FPSのUIが現実に見える俺が、いつの間にか殺し屋になるまで   作:鳥獣跋扈

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第46話 時が止まり、因果はめぐり、そして呼ばれる

 シャルロッテに必要なことだけを告げると、俺はストックを畳んだ狙撃銃を肩に担ぎ直した。

 伏せていた屋上の縁には、さっきまでの名残みたいに空薬莢がいくつか散っている。指先で素早く拾い集め、緑色の弾薬箱へと放り込むと、軽い金属音が乾いて響いた。

 

 丸めて敷いていたジャケットを広げ、ぱさりと払って土と細かな砂を落とす。そのまま袖を通しながら、最後にもう一度だけ周囲へ視線を巡らせた。

 これ以上、ここに残る理由はない。痕跡の排除も、これくらいで十分だろう。

 

 足早に階下へ向かう。

 

 視界の端で、ミニマップが淡く光っている。

 ――あの時だ。最後の狙撃を入れる少し前、一瞬だけマチルダのマーカーがマップの端をかすめた。

 

 今はもう、範囲外へ出たのか映っていない。

 だが、向かった方向だけは頭に残っている。街の外。学園から離れる方角だ。

 

 廃アパートの下まで降りる頃には、学園の方の喧騒はさらに大きくなっていた。

 怒号。サイレン。どよめき。どうやら警察が本格的に集まり始めたらしい。

 

 こちらとしては都合がいい。

 

 入る時と同じように門を飛び越え、車へ。

 後部座席のドアを開けて弾薬箱を放り込むと、がしゃん、と金属同士がぶつかる音が鳴る。座席を倒し、担いでいた狙撃銃を手早く分解してその下へ滑り込ませた。

 

 運転席に身体を沈め、エンジンを始動。

 ルートを頭の中で組み立てる。

 

 マチルダのマーカーの動き。あの速度は徒歩じゃない。車両移動だろう。だが、そこまで速度は出ていなかった。まだ追いつける。

 

 焦らず車を空き地から出し、学園前の道を横切る。

 野次馬。警官。サイレンを鳴らしながら集まってくる警察車両。先に到着していた警官が、怪我人を道路脇へ寄せ、叫びながら動いているのが見えた。

 

 人混みの横をゆっくりと抜けながら、バックミラー越しに学園の方へ一度だけ視線を投げる。

 それからアクセルを踏み込み、速度を上げた。

 

 背後へ、喧騒が流れていく。

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 街中を走る。

 

 主要道路は避ける。だが、狭すぎる道も選ばない。

 さっき頭に叩き込んだ方角を頼りに、必要十分な速度で車を進める。

 

 今、警官連中の意識は学園に釘付けだ。

 常識外れでない程度なら、少しばかり飛ばしたところで問題はない。

 

 しばらく走り、そろそろ街の外縁に差しかかるかという頃だった。

 

 ――いた。

 

 ミニマップに、緑色のマーカー。

 マチルダだ。

 

 やはり、予想通り街の外へ向かっている。

 こちらはまだ街の端。向こうは既に、街を抜けかけている。このまま追えば追いつける。

 

 ジャケットの内側、愛銃の感触へ意識をやりながらハンドルを切る。

 

 いくつかの路地を抜けると、家並みは途切れ途切れになり、景色はすっかり郊外へ変わっていった。

 ぽつぽつと建つ農家。古びた納屋。放置されたような作業小屋。広がる畑。時おり低い林が視界を遮る。

 

 少し先、真っ直ぐに伸びた道の向こうに黒い車両が見えた。

 

 マーカーは、その車に張り付くように動いている。

 厳ついシルエット。無骨で、いかにも荒事向きの車だ。追いつくようにアクセルを踏み増す。

 

 ――まだだ。

 もう少し、人目が減ってから。

 

 付かず離れずの距離を保ったまま追う。

 幸い、向こうはそこまで速度を出していない。こちらの車に気づいていたとしても、追跡だとは思っていないらしい。

 

 数分。

 車間は着実に縮まる。

 

 周囲には、遠くに家が見えるだけ。人影も、対向車も、ここしばらく見ていない。

 

 ……行くか。

 

 右足でアクセルを深く踏み込む。

 エンジンが唸りを上げ、回転数が跳ねる。タコメーターの針が一気に上がった。

 

 前を行く車両が、こちらの急加速に気づいたのか、反射的に道の端へ寄る。

 都合がいい。

 

 そのまま一気に横へ並ぶ。

 ちらり、と運転席を見る。

 

 いた。

 

 ハンドルを握る男は、巨漢という言葉がふさわしい体格をしていた。肩幅が広すぎて、車内が狭く見えるほどだ。首は太く、頬から額にかけていくつもの傷が走っている。そこいらのチンピラではない。目つきだけで分かる。

 そいつがこちらを見て、驚いた表情を浮かべていた。

 

 助手席のマチルダも俺の顔を見た瞬間、表情を強張らせている。

 巨漢の男が何かを怒鳴り、マチルダが言い返す。車内で言い争っているらしい。

 

 なら、今だ。

 

 一度ハンドルを右へ振って間合いを作り、切り返すように勢いよく左へ。

 そのまま、相手の車体へ思いきりぶつけた。

 

 がつん、と鈍く重い衝突音。

 金属が擦れ合い、悲鳴みたいな音を立てる。

 

 向こうの方が車格は上だ。だが、完全に虚を突かれたらしい。車体が大きく揺れ、ふらつく。

 

 ……もう一丁。

 

 もう一度、大きく反動をつけてから再びぶつける。

 先ほどよりも重い衝撃音。ついに相手の車が道路を外れ、脇の草地へ逸れた。

 

 そのまま止まるかと思いきや、まだ諦めていない。草を薙ぎ倒しながら、道なき方へと突っ込んでいく。

 

 なら――。

 

 運転席側の窓を開け、ジャケットの内側から銃を引き抜く。

 左手だけでハンドルを押さえながら、上半身を窓の外へ乗り出した。風が顔を打ち、髪を後ろへ流す。腕に空気抵抗がのしかかる。

 それでも、視界中央のクロスヘアはほとんどぶれない。

 

 狙いはタイヤ。

 

 一発。

 二発。

 

 乾いた音が連続し、右後輪が弾けた。

 車体がぐらりと大きく傾き、慌ててブレーキを踏んだせいで更に蛇行する。土埃を激しく巻き上げながら、黒い車両は大きな藪へと突っ込み、ようやく止まった。

 

 俺もすぐその場で車を止める。

 真正面ではなく、少しハンドルを切って助手席側が前へ来るように。降りた時の遮蔽を考えての位置だ。

 

 もうもうと立ち込める砂煙の向こう、視線は相手の車から外さない。

 マーカーは……助手席で止まっている。

 いや、動いたな。

 

 俺は銃を構えたまま慎重に車外へ出た。

 ボンネットの陰へ半身を隠し、中腰で相手の様子を伺う。

 

 ちらりと覗く。

 

 巨漢とマチルダ。二人とも車から出ている。

 いや、正確には立ち位置が違う。巨漢が半歩後ろ、マチルダが一歩前。あれではマチルダが盾だ。二人とも銃は抜いているが、この位置からエンジンを抜くのは難しい。

 

 ここから逃げるのは無理だと判断したのだろう。

 巨漢の銃口はぴたりとこちらへ。

 マチルダの方は、定まらない。こちらへ向けようとして、けれどどこかで迷っている。

 

「……なんだ、テメェは」

 

 静かなのに、妙に通る声だった。

 こちらは黙ったまま。答える理由がない。

 

「テメェのせいで計画はご破算だ」

 

 現場に居たわけでもないくせに、確信めいた口調。マチルダからも何か聞いたのかもしれない。

 顔は上気している。苛立ちか、焦りか、その両方か。

 

「見せ金に釣られたゴロツキどもを学園に突っ込ませて、政治家の親どもを強請るだけの簡単な仕事だったってのによ。とんだジョーカーが紛れてやがった」

 

 聞かれてもいないことをよく喋る。

 喋っていないと落ち着かないのかもしれない。銃口はぶれずこちらへ向いている。腕は悪くない。

 

「……なんで俺たちの居場所が分かった。こちとら見切りを付けてすぐ街を出たんだ。身内にも話しちゃいねぇ」

 

 そこでちらりとマチルダを見る。

 マチルダは顔面を蒼白にしたまま、フルフルと首を振った。もちろん、彼女に俺のことは何も伝えていない。

 

 俺は相変わらず黙っていた。

 

「手の内は明かせねぇ、か。そりゃそうだろうな」

 

 巨漢は一人で納得したように薄く笑う。

 そのまま、急に思い出したように声色を変えた。

 

「そうだ、マチルダ。お前さんが欲しがってた情報だがよ」

 

 唐突に話を振られ、マチルダがびくりと肩を震わせる。こちらと巨漢の間で視線を彷徨わせ、不審げに眉を寄せた。

 

「……急に何を」

 

 マチルダのその問いを遮るように巨漢は続ける。銃口も視線も、依然としてこちらだ。

 

「俺が知ってるのは、エマーソンの方だ。最後に確認されたのは日本」

 

 マチルダの腰が少し浮いた。

 巨漢は、彼女ではなくこちらの反応を見ている。まぶたを開き、じっと。

 

「数か月前にな。コッチの組織に、いや、広域での照会だからウチだけじゃねぇんだろうが……写真照会が来たんだ」

 

 そう言いながら左手を内ポケットへ差し込む。

 一枚の写真を取り出した。

 

「“コイツ”は誰だっていう照会だ。ま、上からは返答するなってお達しが来てたけどな」

 

 ひらり、とその写真をマチルダの足元へ投げる。

 ぱさり、と乾いた音。

 

 俺も、巨漢も、視線はそこへ落とさない。

 落としたのは、マチルダだけだった。

 

 何か予感があったのだろう。

 彼女は今の状況すら忘れたように、震えながらしゃがみ込む。ゆっくりと、裏返しになった写真を拾い上げた。

 

 ごくり、と喉が鳴る。

 

 意を決したように写真を返す。

 そこに映っているのが誰か、俺にはほぼ分かっていた。

 

「……兄さん……! エマーソン兄さん……!」

 

 写真を握り潰さんばかりに握り締め、眼を見開いて見つめるマチルダ。

 少しの間、風の音と、彼女が嗚咽を噛み殺す声だけがその場に残った。

 

「……誰だ! 誰が兄さんを殺った!?」

 

 がばりと立ち上がり、巨漢へ詰め寄る。

 その手の銃口も巨漢へ向く。

 

 だが、巨漢は意に介さない。むしろ口の端を少しだけ上げて、楽しむように言葉を続けた。

 

「さあな。やったヤツまでは知らねぇよ。だが、一番線があるとすりゃ、その照会を掛けた組織だろうさ」

 

 そう言って、こちらに聞かせるように問いを投げる。

 

「なあ、そうだろう?」

 

 俺はゆっくりと車の陰から体を起こした。

 銃は向けたまま。

 

 問いには答えない。

 ただ、マチルダを見る。

 

「まさか……まさか」

 

 マチルダの腕がだらりと落ちる。

 こちらを見る目は、怯えと怒りと絶望がぐちゃぐちゃに混じっていた。

 

 巨漢も、俺が本当にエマーソンを殺したと知っているわけじゃない。

 ただ、照会をかけた組織の一員である俺を前に、マチルダを揺さぶっているだけだ。

 それでも十分だった。

 

「そうさ、マチルダ。そこの兄ちゃんと、あんたが所属してる組織が下手人だよ。何の因果かね」

 

 止めを刺すような言葉。

 その瞬間、マチルダのマーカーが緑から赤へ変わった。

 

「お前が!」

 

 堰を切ったようにマチルダがこちらへ銃を向ける。

 同時に、巨漢も待っていたように銃口を持ち上げた。

 

 二つの殺意が、一度にこちらへ向く。

 

 視界から色が消えた。

 

 射線が見える。

 

 マチルダのものはぶれている。慌てているせいで定まっていない。

 巨漢の方は違う。寸分違わず、こちらの頭部へ。

 

 頭の内側で、がんがんと金属を打つような音。

 世界が妙に静かになる。

 

 先に引き金を引くのはマチルダ。

 巨漢は狙いをつけた分だけ、ほんのわずかに遅い。

 

 なら――。

 

 頭に向けられている分、動かすべき距離は少ない。

 何故だか、そんな風に考えていた。

 

 筋繊維がぶちぶちと千切れるような錯覚。

 無理矢理、体を動かす。

 

 世界が、ひどく遅い。

 

 普段の動作とは比べものにならないくらいゆっくりと、頭部を巨漢の射線からずらす。

 同時に右腕を上げる。クロスヘアは巨漢の額へ。

 

 マチルダが引き金を引く。

 弾道は俺を外れ、車体へ逸れていく。

 

 巨漢の銃口が火を吹く。

 左耳を掠めるかどうかの位置を、弾丸が空気ごと裂きながら迫ってくる。

 

 間に合え。

 

 全身を捻り込みながら、人差し指を絞る。

 

 びし、と左耳の先に熱が走った。

 銃口が火を噴く。

 

 次の瞬間、世界に色が戻り、音が戻った。

 脳の内側が締め付けられるように痛む。

 

 どさり、と重いものが倒れる音。

 

 視線を上げると、額のど真ん中に穴を穿たれた巨漢が、仰向けに倒れていた。

 マチルダは何が起きたのか理解できない顔で俺と巨漢を見比べ、それからゆっくりと銃を下ろした。

 

 つう、と鼻先へ流れてきた血を袖で拭う。

 銃口を、今度は真っ直ぐマチルダへ向けた。

 

 マチルダは、何かを諦めたような、それでいて今にも泣き出しそうな顔をしていた。

 握りしめていた写真をゆっくりと開き、そこに写る男を見つめる。

 

「……兄さんは、エマーソン兄さんは優しかったんだ」

 

 誰に聞かせるでもない独白。

 風の中へ溶けるような声。

 

「私は出来が悪くて、要領も悪い。銃の腕前が良いわけでも、話が上手いわけでもなかった」

 

 思い出を一つずつ掘り起こすように。

 絞り出すように。

 

「よくリドリー兄さんに叱られてた。そんな私を、エマーソン兄さんはいつも慰めてくれてた」

 

 涙が頬を伝い、ぽたり、ぽたりと地面へ落ちる。

 

「……ねぇ。エマーソン兄さんを殺したのは、貴方なの?」

 

 写真からゆっくりと視線を上げ、こちらを見る。

 そこにあるのは、憎悪でも怒りでもない。ただ純粋な問いだけのように見えた。

 

「……ええ。俺が、殺しました」

 

 なぜそう答えたのか、自分でもよく分からない。

 手向けなのか、罪悪感なのか。

 ただ、最期に彼女へ告げるべきだと思った。

 

「……そう」

 

 納得したように、マチルダは小さく呟く。

 そして、ゆっくりと銃口をこちらへ向けた。

 

 先ほどまでとは違う。

 真っ直ぐで、迷いのない銃口だった。

 

 視線と銃口が、重なる。

 

「……リドリー兄さんに、ヨロシクね」

 

 銃声が響く。

 

 硝煙が上がっているのは、俺の銃だけだった。

 

 どさり、と軽い音を立ててマチルダが倒れる。

 その顔は、不思議とどこか満足げに見えた。

 

 最期の言葉が、妙に重く胸へ沈む。

 まるで彼女は、自分の死よりも、その先を見ていたみたいだった。

 まるで、また俺が彼女の兄と相対することが決まっていると、知っているような言い方だった。

 

 ゆっくりと、引き金にかかっていた指を剥がすように離す。

 大きく息を吐いた。

 

 頭痛は薄れた。

 ただ、左耳の先だけがちくりと痛む。

 

 ――ぴりりりり。

 

 静寂を破るように電子音が鳴った。

 音の出所は、巨漢のジャケット。

 

 俺は銃をしまいながら巨漢へ近づく。

 少しだけ頭を振る。何かが抜けるわけでもないが、気を引き締めるには十分だった。

 

 ジャケットを探る。

 内ポケットの端末。画面には非通知の着信。

 

 通話を取り、耳へ当てる。

 

『俺だ。そっちは無事に抜けたか』

 

 聞いたことのない声だった。

 しゃがれている。酒焼けみたいに掠れているのに、妙な威圧感がある。

 

 俺が黙ったままでいると、相手は少しの間を置いた。

 

『……そうか。アイツは、弟は死んだか……』

 

 寂しげに。

 だが、どこかで予感していたような声音だった。

 

『なら、話は早い。アンタ、“数字持ち”だろ』

 

 思ってもいなかったところを突いてくる。

 それでも、こちらから答えることはない。

 

『いいさ。そのまま聞きな。今、あんたの端末に画像を一枚送った。見な』

 

 なぜこいつが俺の端末を知っている。そんな疑問が浮かんだ瞬間、胸ポケットの端末が震えた。

 右耳に電話を当てたまま、左手で自分の端末を取り出す。

 

 メールが一通。

 差出人は、不明。

 

 中を開く。添付画像は一枚だけ。

 

 立派な会議室。

 逆光で細部は潰れているが、椅子に座る女と、その背後に控える二つの人影。

 手前側からは、いくつもの銃口がその三人へ向けられていた。

 

 座っているのは雨宮。

 背後はアルフと、見覚えのない老人。

 

『見たな。写真の場所はホテル・グラン・ヴァルゾンだ』

 

 こちらの反応を待たず、相手は続ける。

 

『乗り込んで来いよ。もちろん、丸腰でなくて結構。こっちも正面切って潰したっていう建前が必要なんだ』

 

 人質を取っておいて、どの口が。

 

『悪く思うなよ』

 

 それだけ言って、通話は切れた。

 

 手に持った電話を、倒れた巨漢の胸へ無造作に放り投げる。

 それからもう一度、自分の端末に映る写真へ視線を落とした。

 

 雨宮がいる。

 アルフがいる。

 見知らぬ老人がいる。

 

 銃口を向けられている。

 当然、窮地のはずだ。

 

 ……いや、違う。

 

 俺は思わず笑った。

 

 写真の中のアルフは、いつも通りのメイド服姿で静かに控えている。

 老人の方は、まるで禅でも組んでいるみたいに凪いだ気配で立っていた。

 

 そして雨宮は。

 

 写真のレンズ越しに、まるでこちらへ向けて。

 笑いかけるように。嗤いかけるように。

 

『さあ、待っているよ』

 

 そんな雨宮の声が、頭の奥で聞こえた気がした。

 

 ふ、と息を吐く。

 そして、嗤う。

 

 先ほどまでの胸に落ちる重みを忘れるように。

 

「了解」

 

 遠くにいるはずの雨宮たちが、嗤った気がした。

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