベントが起きたか教えてくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

99:ヒロアカ陰陽師

すみません、誘拐されました。

 

100:名無しの転生者

ええっ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ︎︎十二天将の力が込められた霊符を手にしてから1年。

 ︎︎呪装できる数が一つ増え、裂空魔弾や止縛法等の比較的簡単な陰陽術も使えるようになった。

 

「今日から新しい家族が増えますよ!」

 

 ︎︎施設で3年を過ごし、ランドセルを背負うようになった俺たちに施設の職員さんが女の子を紹介する。

 

「すずちゃん自己紹介できる?」

 

「はい……す、鈴です……き、今日からよろしくお願いします……」

 

 ︎︎鈴と名乗った女の子は、職員さんの後ろに隠れながら自己紹介をする。

 ︎︎ツインテールに赤いフレームのメガネをかけた鈴ちゃんは、ここに来た経緯を想像すると不安で怖いのだろう、職員さんの後ろから動こうとしない。

 

 ︎︎なら、俺たちから鈴ちゃんに声をかけてあげないとな。

 ︎︎大人は無理でも、同年代の俺たちなら彼女の不安を少しでも和らげることが出来るかもしれない。

 

「……」

 

 ︎︎チラリと周りを見る。

聖は興味無ないのか同い年の男連中で集まりワイワイしている。

 ︎︎同じく、神居も興味がないようで部屋の隅でぼーっとしている。

 ︎︎頼れるかぐやちゃんも、どんな風に声をかければいいのか迷っているみたいだ。

 

「初めまして。俺、晴臣って言うんだ!鈴ちゃんよろしくね!」

 

「っ!?」

 

「鈴ちゃん。晴臣くんはね、鈴ちゃんと同じ6歳なのとってもいい子だから安心していいわよ」

 

「……」

 

「鈴ちゃん、俺ねオールマイトが好き!鈴ちゃんは好きなヒーローとかいる?」

 

 ︎︎俺は少し膝を曲げて、目線を鈴ちゃんのに合わせる。

 ︎︎安心感を与えられるように優しく微笑んで、好きなヒーローを聞いてみる。

 ︎︎好きなヒーローネタは会話デッキにおいて最もシンプルで使い勝手が良く、ほぼ全ての人に通じて、ここから更に会話を進めることが可能だ。

 

「えっと……オールマイト好き……」

 

「俺と同じじゃないか!」

 

 ︎︎鈴ちゃんが顔を出してくれた……少しは不安を和らげられたかな?

 

「ここにいる子もねオールマイトが大好きなんだ!ね!かぐやちゃん!」

 

「うん!ほら皆でお話しましょ!」

 

「う、うん!」

 

 ︎︎俺がかぐやちゃんを呼ぶと、彼女は明るく笑い近づいてくる。

 ︎︎かぐやちゃんに手を引かれて、女子たちの輪に混ざる鈴ちゃんを見て少しほっとする。

 ︎︎かぐやちゃんはとても優しくていい子だ、彼女を通して他の子ともすぐに仲良くなれるだろう。

 

「ほら!晴臣くんも一緒にお話しよ!」

 

「ヒューヒュー晴臣やるじゃん!」

 

 ︎︎鈴ちゃんを仲間に入れた女子グループに呼ばれる。

 ︎︎後ろで聖が煽ってくるが、気にすることなくグループに入りオールマイトや他のヒーローの話で盛り上がった。

 

 

 

数日後

 

 

 

 ︎︎脳内でスレの内容を確認しながら下校していた。

 ︎︎3年もあれば、スレを見ながら現実でもなにかできるようになっていた。

 ︎︎このままいけば、スレで発言しながら会話とかもできるようになるかもしれない。

 

 ︎︎……俺はどこを目指しているんだろうか。

 

「なぁ!今から公園で遊ぼうぜ!」

 

「ちゃんとまっすぐお家に帰らないとダメよ!」

 

「また始まった……」

 

 ︎︎一緒に下校していた聖が唐突に提案する。

 ︎︎かぐやちゃんは寄り道はダメだと注意し、神居はいつものやり取りが始まったと面倒くさがる。

 

「鈴ちゃん先に帰っとこうか」

 

「えっ!?……いいんですか?」

 

「いいよ、あの二人のあれはいつもの事だからさ」

 

 ︎︎俺は、二人の言い合いにどうすればいいのか困ってそうな鈴ちゃんの手を引き、施設に帰ろうとする。

 

「あぁ!?晴臣!なに逃げようとしてんだぁ!」

 

「晴臣くん!聖に帰るよう説得するの手伝ってよ!」

 

 ︎︎鈴ちゃんと一緒に帰ろうとしたのがバレた俺は、二人に詰められてしまう。

 ︎そんな光景を無視して神居は一人で施設に帰ろうとする。

 

 

 

バタッ

 

 

 

 ︎︎帰り道を一人で先に進んだ神居が突然倒れた。

 

「神居!」

 

「神居くん!?」

 

「いきなりどうしたぁ?」

 

「ま、待って……!」

 

 ︎︎俺とかぐやちゃんと聖が倒れた神居に駆け寄る。

 ︎︎慌てて鈴ちゃんも俺たちの後を追って神居に近づく。

 

 ︎︎その瞬間だった。

 

「ッ!?」

 

「これッ……!?」

 

「頭がッ……!?」

 

「うッ……!?」

 

 ︎︎神居に近づいた瞬間、頭がクラクラして意識が遠のいていく。

 ︎︎聖もかぐやちゃんも鈴ちゃんも、俺と同じように頭を押さえて倒れていく。

 

「ヘヘッ……楽な仕事だったな。おい!商品を運べ!」

 

「うっす!」

 

 ︎︎完全に意識を失う瞬間、そんな声が聞こえた気がした。

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