行政特区「日本」に関しては、ゼロの奇策によって阻止させれてしまった。
黒の騎士団は、全員中国に亡命してしまったようだ。
黒の騎士団がいなくなったことで、エリア11の治安は一気に回復していった。
そんな中俺は、独自に動く事にした。
政庁の会議室に部隊全員を集めて、俺は初めて攻めに出る。
会議室にいるに全員に向かって視線を巡らせて、俺は宣告する。
「俺達はこれから、独自に行動する」
その言葉に全員がざわめく。
その中でヴィレッタが代表して確認している。
「具体的にはどう動くんだ?」
「ギアスについて深堀りしていく」
「ギアスについてですか?」
レイラが確認してくる。
「ああ、ギアスを持つ連中は独自組織を持っている。通称「嚮団」だ。それを調べる」
「それ何処情報だ? 実際にどの辺りにいるのか変わってるのか?」
リョウが聞いていくる。もっともな質問だ。
「一応、当たりは付いている。中華連邦の何処かだ」
「中華連邦は広いよ?」
ユキヤが確認してくる。
「ああ、そこでチームを2つに分ける。実地で調べるチームにはレイラ、アキト、リョウ、ユキヤ、アヤノ。それ以外は、こちらでの調査員になる」
ヴィレッタが最終確認する。
「この事、コーネリア様は知っているのか?」
「いや完全に独自に動く。これはコーネリア様には関係ない」
「了解した」
「では解散だ。皆の奮闘に期待する」
各々が立ち上がり各自の仕事へ散っていく。
その中、ヴィレッタがこちらに近づいてきた。
「他のラウンズを呼んでいたのは、この為か?」
「ああ、俺の自由を獲得するためだ」
「急に動き動き出したな、何があった?」
「時間がないから、こっちから動くだけだ」
そういって、俺は会議室を後にした。
これからは、俺が関与しにくい事が動く。
そのときに関与できることは関与しないと時代に遅れてしまう。
それから時間が経ったある日、俺の所に情報が入ってきた。
黒の騎士団のパイロット、紅月カレンだが捕まったということだ。
紅月カレンはエリア11へ移送されることになった。
移送された後、特殊な監獄へと入れられた。
俺は一人でカレンに会いに行った。
強化ガラスが回りを囲んでいる監獄でカレンは椅子に座っていた。
周りには誰もいない。いろいろ手を回して監視カメラも一旦停めている。
「初めまして。紅月カレン」
「ええ、初めまして。カイ・アサト」
俺が現れたことにその顔に疑問が浮かんでいる。
「君に頼みがある」
「頼み?」
「そう、ゼロと連絡を取りたい。その方法を教えてくれ」
「ふざけないで!」
カレンが立ち上がり、目の前の強化ガラスを叩いた。
「頼むよ。これは必要なことなんだ」
「必要?なんでブリタニアがゼロに、黒の騎士団に頼むことが有るのよ!?」
「ギアス」
「!?」
「わかるな。それについて話したいんだよ」
「……解ったわ」
「ありがとう」
専用の連絡方法を教えてもらって、その場を去る。
誰もいない空中庭園で俺はカレンに教わった方法でゼロに連絡する。
数コール後、向こうが応じた。
『誰かな?』
「初めまして、または、お久しぶりかな。カイ・アサトだ」
『まさかラウンズとは。それで何か話があるのかな?』
「ああ、共同戦線を提案したい」