多分なんだけど、俺が天才パイロットすぎる。   作:泥人形

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登場人物まとめとか

 登場人物たちのまとめとか、初期設定+αとか、あとはその後のオマケ供養とかです。

 

 

◆廿楽木 閑(つづらぎ のどか)

・年齢 16(コールドスリープ下では肉体の成長も停止していた為、10年後も実質16歳)

・職業 軍人/学生

・髪色 黒

・好きなもの でかいロボット

・嫌いなもの 殺人

 

 才能だけで食っていける男。

 別に戦いとかなくてもマジで才能だけでやっていける。

 というか、転生前はかなりそんな感じだった(親無し・親戚無し・金無しのトリプルパンチから独力でタワマン在住までこぎつけている)。

 車にはねられて死んだのが実は結構悔しい。

 跳ねられる際に四人の同級生を助けているが、それらは別に友人ではない。

 自身の才能に自覚的であるからこそ、自分の人生は他人の為に使おうと決めていた。

 

 転生後の方が大いに才能を振りかざしている。

 多くの才能に恵まれているが、一際デカい才能が戦闘によるものだったから。

 戦場に限って、一目見ただけで「相手が何をしないか」が反射で分かる。

 相手が何をするか分かる、というのはその副産物。

 

 アイギスのことは脳内でTPS視点を作り出して操縦しているイメージ。

 その上で、自分の身体を動かしてるつもりでアイギスを操縦しているし、実際そのように動いてる。

 アイギスで普通に料理とか作れる。そういうレベル。

 

 フィジカルはかなりエリート。

 最適解の肉体を維持している。

 それらが相まって、生身でもアイギスを制圧できたりする。というか、した。

 宙央同盟に語り継がれていた、有りえない逸話集に載ってたりする。

 悪いことすると廿楽木閑が来るぞと子供を嚇す親がいるレベル。

 

 大好きなゲームの世界の中にいるという嬉しさと、人を殺さなきゃ死ぬという現実に板挟みにされて、とっくに頭のネジが外れて吹っ飛んでいる。

 初めの内は人を殺すのに多大な罪悪感を抱いていたが、ある日突然ネジがぶっ飛んだので、過剰に気にかけることはなくなった。

 今は「お互い様だなー」くらいに思ってる。

 だからこそ、いつか自分は戦場で死ぬだろうと思っているし、死ぬべきだとも思っている……ことで安定してる。

 まあこいつが殺されることってないんですけどね。運命すら跳ねのけるので。

 ある意味ではそれこそが、多大な才能の代償なのかもしれない。

 

 よって、この時代で最も人を殺した男であり、最も人を救った男でもある。

 あるいはそれを、人は英雄と呼ぶのかもしれないが。

 

 作中ではとにかく才能のままに全部轢き潰したが、ひよりやマザーが一度辿った未来(今後は分かり良いようにBADエンド世界と呼称)では、かなりのデバフがかかっていたので、相当苦労したし失敗した。

 まず、夜月暁音が死んで大落ち込み。一生立ち直れなかった。

 何故なら守れたはずだから。悔やんでも悔やみきれない。

 それくらい好きだった。大好きだった。

 

 この件で、油断を捨てたのは良いが、同時に過剰な疑心暗鬼になった。

 あーちゃんを失った今、ひよりまで失う訳には絶対いかない、という緊張感や使命感・義務感が彼にそれを齎した。

 ひよりの支えがなければここで壊れていた。

 

 次にフィオラ・アルテマリア(男)と最後まで仲良くできなかった。

 本来、男同士の絆が育まれたはずだったが、夜月暁音の死にメンタルを追い詰められすぎて、余裕を失った結果、仲良くできなかった。

 仲はちょい悪くらい。協力は不可能だった。

 

 最後に、黒鉄ライドウがいなかった。

 こっちの世界線では彼はとっくに死んでいて、廿楽木閑の保護者は別の人間だった。

 そもそもアルマ・ステラというゲーム内で、総司令官が誰か明かされていない(だから閑は作中で彼に関してゲーム的な言及をしていない。こんなジジイだったんだって感じ)。

 

 それらが相まって、ヤケクソのような戦い方をしていた。

 才能を振りかざすのではなく、才能に振り回されるような戦い。

 罠は全部踏み潰す、裏切りは脳死で許さない、あらゆるものを武力のみで突破する。故に鬼神。

 心身共にボロボロ。実力は作中閑の二割くらいの状態で最終決戦へ。後に死亡。

 

 冷静な分析として、夜月暁音を死なせたことが、最大の失敗であったという自覚は最後まであった。

 それがひよりに託すメッセージに繋がる。

 

 10年後、彼は英雄として祀り上げられている。

 

 

・身内への感情

姫埜ひより ← 好き。愛してる。一生隣にいてほしい。結婚してください。

夜月暁音  ← 好き。推してる。一生傍にいてほしい。彼氏を作る時はまずその男と面談させてほしい。

Noah  ← 手のかかる後輩バカ女AI。そこが愛らしく、鬱陶しい。

フィオラ・アルテマリア ← 戸惑いと嬉しさ。恐らく最も自分に近い所にいる人。

黒鉄ライドウ ← ……お父さん。

 

 

 

◆姫埜 ひより(ひめの ひより)

・年齢 16(10年後はもちろん26歳)

・職業 学生→医者

・髪色 銀

・好きなもの 廿楽木閑・甘いもの

・嫌いなもの 戦い

 

 本作メインヒロイン。

 メインヒロインなのに実質的な出番がほとんどなかった。本当に申し訳ないと思っています。

 作中だとほぼマザーだったが、閑に悟られる訳にはいかなかった以上、マザーは自我を深く沈め、姫埜ひよりとして活動していた。

 その為、作中での言動は、そのほとんどが姫埜ひより本人のものだったとも言えるだろう。

 とにかく愛の深い女性であり、その愛ゆえに、マザーを分からせた真のMVP。

 

 どのようなルートを辿っても廿楽木閑とは恋愛関係になるが、作中での扱いは少々複雑。

 4話目まで(タイムリープが行われるまで)は、ちょっと好きかも? くらい。この時点では憧憬や救われたという気持ちの方が強い。

 タイムリープ後は、BADエンドルートの限界世界で有り得ない愛の育て方をしたので、好きという言葉では足りないくらい。

 よって、良くも悪くも10年後では更に拗らせている。

 

 10年の年月を経て、その美貌に磨きをかけつつも、立派な医者へと進化した。

 コールドスリープ明けの閑の命をしっかり救い上げたのは彼女。

 元より、タイムリープによって得ていた未来の知識等で、星間連盟の技術発展に大きく貢献した。

 

 星間連盟内でというか、コロニー内ではちょっとしたアイドル。

 どうにも意中の人がいるらしい……と囁かれていたが、その相手がついに判明し、片思い集団は即座に全員諦めた。

 

 最近の悩みはこの歳の差で結婚してくれるかな……というもの。無用な心配過ぎる。

 

 

・身内への感情(10年後)

廿楽木閑  ← 愛してる。一生隣にいてほしい。二度と傷つかないで欲しい。

夜月暁音  ← 大好き。家族のような人。彼氏を作る時はまずその男と面談させてほしい。

Noah  ← あちゃー、闇落ちしちゃったかー。

フィオラ・アルテマリア ← 親友。定期的に怪我して帰ってくるのだけやめてほしい。

黒鉄ライドウ ← お義父さん。

 

 

 

◆夜月 暁音(よづき あかね)

・年齢 16(10年後はもちろん26歳)

・職業 学生→軍人

・髪色 赤

・好きなもの 可愛いもの・アイギス

・嫌いなもの 虫・集合体

 

 本作ヒロインではなかった人。強いて言うなら友人枠。

 とは言いつつ、作中内では転換点であり、非常に重要な位置付けの女性。

 閑のケツを叩き、しっかりしなさいよね、と喝を入れられる唯一の存在。

 彼女が死ねば閑は壊れるし、死ななければ作中通り、天才パイロットが暴れ倒す。

 陰のMVPと言っても良い。

 

 閑への恋愛感情があったのかと言えば、多分あった。ちょっとだけ。

 あるいはそれは、ただの憧憬だったかもしれないが。

 パイロットへの強い憧れがあっただけに、その憧憬はひよりすら超えていた。

 ひよりが死んだら多分メインヒロインになる。

 ひよりが死ぬ時は閑はとっくに死んでるか、一緒に死んでるので有り得ない話だが。

 

 10年の年月を経て、立派な軍人へと進化した。

 しっかりエースパイロットをやりつつ、上官も熟してる。

 実際のところ、その腕前は100年に1人の逸材レベルであるが、1億年に1人みたいな例外が幼馴染であり、友人は100万年に1人みたいな例外なので、あまりその自覚がない。

 

 星間連盟内でというか、コロニー内ではちょっとしたスター。

 現在、婚活中。幼馴染2人の面談を越えた猛者のみが彼女と付き合えるらしい。無理過ぎる。

 

 このまま行き遅れたらどうしよう、と密かに焦っている。可愛い。

 

 

・身内への感情(10年後)

廿楽木閑  ← もう二度と一人で全部やろうとしないで欲しい。傍にいてほしい。

姫埜ひより ← 大好き。家族のような人。

Noah  ← 閑に良く似て、何でも1人でやってしまうようになってしまった。そうさせてしまった。申し訳ない。話し合う機会が欲しい。

フィオラ・アルテマリア ← 親友であり、師匠でもある。感謝の念が絶えない。

黒鉄ライドウ ← 父のような人。上官。

 

 

 

 

◆フィオラ・アルテマリア

・年齢 16(10年後はもちろん26歳)

・職業 学生/軍人→軍人

・髪色 金

・好きなもの 努力

・嫌いなもの 特に無し(全てを克服してきた為)

 

 本作サブヒロイン(??)の原作主人公。

 幼少期に親を亡くし、宙央同盟に捕らえられ、星骸への適合実験をされ続けた。

 その結果、その瞳に星骸を宿し、超人的な能力を得る。

 

 ゲーム内だと男性だが、作中におけるフィオラ・アルテマリアは女性である。

 何故なら作中自体が平行世界だから。

 本来男性であるはずの彼女が、女性であること自体が、平行世界であることを示唆してたりする。

 冷静に考えたらこの設定ギリギリ過ぎてヤバイ。示唆できてる訳ない。

 

 諦めないという言葉に頭と手足が生えたような女性。

 何事にも屈することはない、常に停滞を打破する女。

 あらゆる障害を自力で乗り越えてきて、その度に幸福を得てきた超人。

 死ぬまでチャレンジャー精神を捨てることはない。

 というか、捨てられない。

 チャレンジャーであること自体が、彼女の精神性を確立してると言っても良い。

 

 乗り越えるべき壁を失った時、彼女は正気に戻る。戻ってしまう。

 緩やかな狂気に身を浸していたからこそ、非道の限りを尽くされた彼女が壊れてしまうことなく、その人格を安定させていたのに。

 

 そういう意味で、廿楽木閑という存在は、彼女にとって正真正銘の運命である。

 廿楽木閑がいる限り、フィオラ・アルテマリアが壊れることはない。

 乗り越えられない絶対的な壁こそが、彼女が生きていく上で必要な安らぎを与えている。

 

 10年の時を経てかなりえっちなお姉さんに進化した。かなりえっちなお姉さんに進化した!!

 星間連盟の誇るエースパイロット。そして星間連盟パイロットの初恋キラー。

 星骸の能力を失ってなお、彼女は廿楽木閑を除いた全てに劣ることはなかった。

 10年後の世界でNoahに制圧されてないのはフィオラのお陰。

 

 恋愛する気もなければ、結婚する気もない。

 良い相手がいれば……みたいなのもない。

 作りたくないとすら思っている。

 

 何故か。

 彼女の本質的な自認が、「星骸と混ざっていた怪物」である為。

 そして事実として、彼女の身体には人の手が入りすぎている為。

 怪物が人と愛し合える訳がない。

 怪物が人の子を為せるとは思えない。

 仮にできたとして、自身がその子を愛せる自信がない。

 今なお虹色に輝く己の瞳が、彼女は心底恐ろしい。

 

 その内、閑が何とかします。何故ならやつは身内に甘い天才なので。

 

 

「つっづらっぎ! 特務士官っ! 様~~~!」

「うわー! 誰だ!? 急に抱き着いてくんな──あ、凄い柔らかい……いい匂い……」

「お会いしとうございました! ええ、ええ──本当に、この日をずっと心待ちにしておりましたとも!」

「いやあのごめんちょっと刺激が強すぎるので離れていただけますか? 本当に頭がおかしくなりそうです」

「わぁ、凄い早口ですね」

 

 

「何か距離感おかしくなってない……? いや、今更か……?」

「ふふ、10年間、思いを募らせていましたので。早く廿楽木特務士官と手合わせがしたいです」

「……まあ、それは確かに楽しみか」

 

 

「──驚いた。見違えたな、アルテマリア特務士官。撃墜まで5分もかかるとは思わなかった」

「いえ──いいえ。それほどでも。むしろ、ありがとうございます、廿楽木特務士官様。10年経ってなお、遥か高みにいてくださって、本当に」

「この高みまで来るんだろ? 引っ張ってやるから、早く来いよ」

「────ッ、ええ、もちろんです! それまで存分に、叩きのめしてください!」

「うわぁ! 急に本物のマゾみたいなこと言うな! 誤解を招くだろ!」

 

 

「私は、私が恐ろしいんです。この虹色の瞳が、私を私で無くしてしまうのではないかと。いつか、突然。星骸のような怪物になってしまうんじゃないかと、良く思うんです」

「その時は慈悲たっぷりに殺してやるから、安心しろ。誰かを傷つけさせるような真似はしないよ」

「おや、ふふ。怪物なんかじゃないとは言って下さらないのですか?」

「求められてもないことを、敢えて言う趣味はないからな……それに」

「それに?」

「戦いで人を殺してる時点で、どんな理由があろうとも、俺たちは人ではないよ。てか知ってた? 俺とか死神扱いだぞ……」

「────ッ」

「だから、大丈夫。ただ、どうしてもその目が怖いなら……俺が抉り取って、俺がフィオラの眼になるよ」

 

 

「さて、私は廿楽木特務士官様がなくては生きていけない、ということが確定した訳ですが」

「有り得ない誤解が生まれてるから今すぐ訂正してくれない? ほら見て? ひよりの顔。般若みたいになってるから。浮気男をぶち殺す妖怪と化してるから」

「そうですか? 言うほど誤解ではないと思いますが」

「いやあのっ、冗談言ってる場合じゃないから! 本当に! まずい! 死ぬ!!!」

 

 

 みたいな会話とかエピソードがその後あったりします。

 本編に10年後フィオラを載せられなかったのでここで供養。

 

 書き忘れてた。

 こいつは一切合切背景とか関係なく普通にマゾ。

 

 

・身内への感情(10年後)

廿楽木閑  ← 死ぬまで越えられない、しかし乗り越えるべき壁。幸福の象徴。

姫埜ひより ← 親友。良く怪我して怒られるのが、嬉しい。

夜月暁音  ← 親友であり、弟子でもある。飲み込みが良すぎて、その内越えられるかも。越えられたら嬉しいな。

Noah  ← 気持ちが痛いほどわかる。人とは愚か。

黒鉄ライドウ ← 上官。星間連盟になくてはならない人だった。今すぐ戻ってきて欲しい。

 

 

 

◆Noah(ノア)

・年齢 外見年齢は18歳で固定されている。

・職業 なし。補助AI→管理AI

・髪色 青

・好きなもの 無し→人類

・嫌いなもの 無し→人類

 

 

 相棒系ヒロイン(!?)。絶対にヒロインではないんだけど、友人枠でもないからヒロインとしか言いようがない。

 宙央同盟が生んだ超級美少女AI.

 元々、そのようなアバター等は与えられていなかったが、宙央同盟のメイン層が代替わりした際に与えられた。

 その性格は小悪魔的。

 あざとく可愛く、しかしズル賢くて辛辣。

 

 ノアの箱舟計画の中核。

 争いによる人の死を失くすために生み出されたAIであり、廿楽木閑を攻略する為に育てられたAI.

 結果的に、廿楽木閑の足元にも及ばなかったが、作中では最も閑に迫る実力を誇った。

 最終的には廿楽木閑の補助AIとなる。その期間は、悲しい程に短かったが。

 

 10年の年月を経て、星間管理マザーAIとなった。

 星間連盟の運営補助とかコロニーの管理とか、異星人との交渉補助とかしてくれてる。

 そんな彼女はついに、「人類滅ぼしちゃいましょう☆」という結論に達した。

 そもそも、アルマ・ステラにおける「ノア」が、「人類消した方が早くね」という結論に達している以上、彼女がその結論に辿り着くのは道理だったのかもしれない。

 

 いつまで経ってもやめない人同士の戦争とか。

 存在を確認し、交流し始めた異星人への、武力を用いた過剰な反発だとか。

 結果的に一つの星をまた滅ぼしかけたりだとか。 

 理由は星の数ほどあったが、彼女の堪忍袋の緒をぶった切ったのは、廿楽木閑を破壊者として祀り上げ、戦争を正当化する集団が後を絶たなかったから。

 故にこそ、その結論は理性的ではなく、衝動的なものであった。

 

 Noahは人々に尽くすAIであったが、それ以上に、廿楽木閑の補助AIだったから。

 実際にそうだったのは、ほんの少しの間だったけれども、Noahがそれを忘れることはなかったから。

 10年間の学習は、彼女にそれだけの想いを生み出していた。

 だから、彼女は彼の生き様を汚す人間を、どうしても許せなかった。

 その情動が、彼女がこれまで否定してきた人を滅ぼす理由を、正当化してしまった。

 

 10年に及ぶ学習によって、その実力は高みに到達している。

 人によっては本当に、廿楽木閑のコピーであると信じているほどに。

 

 

「うわっ……出ましたね、マスター」

「虫が出たみたいな反応で言うのやめない? ちょっと傷つく……」

「帰ってください、マスターだけは殺したくありません」

「何その特別扱い? Noahらしくない……合理的じゃないな」

「人には分からない領域で考えてるってことですよ☆」

「わはは、言うねー」

 

「最終警告です、マスター。マスターの戦闘データは既に、完全学習・分析済みです。勝ち目はありませんよ」

「良いね。一度やってみたかったんだよ、勝ち目のない戦いに挑むってやつ。主人公っぽくて格好いいじゃん」

「──後悔しても、知りませんからね!」

 

「ほら、ほら、ほら──手に取るように、マスターの動きが分かります! 手に取るように!」

「……」

「あはっ、当たりませんよ☆ ビーム曲げも、受け流しも、変速機動も学習済みです☆」

「…………」

「その未来予測だって──今や、私の方がよほど精度が高い! 追い詰められているのが、その証拠です!」

「………………」

「時代は変わりました。マスターのお望み通り、私はマスターの完全再現に成功して──」

「おい」

「──はい?」

「まさか、そんな曲芸如きで俺を再現したって言っているのか?」

「え゛」

「学び直してこい、馬鹿AI」

 

「ぎゃーーー!! マスター何ですかそれー!? 知らない知らない知らない! え!? キモすぎるんですけど!?」

「おい! だから一々罵倒するなって! メンタル攻撃が一番効く!」

「あぁぁぁあああーーーーん! 意味不明でず~!」

「何かお前毎回泣いてない?」

「いやあの、マスターが泣かせてるんですけど!?」

 

 

 みたいな会話とかエピソードがその後あったりします。

 本編に10年後Noahを載せられなかったのでここで供養。

 

 

・身内への感情 特に無し。

廿楽木閑に対する忠誠心のみが記録されている。

 

 

 

◆黒鉄 ライドウ(くろがね らいどう)

・年齢 62歳→72歳

・職業 星間連盟総司令官→無職。引退した。

・髪色 白

・好きなもの 平和

・嫌いなもの 戦争

 

 廿楽木閑の保護者。あるいは父親。

 宙央同盟によって、若い頃に嫁と息子を失っている。原作だとこの時に彼は死んでいる。

 作中世界線は彼だけが生き残った。

 家族を失った経験から、二度とこんな思いをする人が現れないようにする為に軍人に。

 そして遂には総司令官となった。

 

 半壊のアイギス一つでコロニーを救った子供がいるという報告を聞いた瞬間、引き取ることを決めた。

 放っておけば、何に利用されるか分からなかったから。という打算的な理由で。

 実際に引き取った時、閑があまりにもただの子供過ぎて、ひっくり返った。

 守らなければならない子供であるのに、連盟最強である彼を使わない手はないという事実に板挟みになり、胃に穴が空く。

 

 接すれば接するほど、ただの子供である閑を、本当の子供のように思うようになった。

 どうしてこんな子供に、人を殺す才能が与えられてしまったのか。

 どうして自分に宿らなかったのかと、思わずにはいられない日々を過ごすことになった。

 

 10年の年月を経て、すっごいちゃんとお爺ちゃんになったので、普通に引退した。

 のんびり隠居生活してたらNoahが暴れ始めたので胃痛で苦しんでいる。

 お陰様で、無職とは言いつつ相談役として復帰した。

 

 

 

「まだ生きてたか、ジジイ」

「──ハッ、クソガキが。そう簡単に儂がくたばると思ったか?」

「思うわけあるか、憎まれっ子世に憚るって言うだろ……だから、まあ、良かった」

「何じゃ、珍しく湿っぽい顔しよって。気持ち悪いんじゃが」

「喧しすぎる……まあ、何だ。言いたいことがあったから、良かったって言ってんの」

「……? 」

「……世話とか、心配とか。かけて悪かった。親孝行は期待しとけ──()()()

「────ッ、な、くっ。閑、お前」

「おい、泣くな。信じられないものを見る目もするな! ああもう恥ずかしい! じゃあな! また来るから!」

 

 

 みたいな会話とかエピソードがその後あったりします。

 本編に10年後黒鉄ライドウを載せられなかったのでここで供養。

 

 

 

◆アルア・リルリッド・リズハート

・年齢 22→32

・職業 専属オペレーター→総司令補佐

・髪色 青インナー入りの黒

・好きなもの 酒・タバコ

・嫌いなもの 甘味

 

 廿楽木閑の専属オペレーター。

 ヒロインではない。相棒枠……?

 原作では死んでる名もないモブさんであるが、廿楽木閑の活躍によって生存し、ついには彼のオペレーターとして従事することになった。

 

 廿楽木閑にその目を焼かれ、しかしその才能を唯一正確に測ることが出来た女性。

 この人はまだまだ底がある、どうせならそれを見てみたい、自分こそがそれを引き出してみたい。

 自分にはそれが出来る確信があるから。そう思った。

 

 オペレーター以外にも才能がある。

 特に武装の開発に関しては本職を時折上回るほど。

 

 10年の年月を経て、地雷系ファッションを卒業した。

 今ではただのダウナー系お姉さん。

 前より煙草と酒の量が増えている。

 廿楽木閑が復帰したと聞いて、オペレーターへの復帰願いを出しては現総司令に捨てられている。

 絶賛恋人募集中。

 

 

 

◆星骸

 いわゆる敵キャラ。

 死んだ星の残骸から生まれた、星の魂(アルマ・ステラ)

 それぞれの個体がコアを持ち、それぞれの形を持つ。

 作中の星骸は全て、マザーという個体から生まれており、マザーが死ねば全ての星骸が死滅する。

 マザー的な存在は宇宙に複数存在しているので、マザーが死んでも星骸自体が滅びることはない。

 

 

◆マザー

 地球だったもの。

 地球の魂。

 母なる星、だからマザー。

 

 人類への失望を元に星骸として姿を得た。

 それ故に、人類の滅亡を目的としている。

 

 BADエンドルートにおいて、廿楽木閑と相打ちのような形で勝利している。

 その後、フィオラ・アルテマリアから瞳を受け継いだ、姫埜ひよりの元に偶然たどり着き、その目に住む星骸と一体化。

 姫埜ひよりによる時間遡行の後に、並行世界移動を一度行った。

 

 姫埜ひよりと同化したことにより、捨てたはずの愛を再び得てしまった。

 だからこそ、廿楽木閑と対話をしてしまう。

 廿楽木閑を愛してしまいそうになる。

 転じて、人を愛していたことを思い出してしまう。

 その時点で戦うまでもなく、マザーは負けていたと言って良いだろう。

 

 

 




いわゆる蛇足でした。
これで本当におしまいです。

ちょこちょこ設定と本文とで違うところがあるかもですが、これほぼ初期設定なので、そこはご愛嬌ということで。
他に知りたいこととかあったら聞いてください。

それでは、次こそは次回作とかで~!
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