今回からまた新たに書かせてもらった今回の作品。楽しんでいただけるよう全力で挑みます!
不定期更新ですが、気長にお待ちください!!いやマジで!
ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま、時は流れる―。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在、生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・
かつて誰もが空想し憧れた“ヒーロー”…それが現実となった世界で、とあるひとりの少年・
『今日は俺のライブにようこそー!エヴィバディセイヘイ!』
「………(いや、うるせぇ…本当にアレが説明する人なんか?)」
実技試験説明会場。
そこでは、プロヒーローの一人であるプレゼントマイクが実技試験の説明を行おうとしている…それに対して軽く耳を抑える紅煉。
「コイツはシヴィー!!受験生のリスナー!実技試験の概要をさくっとプレゼンするぜ!アーユーレディ!?YEAH!!!」
そして学生から返答がないことにもめげずにプレゼントマイクは説明を始める。
『入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の模擬市街地演習を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!』
『演習場には仮想敵ヴィランを
「……(なるほど、要するにポイントが高ければ高いほど戦闘センスを見極められるって訳か……だが、この試験…なにか)」
「質問よろしいでしょうか!?」
紅煉が考えていると眼鏡の少年が手を挙げて質問をしていた。
「プリントには
「誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!」
確かにプリントには四種の
「そしてそこの縮れ毛の君!!……さっきからボソボソと気が散る!物見遊山のつもりなら、即刻
注意された緑髪の少年は小さく「すいません」と言いながら縮こまる。それを見てた他の受験生はクスクスと笑ってる。
紅煉はそれを見て腹が立って飲み込んだ言葉を吐き出す。
「おい、それはお前もだろ?眼鏡くん」
「なに?俺の発言におかしなところでもあったのか?」
眼鏡の少年は今度は紅煉に噛み付いてきた……しかしそれに臆することなく紅煉は次の言葉を述べた。
「お前言ったよな?規範となるヒーローにご指導を求めてるって、だが今の質問、どう考えても雄英高校だからミスはないという発言にしか聞こねぇ……逆に聞くがお前は自分が完璧だと思うか?」
眼鏡の少年が息を飲み、目を見開いて紅煉を見ている。
「この世に完璧はない、もしかしたらこの後その四体目についての説明があるかもしんねぇ、たとえ誤載だとしてもそれを話すつもりだったら、お前の今の質問は雄英高校に対する侮辱にほかならない……そういう目で見てるお前の方が物見遊山なんじゃないか?」
眼鏡の少年は俯いて紅煉の話を黙って聞いてる。言い返せない程に紅煉の言葉は正論なのだ。
「それと、今の注意……正直に言って不愉快だ。考えを口に出してしまう癖や何かが彼にあるとしたら、今のお前の注意は彼を不用意に晒して辱め他の者達への笑い者にさせた行為だろ?そんな奴がヒーローを志してる?笑わせるなよ?……今のお前の行為はヒーローでもなんでもない。ただの競争相手を辱めたクズの所業だ。即刻立ち去ることをおすすめするよ」
「……うぐっ」
「……くすくす笑ってたてめぇらも例外じゃねぇぞ?彼を笑ったヤツがいるならてめぇらはヒーローになれねぇからさっさと立ち去れ。そもそもヒーローの現場ならそんな環境でいちいち気が散るだとかイライラするって感情を気にしてる余裕ねぇだろ?それとも、いちいちそんなの気にして救助やら
紅煉の発言に己の失言や失態を分かったのか眼鏡の少年はバツが悪そうにする。それは他の笑っていた受験生も同様だった。
「恥ずべき痴態だの物見遊山だの考えるのは勝手だけどよ……それを口に出して悪びれも恥ずかしげもなく自信満々にそう言うって事は……少なからずお前は「自分はミスをしない完璧な人間。他の人間は自分より下。自分が1番すごいんだ」って思ってるって事だろ?違うんだったら言葉を選べよ……以上だ。話を妨げてしまい申し訳ありません」
そこまで言ってから紅煉は大人しくなる。言われた眼鏡の少年は紅煉の正論にぐうの音も出せずにいる。
「オーケーオーケー。受験番号7111君、ナイスなお便りサンキューな!!そして今のリスナー!!その通り!!ヒーローだって人間!失敗はあるもんだ!だがそれに挫けてたらダメだぜ!ちなみにこれはミスじゃないぞ!じゃあ、説明を再開するぜー!!」
そうやって説明が続く。どうやら四種目の敵ヴィランは倒してもポイントに含まれない0ポイント…いわば"お邪魔虫"のようなものらしい。
各会場に一体いて大暴れするギミックだという。
『俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校『校訓』をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言った!「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!“
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雄英高校敷地内にある試験会場。なんと敷地内に市街地が作られていた。しかも試験会場は複数有り、その数だけの市街地が有る。なおかつ規模が全て同等と考えると雄英高校の敷地の広さと資金の潤沢さを嫌でも理解できてしまう。
紅煉はそんなことを考えながら周囲へ目を向ける。因みに紅煉の今の服装はジャージだ。
周囲を見渡せば多くの学生が始まる試験に向けそれぞれストレッチや精神集中を行っていた。
「……(まぁ当然だろう。試験内容は
色々と紅煉が考察をしているその時だった。
『ハイ、スタートー!』
プレゼントマイクの突然の試験開始の合図が会場に響き渡る。
周囲の学生が困惑する中、紅煉はその声で意識は瞬時に切り替わる。そのまま紅煉は周囲の学生がぽかんとしてる中、試験会場を駆け抜ける。
『どうした!? 実戦にカウントダウンなんざねえんだよ! 走れ走れ、賽は投げられてんだよ!1人のリスナーは既に試験会場に走っていったぜ!!』
そのプレゼントマイクの言葉に困惑していた生徒達は一気に駆けだす。
「やべぇ!出遅れた!」
「急げ!!ポイント取られるぞ!!」
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『目標発見。ブッ殺「五月蝿い…」』
見事にスタートダッシュに成功した紅煉は的確に仮想
「そんな大振りな攻撃が当たるかよ。“
紅煉は振るわれた仮想敵ヴィランの腕をしゃがんで避けて発火して炎を纏った腕でアッパーする。
仮想敵ヴィランはそのまま動かなくなり行動が停止する。
「やっぱり試験だからそんな強くは設定されてないんだな……取るやつは多く取れるな、この試験」
そうしてまた走り出す。少ししてから仮想
「クソっ!数が多いって!」
「“
少女が手間取っていると、
「えっ!?」
「大丈夫か?」
「えっ?!えっと、うん!大丈夫!」
「コイツら一機一機は弱い……数に押されたらまず目の前の
紅煉は助けた少女に声をかけアドバイスを与える。脳筋じみているのは彼自身脳筋だからであろう……。
「ははっ、アドバイスと助けてくれてありがとう!」
「気にすんな、ヒーローの本質だ」
そのまま受験生を助けながら仮想
地響きと共に町を破壊しながら現れた仮想
その仮想
「……なんじゃありゃあ!!?あれが0Pポイントだってのか!?何がマ○オのド○スンだ!!巨大化されたク○パじゃねぇか!!」
紅煉もさすがに驚きを隠せずにいると周りの受験生達も皆揃って逃げ出した。入試説明の時に0Pポイント
「(コイツを野放しにすると周りにさらに被害が出る。だからといってどう倒す?俺の技はどれも決定打に欠ける。試してない技はあるが、あれを使ってほかの受験生に被害が出たら……)「きゃあっ!!」ッ!?」
そんなことを考えてると0Pポイント
見ると、少女が1人瓦礫に挟まれて動けないでいる……それを見て紅煉は、駆け出した
「おい!何してるんだ!」
「よせ!逃げろ!」
「な、なんで来てんの!?大丈夫だから逃げなよ!」
周りの受験生たち、そして紅煉の向かう先の瓦礫に挟まれた少女がそう叫ぶが、紅煉がそんな言葉で止まるわけない。
「目の前の驚異から逃げるヒーローが何処にいる!!ヒーローはいつだって、命懸けだ!!」
そう叫ぶと少女を挟んでる瓦礫に向かって右拳を振り上げて発火して炎を纏わす。
「“
そして、炎を纏った右拳で殴りつけて爆裂させ瓦礫をはじき飛ばして女の子を助ける。
「あ、ありがとう……」
「礼はいい。それより離れてて」
「えっ?」
少女の無事を確認して0Pポイント
「えっ!?」
「何してんだアイツ!?」
「なんで逃げてないの!?」
ほかの受験生からも驚きの声が上がる。それもそうだ。逃げていいと言われてる0Pポイント
「……綺麗」
助けられた少女が呟くが、聞こえてない紅煉はそのまま0Pポイント
「結構前から使いたかったが、使えなかった技。ここで使わせてもらおう…喰らうといい。現時点で俺が魅せる最高技……“
そう言うと、そのまま炎を纏った脚を振り上げさらに炎を巨大化して一振の剣の様な形状に変える。
「“
そのまま勢いよくかかと落としをしながら巨大な炎の大剣を振り下ろして0ポイント
そしてたやすくその装甲を破壊し、一刀両断にして鉄屑へと姿を変えさせた。
「…す〜っ……はぁ〜っ…どうだ?最高な一撃だろ?」
そして、0Pポイント
「あ、あの……」
「ん?」
声が聞こえた方を見るとさっきの少女が立ってた、耳がイヤホンジャックみたいだ。
「どうした?」
「に、2度目だけどさ……た、助けてくれて、ありがとう」
「……ヒーローとして当然のことをしただけさ」
お礼を言われてありがたかったが、ヒーローとしての当然の行為だったから素直にどういたしましてが言えなかった紅煉。
そうこうしてるうちに試験が終わり、特に怪我をしていなかった紅煉はそのまま帰宅の準備に入っていた。
「……あ、ポイント数えるの忘れてた。まぁいっか」
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一週間が経った日、雄英高校から合否の通知が届いた。紅煉が中を見るとスイッチのついたチップがあったのでスイッチを押してみた。
『HAHAHAHAHA!初めましてだな火群少年!私はオールマイト!先日の雄英高校の入学試験見事だった!おっと、なぜ私がこんなことをしているかって?私がこれから雄英高校の教師として働くことになったからさ!』
スイッチを押したら投影映像が流れ出てきたのはNO.1ヒーローのオールマイトだった。しかも雄英高校で教師をすると聞いて紅煉は少し驚く。
『さて、先日の試験結果だが、筆記は八割も取れている!!ビックリしたよ!君は果てしない努力をしたと思ってる!!』
『そして実技は
「マジか……てかやっぱり
そこまで稼いでるとは知らず驚く紅煉。しかし、もう1つの採点基準があることにはある程度察してたのかあまり驚きはしなかった。
『来いよ、火群少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!』
「これで夢へまた一歩近づいた……1万歩ある中の小さな1歩でも関係ねぇ……俺はならなきゃいけないんだ……“己が視界に入る全ての人間を護って助けて背負うヒーロー”に……それが、約束なんだから」
そう言って拳を強く握り決意を固める様子を見せる紅煉。彼の誓いにはなにか大きな理由がありそうだ。
そして、彼にとってコレは始まりに過ぎない……色々と省かせてもらった上で言わせてもらう。
コレは、彼が宣言通り、ヒーローになる物語である。
第1話完了!
とりあえずコレで土台は完成。
今度からこれでやっていくのでよろしくお願いします!
完全に固定させたのでコレで頑張って行きます。