コードギアス・フロントライナー   作:なべを

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6.試験

黒い森が生い茂るE.U.にほど近いとある国。

今後の歴史では「エリア13」と呼ばれる国である。

 

この国の主要都市を落とす作戦が俺の試験の場に選ばれた。

 

コーネリア様が試験という作戦を説明する。

「お前を含めた我々が先行し、森を抜けたこの都市にいる抵抗勢力を排除する」

 

ノネットさんは楽しそうだ。

「君の実力を見せるいい場だ、期待しているぞ!」

 

そんな2人に向かって、俺は敬礼を返す。

「イエス・ユア・ハイネス」

 

格納庫に向かい俺のグラスゴーに乗り込む。その横ではセブン・フォーが最終確認をしてくる。

「いつもより、ピーキーに仕上げてるけど良いんだよね?」

「ああ、今日は出し惜しみなしだからな」

 

最終確認をして最前線(フロントライン)へ向かう。

 

俺のグラスゴーを一番前に、その後ろにコーネリア様の「グロースター」、ノネットさんの専用機「シェフィールド」、その後ろに親衛隊と、いつものフロントライナーが続く。

 

森の中は、想像以上に木が生えており普通なら操縦に四苦八苦する。

親衛隊やフロントライナー達は除々に遅れてきている。

が、先頭集団は違う。

一番前にいる俺は、木が在るのを気にせず加速し続けている。

途中、

 

「そこにトラップありますよ」

 

と指摘する事も忘れない。

そうして、一切トラップによるダメージを受けないまま、森を抜ける。

 

地方都市が目に入り、入り口に機動兵器が守りを固めているのが見えた。

その、入り口に正面から突撃してく。

慌ててこちらへ応戦してくるが、機関銃で撃ち落とす。

都市の入り口は扉で閉じられていたがそんなもの関係ない。

 

入り口の上に、ハーケンを指して機体を持ち上げ入り口を飛び越す。

後ろと分断されるが、集中が増している俺は気にせず進む。

 

町中をハーケンを使って3次元的機動で移動しながら、敵機動兵器を潰していく。

相手は、こちらの機動についてこれていないのと、単騎突破なんて想定していないようで混乱が見てとれる。

そんな混乱も関係なく、異次元の挙動をするグラスゴーは淡々と敵を屠っていく。

 

後続が入り口の扉を突破した頃には、戦況はもうあらかた決まっていた。

後続も合流して、敵の都市は陥落した。

 

都市中央の広場で、俺のグラスゴーは各部から煙を上げて鎮座していた。

「全力で扱えるKMF(ナイトメアフレーム)が欲しいよ」

とぼやく。

 

そこに、コーネリア様とノネットさんが合流した。

 

「まさか単騎で都市を堕としてしまうとは……」

「いやー! 君は素晴らしいな!」

 

子供のようにはしゃいでいるノネットさんに尋ねる。

「これで、合格ですかね?」

「これで合格を出せないなら、それは面接官として見る目がないということだ。な、コーネリア!」

「ええ、この戦果を見て合格以外など出せない」

 

2人から合格の言葉をもらう。

戦後処理は、後続に任せ俺達は、指揮所に戻った。

 

「では、お前の推薦状を私とエニアグラム卿の連名で出す」

「ありがとうございます」

「結果が出るのは、先になるだろうからそれまで休むと良い」

「イエス・ユア・ハイネス」

 

敬礼を返して指揮所を出る。

日が傾いている時間だったが、その太陽は俺の未来を照らすように温かいものだった。

 

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