春休みに殺人の列車が走る   作:新庄雄太郎

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そして、新幹線で事件が起きた。


第5章 汚職

「という事は、一昨日の夜に出発して次の日に特急と新幹線に乗り継いで東京へ帰京する予定だった言うんですね。」

 

と、桜井は言った。

 

「ええ。」

 

「誰かに、殺されたんじゃないでしょうか?。」

 

「えっ。」

 

「何か、心当たりあるんですか?。」

 

「そうね。」

 

「そう言えば、親父は確か会社で恨まれてるらしいの?。」

 

「ほう。」

 

「何があったか話してください。」

 

と、南は言った。

 

「実は、お父さんの上司が不正をやらされた主任が父を許せないと言って、恐怖に怯えていたんです。」

 

「ほう、なるほどすると犯人が彼らを脅迫が始まったのか。」

 

「ええ。」

 

早速、高杉に報告した。

 

「何、被害者はその会社の同僚か?。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ、やはり阿蘇で起きた殺人は一連の汚職事件と関連していますね。」

 

「ええ。」

 

事件が起きたのは、去年の11月ごろだった。

 

都内の、マンションの屋上で1人の男が転落死した。被害者は東洋商事の課長・島周作さん45歳と判明した、現場には遺書はなく、自殺ではないかと言っていた。被害者の娘は父親は自殺するような人ではないというのだ。

 

「11月に起きたマンションの飛び降り事件は阿蘇で起きた事件と関係しているんでしょうか?。」

 

「ああ、その可能性が高いなぁ。」

 

そして、翌日。

 

東海道山陽新幹線「のぞみ20号」は、東京に向かって驀進していく。

 

新幹線「のぞみ20号」の車内にて

 

1人の女性が、隣の席へ行こうちとしたら1人の男が血まみれになって倒れていた。

 

「キャーッ。」

 

と、悲鳴を上げた。

 

「どうしました。」

 

「大変なんですよ、人が倒れているんです。」

 

「お客さん、どうされましたか。」

 

そこへ、警乗していた桜井と菅原が現場へ向かっていた。

 

「どうしました、何かあったんですか?。」

 

「人が倒れているんですよ。」

 

「それで、発見者は。」

 

と、菅原は車掌に言った。

 

「この女性です。」

 

「早速ですが、状況を。」

 

「この席へ行こうとしたら、その男が倒れていたんです。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「ん。すいませんがこの付近で怪しい客は見なかったですか?。」

 

「さぁ。」

 

「いや、見てないな。」

 

と、その時だった。

 

「あのー、すいません。」

 

「ん、何だい。」

 

「実はですね、怪しい客を目撃したんです。」

 

「何、犯人を見た!?。」

 

「ええ。」

 

早速、桜井はその大学生に話を聞くことにした。

 

「それで、どの辺りで見たか覚えていますか?。」

 

「ええ、確か新横浜か品川辺りで下車したと思うんです。」

 

「なるほど、それで男の特徴は?。」

 

「僕が見たからには、40代前後から30代の前後半の男性でした、後はサングラスをかけていたと思います。」

 

「なるほど。」

 

19時30分、東海道山陽新幹線「のぞみ20号」は定刻通りに東京に到着した。

 

 




その男が、犯人なのか?

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