「とうちゃあああああく!」
「うるさい鈴川、迷惑だ。」
「ひどい...いいじゃないか、初めての女の子とのお出かけだぜ?少しぐらいテンション上げてもいいじゃん...。」
「え...先週私と行ったのに...私!女子!」
「へぃへぃ。」
周りの人が奇異の目線を向けている。相変わらず騒がしいコンビだな...。
「・・・。」
「え、えーと佐藤さん行きたい場所とかある?」
「え?あ、えーとすみません。何があるかわからないので、特には...。」
「そ、そうだよね...。」
しーん...。
どうしよう...ものすごく気まずい...って、
「どうした?鈴川、相模?俺の顔になんか付いてるか?」
「...しょ...」
「しょ?」
「「初対面なのに、会話してる...!?」」
「会話ぐらいするわ!」
全く...こいつらは...。
「鈴川くん、博麗くんって、あまり喋らないの?」
「あまり...なんてもんじゃない...俺たちとしか基本的に会話しないぞ...。」
「そうそう!寮に入って間もない頃は、私たちと一言も話してくれなかったんだよ!」
「言わんでいい!俺だってコミュ障治したいわ!」
「そう言い始めて、何年たったかな...。」
「まだ4ヶ月だ!」
ほんとに...会話は疲れる...。
「ふふっ...博麗くんって面白いね。」
「あ、ありがとう...。」
僕は直視出来なかった、彼女の笑顔は、僕には眩しすぎた。
「ここから、博麗氷の恋物語は始まるのであった...。」
「変なナレーション付けるな!鈴川!」
そんな夢物語...小説のような恋物語...コミュ障の俺には縁のないことなのだから。
「...」
「...?...どうした?」
「いや...普段なら冷めた感じでさらっと流すのに...。」
...確かに...そうかもしれない...でも...なぜだろう...。
「熱でもあるのか?」
なぜ、胸の奥が...こんなにも熱いのだろう...それに、
「おーい?レイコー?聞こえてるかー?」
...なぜこんなにも...切ないのだろう...。
「ん...故障でもしてんのか?」
「人を機械みたいに言うな。」
「ちょっと頭叩いてみるか。」
「昭和のテレビと一緒にすんな!」
...俺は...村人Aだ....おれは、毎日、日常を繰り返すだけだ。
...ほんとうにそうか?
...当たり前だ。俺に特別な何かは起こらない。
...気づいてるんじゃないのか?
...何の話だ...。
...なんでもない...そうか...君は...。
...?
「あの...博麗くん...みんな行っちゃったよ?」
「え...あ!?ご、ごめん!」
「い、いえ...では行きましょうか。」
「は、はい...。」
...そっか...きみは...また繰り返すんだね...。
2話『おでかけ』...end
あとがき
はい、1ヶ月に一回更新といったな、あれはうそだ。
というより、1話だけだとアレなので思いついてる限りのストーリーは書いていくつもりでした。
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