ナナリーがルルーシュ達に敵対宣言をしてから数カ月。
ブリタニアの首都ペンドラゴンが消失したことにより、ブリタニアの内政力は落ちていた。
それにより、世界各地の軍事力は黒の騎士団とブリタニア側で拮抗するようになっていた。
ルルーシュの本陣は再度掌握した日本の富士山周辺に戦力を集結させている。
対するシュナイゼルも天空要塞ダモクレスに黒の騎士団と合流させ、富士山周辺に集結していた。
互いの陣営が最終決戦に向けた準備をしていた。
そうして両軍は出揃う。
アヴァロンを中心にルルーシュ達が陣を敷いている。
カイ達、wZERO部隊も各々
互いの陣営の準備が整った。
それはルルーシュとシュナイゼルとの通信から始まった。
『ごきげんよう、シュナイゼル』
『降伏するには今のうちだよ。ルルーシュ。こちらにはフレイヤがある』
『撃てるかな。わが旗艦には各国代表達が居るが』
『しかし、僅かな犠牲と世界平和……』
その通信に星刻が割り込んできた。
『撃つなよ、シュナイゼル! 無駄にして良い生命など存在しない!』
星刻の発言によって、シュナイゼルは人道的な立場を捨てられず、フレイヤを簡単には撃てなくなってしまった。
『では手合わせといきましょうか』
『そうだね』
こうして、最後の決戦の火蓋は切って落とされた。
ルルーシュとシュナイゼル。互いが優秀なチェスプレイヤーであるため、お互いの戦術を読み合い初めは静かな立ち上がりとなった。
陣形が流動的に変化していく。
しかし、ルルーシュが攻勢時に出来たわずかな隙を、シュナイゼルは見逃さなかった。
わずかな綻びそこに黒の騎士団の精鋭を突入させ、攻勢に転じる。
それをカイ達wZERO部隊が食い止める。
第九世代同士、紅蓮聖天八極式とアレクサンダ Type-09がかち合う。
互いにエナジーウィングを駆使した高速移動で相手の隙を狙いながら、刃を交わす。
『先には行かせないよ、カレン!』
『押し通る!』
紅蓮聖天八極式はなんとか抑えられたが、星刻を含む他
体制を立て直すため、ルルーシュはアヴァロンを中心に一度下がる姿勢を見せた。黒の騎士団側はそれを追う形で富士山上空まで移動する。
しかし、それはルルーシュの作戦だった。
事前に仕込んでいた、流体サクラダイトを爆発させ、富士山を噴火させる。
直下からの噴火に黒の騎士団は成すすべ無く飲まれた。
黒の騎士団の陣形が崩れていく。
そうはさせまいと、シュナイゼルはその崩れた陣形に向かって、天空要塞ダモクレスからフレイヤを撃ってくる。
ルルーシュにとってもフレイヤは想定内。フレイヤに
そうして、フレイヤの弾切れを狙う作戦なのだ。
アレクサンダ Type-09は最前線に躍り出て、天空要塞ダモクレスに向かって攻撃するが、それはブレイズルミナスによって防がる。
天空要塞ダモクレスは絶対的な制空権確保用の要塞。出力が桁違いで攻撃を貫通させることが出来ない。
そこに流石といったところか。両陣営が対立している間に星刻がアヴァロンの後ろを取った。
それにランスロット・アルビオンが即応するが、妨害され一手遅れてしまい
アヴァロン内部に黒の騎士団の侵入を許してしまったのだ。
艦内が完全に制圧される前に蜃気楼はアヴァロンから飛び出し、ダモクレスへとランスロット・アルビオン、アレクサンダ Type-09で編隊を組んで突撃していった。
シュナイゼルは冷静にフレイヤの照準を蜃気楼に定める。
そして、運命の矢は放たれた。
しかし、ルルーシュの最後の秘策が実行される。
フレイヤの組成に対して真逆の反応をぶつければ、フレイヤは相殺される。
しかし、相殺を引き起こすためには環境データを19秒で入力しなくてはならず、さらに狙った組成反応が起こる0.04秒以内に本体に撃ち込まなければならない。
その奇跡をルルーシュとスザクは結実させた。
フレイヤは相殺され、天空要塞ダモクレスへの道がひらけた。
蜃気楼、ランスロット・アルビオン、アレクサンダ Type-09が天空要塞ダモクレス内部へと突入する。
管制室を抑えるために進んでいた所でトリスタンが立ちはだかる。
『ここは俺がもつ。2人は先に』
『ああ。まかせる』
アレクサンダ Type-09を残し蜃気楼とランスロット・アルビオンは先に進む。
トリスタンとアレクサンダ Type-09が正対する。
『ジノどうしても戦う気か』
『自分の中にある守るべき物のために!』
ジノは戦う理由を見つけたようだ。
『俺の中にも守るものはある!』
『お前なんかに!』
トリスタンは改造され出力が上がっている。だが、アレクサンダ Type-09の相手ではない。
いくつかのつば競り合いの後、
その間に、ランスロット・アルビオンと紅蓮聖天八極式が交戦状態に入っていたようだが、アレクサンダ Type-09が介入する余地は無さそうだった。
アレクサンダ Type-09は目標をダモクレスの破壊に切り替えた。
各所で様々な決着がついている頃。一発のフレイヤ弾頭が放たれた。
それを撃ったのは、ルルーシュ。
ダモクレスの機能を掌握し、シュナイゼルを下したのだ。
全ての頂点に立ったルルーシュはオープンチャンネルで世界に告げた。
『全世界に告げる。私はブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。シュナイゼルは我が軍門に下った』
そして、高らかに宣言する。
『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。世界よ、我に従え!』
オール・ハイル・ルルーシュ!
オール・ハイル・ルルーシュ!
オール・ハイル・ルルーシュ!
こうして世界は悪逆皇帝ルルーシュによって統一された。
それは、世界の憎悪がルルーシュに集まっていくことでもあった。
三人称ぽく書いてみたけどあってるのかな?