ネクロマンサー(外宇宙産)が助けてくれるそうだよ、ありがとうと言って。   作:お寿司のネタのサーモン

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スランプ気味なので新しく投稿。
これでしかスランプ脱却出来んのんよ、ゆるしてちょんまげ。



0話 あの日の出来事

突然だが、今から言う、いや言った物は見るものによっては『そんなバカな』と言える出来事だろう。

 

それでも。

 

今回の取材で言った事は全て目の前で起きた事実、逃げられぬ物、人類が目をそらし続けて来たもの。

 

あの娘が無事であればいいのだが・・・

 

私は水を少し飲み話を始める、話が進むごとに記者の驚愕の色が深くなっていく。

 

記者が質問をした。

 

記者「ほ、本当に目の前で起きたこと、何ですか?」

 

「私は噓を言っているとでも?」

 

記者「いっ、いえ、そんなつもりは・・・ただ、あまりにも突拍子で・・・」

 

「私もその点においては同情したいくらいだ、だが、確かに目の前で起きたことだ。そこは間違えるなよ。」

 

「まだ夜は長い、じっくり話そうじゃないか。目の前で死体が動きあまつさえノイズを打倒した事を。」

 

その一言に記者は唾をのんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

はてさてところ変わってライブ会場、それもかなり大きな部類のライブ会場で

栗色の髪を持つ少女が一際大きな声で周囲の人間を驚かした。

 

「ふええええ!?未来これないの!?今回のライブ未来が誘ったんだよ!?」

 

その大声に不満を持ったものも多少いたが大方ドタキャンでもされたのだろうと誰も何も言わなかった。

 

「私って呪われてるかも・・・お兄ちゃんもまだ見つからないし・・・」

 

 

一方、先程の少女がいるライブ会場の舞台裏で

表舞台で広告塔に書かれている青い髪をした少女に、同じく広告塔の紅い髪の少女が話しかける。

 

「間が持たないってゆうかなんかさ、開演するまでのこの時間が苦手なんだよね。」

 

「こちとら早く大暴れしてやりたいのに、そいつもままならねぇ。」

 

「あ、もしかして翼、緊張とかしちゃったり?」

 

それに翼と呼ばれた葵い髪の少女は反論する。

 

翼「当たり前だろう!櫻井博士も今日は大事だって・・・あうっ!」

 

紅い髪の少女のデコピンがもじもじしだした翼を現実に引き寄せる。

 

「真面目が過ぎるねぇ~翼は。」

 

何とも百合百合した空間に言っては悪いが水を差す人間が現れた。

 

「奏、翼、ここにいたのか。」

 

翼「指令!」

 

「これまた弦十郎の旦那~」

 

弦十郎と呼ばれた男は神妙な面持ちで言った。

 

弦十郎「二人共分かっているとは思うが・・・『大事だって言いたいんだろう?分かってるから、大丈夫だって!』・・・分かっているのならそれでいい。」

 

弦十郎の言葉を途中で遮ったのはあの紅い髪をした少女、奏が大手を振って答える。

 

弦十郎「だがしかし、二人共気を付けるんだぞ。」

 

翼「もしかして・・・()・・・ですか?」

 

弦十郎「ああ、()の痕跡が付近で発見されている、こちらも気を付けるが100%では無い、十分に警戒するように。」

 

そこに通信がかかる。

 

弦十郎「分かった、すぐに向かおう。」

 

奏「ステージの上は任せてくれ!」

 

サムズアップした彼女に弦十郎は大きくうなずいた。

 

その移動中、弦十郎は不安要素の事について考えていた。

 

弦十郎(先史文明があった超古代から存在している謎の存在・・・『ネクロマンサー』

その痕跡は世界中で発掘された書物のごく一部でのみ語られ、目的、能力などは一切、不明。)

 

弦十郎(・・・逆鱗に触れなければいいが。)

 

一方翼達は

 

奏「さて、難しいことは旦那や了子さんに任せてあたしらはパーッと・・・?」

 

明るく言う奏とは正反対に翼は暗い雰囲気を醸し出している。

 

そんな翼に奏は、

 

ギュッ

 

奏「真面目が過ぎるぞ、翼。」

 

奏「そんなんじゃ、いつかぽっきりいっちゃいそうだ。」

 

奏「あたしの相棒は翼なんだから、翼がそんな顔してるとあたしまで楽しめない。」

 

翼「私たちが楽しめないとライブに来てくれた皆も楽しめない。」

 

頬を赤らめて翼は言った。

 

翼「私、奏と一緒に居れば、何とかなりそうな気がする!」

 

翼「行こう!奏!」

 

奏「ああ!私たち両翼揃ったツヴァイウィングならどこまででも飛べる!」

 

二人は手をつなぎながら表舞台へと駆けてゆく、それが最後になると知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって栗色少女sids

先程始まったばかりのライブのはずなのに盛り上がりは最高潮に達していた。

 

「ドキドキして目が離せない・・・凄い・・・これがライブなんだ!」

 

 

その時の舞台裏では

 

「フォニックスゲイン規定値に到達、ネフシュタンの鎧、安定しています。」

 

「成功・・・みたいね。」

 

職員達は成功を目にして肩の力を抜く、だがそうは問屋が卸さない。

 

ビー!ビー!ビー!

 

弦十郎「何事だ!?」

 

「上昇するエネルギー内圧にセーフティが持ちこたえられません!」

 

「このままでは聖遺物が起動、いえ、暴走します!!」

 

直後、凄まじい光が周囲を覆った。

 

 

 

同時刻ライブ会場で

 

ドガアアアアアアアアアアン!!

 

「爆発!?」

 

凄まじい爆発と共に人類の天敵ノイズが姿を現す。

 

「キャアアアアアア!!」

 

「ノイズだぁああああ!!」

 

 

その状況で舞台上の翼と奏は冷静だった。

 

奏「行こう翼!ここに剣と槍を携えているのは私達だけだ!」

 

翼「で、でも!司令からは何も、あ!奏!」

 

奏は飛び出して歌を歌った。

 

 

歌を歌うと胸のペンダントが発光し、奏の姿を変えていく。

 

奏「はぁ!」

 

鎧を身につけ、槍を手にした奏はノイズを切り伏せていく。

 

更なる爆発がコンサート会場を襲うがそれに伴い翼も鎧を身につけた姿で刀を振るいノイズを一刀のもとに切り伏せる。

 

栗色少女「あ・・・え?」

 

暫く戦闘していた二人だったが、急に奏の動きが悪くなる。

 

奏「ちぃっ!時限式じゃあここまでかよ!ッ!」

 

ノイズの攻撃が激しさを増す。

 

その時先程の爆発で栗色少女がいた所が崩壊し栗色少女が戦場に叩き落された。

 

栗色少女「いたた・・・はっ!?」

 

目の前にはノイズ、捕まれば自分諸共灰にされてしまう。

 

だが奏がそれを許さない。

 

奏「突っ走れ!」

 

栗色少女が足でも挫いたのかよろよろ歩く中、ノイズの集中攻撃が奏を襲う。

 

奏「くうっ!」

 

翼「奏!」

 

色褪せた鎧はノイズの攻撃でひび割れ砕けた破片は後方へと飛んでいく・・・・栗色少女が歩くその場所へ。

 

ドスッ

 

奏は武器を放り投げて少女に向かう。

 

奏は声をかけ続ける、誰の目から見ても致命傷の出血量、だが声をかけるのを辞めない。

 

奏「生きるのを諦めるな!」

 

その声に反応したのか少女は目を開ける。

 

奏は何か覚悟した顔で立ち上がると武器を掲げ今までとは違う歌を歌い始めた。

 

その眼には涙が流れる、それはもう命を捨てる覚悟を持った戦士の目だった。

翼「いけない奏!それは歌っては駄目ぇ!!」

 

奏「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl・・・・」

 

歌を歌い終えると奏は口から血を吐き出した。

直後凄まじいエネルギー波がノイズの大軍を飲み込み消し飛ばしていく。

だが奏は立っていられなくなった。

もはや、その眼には・・・何も写さなかった。

 

翼「・・・ぅっ、っく・・・!!!」

 

翼「絶唱を・・・耐えた!?」

 

悲しみに暮れる翼を追い込むかのように更なる絶望が襲い掛かる。

先程の凄まじいエネルギー波を生き延びた人型が荒れ果てた戦場に立っている。

 

「何だよ、魂まで燃やし尽くしちまったか?」

 

翼「貴様・・・誰だ!」

 

「ああ?俺様の名前を聞きたいのか?」

 

翼「答えろ!」

 

「俺様の名前は・・・いうわけねぇだろこのアマ!」

 

人物は消え、現れたと思ったら凄まじい蹴りが翼に放たれた。

 

「お前は俺たちの糧になってな。」

 

翼の意識も消え去った。

 

 

 

 

奏は意識が消える直前に願っていた。

奏「どうか・・・翼に、あたしが死んでしまったこの後の世界に、幸せがありますように。」

 

「良いだろう、後は任せろ。」

 

奏は、優しい光に包まれ、そして

 

 

 

 

「・・・まさか!!!」

 

先程翼を気絶させた人型がまるで焦るかのように声を絞り出す。

 

「野郎・・・太陽を隠しちまった!」

 

周囲は暗闇に包まれ、空にあったはずの夕日は見えず、代わりに赤黒い太陽が顔を出していた。

 

ザッ  ザッ  ザッ

 

何者かの歩く音、それに人型は戦闘態勢を取る。

 

『・・・久方振りだな、“運動”の概念天使。』

 

赤黒い太陽に照らされて見えた人物は・・・至る所から黒い炎を纏いフードと杖を持った男。

 

「そっちこそ・・・何ようだ?」

 

運動の概念天使と呼ばれた人型は威勢のいい声でフードの男に述べる、だがその額には恐怖の色が見えた。

 

『なに、自宅に自力でたどり着いた者がいてな、外に出るついでに願いを叶えにな。』

 

「へぇ・・・じゃあ俺様はトンズラこかせてもらうわ、じゃあな。」

 

『何だ?創造主を穢されて激高すると思っていたのだがな。』

 

「・・・まさか!?これはハッタリじゃねぇのか!」

 

『もちろん。』

 

「てめぇ!・・・ぶち殺してやる!!!」

 

そう言いライブ会場を一瞬で何週も出来る速さで回り、不意を突き、首元に蹴りを放った・・・が

 

「なっ!?」

 

『やはりお前たちは乗せられやすいな、喰らい尽くせ、暴飲暴食(グラトニー)

 

どこからともなく取り出した本を片手にしたフードの男の周囲には青みがかった黒い腕の様なものが生えていた。

 

「うっ!うわあああああああああ!!!」

 

それに足を掴まれた運動の概念天使は腕に引きずり込まれ肉片一つ残さず消え去った。

 

『もう俺たちが支配する世界ではないのだよ。・・・おっと、約束を果たさなくてはな。』

 

『・・・さあ、黄泉から帰ってこい、燃え尽きた清き魂よ、お前はまだ死ぬべきではない、等価交換(トレード)

 

杖をかざすと塵となって消えたはずの奏の肉体が生まれたままの姿で現れた、だが所々から赤い炎に包まれている。

 

『死から蘇れ我が兵士達・・・お前達は怪我人を、お前達は避難を手伝え、魔法1割使用を許可する。』

 

杖を掲げると周囲には赤黒い炎に身を包む人間が複数現れ散開した。

 

『鎧は・・・・・・あの気狂いに持っていかれたか・・・暫く滞在することになりそうだ。』

 

『仮拠点を探さねば・・・』

 

 

 

 

どこかの病院で

 

「私・・・生きてる?」

 

少女は目を覚まし、物語はスタートラインに立つ。

 

 

覚醒の鼓動が響き始めた。

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