アクア『領域展開』   作:初心者

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途中1000文字分ほど飛んで書き直したので違和感あるかも

アイ、ルビーはアクアを一人にはしないよなと思いましたがライブへ向かう形に


入院

 

斎藤壱護とミヤコがアイを迎えに来た時

アイの住んでいるマンションの周辺は

警察と救急車と野次馬で溢れていた

「何があった……?様子を見てくるからミヤコはすぐ出せるよう車で待っててくれ」

「わかったわ……気をつけて!」

 

アイの部屋へと急ぐ壱護は途中で

「若い兄ちゃんが階段から落ちて血塗れになってる」

という野次馬の声を聞き、

 

───アイは無事なのか?

 

心配しながらアイの部屋へ向かった壱護

 

 

そこで目の当たりにしたのは

「アクア!アクアしっかりして!」

「お兄ちゃん!お兄ちゃん死なないで!」

昏倒したアクアにしがみつくアイとルビーの姿だった

 

「何が……何があった!?アイ、ルビー!?」

「アクアが……アクアが!」

「落ち着いて下さい!すぐに病院に運びます!あなた達も救急車に!」

救急隊員が声をかけるもアイは

「私は大丈夫です!治ってます!それよりアクアを!」

「いや、治ってますって……マジで何があったんだ?」

壱護は困惑していた

玄関の扉は無事であったが

一歩部屋に足を踏み入れると壁と扉がまるで切り取られたかのように消失していたのだ

壱護は知る由もないが未熟な領域展開が引き起こした現象である

アイの出血は綺麗になっており服に小さな穴が空いているものの健康そのものであり

救急隊から見た搬送が必要な患者はアクアだけであった

 

アクアが呼んだ救急隊はこの部屋に来る前に階段から落ちて意識不明となった20才前後の男性を発見しており、事件性を疑い警察と後続の救急車を呼んでいた

 

アクアがアイのために呼んだ救急隊員の一人に『窓』と呼ばれるものがいた

『窓』とは呪霊が見える呪術高専の協力者であり、こういった不可解な現象に心当りがあった

故にこのような現象が起きた現場からは一刻も早く撤収したがっていた

「お父さんですか!?急いで保険証や着替えの用意をしてください!

すぐに病院に向かいます!」

「わ、分かりました」

「アクア!アクア!」

「アイ!急いでアクアの着替え用意しろ!お前自身も何か羽織れるものを!病院にはオレもすぐに車で追う!保険証は……ミヤコが預かってるから車にあるはずだ!病院はどこを予定してますか!?」

「東都病院が受け入れしてくれるとのことです!」

「分かりました!すぐ向かいます!」

 

警察や野次馬は近くで倒れていた若い男性に群がっており、そのどさくさに紛れアイ、ルビーはアクアと共に救急車に乗り込み、壱護とミヤコは自分たちの車で東都病院に向かった

 

 

 

 

病院にアクアを搬送したアイ達へ壱護は

 

「アイ……アクアにはミヤコが付き添う……だから……」

 

「うん……ドームに行かなきゃ……だよね?」

 

「すまん……頼む」

 

「大丈夫……アクアと約束したから……ライブ」

 

 

 

アイは領域を解除し意識を喪う直前のアクアから言われていた

「アイ……今日のライブ……絶対成功させてね……楽しみにしてる」と

 

 

 

 

「今日のライブは絶対成功させる……って」

 

 

 

 

 

そう言いながらも涙を浮かべたアイの瞳の星はドス黒く染まっていた

 

 

 

 

 

 

 

壱護とアイがドームに向かいしばらくたち病院に残ったミヤコとルビーは医者からアクアの容態について聞いていた

 

 

「……過労からの発熱ですね」

「過労!?」

「はい…過労でも知恵熱というか……脳疲労、オーバーヒートのようなものですね

一応入院して経過観察が必要だとは思いますが」

 

「入院ですか……どのくらいかかるでしょうか?」

 

「点滴もしていますし、回復が早ければ2、3日で一旦退院することも可能になるとは思います……長くても一週間くらいを目処に。検査で何事も無ければ。ただその場合でも何度か通院はしていただくことになると思います……。」

 

「何事も無ければ……ですか……」

 

「ああ……まあ……不安に思う気持ちも分かります……が」

「あ……あのっ!」

「ん?どうしたの?」

突然声を挙げたルビーに医者が問いかける

「あの……脳……腫瘍……?とかじゃ無いですよね!?」

「む……難しい言葉を知ってるね?」

「あ……はい……その……テ、テレビの……とくしゅう?かなにかでやってたかな……と」

「ふむ……その可能性も含めて検査してみます……が、今のところは大丈夫だと思います。子供が罹ることは滅多にない病気ですし……むしろ、睡眠不足の方がよっぽど可能性はありますからね」

「……睡眠不足?」

「はい、興奮状態……例えば遠足を楽しみにしてる子供が寝つけず次の日に熱を出すとか。あれの酷い状態に近いかと……心当たりはありますか?」

 

「あ……!ライブ……?」

ミヤコは思い当たる節があった…的外れではあったが、呪術を知らないものにとっては納得いく説明であった

「まあ……きちんと寝るようにしてあげてください。」

「……はい」

 

 

 

ミヤコからアクアの容態を聞いた壱護は

アイへ

「アイ!アクアが意識を取り戻したそうだ」

「ホント!?」

「ああ……大丈夫そうだぞ。医者が言うには過労だそうだ」

「……過労?」

「睡眠不足の酷いやつみたいなもんらしい」

「……」

「っとアクアが目を覚ましてるらしいが……声聞くか?」

「ッ代わって!」

「あっ!おい!」

アイは壱護のスマホを奪い取り

 

「アクアッ!?」

 

「アイ?身体は大丈夫?」

 

「アクアッ……良かった……!ウン大丈夫……治してくれたから……アクアは……?」

 

「僕は大丈夫だから…ライブ頑張ってね」

 

「……ッうん!……でも……」

 

「ん?」

 

「……何をしたのかあとで説明してね?」

 

「じ……自分でもよく分かんないだけど」

 

「分かる範囲でいいから説明してね?」

 

「……はい」

 

 

 

「……アクア……愛してる」

 

 

「……う……ん」

 

 

「アクア?」

 

アクアの反応が無くなり焦るアイに

「アイ」

ミヤコが代わる

「ミヤコさん!?アクアは……!?」

「心配しなくても大丈夫……あなたが無事で安心したら眠っちゃったわ……よっぽど疲れてるみたい」

「……そっか……良かった…」

「とりあえずアクアは大丈夫みたいだから医者に任せてルビー連れてそっちに行くから」

「えっ!?」

「アクアが心配でしょうし、ルビーも残るって言ってるけどアクア自身が言ってるのよ『僕の代わりにライブ楽しんで来てくれって』だから……貴女も気合いを入れ直しなさいアクアのいる病室まで届くくらいね」

 

 

「……分かった。……頑張る」

 

 

 

アイは壱護にスマホを返却する

 

 

「もう大丈夫そうだな」

 

 

 

 

「うん」

 

 

 

 

 

アイの瞳の星に光が戻る

 

 

その光は今まで以上に

 

 

強く輝いていた

 

 

 

 

 

 

 

ルビーはミヤコに連れられライブ会場に来ていた

アクアから雨宮吾郎の幽霊のようなものが現れていたこと

アクアの側を離れてライブに来ている自分に戸惑っていた

聞きたいことがある

だからアクアの側を離れたくなかった

でも

「ルビー……ライブ楽しんでこい……」

満ち足りた表情でそんなことを宣いながら

今は眠るアクアに

「一生自慢してやる」

後ろ髪を引かれながらも、ルビーは推しの晴れ舞台を楽しむことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

B小町がドームでライブを行なっていた頃

誰も居なくなった星野家のマンションの部屋に二人の人影があった

 

「被害者は菅野良介

階段から転落して重体搬送先の病院で死亡確認。司法解剖まではされてません

警察の見解は事故死です

ただ被害者は此処に来る前に花束とナイフを購入しているが、見つかっていません

事故ではなく故意に突き落とされたのではないかという疑いはありましたが物証も目撃証言も無し

まあ今の所は……ですが……

ただ残穢が被害者周辺にあった……らしいんで俺の方に情報がまわってきました。

こちらと関連があるかと思ったんですが」

 

救急隊にいた『窓』からの通報を受けた東京都立呪術高専所属の術師である夜蛾正道と警察にいるシン・陰流の門弟である『窓』から相談を受けた日下部篤也だった

 

「玄関の扉と床は無事ですが、一歩入ったら空間が削り取られたようになっている……。術式の暴走ですかね?」

「おそらくな」

「目の前で姉が刺されたみたいですしね」

「……確定してないぞ。それは」

「いやまあそうですけど」

「状況的にそう言いたいのは分かるがな」

「玄関前に血の跡のようなものがあり、救急隊の『窓』から服にナイフで刺されたような穴が空いていたって報告があったそうじゃないですか。補助監督から聞きましたよ?……反転術式ですかね」

「……だとしたらこの惨状にはならん」

「そうですか?治療は反転術式で行い、術式で犯人を脅して恐慌状態にした……ならあり得るかと」

「可能性はあるだろうな。だが……血が残っていない…。反転術式でも血は残るはずだ……。1年の硝子も一度流れた血液までは戻せなかったと思う……赤血操術のように肉体に作用する術式ならあり得るか?」

「そういえば1年の家入がいましたね。1年といえば五条に六眼で診てもらうのは?」

「……アイツに頼るのは最終手段だな」

苦々しい表情を浮かべる夜蛾

ただでさえ強面な夜蛾の顔が一段と凶悪さを増す

「そ、そうですか……しかしこの一件きな臭いですよ?……芸能界絡みかもしれませんしね」

「……そうなのか?」

「ええ……B小町のアイ……。服に穴が空いてた娘です。妹がファンでね。今、一番勢いのあるアイドルグループのセンター……あー中心人物ですよ。今ちょうどドームでライブやってるはずです。アイドル、スポンサー、プロダクション、ライバルを蹴落とすのに呪詛師を雇う伝手にも事欠かない業界です……ライバルを蹴落とすのだけでなく贔屓のアイドルのボディガードとして勝手に雇っていたなんて可能性もある。」

「……そうか……厄介だな……だが、何にせよ。まずは、入院した子供から話を聞くのが一番だろう」

「ですね……病院に直接行きますか?」

「いや……退院してからの方がいいだろう。芸能関係者となると接触は慎重になった方がいいだろうからな…入院が長引くようなら面会しにいく。呪術による治療を提案することも視野に入れてな」

「そうですか。えーっとその子の名前は……」

日下部は夜蛾付きの補助監督から受け取っていたアクアの報告書を取り出す

「星野……アイク……アイカイ?」

「何を言ってる?アクアじゃないのか?そう呼ばれていたと聞いたが……」

「なら……アクアカイ?……モビルス○ツか?」

「……?フリガナ振ってないのか?」

「ああ……ありました……えーアクアマリン……君」

「「………」」

「ほ……宝石の名前だったか?」

「え……ええ多分……?」

伝統を重んじる呪術界に慣れた二人にとってそれは未知との遭遇であった

「「…………」」

「アクア君……で統一しようか……」

「……ですね」

 

 

 

 

そして東都病院では

 

「おやじ……おかあさんのとなりのへやにぼくとおなじくらいのこがにゅういんしたよ。……おなまえなんてよむの?」

「ああ?星野……ア……分からん……後で誰かに聞け」

 

似たようなやり取りをしている親子がいた

 

 

 

 

 





アクアが意識を失った理由は呪力切れ及び術式の負担による過労と知恵熱
寝たり起きたりを繰り返している
ミヤコは現場を見てないので睡眠不足と誤認したせいかあまり深刻にはとらえていません
壱護、アイとルビーはうまく説明出来ないし言っても信じて貰えそうにないので黙ってます
ルビーは吾郎の死体を見つけていないのでそこまで動揺せずにいます

ちなみに救急隊と病院関係者の警察の『窓』は名無しのモブ
場合によってはファンパレのイベントキャラ持ってくるかも

アイを刺したリョースケは階段から転落して死亡
アイは治っていたので大事にならないように黙っていた

血の付いたナイフと花束は玄関に捨てていったがアクアの領域で消失
手に付いたアイの血は自身の出血と混ざり気付かれなかった
玄関前に花びらと血の跡がありましたが、救急隊が来た時に
花びらは飛んでいき、血の跡は微量で救急隊に気付かれなかったため
なおB小町のメンバーはリハーサル中はドス黒く染まっていたアイの星の瞳と雰囲気にビビって何があったか聞けず
本番直前に今度は光が戻ったアイに脳が焼かれる


現時点での年齢設定(暫定)
虎杖、伏黒、釘崎3歳
アクア、ルビー、パンダ(?)、真希、真衣、狗巻、三輪、与(メカ丸)4歳
有馬、黒川、乙骨(留年)、秤、綺羅羅、東堂、西宮、加茂5歳
伊地知14歳(中2)
七海、灰原15歳(中3)
五条、夏油、家入16歳(高専1年)
歌姫(高専4年)
アイ、(さりな)20歳
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